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CASE4 レジスタンス
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アゲハも自分のお茶を用意して、それを飲んだ時の顔は嬉しそうだった。
カップをソーサーに静かに置いて、私たちを見渡した。
「まずは、ごめん。怒鳴ったり、話する時間とれなくて今に至っちゃった事。あと、黙ってみんなだけを帰してごめん」
頭を下げて謝ったアゲハ。
「カードがないって言ったら残るって言い出すだろうって思ったし、カードは花将軍が持ってるから簡単には取り返せない。……いつなくなるか分からない世界で、俺のせいで付き合わせられない。だから三人は先に帰ってほしいって思ってね。だから、言えなかった」
アゲハに何も言わないで私たちを帰す決断させたの私じゃん。
私は、知ってたら残るって言ったと思う。
シンクロは使えないけど、でも残るって言ったはず。
「正直、桃華さんと涼は向こうで普通に暮らすと思った。空は不安ではあったけど…三人共この世界で怖い思いはしたでしょ?主に俺がやったけど……。だから来たくないだろうって思ったから、、、また来て、しかも三人だったから、、、嬉しかったけど会いたくなかった」
「ずいぶんな言い分だな。俺らの気持ちを勝手にはかって勝手に決めるとか」
涼くんは不機嫌そうに言って、アゲハは「そうだね」って言って反論はしなかった。
「話せば良かったか、話さない方が良かったか……。今を見れば話せば良かったかもだけど、話したらどうした?帰ってくれた?」
「私は、帰らなかった」
ハッキリと言い切ったらまた困り顔。
困らせたい訳じゃないんだけどな。
「やっぱり……。たぶん、この話はお互い平行線だろうね。どっちも折れないだろうから……。この話はやめよっか」
うん、そう私も思った。
アゲハも私も、頑固だからね。
「空はまぁ分かるけど…二人はなんで戻ってきたの?」
桃華と涼くんはお互いに顔を見合わせていた。
「えっと、、、私は空が行くし、空はシンクロできないし。やっぱアゲハくんいない理由を分かってて元の生活無理だなぁって思った感じ。空も本当に元気なかったからね」
私ってそんなにあからさまに元気なかったの?
桃華の理由の大半が私だし。
「俺はまぁこーゆー世界憧れたし。魔法とか剣とか戦うとか。勉強してるより楽しそうじゃん」
涼くんの理由に桃華は笑ったけど、アゲハの顔は険しくなった。
「遊びじゃないんだよ?戦いがどれだけ危険か分かってる?」
「は?お前になんでそんな事言われなきゃなんねーの?」
「だって危険を知ってるから。俺が前に会った時、何があって何をしてたか知ったでしょ?」
……知ってる。
知ってるけど、涼くんはちょっと興奮気味で止まらなかった。
「なんでお前、さっきから偉そうなんだよ。自分は何でも知ってるみたいな態度でさぁ!レジスタンスのNo.3がそんな偉いのか!?」
「……少なくとも涼よりこの世界を知ってるし、経験もしてる。偉そうにする気はないけど、そう感じたならごめん。接点なかった人には、病弱だった俺が今こんなだから別人で偉そうに見えるかもね…」
そう言って着ていた服をめくった。
見えたのは、紫色に偏食したお腹…そこには何かの傷痕みたいな痕があった。
「これは皇帝にやられた傷。ロキの手がお腹に刺さった。普通の人なら死んでる怪我だけど、新人類だから身体が丈夫になっててね……。だから生きてる」
「それから」って言って立ち上がって背中をめくったら背中にも古傷があった。
「この辺はいつだったかな?……新人類に襲われた時かな?ルーラを庇って切られたら痕が残った。他にもいくつか消えなかった傷痕あるよ。あ、ここには花将軍に刺された痕も残ってる」
こっちを向いて左肩の辺りを叩いた。
核がある場所に近くて……核を狙われたの?
「戦いで勝っても負けても無傷で帰れた事は一度もない。それでも戦いたい?」
やっぱり、アゲハはここに来て変わった。
悲しいけど、この世界が、アゲハを変えた。
消えない傷が身体中にあって、それが当たり前の世界に、アゲハはいるんだ。
カップをソーサーに静かに置いて、私たちを見渡した。
「まずは、ごめん。怒鳴ったり、話する時間とれなくて今に至っちゃった事。あと、黙ってみんなだけを帰してごめん」
頭を下げて謝ったアゲハ。
「カードがないって言ったら残るって言い出すだろうって思ったし、カードは花将軍が持ってるから簡単には取り返せない。……いつなくなるか分からない世界で、俺のせいで付き合わせられない。だから三人は先に帰ってほしいって思ってね。だから、言えなかった」
アゲハに何も言わないで私たちを帰す決断させたの私じゃん。
私は、知ってたら残るって言ったと思う。
シンクロは使えないけど、でも残るって言ったはず。
「正直、桃華さんと涼は向こうで普通に暮らすと思った。空は不安ではあったけど…三人共この世界で怖い思いはしたでしょ?主に俺がやったけど……。だから来たくないだろうって思ったから、、、また来て、しかも三人だったから、、、嬉しかったけど会いたくなかった」
「ずいぶんな言い分だな。俺らの気持ちを勝手にはかって勝手に決めるとか」
涼くんは不機嫌そうに言って、アゲハは「そうだね」って言って反論はしなかった。
「話せば良かったか、話さない方が良かったか……。今を見れば話せば良かったかもだけど、話したらどうした?帰ってくれた?」
「私は、帰らなかった」
ハッキリと言い切ったらまた困り顔。
困らせたい訳じゃないんだけどな。
「やっぱり……。たぶん、この話はお互い平行線だろうね。どっちも折れないだろうから……。この話はやめよっか」
うん、そう私も思った。
アゲハも私も、頑固だからね。
「空はまぁ分かるけど…二人はなんで戻ってきたの?」
桃華と涼くんはお互いに顔を見合わせていた。
「えっと、、、私は空が行くし、空はシンクロできないし。やっぱアゲハくんいない理由を分かってて元の生活無理だなぁって思った感じ。空も本当に元気なかったからね」
私ってそんなにあからさまに元気なかったの?
桃華の理由の大半が私だし。
「俺はまぁこーゆー世界憧れたし。魔法とか剣とか戦うとか。勉強してるより楽しそうじゃん」
涼くんの理由に桃華は笑ったけど、アゲハの顔は険しくなった。
「遊びじゃないんだよ?戦いがどれだけ危険か分かってる?」
「は?お前になんでそんな事言われなきゃなんねーの?」
「だって危険を知ってるから。俺が前に会った時、何があって何をしてたか知ったでしょ?」
……知ってる。
知ってるけど、涼くんはちょっと興奮気味で止まらなかった。
「なんでお前、さっきから偉そうなんだよ。自分は何でも知ってるみたいな態度でさぁ!レジスタンスのNo.3がそんな偉いのか!?」
「……少なくとも涼よりこの世界を知ってるし、経験もしてる。偉そうにする気はないけど、そう感じたならごめん。接点なかった人には、病弱だった俺が今こんなだから別人で偉そうに見えるかもね…」
そう言って着ていた服をめくった。
見えたのは、紫色に偏食したお腹…そこには何かの傷痕みたいな痕があった。
「これは皇帝にやられた傷。ロキの手がお腹に刺さった。普通の人なら死んでる怪我だけど、新人類だから身体が丈夫になっててね……。だから生きてる」
「それから」って言って立ち上がって背中をめくったら背中にも古傷があった。
「この辺はいつだったかな?……新人類に襲われた時かな?ルーラを庇って切られたら痕が残った。他にもいくつか消えなかった傷痕あるよ。あ、ここには花将軍に刺された痕も残ってる」
こっちを向いて左肩の辺りを叩いた。
核がある場所に近くて……核を狙われたの?
「戦いで勝っても負けても無傷で帰れた事は一度もない。それでも戦いたい?」
やっぱり、アゲハはここに来て変わった。
悲しいけど、この世界が、アゲハを変えた。
消えない傷が身体中にあって、それが当たり前の世界に、アゲハはいるんだ。
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