悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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ティエンの町で

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「あなたは御父上には似ずカナリー様に似て茶髪なんですね……目が青色なのもカナリー様と同じ」



あたしを見て懐かしむおばあさん。



「カナリー様が何をしたか、あなたは存じておるか?」


「将軍でした……事故で亡くなりましたが」


そう、母は事故で亡くなったんだ。



「事故……事故じゃないですよ………カナリー様は……」



「おばあさん!!!」


突然アベルが叫んだ。
おばあさんはアベルを見てしばらく黙っていたが一息ついた。






「…………カナリー様は……解放団のリーダーでした。捕まって処刑されたのです」



おばあさんの変わりに答えたのがアベルだった。



「もう、お嬢様にもゼシカさんにも偽りは通じませんね。この町の人は全てを知っている。そして……帝国ではなく反乱軍の味方のようですから」



「そう……あなた方がカナリー様の関係者でなければこの場で亡き者としてました」


先程助けた男性に言われて背筋が凍った。
ゼシカが剣の柄に手をかけたがアベルがそれを制した。


「大丈夫ですよ。カナリー様の娘であるお嬢様を殺す理由がこの町の方たちにはないですから」



アベルがそう言ってもゼシカは険しい顔をしたままだった。


「アベル……なぜカナリー様が反乱軍などと嘘を言うんだ?カナリー様は7年前に事故で……」


「全て話します。事故というのは私とハーン様の偽りです」



アベルは空を見上げてからあたしを見た。



「先に夕飯としますか?夜はまだ長いですし、お嬢様お疲れでしょう……」


「なら……私の家に来なさい、何もないがね」



おばあさんに言われて今夜はお世話になることしにた。
アベルは夕飯の材料を用意してて、ゼシカはあたしから片時も離れなかった。

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