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戸惑い
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深夜――――――
久々に自分たちの居場所に戻れたのにあたしは全然寝れなかった。
あたしがいるのは医務室。クルーとあたしとティアがいる。
布で仕切られてるとはいえ、なんだか落ち着かない。
ため息をついたら隣から人が起き上がる気配がした。
「……なぁ…セシル」
クルーが小声であたしに話しかけてきた。
「なに?」
「明日から……忍の村を探すなら…俺も連れてってくんねぇか?……俺のせいでもあるし…怪我してっけどたいしたことないし足手まといにはならねぇようにするからさ……」
「……考えとく」
一言そう言ったけど、正直怪我人のクルーを連れて正確に場所のわからない忍の村まで連れていくべきか悩んだ。
「今日は久々にセシルを見た気がするよ…お前がいないドライ城はなんだか明るさが足りなくてつまんなかったぜ……おかえり」
そう言ってクルーはベッドに潜り込んだみたい。
なんだかその言葉が嬉しくて思わず笑みが零れた。
「ありがとう…ただいま……おやすみ」
あたしも深くベッドに潜ったらすぐに眠れた。
久々に自分たちの居場所に戻れたのにあたしは全然寝れなかった。
あたしがいるのは医務室。クルーとあたしとティアがいる。
布で仕切られてるとはいえ、なんだか落ち着かない。
ため息をついたら隣から人が起き上がる気配がした。
「……なぁ…セシル」
クルーが小声であたしに話しかけてきた。
「なに?」
「明日から……忍の村を探すなら…俺も連れてってくんねぇか?……俺のせいでもあるし…怪我してっけどたいしたことないし足手まといにはならねぇようにするからさ……」
「……考えとく」
一言そう言ったけど、正直怪我人のクルーを連れて正確に場所のわからない忍の村まで連れていくべきか悩んだ。
「今日は久々にセシルを見た気がするよ…お前がいないドライ城はなんだか明るさが足りなくてつまんなかったぜ……おかえり」
そう言ってクルーはベッドに潜り込んだみたい。
なんだかその言葉が嬉しくて思わず笑みが零れた。
「ありがとう…ただいま……おやすみ」
あたしも深くベッドに潜ったらすぐに眠れた。
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