悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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それぞれの想い

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上陸し、21日目




ロックライフに到着した。







「岩山にできたでかい街だな」


クルーが感嘆の声をあげた。



「ロックライフとロックルックは姉妹都市で双子の市長がそれぞれ治めてるんだよ。大人は男女問わず全員戦士。ロックルックも似たような街だよ」



あたしが説明してから馬を降りて歩きだした。
入口は石段を上がった先。








「すっごいな!」



石段を登りきったら今度はルイが感嘆の声をあげた。

大きな街……歩いてる大人は全員武装、武器や防具の店が多数あり、賑わっていた。
ロックライフは主に武器の製造が国一だから、武器を取り扱う店や鍛冶屋が多い。



「たぶんあそこが市庁ですね」


アベルが指した先は1番大きな建物
ロックライフもロックルックも小さい頃にお父さんと一緒に来たことがある。
世代交代をしたと聞いたけど、現在の市長は双子の兄弟でロックライフは兄が市長を務めていると聞いたことがある。




「誰だ!?お前たち!?」


市庁舎の前で武装した役人に止められた。



「セシル・アドレイと申します。市長にお会いできませんか?」



あたしはアドレイの姓を名乗るの資格は本当はないと思う。
お父さんを裏切って以来滅多に使わない姓を使ったのはきっとハーン将軍のの娘だと市長が気づくから。
そうしないと、市長にはたぶん会えないから。




しばらくしてから一人の役人がでてきた。
武装をしてない30代くらいの男性。


「副市長をしてますハスと言います。ハーン将軍の御息女で解放団のリーダーとお見受けしますが」


「そうです」


「ご用件を伺います。内容次第で市長に会わせます」



きっと、この人を説得できなきゃ市長には会えない。


あたしはハスから目を離さず説明をした。
レイクサイドの状況、廃油の精製をせずにレイクサイドに捨てる理由を知りたい旨、そしてその行為をやめてほしい事を――――




「………市長のお部屋にご案内します」



少し考えたのちにハスはそう行ってあたしたちを市庁舎の中へ案内してくれた。
常に無表情なハスからはあたしの想いが通じたかわからなかった。

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