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戸惑い
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みんなを解散させてからニーナとは少し話をした。
ニーナはやはり最初はあたしに不信感を抱いていたと素直に話してくれた。
ニーナはミリィよりもお喋りで、年齢不詳なミリィだったけど実は25歳という若さで、ニーナがあたしと同い年と判明した。
共通点があったおかげかニーナと普通に話ができた。
「しかし驚きました。セシル様は姉様から昔会話の中に聞いた忍の村の場所って手がかりのみで村を探そうとしたなんて!」
「ミリィが心配だし、ちゃんと話さないといけないなぁって思ってね」
ニーナはそういうあたしを見てから笑った。
「私は、やはり村が心配ですから姉様の回復を見届けたのちに戻ります……水上砦にまだいるであろう同胞の遺体も共に連れて帰りたいので船を少し貸してくれますか?」
「もちろん!簡単な造りの船しかないけど……でも水上砦は火計だったから…遺体…あればいいけど…」
「戦死者はみな同じ。帝国軍の戦死者も連れて帰る予定です……火計ならばきっと骨だけでしょうね」
そう言って切ない顔をしていた。
「約250名になりましたが……どうか我ら忍びの事をよろしくお願いします」
頭を下げて頼むニーナにあたしは慌てて頭を上げるように頼むしかなかった、
「西と東……解放団は確実に力をつけてます。最終決戦の際は残りの忍びも駆け付けます」
ニーナの笑顔はミリィに似てる……なんとなくそう思った。
ニーナはやはり最初はあたしに不信感を抱いていたと素直に話してくれた。
ニーナはミリィよりもお喋りで、年齢不詳なミリィだったけど実は25歳という若さで、ニーナがあたしと同い年と判明した。
共通点があったおかげかニーナと普通に話ができた。
「しかし驚きました。セシル様は姉様から昔会話の中に聞いた忍の村の場所って手がかりのみで村を探そうとしたなんて!」
「ミリィが心配だし、ちゃんと話さないといけないなぁって思ってね」
ニーナはそういうあたしを見てから笑った。
「私は、やはり村が心配ですから姉様の回復を見届けたのちに戻ります……水上砦にまだいるであろう同胞の遺体も共に連れて帰りたいので船を少し貸してくれますか?」
「もちろん!簡単な造りの船しかないけど……でも水上砦は火計だったから…遺体…あればいいけど…」
「戦死者はみな同じ。帝国軍の戦死者も連れて帰る予定です……火計ならばきっと骨だけでしょうね」
そう言って切ない顔をしていた。
「約250名になりましたが……どうか我ら忍びの事をよろしくお願いします」
頭を下げて頼むニーナにあたしは慌てて頭を上げるように頼むしかなかった、
「西と東……解放団は確実に力をつけてます。最終決戦の際は残りの忍びも駆け付けます」
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