悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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戸惑い

20

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「アベル……あたし恐い…」



アベルからの返事はない。



「アベルの事もクルーの事もお父さんの事も捕虜の事も……力添えを拒否されたら…あたしの采配で処刑なの?あたしの言葉一つで全て決まるの?……もう全てが恐いよ…」



そう言ったあたしをアベルは後ろから抱きしめてくれた。




「私の事は……自分自身本当に知りません…でも私は私。クルーさんはクルーさん。この件はそれでいいじゃないですか……」



「リーダーって……重い」



「そうですね……でも、あなたを支えるために私や他に将がいます。一人じゃありませんよ」



「……うん」



「あなたが道を間違えたら我々将が正します。我々はそのためにもいます……そして私はあなたのために共にいます」



アベルの言葉がすごく嬉しかった。




あたしは、一人じゃない。

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