10 / 57
第10話 ヴァレリーの仕事
しおりを挟む
あぁ、私はなぜこんなことをしているのだろう……。
昨日までの私は、どこに出ても胸を張ることのでた『誉ある騎士』だったのに……
それが今では 薄暗く湿気った抗の奥で人から隠れセコセコと爆弾を設置している。
あぁ……恥だ。
それもこれも全てあの男が悪い。私の主であるエレオノーラ様を奴隷にまで落とし、私がエレオノーラ様へ怒られるように仕向けたあの男。
ボサボサの黒髪に同じ様に延び散らかした髭。金に汚く、言葉の端々に粗野な言動がみてとれる、盗賊の男。
そして何より憎いのがエレオノーラ様があの男には感情を剥き出しにするのだ。
私の知っているエレオノーラ様は私よりもいくつか年が下であるが常に感情と自分の心を殺して生きていた。
エレオノーラ様がたまに見せてくれる笑顔だけで私は彼女に仕えることが出来て幸せだと思えたのに……あの男のせいで、私はエレオノーラ様に叱られてしまったではないかっ!!
思い出すだけで沸々と湯が沸くようにあの男への憎しみが心の底から浮かび上がってくる。
あの男の顔が脳裏に浮かぶと思わず手に力が入ってしまい、最後の爆裂魔法が封じ込められた箱を剥き出しの岩に叩きつけてしまった。
「まずいっ」
この至近距離で爆発されては一溜りもない。
ゆっくりと一度木箱を持ち上げ、打ち付けた底の部分を覗いてみる。
「よ、よし。大丈夫そうだな」
特に箱に損傷はなく、胸を撫で下ろしたその時――
「誰だ?」
安堵も束の間、私の背後から野太い声がかかった。
その声色は、どう聞いても友好的なものではない。私は立ち上がると、敵意がないと示すようにゆっくりゆっくり振り返ってみる。
そこにいたのは、無法都市の入り口で門番をしていた虎獣人の男。年は三十代半ばだろうか、肩から腕に掛け発達した筋肉が只者ではないと私に知らせていた。
虎獣人はよほど腕に自信があるのか無警戒に私に近づく。
「おっ!お前はマシラんとこの女じゃねえか?どうした、迷子かぁ?俺が良い所まで案内してやろうかあ?」
舌舐りしながら、私に向かって手を伸ばす。
それを私は後ろに身を引いて素早く躱した。
すると虎獣人は、私の動きを予想していなかったようで体勢を崩し躓いてしまった。
まずい!
獣人が手の付いた先には時限爆弾の箱が置かれている。
「んん?なんだ、こりゃあ?」
案の定虎獣人は私が置いたばかりの箱を手に取ると、まじまじと箱の外観を観察し出した。
虎獣人は下品な物言いとは裏腹に魔法にも精通しているようで箱の正体を難なく見破ってしまった。
「おまえ、これで何をする気だ!」
さっきまでのニヤついた笑い顔が一瞬で戦士の顔つきに変わった。
男は腰を低く落とし獣人特有の鋭い爪を剥き出しに構える。
私は獣人の構えに見覚えがあった。
それは一撃必殺を旨とする『獣爪赤牙流』の構え。
以前、騎士団の団長から、獣爪赤牙流を扱う殺し屋の話を聞いたことがあった。
確か団長は、その殺し屋の事を――
「バグー……?」
「なんだ、俺を知ってるのか?なら話は早え。このまま大人しく俺に犯されるか、殴られてから犯されるか選べ」
バグーは構えと鋭い眼光は崩さぬまま下卑た笑みを再び浮かべる。
「どちらも御免だ」
私は腰に射した剣を抜き、上段で構える。
その私の一連の所作を見てバグーは「……ほう」と息を漏らした。
間合いならば剣を持つ私に分がある。その慢心が隙を作った。
バグーはネコ科特有の無音の縮地で私との距離を一気に縮めたのだ。気付いたときには、私の間合いの内に入っていた。
速い!
縮地の勢いを利用しそのままバグーが蹴りを放つ。狙うは私の頭部。
私は剣での迎撃を諦め、上段に構えた剣の柄頭で迫り来る上段蹴りを迎え撃つ。
バグーの蹴りが私の頭に当たる直前、思い描いた通りに柄頭がバグーの足の甲にめり込んだ。
本来ならばそのまま柄がバグーの足の骨を粉砕するはずだった。
「かっ、硬いっ」
バグーの鍛えぬかれた足は何十にもきつく重ねた分厚い革布のようだった。
剣の柄で相手の足を破壊するはずが逆に腕ごと吹き飛ばされ、固い坑道の壁に私は背中から激突してしまう。
「がはっ」
固い石壁に体を打ち付け、一瞬呼吸が止まる。
しかし男所帯の騎士団で力負けすることなど日常茶飯事。
この程度のダメージでは私の心を折ることは出来ない。
私は背中の痛みに耐えながら、バグーを視界の中心にとらえ続けた。
バグーの方も、一応は足にダメージがあったのか追撃はなく、その場でトントンと跳んで怪我の程度を確かめていた。
その隙に私は息を整え剣を正眼に構える。剣先が見据えるのは、バグーの眉間だ。
軽快に左右にステップを踏むバグー。足捌き鈍らせるほどのダメージは与えられなかったようだ。
飛び跳ねるバグーを私の剣先が追う。
「カカカカ!気の強い女は嫌いじゃないぜ。どんなふうに鳴くのか楽しみ……だっ!」
再びバグーの縮地。
先ほどとは違い縦横無尽に狭い坑道の中を動き回るバグーは、目で追うには不可能と思えた。
それは常人ではとらえることのできない達人の域に達する縮地。
私は「ふう」っと息を吐き出す。
騎士団にいたころのことが思い出された。
私の所属する騎士団には二人の英傑がいた。
一人は剛力無双の騎士団団長ガストロフ。もう一人は疾風迅雷の副団長サイだ。
二人に近づきたく訓練に訓練を重ねた。それが今脳裏を過《よ》ぎる。
見ろ。バグーのスピードはサイより速いか?
否。サイなら小賢しいフェイントなど入れる必要なく私を仕留めるだろう。
見ろ。バグーの力は団長より強力か?
否。団長なら最初の蹴りで私の命を刈り取るだろう。
そう思うと「ふふ」と笑いがこみ上げてきた。
私は胸いっぱいに息を吸い込み細く吐く。目は薄く開き体の余分な力を抜く。
力の劣る私が男連中に勝つために必死に磨いた技。これを体得してから団長と副団長に続く騎士団の三番手を任せて貰えるようになった。
『水下推霓』
床を、壁を、天井を、予測不能な動きで飛び回っていたバグーが私に襲い掛かる。
それは私の死角となる頭上から。常人であれば間違いなく不可避の攻撃。
しかし、私はそこからバグーが訪れることを予測していた。いや、こうなることをあらかじめ理解していた。
これが私の『水下推霓』。端的に言えば予測や予感をさらに高めた、予知ともいえる第六感の冴え。
私は振るべきタイミングで刃を頭上に送ってやる。
そこへバグーが誘蛾灯におびき寄せられる虫のように私の剣に吸い寄せられ突進してくる。
バグーは眼前で光る刃が信じられないのか驚きの表情を顔に張り詰めたまま無残に空中で血しぶきをあげ地面に落ちた。
「ふう……」
息を一つ吐いて、刃に着いた血を振り落とす。ぶつけた背中は痛むものの問題はない。
私は散ったバグーに一瞥もくれてやることなくエレオノーラ様と合流するため出口へと向かった。
しかし、私の背後で死んだと思われたバグーが動き出した。どうやら、分厚い筋肉で身を守り一命を取り留めていたようだった。
しかし、その出血の量からして先は長くない。
それなのに、バグーは不適に笑ってみせる。
「ゲホッ……ゴボッ……ぜぇ、ぜぇ……こんな小娘に負けたとあっちゃあ、バグー様の名前に傷がついちまう……マシラのアホに地獄で待ってると伝えてくれ」
そう言って事切れる直前、手に持つ箱にバグーは渾身の魔力を籠めたのだ。
「まずいっ!」
時限式の爆裂魔法は一つの箱がスイッチとなり残りの全ての魔法が発動する仕組みになっている。
バグーは知ってか知らずかスイッチとなる木箱を作動させたのだ。
(ああ……どうかエル様ご無事で)
私は後方から迫る爆裂魔法にのまれないよう一生懸命走った。
昨日までの私は、どこに出ても胸を張ることのでた『誉ある騎士』だったのに……
それが今では 薄暗く湿気った抗の奥で人から隠れセコセコと爆弾を設置している。
あぁ……恥だ。
それもこれも全てあの男が悪い。私の主であるエレオノーラ様を奴隷にまで落とし、私がエレオノーラ様へ怒られるように仕向けたあの男。
ボサボサの黒髪に同じ様に延び散らかした髭。金に汚く、言葉の端々に粗野な言動がみてとれる、盗賊の男。
そして何より憎いのがエレオノーラ様があの男には感情を剥き出しにするのだ。
私の知っているエレオノーラ様は私よりもいくつか年が下であるが常に感情と自分の心を殺して生きていた。
エレオノーラ様がたまに見せてくれる笑顔だけで私は彼女に仕えることが出来て幸せだと思えたのに……あの男のせいで、私はエレオノーラ様に叱られてしまったではないかっ!!
思い出すだけで沸々と湯が沸くようにあの男への憎しみが心の底から浮かび上がってくる。
あの男の顔が脳裏に浮かぶと思わず手に力が入ってしまい、最後の爆裂魔法が封じ込められた箱を剥き出しの岩に叩きつけてしまった。
「まずいっ」
この至近距離で爆発されては一溜りもない。
ゆっくりと一度木箱を持ち上げ、打ち付けた底の部分を覗いてみる。
「よ、よし。大丈夫そうだな」
特に箱に損傷はなく、胸を撫で下ろしたその時――
「誰だ?」
安堵も束の間、私の背後から野太い声がかかった。
その声色は、どう聞いても友好的なものではない。私は立ち上がると、敵意がないと示すようにゆっくりゆっくり振り返ってみる。
そこにいたのは、無法都市の入り口で門番をしていた虎獣人の男。年は三十代半ばだろうか、肩から腕に掛け発達した筋肉が只者ではないと私に知らせていた。
虎獣人はよほど腕に自信があるのか無警戒に私に近づく。
「おっ!お前はマシラんとこの女じゃねえか?どうした、迷子かぁ?俺が良い所まで案内してやろうかあ?」
舌舐りしながら、私に向かって手を伸ばす。
それを私は後ろに身を引いて素早く躱した。
すると虎獣人は、私の動きを予想していなかったようで体勢を崩し躓いてしまった。
まずい!
獣人が手の付いた先には時限爆弾の箱が置かれている。
「んん?なんだ、こりゃあ?」
案の定虎獣人は私が置いたばかりの箱を手に取ると、まじまじと箱の外観を観察し出した。
虎獣人は下品な物言いとは裏腹に魔法にも精通しているようで箱の正体を難なく見破ってしまった。
「おまえ、これで何をする気だ!」
さっきまでのニヤついた笑い顔が一瞬で戦士の顔つきに変わった。
男は腰を低く落とし獣人特有の鋭い爪を剥き出しに構える。
私は獣人の構えに見覚えがあった。
それは一撃必殺を旨とする『獣爪赤牙流』の構え。
以前、騎士団の団長から、獣爪赤牙流を扱う殺し屋の話を聞いたことがあった。
確か団長は、その殺し屋の事を――
「バグー……?」
「なんだ、俺を知ってるのか?なら話は早え。このまま大人しく俺に犯されるか、殴られてから犯されるか選べ」
バグーは構えと鋭い眼光は崩さぬまま下卑た笑みを再び浮かべる。
「どちらも御免だ」
私は腰に射した剣を抜き、上段で構える。
その私の一連の所作を見てバグーは「……ほう」と息を漏らした。
間合いならば剣を持つ私に分がある。その慢心が隙を作った。
バグーはネコ科特有の無音の縮地で私との距離を一気に縮めたのだ。気付いたときには、私の間合いの内に入っていた。
速い!
縮地の勢いを利用しそのままバグーが蹴りを放つ。狙うは私の頭部。
私は剣での迎撃を諦め、上段に構えた剣の柄頭で迫り来る上段蹴りを迎え撃つ。
バグーの蹴りが私の頭に当たる直前、思い描いた通りに柄頭がバグーの足の甲にめり込んだ。
本来ならばそのまま柄がバグーの足の骨を粉砕するはずだった。
「かっ、硬いっ」
バグーの鍛えぬかれた足は何十にもきつく重ねた分厚い革布のようだった。
剣の柄で相手の足を破壊するはずが逆に腕ごと吹き飛ばされ、固い坑道の壁に私は背中から激突してしまう。
「がはっ」
固い石壁に体を打ち付け、一瞬呼吸が止まる。
しかし男所帯の騎士団で力負けすることなど日常茶飯事。
この程度のダメージでは私の心を折ることは出来ない。
私は背中の痛みに耐えながら、バグーを視界の中心にとらえ続けた。
バグーの方も、一応は足にダメージがあったのか追撃はなく、その場でトントンと跳んで怪我の程度を確かめていた。
その隙に私は息を整え剣を正眼に構える。剣先が見据えるのは、バグーの眉間だ。
軽快に左右にステップを踏むバグー。足捌き鈍らせるほどのダメージは与えられなかったようだ。
飛び跳ねるバグーを私の剣先が追う。
「カカカカ!気の強い女は嫌いじゃないぜ。どんなふうに鳴くのか楽しみ……だっ!」
再びバグーの縮地。
先ほどとは違い縦横無尽に狭い坑道の中を動き回るバグーは、目で追うには不可能と思えた。
それは常人ではとらえることのできない達人の域に達する縮地。
私は「ふう」っと息を吐き出す。
騎士団にいたころのことが思い出された。
私の所属する騎士団には二人の英傑がいた。
一人は剛力無双の騎士団団長ガストロフ。もう一人は疾風迅雷の副団長サイだ。
二人に近づきたく訓練に訓練を重ねた。それが今脳裏を過《よ》ぎる。
見ろ。バグーのスピードはサイより速いか?
否。サイなら小賢しいフェイントなど入れる必要なく私を仕留めるだろう。
見ろ。バグーの力は団長より強力か?
否。団長なら最初の蹴りで私の命を刈り取るだろう。
そう思うと「ふふ」と笑いがこみ上げてきた。
私は胸いっぱいに息を吸い込み細く吐く。目は薄く開き体の余分な力を抜く。
力の劣る私が男連中に勝つために必死に磨いた技。これを体得してから団長と副団長に続く騎士団の三番手を任せて貰えるようになった。
『水下推霓』
床を、壁を、天井を、予測不能な動きで飛び回っていたバグーが私に襲い掛かる。
それは私の死角となる頭上から。常人であれば間違いなく不可避の攻撃。
しかし、私はそこからバグーが訪れることを予測していた。いや、こうなることをあらかじめ理解していた。
これが私の『水下推霓』。端的に言えば予測や予感をさらに高めた、予知ともいえる第六感の冴え。
私は振るべきタイミングで刃を頭上に送ってやる。
そこへバグーが誘蛾灯におびき寄せられる虫のように私の剣に吸い寄せられ突進してくる。
バグーは眼前で光る刃が信じられないのか驚きの表情を顔に張り詰めたまま無残に空中で血しぶきをあげ地面に落ちた。
「ふう……」
息を一つ吐いて、刃に着いた血を振り落とす。ぶつけた背中は痛むものの問題はない。
私は散ったバグーに一瞥もくれてやることなくエレオノーラ様と合流するため出口へと向かった。
しかし、私の背後で死んだと思われたバグーが動き出した。どうやら、分厚い筋肉で身を守り一命を取り留めていたようだった。
しかし、その出血の量からして先は長くない。
それなのに、バグーは不適に笑ってみせる。
「ゲホッ……ゴボッ……ぜぇ、ぜぇ……こんな小娘に負けたとあっちゃあ、バグー様の名前に傷がついちまう……マシラのアホに地獄で待ってると伝えてくれ」
そう言って事切れる直前、手に持つ箱にバグーは渾身の魔力を籠めたのだ。
「まずいっ!」
時限式の爆裂魔法は一つの箱がスイッチとなり残りの全ての魔法が発動する仕組みになっている。
バグーは知ってか知らずかスイッチとなる木箱を作動させたのだ。
(ああ……どうかエル様ご無事で)
私は後方から迫る爆裂魔法にのまれないよう一生懸命走った。
1
あなたにおすすめの小説
没落港の整備士男爵 ~「構造解析」スキルで古代設備を修理(レストア)したら、大陸一の物流拠点になり、王家も公爵家も頭が上がらなくなった件~
namisan
ファンタジー
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
魔力ゼロの俺だけが、呪いの装備を『代償なし』で使い放題 ~命を削る魔剣も、俺が持てば『ただのよく切れる剣』~
仙道
ファンタジー
現代日本で天才研究者だった相模登(さがみ のぼる)は、ある日突然、異世界へ転移した。 そこは『スキル』と『魔力』が全てを決める世界。
しかし登には、ステータス画面もなければ、魔力も、スキルも一切存在しなかった。
ただの一般人として迷宮に放り出された彼は、瀕死の女騎士と出会う。彼女の前には、使う者の命を瞬時に吸い尽くす『呪いの魔剣』が落ちていた。
武器はそれしかない。女騎士は絶望していたが、登は平然と魔剣を握りしめる。 「なぜ……生きていられるの?」 登には、剣が対価として要求する魔力は存在しない。故に、魔剣はデメリットなしの『ただのよく切れる剣』として機能した。
これは、世界で唯一「対価」を支払う必要がない登が、呪われた武具を次々と使いこなし、その副作用に苦しむ女騎士やエルフ、聖女を救い出し、無自覚に溺愛されていく物語。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる