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29.体育祭
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私は……一位だ………。
ゴールしてから改めて気がついて胸が熱くなった。
だって……
一位だし。
一位になれたのは
みんなが応援してくれたから、だもん。
「やるじゃん。さすが」
走り終わった私のところにケイくんが来て労ってくれた。
「声援のおかげ。
ケイくんも次、頑張ってね!」
次はケイくんの、男子の出番。
私はまだ観戦席に戻れなかったから、グラウンドの真ん中辺でケイくんの応援。
私は夢中で走っていたから気が付かなかったけど
リレーって体育祭の花形みたいなものだから、観戦席のみんなが注目していた。
こんなたくさんの人に見られていたのかぁって思うと、、、今更ながらちょっと恥ずかしいね。
ケイくんはスタートしてからずっと三番手。
先頭の二人がトップ争いをしていたけど
後半、残り200メートル。
ケイくんのスピードが上がって、一人、抜いた。
その瞬間、歓声があがって
グラウンドにいる全員が、誰が一位になるかに注目をしていた。
一位は、隣のクラスの男の子だった。
ケイくんは二位。
「お疲れ様」
走り終わったケイくんに声をかけたら
はぁはぁ息を切らしながらも、顔がすごく、悔しそう。
「俺と心サン……二人で一位ならカッコ良かったのに……」
「二位も十分凄いよ」
観戦席に目をやると、クラスのみんなが笑顔でこっちを見ているから。
十分、カッコ良かったと思うなぁ。
「最後の男女混合リレー、そこで一位を狙おうよ」
私とケイくんが出る種目だから
ちょっと元気がないケイくんを元気づけようって思ったけど、、、
「心サン。元気ありすぎ。
俺やっぱ男女混合リレーはダメかもしんない。
………燃え尽きた」
えぇぇぇ…、、
ケイくん……そんなぁ、、
私たちの活躍(?)によって、学年別では現在一位。
お疲れ様気味のケイくんを連れて観戦席に戻ると
クラスのみんなから「凄かったよ!」ってめちゃめちゃ褒めてもらえました。
ゴールしてから改めて気がついて胸が熱くなった。
だって……
一位だし。
一位になれたのは
みんなが応援してくれたから、だもん。
「やるじゃん。さすが」
走り終わった私のところにケイくんが来て労ってくれた。
「声援のおかげ。
ケイくんも次、頑張ってね!」
次はケイくんの、男子の出番。
私はまだ観戦席に戻れなかったから、グラウンドの真ん中辺でケイくんの応援。
私は夢中で走っていたから気が付かなかったけど
リレーって体育祭の花形みたいなものだから、観戦席のみんなが注目していた。
こんなたくさんの人に見られていたのかぁって思うと、、、今更ながらちょっと恥ずかしいね。
ケイくんはスタートしてからずっと三番手。
先頭の二人がトップ争いをしていたけど
後半、残り200メートル。
ケイくんのスピードが上がって、一人、抜いた。
その瞬間、歓声があがって
グラウンドにいる全員が、誰が一位になるかに注目をしていた。
一位は、隣のクラスの男の子だった。
ケイくんは二位。
「お疲れ様」
走り終わったケイくんに声をかけたら
はぁはぁ息を切らしながらも、顔がすごく、悔しそう。
「俺と心サン……二人で一位ならカッコ良かったのに……」
「二位も十分凄いよ」
観戦席に目をやると、クラスのみんなが笑顔でこっちを見ているから。
十分、カッコ良かったと思うなぁ。
「最後の男女混合リレー、そこで一位を狙おうよ」
私とケイくんが出る種目だから
ちょっと元気がないケイくんを元気づけようって思ったけど、、、
「心サン。元気ありすぎ。
俺やっぱ男女混合リレーはダメかもしんない。
………燃え尽きた」
えぇぇぇ…、、
ケイくん……そんなぁ、、
私たちの活躍(?)によって、学年別では現在一位。
お疲れ様気味のケイくんを連れて観戦席に戻ると
クラスのみんなから「凄かったよ!」ってめちゃめちゃ褒めてもらえました。
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