14 / 32
第14話 消えた境界
しおりを挟む
「和解できて、よかったですね」
夜、ハンローレンが俺の部屋を訪れてそう言った。
「ああ」
俺はうなずく。
「ハンローレンのおかげだよ」
続けて俺が言う。
彼は首を振り、それから尋ねた。
「部屋に入っても?」
「いいよ。なんか食べるものとか、キリルさんに持ってきてもらうか?」
「これでもまだ身分は神官ですから。夜は何も食べません」
俺に宛がわれた部屋はマスカード城の最奥の部屋にある。
皇都の城に比べて無骨な印象のあるマスカード城だが、内部は上品な貴族好みの内装になっていた。
白い壁に布類は水色で統一されている。
家具は本棚と長椅子二脚とテーブルが一卓あるだけであるが、それらにも精緻な彫刻や金が象嵌してあり、ここが最高級の部屋であることを物語っていた。
ハンローレンは長椅子の一脚に腰かけた。
俺はそこでようやく彼の全身を上から下まで見た。
俺は首をかしげた。
「寝巻き?」
「ええ」
「初めて見た」
彼は薄い絹のガウンに、あたたかそうなマントを一枚着ているだけだった。
ハンローレンといえば、いつも神官の証である灰色の衣を首元まで締めている。 胸元の開いた服を見たのは初めてだった。
いつもは一部の隙もなく結い上げている髪も、いまはほどかれて彼の顔に陰を落としている。
なんとなく、見てはいけないものを見てしまったような、背徳の感を覚えて俺は目をそらした。
「そういえば、お互い忙しくて、ゆっくり話すのは久しぶりだな」
沈黙を恐れて、俺がそう言うと、ハンローレンはくすりと笑った。
「あなたが逃げ回るせいですね」
「なっ! 逃げてない!」
「会いに行ってもすぐに話をきりあげるじゃないですか」
痛いところをつかれて、俺は黙る。
実のところ、この幼馴染の神官と婚約したという事実が照れ臭く、またどんな顔をして何の話をすればいいのかわからないのだ。
「お前はなんでそう平然としてるんだよ」
俺が非難するように言うと、彼はまばたきをした。まるで想定外の返事が返ってきたと言わんばかりだ。
「あなたはどうして平然とできないのですか?」
「知らないよ」
そうつっけんどんな返事をしてしまう。
これではまるで俺が反抗期の子どもみたいだ。
「キフェンダル様は人を愛したことはありますか」
「人を愛したこと?」
唐突にそう問われる。彼は神妙な面持ちで、じっとこちらを見つめる。
「ありますか?」
もう一度問われて、俺は人生を振り返る。今世、そして前世……。脳内を駆けまわるのは畑、田んぼ、野菜、馬ばかりだ。俺は愕然とする。
「……ないかも」
「そうですか」
俺の恋愛遍歴を聞いてなにが楽しいのか、彼はどこか嬉しそうだ。
「もしかして、いまから夜が明けるまで恋愛相談、とか修学旅行みたいなことしないよな?」
「なんですかそれ。……まあ、一部はあっていそうですが」
「え?」
「私、ここで寝ようと思っているんですよ」
「え?」
ここ、というのが長椅子のことかと思いきや、彼はおもむろに立ち上がると寝室へ続く部屋のドアに手を伸ばした。
「ええ!? ちょ、ちょっと待てよ」
「なにか問題でも?」
「いや、問題というか……なんで?」
「なんでも何も……我々は婚約者ですから」
「形式上はな?」
そう言うと、ハンローレンは一度ぐっと黙った。しかしすぐに言い募る。
「しかし、我々の仲が悪いとなると兵士の士気にかかわります」
それはもっともだ。俺たちの婚約でもって彼の皇位が保証されている。それはわかる。しかし。
「貴族って結婚するまで、ほら、純潔を守るとかうんぬんかんぬんあるじゃないか」
「おや、そんなことを気になさるんですね。では、結婚式を挙げるまで何もしません」
「え」
結婚式をするまで何もしない――それは言い換えれば、結婚式がすめば何かをするということだ。
ハンローレンは俺のことをどう思ってるんだ?
「ハンローレン、あのさ」
俺が何か言うよりも先に、彼はさっさと寝室に入ってしまった。
そして迷いなく外套を脱ぎ捨てると、そのまま薄いガウン一枚で俺のベッドに横になった。
「さあ、寝る前の祝詞をどうぞ」
彼のスミレ色の瞳はいたって真面目だ。
こうなった彼はてこでも動かないことを俺は知っている。
俺は諦めて、床に膝をついて祝詞が記されている聖書を開いた。
キリルたち侍従は、俺が祝詞の準備を始めると膝の下に敷くクッションを用意してくれた。
いつもの彼らは俺が唱え終わるまで側に控えているが、今夜、彼らはそうそうに引き上げてしまった。
部屋には俺とハンローレンだけが取り残される。
俺は祝詞を唱え始めた。
祝詞はこの国の成立からはじまり、神の加護の永遠を願う言葉でしめられている一連の詩だ。
俺はゆっくりと、聖書の行を指でなぞりながら、間違えないように唱える。
途中、俺は目だけを動かして彼を見た。
ハンローレンはベッドに横たわり、仰向きになって目を閉じ、俺のたどたどしい祝詞を聞いている。
大神官の彼はこの祝詞を当然暗記しているらしく、俺の祝詞に合わせて時折唇だけが動く。
その横顔は凛としていて、高い鼻筋の上をろうそくの光が滑り落ちる。
光をたどると、露わになった鎖骨が見えて、俺は思わず目をそらす。
「よそ見しないで」
声を掛けられて、俺は顔をあげる。
ハンローレンを見る。
彼は目をあけて俺に笑いかけていた。
「……っ」
「ちゃんと聖書を見てください。間違えますよ」
声が上ずりそうになるのをこらえる。
聖書を持つ手に力を込めて、脳内に浮かんだ勘違いをかき消す。
なに考えてるんだ、俺。
俺は自然と早口になって、それでもどうにか祝詞を唱え終えた。
そのあと、ハンローレンと実に1時間にも及ぶ攻防戦、つまり本当にベッドでいっしょに寝るのかどうかという問題についての議論は、見かねたキリルたちの仲裁もあり、ベッドの真ん中に細長いクッションを挟んで寝る、ということで決着がついた。
俺は絶対にクッションのこちらには来ないようにと言い含めた。
ハンローレンは「はいはい」といつになく適当な返事を返した。
「ふりじゃないからな? ふりじゃないからな?」
「わかってますよ。絶対にクッションを乗り越えたりしませんから」
彼はそう約束した。
俺は彼のその約束を信じた。
事実、その約束は守られた。
ただ、翌朝、ハンローレンと俺の間のクッションは消えていて、それ以来復活することはなかっただけだ。
夜、ハンローレンが俺の部屋を訪れてそう言った。
「ああ」
俺はうなずく。
「ハンローレンのおかげだよ」
続けて俺が言う。
彼は首を振り、それから尋ねた。
「部屋に入っても?」
「いいよ。なんか食べるものとか、キリルさんに持ってきてもらうか?」
「これでもまだ身分は神官ですから。夜は何も食べません」
俺に宛がわれた部屋はマスカード城の最奥の部屋にある。
皇都の城に比べて無骨な印象のあるマスカード城だが、内部は上品な貴族好みの内装になっていた。
白い壁に布類は水色で統一されている。
家具は本棚と長椅子二脚とテーブルが一卓あるだけであるが、それらにも精緻な彫刻や金が象嵌してあり、ここが最高級の部屋であることを物語っていた。
ハンローレンは長椅子の一脚に腰かけた。
俺はそこでようやく彼の全身を上から下まで見た。
俺は首をかしげた。
「寝巻き?」
「ええ」
「初めて見た」
彼は薄い絹のガウンに、あたたかそうなマントを一枚着ているだけだった。
ハンローレンといえば、いつも神官の証である灰色の衣を首元まで締めている。 胸元の開いた服を見たのは初めてだった。
いつもは一部の隙もなく結い上げている髪も、いまはほどかれて彼の顔に陰を落としている。
なんとなく、見てはいけないものを見てしまったような、背徳の感を覚えて俺は目をそらした。
「そういえば、お互い忙しくて、ゆっくり話すのは久しぶりだな」
沈黙を恐れて、俺がそう言うと、ハンローレンはくすりと笑った。
「あなたが逃げ回るせいですね」
「なっ! 逃げてない!」
「会いに行ってもすぐに話をきりあげるじゃないですか」
痛いところをつかれて、俺は黙る。
実のところ、この幼馴染の神官と婚約したという事実が照れ臭く、またどんな顔をして何の話をすればいいのかわからないのだ。
「お前はなんでそう平然としてるんだよ」
俺が非難するように言うと、彼はまばたきをした。まるで想定外の返事が返ってきたと言わんばかりだ。
「あなたはどうして平然とできないのですか?」
「知らないよ」
そうつっけんどんな返事をしてしまう。
これではまるで俺が反抗期の子どもみたいだ。
「キフェンダル様は人を愛したことはありますか」
「人を愛したこと?」
唐突にそう問われる。彼は神妙な面持ちで、じっとこちらを見つめる。
「ありますか?」
もう一度問われて、俺は人生を振り返る。今世、そして前世……。脳内を駆けまわるのは畑、田んぼ、野菜、馬ばかりだ。俺は愕然とする。
「……ないかも」
「そうですか」
俺の恋愛遍歴を聞いてなにが楽しいのか、彼はどこか嬉しそうだ。
「もしかして、いまから夜が明けるまで恋愛相談、とか修学旅行みたいなことしないよな?」
「なんですかそれ。……まあ、一部はあっていそうですが」
「え?」
「私、ここで寝ようと思っているんですよ」
「え?」
ここ、というのが長椅子のことかと思いきや、彼はおもむろに立ち上がると寝室へ続く部屋のドアに手を伸ばした。
「ええ!? ちょ、ちょっと待てよ」
「なにか問題でも?」
「いや、問題というか……なんで?」
「なんでも何も……我々は婚約者ですから」
「形式上はな?」
そう言うと、ハンローレンは一度ぐっと黙った。しかしすぐに言い募る。
「しかし、我々の仲が悪いとなると兵士の士気にかかわります」
それはもっともだ。俺たちの婚約でもって彼の皇位が保証されている。それはわかる。しかし。
「貴族って結婚するまで、ほら、純潔を守るとかうんぬんかんぬんあるじゃないか」
「おや、そんなことを気になさるんですね。では、結婚式を挙げるまで何もしません」
「え」
結婚式をするまで何もしない――それは言い換えれば、結婚式がすめば何かをするということだ。
ハンローレンは俺のことをどう思ってるんだ?
「ハンローレン、あのさ」
俺が何か言うよりも先に、彼はさっさと寝室に入ってしまった。
そして迷いなく外套を脱ぎ捨てると、そのまま薄いガウン一枚で俺のベッドに横になった。
「さあ、寝る前の祝詞をどうぞ」
彼のスミレ色の瞳はいたって真面目だ。
こうなった彼はてこでも動かないことを俺は知っている。
俺は諦めて、床に膝をついて祝詞が記されている聖書を開いた。
キリルたち侍従は、俺が祝詞の準備を始めると膝の下に敷くクッションを用意してくれた。
いつもの彼らは俺が唱え終わるまで側に控えているが、今夜、彼らはそうそうに引き上げてしまった。
部屋には俺とハンローレンだけが取り残される。
俺は祝詞を唱え始めた。
祝詞はこの国の成立からはじまり、神の加護の永遠を願う言葉でしめられている一連の詩だ。
俺はゆっくりと、聖書の行を指でなぞりながら、間違えないように唱える。
途中、俺は目だけを動かして彼を見た。
ハンローレンはベッドに横たわり、仰向きになって目を閉じ、俺のたどたどしい祝詞を聞いている。
大神官の彼はこの祝詞を当然暗記しているらしく、俺の祝詞に合わせて時折唇だけが動く。
その横顔は凛としていて、高い鼻筋の上をろうそくの光が滑り落ちる。
光をたどると、露わになった鎖骨が見えて、俺は思わず目をそらす。
「よそ見しないで」
声を掛けられて、俺は顔をあげる。
ハンローレンを見る。
彼は目をあけて俺に笑いかけていた。
「……っ」
「ちゃんと聖書を見てください。間違えますよ」
声が上ずりそうになるのをこらえる。
聖書を持つ手に力を込めて、脳内に浮かんだ勘違いをかき消す。
なに考えてるんだ、俺。
俺は自然と早口になって、それでもどうにか祝詞を唱え終えた。
そのあと、ハンローレンと実に1時間にも及ぶ攻防戦、つまり本当にベッドでいっしょに寝るのかどうかという問題についての議論は、見かねたキリルたちの仲裁もあり、ベッドの真ん中に細長いクッションを挟んで寝る、ということで決着がついた。
俺は絶対にクッションのこちらには来ないようにと言い含めた。
ハンローレンは「はいはい」といつになく適当な返事を返した。
「ふりじゃないからな? ふりじゃないからな?」
「わかってますよ。絶対にクッションを乗り越えたりしませんから」
彼はそう約束した。
俺は彼のその約束を信じた。
事実、その約束は守られた。
ただ、翌朝、ハンローレンと俺の間のクッションは消えていて、それ以来復活することはなかっただけだ。
134
あなたにおすすめの小説
役目を終えた悪役令息は、第二の人生で呪われた冷徹公爵に見初められました
綺沙きさき(きさきさき)
BL
旧題:悪役令息の役目も終わったので第二の人生、歩ませていただきます 〜一年だけの契約結婚のはずがなぜか公爵様に溺愛されています〜
【元・悪役令息の溺愛セカンドライフ物語】
*真面目で紳士的だが少し天然気味のスパダリ系公爵✕元・悪役令息
「ダリル・コッド、君との婚約はこの場をもって破棄する!」
婚約者のアルフレッドの言葉に、ダリルは俯き、震える拳を握りしめた。
(……や、やっと、これで悪役令息の役目から開放される!)
悪役令息、ダリル・コッドは知っている。
この世界が、妹の書いたBL小説の世界だと……――。
ダリルには前世の記憶があり、自分がBL小説『薔薇色の君』に登場する悪役令息だということも理解している。
最初は悪役令息の言動に抵抗があり、穏便に婚約破棄の流れに持っていけないか奮闘していたダリルだが、物語と違った行動をする度に過去に飛ばされやり直しを強いられてしまう。
そのやり直しで弟を巻き込んでしまい彼を死なせてしまったダリルは、心を鬼にして悪役令息の役目をやり通すことを決めた。
そしてついに、婚約者のアルフレッドから婚約破棄を言い渡された……――。
(もうこれからは小説の展開なんか気にしないで自由に生きれるんだ……!)
学園追放&勘当され、晴れて自由の身となったダリルは、高額な給金につられ、呪われていると噂されるハウエル公爵家の使用人として働き始める。
そこで、顔の痣のせいで心を閉ざすハウエル家令息のカイルに気に入られ、さらには父親――ハウエル公爵家現当主であるカーティスと再婚してほしいとせがまれ、一年だけの契約結婚をすることになったのだが……――
元・悪役令息が第二の人生で公爵様に溺愛されるお話です。
転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!
梅村香子
BL
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。
あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。
突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。
何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……?
人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。
僕って最低最悪な王子じゃん!?
このままだと、破滅的未来しか残ってないし!
心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!?
これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!?
前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー!
騎士×王子の王道カップリングでお送りします。
第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。
本当にありがとうございます!!
※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。
【完結】転生した悪役令息は、お望み通り近付きません
カシナシ
BL
「お前など、愛す価値もない」
ディディア・ファントム侯爵令息が階段から落ちる時見たのは、婚約者が従兄弟を抱きしめている姿。
(これって、ディディアーーBLゲームの悪役令息じゃないか!)
妹の笑顔を見るためにやりこんでいたBLゲーム。引くほどレベルを上げた主人公のスキルが、なぜかディディアに転生してそのまま引き継いでいる。
スキルなしとして家族に『失敗作』と蔑まれていたのは、そのスキルのレベルが高すぎたかららしい。
スキルと自分を取り戻したディディアは、婚約者を追いかけまわすのを辞め、自立に向けて淡々と準備をする。
もちろん元婚約者と従兄弟には近付かないので、絡んでこないでいただけます?
十万文字程度。
3/7 完結しました!
※主人公:マイペース美人受け
※女性向けHOTランキング1位、ありがとうございました。完結までの12日間に渡り、ほとんど2〜5位と食い込めた作品となりました!あああありがとうございます……!。゚(゚´Д`゚)゚。
たくさんの閲覧、イイね、エール、感想は、作者の血肉になります……!(o´ω`o)ありがとうございます!(●′ω`人′ω`●)
【完結】伯爵家当主になりますので、お飾りの婚約者の僕は早く捨てて下さいね?
MEIKO
BL
【完結】伯爵家次男のマリンは、公爵家嫡男のミシェルの婚約者として一緒に過ごしているが実際はお飾りの存在だ。そんなマリンは池に落ちたショックで前世は日本人の男子で今この世界が小説の中なんだと気付いた。マズい!このままだとミシェルから婚約破棄されて路頭に迷う未来しか見えない!
僕はそこから前世の特技を活かしてお金を貯め、ミシェルに愛する人が現れるその日に備えだす。2年後、万全の備えと新たな朗報を得た僕は、もう婚約破棄してもらっていいんですけど?ってミシェルに告げる。なのに対象外のはずの僕に未練たらたらなのどうして?
※R対象話には『*』マーク付けます。
元ヤンオメガは平穏に生きたい!〜中華風異世界に転生したら、過保護な最強生徒会長に溺愛されて番にされました〜
水凪しおん
BL
現代日本で喧嘩ばかりしていた不良の青年は、交通事故から子供をかばって命を落とした。
目を覚ますと、そこは中華風の文化が息づく架空の国「龍凰帝国」。
彼は、名門校・天耀学舎に通う華奢なオメガの少年「飛燕」として転生していた。
亡き祖母との「今度こそ真っ当に生きる」という約束を守るため、波風を立てずに平穏な学園生活を送ろうと心に誓う飛燕。
しかし、理不尽な身分制度がはびこる学園で、弱者が虐げられるのを黙って見過ごすことはできなかった。
「オメガだからって、舐めんじゃねえぞ」
我慢の限界を迎え、前世で培った喧嘩の腕と無意識に発現した気の力で、アルファの不良たちをぶっ飛ばしてしまった飛燕。
退学を覚悟するが、その現場を学園の絶対的支配者である生徒会長のアルファ「蒼龍」に見られてしまう。
怒られるかと思いきや、蒼龍は飛燕の強さと真っすぐな瞳に強烈に惹きつけられ、彼を生徒会役員に任命。
そこから、冷酷無比と噂される生徒会長による、異常なまでの激甘・過保護な溺愛生活が始まってしまった!
「お前は俺の宝だ。髪の毛一本すら、誰にも触れさせはしない」
最高級の食事を与えられ、少しの怪我でも大騒ぎされ、休日は密室に閉じ込められて甘やかされる日々。
理不尽な身分制度を壊そうとする最強の生徒会長と、彼に愛されすぎている元不良のオメガ。
喧嘩上等の華奢な少年が、最強の番として絶対君主の隣で幸せを掴む、中華風異世界オメガバース開幕!
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
[離婚宣告]平凡オメガは結婚式当日にアルファから離婚されたのに反撃できません
月歌(ツキウタ)
BL
結婚式の当日に平凡オメガはアルファから離婚を切り出された。お色直しの衣装係がアルファの運命の番だったから、離婚してくれって酷くない?
☆表紙絵
AIピカソとAIイラストメーカーで作成しました。
転生エルフの天才エンジニア、静かに暮らしたいのに騎士団長に捕まる〜俺の鉄壁理論は彼の溺愛パッチでバグだらけです〜
たら昆布
BL
転生したらエルフだった社畜エンジニアがのんびり森で暮らす話
騎士団長とのじれったい不器用BL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる