56 / 342
CASE4 レジスタンス
24
しおりを挟む
リビングに着いたらドアは開けっぱなし。
「ギル!おかえりなさい!」
先に入ったアゲハが挨拶をした人がギルバートさん。
エドガーさんとレオンの間くらいの歳っぽい見た目なんだけど……一人だけオーラが違う。
見るからに偉そうな感じだし、背も体格もレオンより大きくてガッシリしてる。
「思ったよ元気そうで安心した」
「みんなのおかげでね」
「ただ…勝手な行動もしたと聞いた」
「それは…ごめんね」
交わされる言葉を聞いてるだけでめっちゃ怒られてる気分になるし見た目もゼロさんと違う怖さがある。
こういう人じゃないと組織を仕切れないのかな?
怖いもん。オーラが。
席に座るときに見慣れない白髪のおじいちゃんがいたから、あの人がランさんなんだろうけど。
めっちゃアゲハを睨んでるんだよね……。
「あれ?ミオも来たの?」
「おっす!アゲハさん!ちょっと解放されたから来ちゃったよ!でっ?俺が知らない女子がめっちゃ増えてるけど紹介してよ!あのオレンジの髪のお姉さん、めっちゃタイプ」
……チャラ男がいるって言ってたね。
確実にこの人だな。
見た目もチャラそうだし。
ミレイが嫌そうな顔でミオさんを見てそれから鼻で笑った。
「私の全てはアゲハのモノよ。身も心も全てね。分かったら気安く話し掛けないで」
顔をフイって背けたけど……けどっ!
「え?アゲくんとミーちゃんそういう関係!?」
私が思った言葉は、スーが大声で言ってた。
そういえば、まだ左の薬指に指輪つけてるし……。
やっぱり、そういう事……なの?
「待って。みんなの顔がなんか嫌!俺が誰かとどーこーなるワケないじゃん?」
「ミレイは?アゲハにとってどんな存在?」
エドガーさんはなんか楽しそうに聞いてるけど……。
「命の恩人で仲間だよ。それ以外は何もないって」
「うん。今はそれでいいの。私はアゲハを振り向かせる自信があるし、私の全てをアゲハに捧げるって気持ちは揺るがないもの」
ミレイは自信満々にそう言うけどアゲハはしれっとシカトしてた。
そして、そんなミレイを面白い物を見るような目でミオさんが見ていた。
**********
「先にエドガーから話を聞いたが、彼らを反対する理由の真意は?」
それから、話は私と涼くんをレジスタンスに参加させるかどうかになったんだけど。
「真意?」
「レオンはアゲハが私情だけで反対したと思うのか?」
違うの?
レオンも私と同じように思ったみたいで、アゲハの方を向いた。
「アゲハの真意は何だ?」
「……俺たちと空たちはレジスタンスになる動機が決定的に違う事」
ギルバートさんの質問に、静かに一言、そう言った。
アゲハはギルバートさんの方を向いて話はじめた。
「俺たちは破壊者や救済者の被害者。だけど空たちは違う。何もされていないから、破壊者も救済者を知らない。知らないから、、、危険すぎる」
「危険?」
「破壊者も救済者も、それぞれがそれぞれの正義のために戦っている。それぞれを知って、レジスタンスが間違っていると思う可能性は0じゃない。レジスタンスに入った後に破壊者や救済者に寝返れば、、、俺たちにとって不利な事が多すぎる」
確かに、私はアゲハがいるからって理由でレジスタンスに入るって言ったけど、、、
アゲハを裏切るとか思ってるのかな?
私、信用されてないの?
「あー……まぁ可能性は0じゃないな。ただそれは俺自身にも言える話だ」
「は?レオンは俺を裏切るつもり?」
アゲハが不機嫌そうな声で隣にいるレオンを睨んだけどレオンは全く気にしてなかった。
「だって俺は救済者を知らねーもん。救済者には綺麗なお姉さんがいて、生きる事は保証されてるならいいかな?って思うかも知れねーじゃん」
そう言ってから「もっとも」って言って、アゲハを見てニヤリと笑ったレオン。
「俺は相棒を苦しめたヤツラなんて微塵も興味ないけどね」
「………結局、レオンって俺が好きだよね」
呆れたような声でそう言って。
それから、結局アゲハが折れた。
「寝返ったなら寝返ったで対策は打てる」そう言ったギルバートさんの言葉が決定打だったと思う。
これで、私たちのレジスタンスへの参加が確定した。
「ギル!おかえりなさい!」
先に入ったアゲハが挨拶をした人がギルバートさん。
エドガーさんとレオンの間くらいの歳っぽい見た目なんだけど……一人だけオーラが違う。
見るからに偉そうな感じだし、背も体格もレオンより大きくてガッシリしてる。
「思ったよ元気そうで安心した」
「みんなのおかげでね」
「ただ…勝手な行動もしたと聞いた」
「それは…ごめんね」
交わされる言葉を聞いてるだけでめっちゃ怒られてる気分になるし見た目もゼロさんと違う怖さがある。
こういう人じゃないと組織を仕切れないのかな?
怖いもん。オーラが。
席に座るときに見慣れない白髪のおじいちゃんがいたから、あの人がランさんなんだろうけど。
めっちゃアゲハを睨んでるんだよね……。
「あれ?ミオも来たの?」
「おっす!アゲハさん!ちょっと解放されたから来ちゃったよ!でっ?俺が知らない女子がめっちゃ増えてるけど紹介してよ!あのオレンジの髪のお姉さん、めっちゃタイプ」
……チャラ男がいるって言ってたね。
確実にこの人だな。
見た目もチャラそうだし。
ミレイが嫌そうな顔でミオさんを見てそれから鼻で笑った。
「私の全てはアゲハのモノよ。身も心も全てね。分かったら気安く話し掛けないで」
顔をフイって背けたけど……けどっ!
「え?アゲくんとミーちゃんそういう関係!?」
私が思った言葉は、スーが大声で言ってた。
そういえば、まだ左の薬指に指輪つけてるし……。
やっぱり、そういう事……なの?
「待って。みんなの顔がなんか嫌!俺が誰かとどーこーなるワケないじゃん?」
「ミレイは?アゲハにとってどんな存在?」
エドガーさんはなんか楽しそうに聞いてるけど……。
「命の恩人で仲間だよ。それ以外は何もないって」
「うん。今はそれでいいの。私はアゲハを振り向かせる自信があるし、私の全てをアゲハに捧げるって気持ちは揺るがないもの」
ミレイは自信満々にそう言うけどアゲハはしれっとシカトしてた。
そして、そんなミレイを面白い物を見るような目でミオさんが見ていた。
**********
「先にエドガーから話を聞いたが、彼らを反対する理由の真意は?」
それから、話は私と涼くんをレジスタンスに参加させるかどうかになったんだけど。
「真意?」
「レオンはアゲハが私情だけで反対したと思うのか?」
違うの?
レオンも私と同じように思ったみたいで、アゲハの方を向いた。
「アゲハの真意は何だ?」
「……俺たちと空たちはレジスタンスになる動機が決定的に違う事」
ギルバートさんの質問に、静かに一言、そう言った。
アゲハはギルバートさんの方を向いて話はじめた。
「俺たちは破壊者や救済者の被害者。だけど空たちは違う。何もされていないから、破壊者も救済者を知らない。知らないから、、、危険すぎる」
「危険?」
「破壊者も救済者も、それぞれがそれぞれの正義のために戦っている。それぞれを知って、レジスタンスが間違っていると思う可能性は0じゃない。レジスタンスに入った後に破壊者や救済者に寝返れば、、、俺たちにとって不利な事が多すぎる」
確かに、私はアゲハがいるからって理由でレジスタンスに入るって言ったけど、、、
アゲハを裏切るとか思ってるのかな?
私、信用されてないの?
「あー……まぁ可能性は0じゃないな。ただそれは俺自身にも言える話だ」
「は?レオンは俺を裏切るつもり?」
アゲハが不機嫌そうな声で隣にいるレオンを睨んだけどレオンは全く気にしてなかった。
「だって俺は救済者を知らねーもん。救済者には綺麗なお姉さんがいて、生きる事は保証されてるならいいかな?って思うかも知れねーじゃん」
そう言ってから「もっとも」って言って、アゲハを見てニヤリと笑ったレオン。
「俺は相棒を苦しめたヤツラなんて微塵も興味ないけどね」
「………結局、レオンって俺が好きだよね」
呆れたような声でそう言って。
それから、結局アゲハが折れた。
「寝返ったなら寝返ったで対策は打てる」そう言ったギルバートさんの言葉が決定打だったと思う。
これで、私たちのレジスタンスへの参加が確定した。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
ヒロイン? 玉の輿? 興味ありませんわ! お嬢様はお仕事がしたい様です。
彩世幻夜
ファンタジー
「働きもせずぐうたら三昧なんてつまんないわ!」
お嬢様はご不満の様です。
海に面した豊かな国。その港から船で一泊二日の距離にある少々大きな離島を領地に持つとある伯爵家。
名前こそ辺境伯だが、両親も現当主の祖父母夫妻も王都から戻って来ない。
使用人と領民しか居ない田舎の島ですくすく育った精霊姫に、『玉の輿』と羨まれる様な縁談が持ち込まれるが……。
王道中の王道の俺様王子様と地元民のイケメンと。そして隠された王子と。
乙女ゲームのヒロインとして生まれながら、その役を拒否するお嬢様が選ぶのは果たして誰だ?
※5/4完結しました。
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました
【完結】海外在住だったので、異世界転移なんてなんともありません
ソニエッタ
ファンタジー
言葉が通じない? それ、日常でした。
文化が違う? 慣れてます。
命の危機? まあ、それはちょっと驚きましたけど。
NGO調整員として、砂漠の難民キャンプから、宗教対立がくすぶる交渉の現場まで――。
いろんな修羅場をくぐってきた私が、今度は魔族の村に“神託の者”として召喚されました。
スーツケース一つで、どこにでも行ける体質なんです。
今回の目的地が、たまたま魔王のいる世界だっただけ。
「聖剣? 魔法? それよりまず、水と食糧と、宗教的禁忌の確認ですね」
ちょっとズレてて、でもやたらと現場慣れしてる。
そんな“救世主”、エミリの異世界ロジカル生活、はじまります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる