悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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再会、そして、決着

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不意にお父さんが立ち止まった。




「ハーン将軍だな!覚悟しろ!!!」



聞き覚えがある声……クリックの声だ。



「私を切る前に私の背にいる娘を……娘はお前たちのリーダーだろ?」



「セシル!?セシルがいるのか!?声を上げろ!」



クリックの声に答えたくても声が出なかった。



「お前……俺を欺き、切るつもりか?……リーダーが背にいるだの虚言に聞こえる」



クリックは信じていないって様子の低い声が聞こえた。
『あたしはいる』そう言いたいのに声は出なかった。







すると2つ何かを落とした金属音に続いて、お父さんはしゃがんだ。



「剣は捨てた…1つはセシルのだ…背中にいる人物を確認してくれ……頼む…セシルはもう体力的に限界だ…」



きっと父は土下座したんだろう……体制的になんとなくわかる。



マントがめくられ目を開けたらそこはロック城の入口……目の前にはクリックがいる。



「セシル……無事か?」



頷くのが精一杯なあたしを見てクリックが声を上げた。




「リーダーが見つかった!軍師殿と医師を!」



「クリック…」



あたしが呼んだら振り向いてくれた。




「大丈夫だ!ほぼ制圧は済んだ。ロックライフとロックルックの戦士たちが後ろから来たから挟み撃ちできてな!だからセシルは心配するな!」



「違う……お父さんがあたしを助けたの…だから…殺さないで…」



あたしの訴えに驚いた顔をされた。




「当たり前だろ!敵将だ。聞かねばならん事がたくさんだ!本人は無事だがなぜかアベルの部隊が狙われたしな……」



「狙いが…アベルだから……」



あたしがそう言ったらクリックは驚いていた。




医師が来てあたしとお父さんは離された。


お父さんは捕虜で、あたしは手当のために。




でも、なぜか名医であるはずのティアがこの場にいない。



それがすごく嫌な予感がした。

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