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41~50話
43e、私は首元の色をわかっていない
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中には薄いワンピース型の肌着とドロワースを着けているので、この状態であればさほど恥ずかしくはない。
これはどこまで脱げばいいのだろう?
「お下着はそのままで結構でございます。腕を横に開いていただけますか」
メジャーを手にしたメラニーが正面に回り込むと、私の姿を見て相好を崩した。
「まぁ、仲がおよろしくていらっしゃいますこと」
「?」
言葉の意味を図りかねて視線を巡らせれば、横に置かれた姿見に採寸される自分が映っているのが見える。
何気なく上から下まで眺めて、勢いよく視線を上に戻す。
首が、赤い。
正確には肌着から覗くデコルテから首の上までびっちりと赤い痕がついていて、なんならドロワースから覗く太ももも数カ所赤くなっている。
「っひゃあ!!」
バチンッと両手で首を押さえる。
こ、こんな恥ずかしい姿を人目に晒していたなんて!
これでは誰が見たって、何をしていたか丸わかりである。
「マヤっ! 何かあったのか!?」
扉越しにガルの焦った声が聞こえてくる。
「い、いえ! 何でもないです! ちょっと驚いただけです!」
真っ赤な顔で声を張り上げて返せば、にこにこと採寸をするメラニーが訳知り顔で頷いた。
これはどこまで脱げばいいのだろう?
「お下着はそのままで結構でございます。腕を横に開いていただけますか」
メジャーを手にしたメラニーが正面に回り込むと、私の姿を見て相好を崩した。
「まぁ、仲がおよろしくていらっしゃいますこと」
「?」
言葉の意味を図りかねて視線を巡らせれば、横に置かれた姿見に採寸される自分が映っているのが見える。
何気なく上から下まで眺めて、勢いよく視線を上に戻す。
首が、赤い。
正確には肌着から覗くデコルテから首の上までびっちりと赤い痕がついていて、なんならドロワースから覗く太ももも数カ所赤くなっている。
「っひゃあ!!」
バチンッと両手で首を押さえる。
こ、こんな恥ずかしい姿を人目に晒していたなんて!
これでは誰が見たって、何をしていたか丸わかりである。
「マヤっ! 何かあったのか!?」
扉越しにガルの焦った声が聞こえてくる。
「い、いえ! 何でもないです! ちょっと驚いただけです!」
真っ赤な顔で声を張り上げて返せば、にこにこと採寸をするメラニーが訳知り顔で頷いた。
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