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計画の真偽
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「なぜだい軍師さん?なぜ俺はダメなんだ?」
クリックは納得がいかないのかいつもより興奮した様子だった。
しかし、アニエスは冷静にハッキリと言いきった。
「セシル殿の部隊が動かせない可能性がある以上、リーダーに近い部隊は動かせません」
アニエスの言葉にさすがのクリックも黙ったし、あたしも同じ意見だった。
「軍師殿、私の心配でしたら無用です。私は片腕がなくても戦えます」
ミリィは力強い目でアニエスを見た。
「軍師殿……せっかく我々も来たんですから私が行きたいですわ」
リリィの言葉に続いてネオやユウラ、クレイジー、ハザンが名乗りを上げた。
「儂は戦は疲れるから嫌だのう」
サイは予想通りに戦を避けたけどナタリーもクレイルも、サイ以外の全員が行く勢いだった。
その中でもやはり一番ミリィが一番行きたそうな雰囲気だった。
「では……ミリィ殿、テリィ殿、レイル殿、ナタリー殿にお願いします。新たに将になった方々にはここでの暮らしに慣れていただきたいので……それから………」
アニエスはあたしを見た。
「関所を落とし次第、ゼレイの関所、ゴウライの関所、両方から北を攻めます。詳しい作戦や配置についてはセシル殿と考えますので私もここに残ります」
関所を落とし次第北を攻める……予想外だった。
アニエスが残るのなら……誰が軍師として指揮をとるのだろうか?
「関所を落とすための軍師にはレンゲ殿に同行を願います。サン殿の報告によると2,000ほどの兵が関所にいるはずです。
我々はその倍以上で挑むので、必ずや関所を落として下さい。軍師はレンゲ殿としますが、セシル殿のような立場……中心にいるような人物はこの関所を落とす際はミリィ殿が変わりを務めてください」
クリックは納得がいかないのかいつもより興奮した様子だった。
しかし、アニエスは冷静にハッキリと言いきった。
「セシル殿の部隊が動かせない可能性がある以上、リーダーに近い部隊は動かせません」
アニエスの言葉にさすがのクリックも黙ったし、あたしも同じ意見だった。
「軍師殿、私の心配でしたら無用です。私は片腕がなくても戦えます」
ミリィは力強い目でアニエスを見た。
「軍師殿……せっかく我々も来たんですから私が行きたいですわ」
リリィの言葉に続いてネオやユウラ、クレイジー、ハザンが名乗りを上げた。
「儂は戦は疲れるから嫌だのう」
サイは予想通りに戦を避けたけどナタリーもクレイルも、サイ以外の全員が行く勢いだった。
その中でもやはり一番ミリィが一番行きたそうな雰囲気だった。
「では……ミリィ殿、テリィ殿、レイル殿、ナタリー殿にお願いします。新たに将になった方々にはここでの暮らしに慣れていただきたいので……それから………」
アニエスはあたしを見た。
「関所を落とし次第、ゼレイの関所、ゴウライの関所、両方から北を攻めます。詳しい作戦や配置についてはセシル殿と考えますので私もここに残ります」
関所を落とし次第北を攻める……予想外だった。
アニエスが残るのなら……誰が軍師として指揮をとるのだろうか?
「関所を落とすための軍師にはレンゲ殿に同行を願います。サン殿の報告によると2,000ほどの兵が関所にいるはずです。
我々はその倍以上で挑むので、必ずや関所を落として下さい。軍師はレンゲ殿としますが、セシル殿のような立場……中心にいるような人物はこの関所を落とす際はミリィ殿が変わりを務めてください」
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