悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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絡まる糸

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その後、縄を解かれたベルはそそくさと大広間から出ていった。
相当気まずいんだろうね。
まぁこれからは大人しくしてくれるでしょうけど。



「セシル様、我々はあなたに忠誠を誓います」


ベルに味方しなかった兵士たちは、あたしに膝をついてそう告げてから立ち去っていった。




「しかし驚きました!セシル殿は迫力ありますな!」

レイルが関心したように頷いて。



「普段は敬語使わねぇのに使うからなんかおっかねぇ!」



クルーもそう言ってあたしから離れた。




「ひどいよクルー!あたしはいつでも優しくておしとやかなの!」



冗談半分で言ったのに、その場にいた人が一斉にあたしを見てありえないって顔をしていた。





「と、とりあえず今日はレイクサイドに行くのよね?支度をしましょう」


レンゲが無理矢理話を変えた。
レイクサイドに行くのは事実だけどなんだか釈然としないんだけど……。












大広間を出る際にレンゲに「あなたには敵いません。アベルさんがあなたを選ぶ理由がわかりました」って笑顔で言われた。



あたしを取り巻く関係が全体的に良好になった気がした。

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