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三国志シリーズ
『呉下の阿蒙』の呂蒙
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#創作BL #BL小説 #AIイラスト #BL漫画
『呉下の阿蒙』の呂蒙
◇◇◇
「今日から孫策さまのお側に仕えます、呂蒙です!よろしくお願いします」
「お前‥主に対して馴れ馴れしいな」
「孫策さまの広い御心で命を救っていただきました!ですから、誠心誠意お仕えいたします。何なりと御命令下さい、孫策さま!」
「まずは黙れ。朝から煩い」
「義兄の鄧当にもよく煩いと叱られます。でも、よく褒めてもくれます!」
「まあ、確かに弟は可愛いな」
「孫権さまですね!確かに孫権さまは可愛いです!」
「呂蒙、もっと頭を使って会話しろ。それだから『呉下の阿蒙』と揶揄されるのだ。今からでもよいから学を身につけよ」
「学ですか⤵でも、武将に必要なのは胆力だと思うのです。戦の場でアレコレと考えていてはやられます」
「‥馬鹿にされたからと、後先考えずに人をめった刺しにするだけはある。確かにお前は『呉下の阿蒙』だ。」
「孫権さままでそのような事を仰らないで下さい。」
「自首したお前を側近としたのは、お前には見所があると思ったからだ。だが、今のまま変わらなければ、呂蒙は『呉下の阿蒙』として不名誉な名をのこすだろうな」
「それは困ります、孫策さま!」
「では、学ある武将となれ。」
「分かりました⤵。」
「そう落ち込んだ声を出すな。そうだな‥‥目標を定めて学ぶとよい。呉には優秀な武将は多い。彼らを追い越すつもりで学べ」
「わかりました、孫策さま!」
「そうか」
「俺は魯粛が気に入らないので彼を追い越します!その内に!」
「魯粛は諦めろ‥‥無理だ」
「え~~~」
◇◇◇
やがて、孫権に仕える頃には、呂蒙は猛勉強の末に魯粛を言い負かすほどの学識を身につけていた。
「士たるもの別れて三日もすれば、さらに刮目して相待つべし」
こう発した呂蒙の言葉が元になり、「男子三日会わざれば刮目して見よ」の慣用句が生まれた。
『呉下の阿蒙』の呂蒙
◇◇◇
「今日から孫策さまのお側に仕えます、呂蒙です!よろしくお願いします」
「お前‥主に対して馴れ馴れしいな」
「孫策さまの広い御心で命を救っていただきました!ですから、誠心誠意お仕えいたします。何なりと御命令下さい、孫策さま!」
「まずは黙れ。朝から煩い」
「義兄の鄧当にもよく煩いと叱られます。でも、よく褒めてもくれます!」
「まあ、確かに弟は可愛いな」
「孫権さまですね!確かに孫権さまは可愛いです!」
「呂蒙、もっと頭を使って会話しろ。それだから『呉下の阿蒙』と揶揄されるのだ。今からでもよいから学を身につけよ」
「学ですか⤵でも、武将に必要なのは胆力だと思うのです。戦の場でアレコレと考えていてはやられます」
「‥馬鹿にされたからと、後先考えずに人をめった刺しにするだけはある。確かにお前は『呉下の阿蒙』だ。」
「孫権さままでそのような事を仰らないで下さい。」
「自首したお前を側近としたのは、お前には見所があると思ったからだ。だが、今のまま変わらなければ、呂蒙は『呉下の阿蒙』として不名誉な名をのこすだろうな」
「それは困ります、孫策さま!」
「では、学ある武将となれ。」
「分かりました⤵。」
「そう落ち込んだ声を出すな。そうだな‥‥目標を定めて学ぶとよい。呉には優秀な武将は多い。彼らを追い越すつもりで学べ」
「わかりました、孫策さま!」
「そうか」
「俺は魯粛が気に入らないので彼を追い越します!その内に!」
「魯粛は諦めろ‥‥無理だ」
「え~~~」
◇◇◇
やがて、孫権に仕える頃には、呂蒙は猛勉強の末に魯粛を言い負かすほどの学識を身につけていた。
「士たるもの別れて三日もすれば、さらに刮目して相待つべし」
こう発した呂蒙の言葉が元になり、「男子三日会わざれば刮目して見よ」の慣用句が生まれた。
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