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27.新学期が始まりました
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「確かにそんなこともあったけど……カレンさんは悪い人じゃないから。大丈夫」
カレンさんに何か言われたのって、去年のあの一件だけ。
あの話も蒸し返されなかったし、恋する女の子の気持ちは…今の私なら少しは分かる、と、、思う。
だから、あの一件は、もう気にしていないよ。
「もし、カレンさんが悪い人なら……二人はとっくに友達をやめていると思う」
私が言い切ると、なぜかひなちゃんはものすごい感動してくれた。
「心ってこう……ビックリするくらい純粋だよね?」
「あたしらへの信頼度?が高すぎて照れるよぉ……」
遥加ちゃんはそう言ってから勢いよく立ち上がった。
遥加ちゃんの顔は……今日一番、輝いている。
「ちょーっと出掛けてくるぅ!」
きっと、遥加ちゃんはカレンさんを探しに行く。
「いってらっしゃい」
私が笑って手を振ると、遥加ちゃんはウキウキした足取りで教室から出ていった。
「もしだよ、もし!」
急にひなちゃんが私に向かって顔を近づくて
圧が強めな感じで言ってくれたの。
「もし、カレンに何かされたら真っ先に私に報告して!
私がどーにかするからっ!」
やっぱりね、
ひなちゃんって、カッコいいね。
「了解です。
だけどその“もしも”は、起きないと思うななぁ、、」
お昼休みが終わる直前
遥加ちゃんとカレンさんが一緒に教室に戻ってきた。
カレンさんは私とひなちゃんに視線を向けたけど
チャイムが鳴ったのもあって、こちらには来なかった。
カレンさんに何か言われたのって、去年のあの一件だけ。
あの話も蒸し返されなかったし、恋する女の子の気持ちは…今の私なら少しは分かる、と、、思う。
だから、あの一件は、もう気にしていないよ。
「もし、カレンさんが悪い人なら……二人はとっくに友達をやめていると思う」
私が言い切ると、なぜかひなちゃんはものすごい感動してくれた。
「心ってこう……ビックリするくらい純粋だよね?」
「あたしらへの信頼度?が高すぎて照れるよぉ……」
遥加ちゃんはそう言ってから勢いよく立ち上がった。
遥加ちゃんの顔は……今日一番、輝いている。
「ちょーっと出掛けてくるぅ!」
きっと、遥加ちゃんはカレンさんを探しに行く。
「いってらっしゃい」
私が笑って手を振ると、遥加ちゃんはウキウキした足取りで教室から出ていった。
「もしだよ、もし!」
急にひなちゃんが私に向かって顔を近づくて
圧が強めな感じで言ってくれたの。
「もし、カレンに何かされたら真っ先に私に報告して!
私がどーにかするからっ!」
やっぱりね、
ひなちゃんって、カッコいいね。
「了解です。
だけどその“もしも”は、起きないと思うななぁ、、」
お昼休みが終わる直前
遥加ちゃんとカレンさんが一緒に教室に戻ってきた。
カレンさんは私とひなちゃんに視線を向けたけど
チャイムが鳴ったのもあって、こちらには来なかった。
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