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CASE11 心の中
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夜になったら誰よりも早くアゲハは寝て
寝れなかった私はエドガーとレオンに聞いてみた。
みんなと出会った頃にアゲハに何があったのかを、、、
「簡単に言えばアゲハが“バルバドールの町を破壊した救済者の新人類”ってバレて、バルバドールの町のヤツらに殺されかけた」
「町の人たちを止めたのは私たちで、それからアゲハと話をしたんだけど……アゲハは自分の意思じゃなく町を破壊して、人を殺して……しかもその時の記憶はない。だけど、やったのは自分だから責任はとらないといけない。そして……アゲハが生きていて恨む人はいても生きるのを望む人はこの世界にいない。だから、殺されるのを受け入れようとしていたんだよ……」
「今は俺らはアゲハの事は理解してるし、アゲハを必要とする人は大勢いる。だから、気持ちが少しは楽なんだろうよ」
「ソラがいるのも大きいだろうね。アゲハのためにこの世界に戻ってきたんだから……アゲハはすごく感謝していると思うよ?」
二人の話、予想はしていたけど……重たかった。
私が元の世界に戻っている間、みんなに出会うまで、、もし、アゲハが死んでも誰も悲しまない状況だったなんて……辛かっただろうね。
三人でアゲハがちゃんと寝れているか確認しに部屋に行ったら
ベッドの真ん中でスヤスヤ眠っていた。
「エドガーがアゲハを可愛がる理由ってコレなんだな。『エドガーとソラは俺の隣』って言ってるようなモンだろ、コレ」
レオンは笑いながらそう言って、エドガーは大きく頷いていた。
アゲハの両側には枕がそれぞれひとつずつあって、いかにも“ここで寝るんです”って言ってるみたい。
「アゲハのこういうところが可愛いんだよ。可愛くて……たまにイタズラしたくなるんだよね」
そう言ったエドガーは私とレオンを見て悪い顔をしていた。
「隣にいるのがソラだと思ったらレオンだった……なんて事になったら…アゲハは相当ビックリするだろうね」
「あー………なるほど。だいぶ調子戻ってきたし、そーゆーイタズラしたくなるな」
「…いいんじゃない?ドッキリ仕掛けても」
私が賛成したら二人とも悪い顔をして寝る支度を始めたから
私は隣の部屋に行って寝ることにした。
この部屋は2つベッドがあって良かったなって思いつつ
今日は久々に外にいたからか、、ベッドに入ったらすぐに寝落ちした。
**********
朝は、隣の部屋からバタバタした物音とでっかい笑い声のせいで目が覚めた。
「なんでっ!!?」
「なんでって……ここは俺とお前の家だからな!!俺がどこにいたって普通だろ?」
廊下にまで聞こえる会話とレオンとエドガーの笑い声。
部屋をノックして開けたら、アゲハが額に手をあてて深いため息を吐いている………のに、両隣はめちゃめちゃ楽しそう。。。
二人がアゲハをイジって楽しそうなのも、かなり久しぶりに見たかも。
「最悪な目覚めだよ……」
「そうか?俺はいい朝を迎えた気分だ!!!」
レオンは朝から元気よくそう言って、アゲハの頭をグシャグシャにしてから立ち上がった。
レオンは一番に部屋を出たんだけど、私とのすれ違い様に「昨日はよく寝ていたぜ」ってアゲハの事を報告してくれた。
もしかして……レオンって寝てないのかもね、、、
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