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CASE6 新人類開発施設
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「テレパシーって簡単に言うと電話と同じ。番号が分かれば掛けられる。通話中なら繋がらない。着信拒否もできる」
「あ、なるほど……そう言われると分かりやすいかも、、」
「電話と違うのは、番号がない事。相手の顔さえ分かれば掛けられる。あと、繋がるのはシンクロ状態であるのが必須。着信拒否するのは基本無意識にできるけど、無意識にシンクロを使い続けるからシンクロ状態が安定しなくなると強制的に解除されちゃう」
アゲハからテレパシーについて改めて説明をしてもらった。
電話って単語が出た時はみんな首をかしげたけど、私としては分かりやすい例え。
「あれか!シンクロ使いすぎるとヤバイから、無意識に着拒を解除して消費を減らしたって感じ?」
「そうそう。シンクロを使える量がスマホのギガだとして、使用量が契約のギガを越えそうになると節約するでしょ?そんな感じ」
ギガ消費と同じって言われるともっと分かりやすいかも!
「すま………ほ?」
ゼロさんは眉間にシワをよせたけど、、、まぁいっか。
「例えるなら俺はWi-Fi使って無制限。だけど使いすぎるとスマホ側に負担がかかって通信が遅くなる」
「なるほど……よく分かったよ、、、Wi-Fiが復活したからもう着拒できるんだね?」
「そう。だからもう繋がらないよ」
「良かったね!分かりやすい説明ありがとう!」
ようやくテレパシーについてスッキリした。
あーっ、良かった!
そう思う私と
アゲハの横で難しい顔をしたゼロさん。
「全然わかんねーよ!なんだよ“わいふぁい”と“すまほ”って!」
「俺たちの世界にある便利な物だよ。向こうはシンクロはないけど、かわりに便利な物で溢れているよ」
「へぇ、、、それは興味深い」
ジェスさんは話に食いついたけど、ゼロさんは興味なさそう。
それから、スマホについてジェスさんとアゲハが盛り上がっていたから、ゼロさんに話し掛けた。
「スーは?起きれないの?」
「朝っぱらからでかい声で『頭痛い!』って叫ぶから薬飲まして寝させた。とりあえず元気そうだった」
頭痛いのに元気そうって、、、
変な言葉だけど、スーだからなんとなく納得。
「お前を気絶させたとき、まぁまぁ本気でやっちゃったとか言ってたぜ?気にしてるようだった」
「へぇ……確かに痛かったけど………元気だし問題ないよ」
「アイツといいお前といい……異界人って頑丈なんだな。こわっ」
妙に納得したように言うけど……ゼロさんってどんな時でも失礼だよね。
最後の一言に、シュンさんたちが目を丸くしたのは見逃さなかった。
**********
ゼロさんの魔法で今日もまた花将軍の城まで来た。
昨日見た姿と変わらないけど、明るいところで見ると最上階が潰れてなくなったのがよく分かった。
「あのさぁ、、、昨日、どうやったらあんな風に壊したの?」
最上階を指差して聞いた。
「空だよ。派手にやってたじゃん」
アゲハにあっさりと言われて目を疑った。
私、ずいぶん暴れたの?
アゲハの説明によると、私の攻撃(黒い球体)は強いシンクロに向かっていく習性があったから、それを利用してアゲハが囮になって動き回った。
アゲハ以外にいた新人類は必然的に黒い球体の的になって、アゲハが近づいたらそっちに向かっていった。
アゲハが新人類に近づいて、私の攻撃で倒す。
そうしているうちに内部はボロボロ。
空間使いの新人類も倒したから空間の広さも元に戻ろうとしていて、ジェスさんが空間を再び広くしたから問題なかった。
そして、もういいだろってくらい最上階はめちゃめちゃになったから、全員で脱出した後にジェスさんが空間を元に戻したら一気に壊れたって。
「ごめん。説明が全然分かんないけど、、、つまり私がやった、のかな?」
「主に、ね」
「トドメは俺。派手に散っていく様は芸術のようだった」
なんか、、、
よく分かんなかったけど、とりあえず私が主犯でぶっ壊したらしい。
信じられない話を聞いてる感じだった。
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