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CASE11 心の中
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みんながすべき事が決まったら、全員一致の意見でアゲハはエナメの町へ戻す事になった。
ついでに私とレオンとエドガーも。
アゲハは渋ることなく従ったけど……それはたぶん、ヒズィの町の居心地はいいとは言える状況じゃないから。
ただアゲハは「エドガーは家族といた方がいい」って言ってヒズィに残そうとしたけど、、
「大丈夫です!アゲハさんが嫌じゃなきゃ連れてってください!!自分は足りてるんでいらないですから!!」
「……うん、、お父さんで役に立つなら……役に立つ、かな?」
イブキにもシュナにも厳しい事を言われて、エドガーは落ち込んでいた。
「あと!アゲハさん動けるようになったらバルバドールにも顔を出してくださいね!母さんが会いたがってます!」
落ち込むエドガーを無視してイブキはアゲハに話しかけてて
エドガーはスーに慰められていた。
「……ゼロかギルにお願いしなきゃ俺一人じゃ簡単には行けないなぁ」
「二人ならアゲハさんに呼ばれたら喜んで飛んでいきますよ。二人とも……アゲハさんに会った後はずーっと機嫌良くて怖いくらいでしたから」
「デレるゼロは想像できるけど、デレるギルは確かに怖いかも……」
イブキとアゲハの会話を聞いて
ちょっとゼロさんは顔をしかめたけど………
やっぱり今は何を言われてもちょっと嬉しそう。
「じゃあ帰るね。また来るよ。俺も手伝いたい……ってか俺が主体でやりたいし」
「だからぁ!アゲくんは早く怪我を治すのが仕事だってばっ!スーに任せたら全部まるっと解決なんだからね!?」
アゲハが手伝いたがっても、スーに常に止められ続けて
みんなに見送られながらギルバートさんの魔法でエナメの町に戻った。
家に入るとアゲハはソファに座って深いため息を吐いていた。
「………ちゃんとやれたかな?俺」
だいぶ疲れた声で呟いていて
アゲハの隣にギルバートさんが座った。
「出来すぎなくらい、ちゃんとやっていたさ。疲れたよな?」
「うん……かなり」
「無理はするな。全部一人で抱え込まないでいい」
ギルバートさんの言葉にアゲハは頷いて
その姿を見てから、ギルバートさんは私を手招きしてアゲハの隣を指差した。
つまり、座れって意味。
だから、アゲハの隣に静かに座って
三人とも沈黙っていう気まずい感じになっていたけど
エドガーが「全員暗い」って笑って言いながらお茶を用意してくれて
ちょっとだけ、空気が和んだ。
「正直、前より気持ちが楽だよ………楽って言い方、適切じゃないかもしれないけど、、」
「俺たちが出会った頃……か。懐かしいな」
そう言ったギルバートさんの顔が微妙だったから……
ちょっと後でアゲハに聞こうって思ったよ。
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