悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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落ち着いてから前を見て、娘としてではなくリーダーとして告げた。



「これからは“解放団の将”として力添えをしてね」



「あぁ…分かってる……ハザンとクレイジーは優秀な私の部下だった。きっと解放団でも良き働きをするだろう」



そう言って笑うお父さんを見てあたしも笑顔が零れた。



「お父さんの口からじゃなきゃきっと兵士のみんなは納得しないから、元気になったらちゃんと伝えて……あと……」




あたしが言うか言わないか一瞬悩んだ。



「何かあるのか?」



お父さんに促されて俯きながら伝えた。



「……あたしの相談…悩みが多くて………だから…」



「そうか……いつでも聞くからな」



そうハッキリと言ってくれて、また涙が出そうになったけど我慢した。



「長居しちゃったね。待たせてるしあたし行くね」



「あぁ……」



そっとカーテンを開けて一回振り返ったらお父さんはあたしを見ていた。



「またね」



そう言って手を小さく振ってからカーテンを閉めて医務室を出た。















「あら、早かったですね」



ゼシカとアベル、そして2人の捕虜改めて将があたしを待っていた。



「そうかなぁ……お待たせ!」



あたしの笑顔に何か感じたのかゼシカも笑顔になっていた。



「お嬢様のお顔を見るといいお返事だった……と捉えて良いですか」



ゼシカの問いに頷くとアベルも笑顔になった。



今日が、ロック城から戻って1番うれしい一日となった。

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