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28.大和くんの恋の行方
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葵ちゃんはキッチンを見て、それからさらに小声になった。
「大和って顔が父親似なんだって。
だけど、唯斗は母親似。
だから、あまり似てない兄弟なんだけど……唯斗はずっと大和を羨ましがっていたんだよ。
私が理由分かったのは去年だけど……まぁ唯斗の立場なら母親より父親に似たかったよね」
葵ちゃんに言われて少し納得した。
唯斗くんは悩みとかあまり顔に出さないけど、思うところはたくさんあるよね。
「ちなみに……みんなは初対面で二人を見てあまり似てなくて……聞かなかったの?」
唯斗くんに『どっち似?』って聞いて『母親』って答えたら
その時は母親=美香さんだって、思うよね?
でも“美香さんに似てないような?”って、ならなかったのかな??
「私聞いたよ?
そしたら『小さい頃は母親似。今は誰にも似ていない』って言われた。
唯斗と大和は顔のパーツが似てるところあるから、そう言われて納得したよ」
「俺は二人が並ぶと似てるって思ったから、似てないってあまり思わなかった」
人によって人の見方は色々なんだなぁって思った。
それから嵐くんの部屋に行って一応確認したら
やっぱり、大和くんに気になる人の写真を見せるために仕向けたみたいで
さらに、唯斗くんの帰宅時間も計算していたんだって。
「頭いい人は違うなぁ……」
「そんな感心する程じゃないよ。
心から話を聞いて、急いだ方が傷は浅いと思ったから。
案の定、唯斗はダメージ少なかった」
嵐くんは本当に色々な事を考えた上で行動したんだね。
しかも、唯斗くんの反応まで計算の内。
「大和くんが……心配だね」
「あぁ、大丈夫。
多少引きずって、すぐにいつも通りになるよ」
大和くんの事までお見通しみたい。
嵐くん……凄いなぁ、、、
嵐くんには絶対に敵わないね。
「大和って顔が父親似なんだって。
だけど、唯斗は母親似。
だから、あまり似てない兄弟なんだけど……唯斗はずっと大和を羨ましがっていたんだよ。
私が理由分かったのは去年だけど……まぁ唯斗の立場なら母親より父親に似たかったよね」
葵ちゃんに言われて少し納得した。
唯斗くんは悩みとかあまり顔に出さないけど、思うところはたくさんあるよね。
「ちなみに……みんなは初対面で二人を見てあまり似てなくて……聞かなかったの?」
唯斗くんに『どっち似?』って聞いて『母親』って答えたら
その時は母親=美香さんだって、思うよね?
でも“美香さんに似てないような?”って、ならなかったのかな??
「私聞いたよ?
そしたら『小さい頃は母親似。今は誰にも似ていない』って言われた。
唯斗と大和は顔のパーツが似てるところあるから、そう言われて納得したよ」
「俺は二人が並ぶと似てるって思ったから、似てないってあまり思わなかった」
人によって人の見方は色々なんだなぁって思った。
それから嵐くんの部屋に行って一応確認したら
やっぱり、大和くんに気になる人の写真を見せるために仕向けたみたいで
さらに、唯斗くんの帰宅時間も計算していたんだって。
「頭いい人は違うなぁ……」
「そんな感心する程じゃないよ。
心から話を聞いて、急いだ方が傷は浅いと思ったから。
案の定、唯斗はダメージ少なかった」
嵐くんは本当に色々な事を考えた上で行動したんだね。
しかも、唯斗くんの反応まで計算の内。
「大和くんが……心配だね」
「あぁ、大丈夫。
多少引きずって、すぐにいつも通りになるよ」
大和くんの事までお見通しみたい。
嵐くん……凄いなぁ、、、
嵐くんには絶対に敵わないね。
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