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第4章:銀髪の執行官(4)
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翌朝、俺たちは早々に準備を整え、アルカニアを出発した。
街の上空の緑色の光はさらに強くなり、街の人々の間にも動揺が広がっていた。
「異変が加速しているわね」
クロエが心配そうに空を見上げながら言った。
彼女は昨夜の会話を忘れたかのように、普段通りの態度だった。
その方が気が楽なのかもしれない。
「急ぐ必要があります」
エリスがうなずいた。
彼女は「施錠の書」から重要な情報を抜き出し、メモにまとめていた。
「『月光の塔』までは、北の街道を半日ほど進んだ場所です。森の境界近くの小さな丘の上に建っているはずです」
「あの塔なら知ってるよ!」
ミーシャが楽しげに言った。
リス族の彼女は不安も見せず、むしろ冒険に出かけるような高揚感を感じているようだった。
「ミーシャ、前に素材採りに行ったことがあるの。変な魔力を感じたから、遠くから見ただけだけどね」
「道案内をたのむぞ」
シルフィアは真面目な表情で言った。
彼女は昨夜から一段と引き締まった表情で、騎士としての覚悟が感じられる。
「気をつけて行きましょう」
五人は北へと向かった。
アルカニアを出た直後から、周囲の景色が少しずつ異変を見せ始めている。
木々の葉が緑色に発光し、動物たちの行動も奇妙だった。
鳥が逆方向に飛んだり、小動物が不自然に同じ方向に走り去ったりしていた。
「森の異変が森の外まで及んでるわ」
クロエが指摘した。
「時間がないわね」
道を急ぎながら、俺は作戦について最終確認をした。
「まず、塔の周囲を偵察する。警備の状況、入口の位置、施錠の状態などを確認する」
「私が偵察します」
クロエが率先して言った。
「隠密行動には自信があるわ」
「私も手伝うよ!」
ミーシャも手を挙げた。
「木に登って高いところから見られるし!」
「ありがとう。二人に偵察を任せる」
「塔内部の構造について、「施錠の書」に何か書かれていないか?」
シルフィアがエリスに尋ねた。
「断片的な情報ですが、いくつか記述があります」
エリスはメモを確認しながら答えた。
「塔は五層構造で、最上階に『封印の間』と呼ばれる部屋があります。おそらく『封印の欠片』はそこに保管されているでしょう」
「かなり厳重に守られているだろうな」
「間違いありません。施錠騎士団の『施錠』技術は相当なものです」
「だからこそ、俺の『万物解錠』が必要になるわけだ」
「ええ。しかし……」
エリスは少し言葉を詰まらせた。
「トオルさんの力はまだ完全に回復していませんよね?」
「ああ、心配しているほど悪くはないが、全力ではない」
「うーん」
ミーシャが考え込んだ様子で言った。
「トオルさん、これ使ってみる?」
彼女はポケットから小さな青い石を取り出した。
「旅の途中で見つけたんだ。魔力が溜まってるみたいだよ」
「これは……」
エリスが石を見て驚いた様子を見せた。
「『天空の雫』の結晶化したものです! 非常に希少な魔力源なのに、どうやって……」
「森で拾ったの!」
ミーシャは天真爛漫に答えた。
「きれいだから取っておいたんだ~」
「素晴らしい発見です」
エリスは石を慎重に調べた。
「これを使えば、トオルさんの力を一時的に増強できるでしょう。まさに今回の作戦に打ってつけです」
「本当か? ありがとう、ミーシャ」
俺は感謝を伝えた。
彼女は照れくさそうに耳をピクピクさせた。
「ミーシャ、トオルさんのお役に立てて嬉しいの!」
半日ほど歩いた頃、前方に小さな丘が見えてきた。
そして、その上に建つ古びた塔が目に入った。
それは「月光の塔」……施錠騎士団の前哨基地だった。
「あれだな」
シルフィアが低い声で言った。
「この先は慎重に進もう」
塔に近づくにつれ、周囲の気配が変わってきた。
まるで空気が凝固して重くなったような感覚だ。
これは魔力の密度が高まっているということだろう。
「まずい雰囲気だわ……」
クロエが違和感を察したように耳を動かした。
「塔から特殊な魔力が漏れています」
エリスが説明した。
「施錠騎士団特有の『施錠』の波動です」
丘のふもとの茂みに隠れ、塔を観察する。
それは灰色の石で作られた古い塔で、高さは30メートルほど。
窓は少なく、入口らしきものは一つしか見えない。
塔の周囲には結界が張られているようで、かすかに空気が揺らめいていた。
「クロエ、ミーシャ、偵察を頼む」
二人は頷き、それぞれ別方向から塔に近づいていった。
クロエは地面を這うように進み、ミーシャは木々を伝って高い場所へと移動する。
彼女たちが戻ってくるまでの間、残りの三人は作戦の最終確認をした。
「『封印の欠片』を手に入れたら、どうやって『森の心臓』を安定させるんだ?」
俺はエリスに尋ねた。
「『施錠の書』によれば、『究極ツール』を作り、『領界の鍵』と組み合わせて使う必要があります」
彼女は指を折りながら説明した。
「『封印の欠片』の他に、高純度の魔力結晶と星屑鋼が必要です。魔力結晶はアルカニアで入手できますが、星屑鋼は既にトオルさんが所持していますね」
「ああ、前回の準備で用意してある」
「素材が揃えば、トオルさんの『万物解錠』の力と私の魔法知識を組み合わせて『究極ツール』を制作できるはずです」
「仕組みとしては?」
「『領界の鍵』が地脈と繋がる特性を持ち、『封印の欠片』が『森の心臓』と共鳴する。それを『究極ツール』で結びつけることで、暴走した力を元に戻すことができるというわけです」
「なるほど……」
シルフィアがペンダントを握りしめた。
「私の鍵の役割は大きいようだな」
「はい。ヴァレンタイン家の『領界の鍵』が、この計画の要となります」
しばらくして、クロエとミーシャが戻ってきた。
二人とも緊張した面持ちだ。
「どうだった?」
「……まずいわね」
クロエが小声で報告した。
「入口には二人の騎士団員が立っているわ。それに、塔全体が強力な結界で覆われている。普通の方法では近づけないわ」
「ミーシャは?」
「うん、屋上から覗いてみたんだ」
彼女は少し震える声で続けた。
「最上階には大きな部屋があって、銀髪の怖い人がいたよ……」
「セラフィナ!?」
全員が緊張した。
まさか本人がここにいるとは。
「彼女が何をしていたんだ?」
「なんか……儀式みたいなことをしてたの。手には変な光る石みたいなものがあった」
「『封印の欠片』だ」
エリスが確信したように言った。
「彼女が直接持っているなら、奪うのはさらに難しくなります」
「別の方法を考えるべきでは?」
シルフィアが提案した。
「正攻法で挑めば、全滅は避けられない」
「いや……」
俺は考え込んだ。
確かに危険は大きいが、今更引き返すわけにはいかない。
「俺たちには、彼らにはない武器がある」
「何?」
「不意打ちと、万物解錠だ」
俺は作戦を練り直した。
「エリス、塔の結界を一時的にでも弱められないか?」
「完全に解除するのは不可能ですが……」
彼女は少し考えた後、頷いた。
「一点に集中して、一瞬だけ穴を開けることはできるかもしれません」
「それで十分だ。その隙に俺たちが侵入する」
「入口から入るの?」
クロエが不安そうに尋ねた。
「さすがに無理があるわ」
「いや、屋上からだ」
みんなが驚いた表情になる。
「ミーシャが見つけた屋上の窓から侵入する。エリスの魔法で上まで行けるだろう?」
「……可能です」
エリスは少し考えた後、答えた。
「ただし、短時間しか維持できません」
「それでいい。一気に最上階に乗り込み、セラフィナから『封印の欠片』を奪う」
「無謀すぎる」
シルフィアが眉をひそめた。
「セラフィナの力は尋常ではない。正面から挑んでも……」
「だからこそ、奇襲が必要なんだ」
俺は真剣な表情で説明した。
「彼女は強いが、過信もしている。自分の結界と施錠を完璧だと思っているはずだ。その思い込みにつけ込む」
「理論上は可能ですが……」
エリスも不安そうだった。
「確実に実行できる保証はありません」
「大丈夫だ」
俺は右手の紋様を見せた。
既に前よりも強く輝いている。
「ミーシャの石も使う。一瞬だけでも、セラフィナの『施錠』を破る力にはなる」
みんなは迷いながらも、他に選択肢がないことを理解していた。
「……やるしかないわね」
クロエが意を決したように頷いた。
「どうせなら、派手にやりましょ」
「ミーシャも頑張る!」
ミーシャは不安と闘いながらも、元気よく手を挙げた。
シルフィアは最後まで躊躇していたが、やがて決断した。
「分かった。だが、無理はするな。何かあれば即座に撤退だ」
「了解」
作戦が決まり、俺たちは準備を始めた。
エリスは魔法の詠唱の練習を、クロエは煙玉などの小道具を確認し、シルフィアは剣の手入れをしている。
ミーシャは近くの木に登り、塔の様子を見張っていた。
俺は、ミーシャからもらった青い石を握り、『万物解錠』の力を高めようと集中した。
石から涼しげな力が流れ込み、右手の紋様がより鮮明になっていくのを感じる。
「そろそろ夕暮れだ」
シルフィアが西に傾いた太陽を見上げた。
「日が沈んでから行動しよう」
全員が同意し、最後の準備を整えた。
緊張感が高まる中、太陽はゆっくりと地平線に沈んでいった。
街の上空の緑色の光はさらに強くなり、街の人々の間にも動揺が広がっていた。
「異変が加速しているわね」
クロエが心配そうに空を見上げながら言った。
彼女は昨夜の会話を忘れたかのように、普段通りの態度だった。
その方が気が楽なのかもしれない。
「急ぐ必要があります」
エリスがうなずいた。
彼女は「施錠の書」から重要な情報を抜き出し、メモにまとめていた。
「『月光の塔』までは、北の街道を半日ほど進んだ場所です。森の境界近くの小さな丘の上に建っているはずです」
「あの塔なら知ってるよ!」
ミーシャが楽しげに言った。
リス族の彼女は不安も見せず、むしろ冒険に出かけるような高揚感を感じているようだった。
「ミーシャ、前に素材採りに行ったことがあるの。変な魔力を感じたから、遠くから見ただけだけどね」
「道案内をたのむぞ」
シルフィアは真面目な表情で言った。
彼女は昨夜から一段と引き締まった表情で、騎士としての覚悟が感じられる。
「気をつけて行きましょう」
五人は北へと向かった。
アルカニアを出た直後から、周囲の景色が少しずつ異変を見せ始めている。
木々の葉が緑色に発光し、動物たちの行動も奇妙だった。
鳥が逆方向に飛んだり、小動物が不自然に同じ方向に走り去ったりしていた。
「森の異変が森の外まで及んでるわ」
クロエが指摘した。
「時間がないわね」
道を急ぎながら、俺は作戦について最終確認をした。
「まず、塔の周囲を偵察する。警備の状況、入口の位置、施錠の状態などを確認する」
「私が偵察します」
クロエが率先して言った。
「隠密行動には自信があるわ」
「私も手伝うよ!」
ミーシャも手を挙げた。
「木に登って高いところから見られるし!」
「ありがとう。二人に偵察を任せる」
「塔内部の構造について、「施錠の書」に何か書かれていないか?」
シルフィアがエリスに尋ねた。
「断片的な情報ですが、いくつか記述があります」
エリスはメモを確認しながら答えた。
「塔は五層構造で、最上階に『封印の間』と呼ばれる部屋があります。おそらく『封印の欠片』はそこに保管されているでしょう」
「かなり厳重に守られているだろうな」
「間違いありません。施錠騎士団の『施錠』技術は相当なものです」
「だからこそ、俺の『万物解錠』が必要になるわけだ」
「ええ。しかし……」
エリスは少し言葉を詰まらせた。
「トオルさんの力はまだ完全に回復していませんよね?」
「ああ、心配しているほど悪くはないが、全力ではない」
「うーん」
ミーシャが考え込んだ様子で言った。
「トオルさん、これ使ってみる?」
彼女はポケットから小さな青い石を取り出した。
「旅の途中で見つけたんだ。魔力が溜まってるみたいだよ」
「これは……」
エリスが石を見て驚いた様子を見せた。
「『天空の雫』の結晶化したものです! 非常に希少な魔力源なのに、どうやって……」
「森で拾ったの!」
ミーシャは天真爛漫に答えた。
「きれいだから取っておいたんだ~」
「素晴らしい発見です」
エリスは石を慎重に調べた。
「これを使えば、トオルさんの力を一時的に増強できるでしょう。まさに今回の作戦に打ってつけです」
「本当か? ありがとう、ミーシャ」
俺は感謝を伝えた。
彼女は照れくさそうに耳をピクピクさせた。
「ミーシャ、トオルさんのお役に立てて嬉しいの!」
半日ほど歩いた頃、前方に小さな丘が見えてきた。
そして、その上に建つ古びた塔が目に入った。
それは「月光の塔」……施錠騎士団の前哨基地だった。
「あれだな」
シルフィアが低い声で言った。
「この先は慎重に進もう」
塔に近づくにつれ、周囲の気配が変わってきた。
まるで空気が凝固して重くなったような感覚だ。
これは魔力の密度が高まっているということだろう。
「まずい雰囲気だわ……」
クロエが違和感を察したように耳を動かした。
「塔から特殊な魔力が漏れています」
エリスが説明した。
「施錠騎士団特有の『施錠』の波動です」
丘のふもとの茂みに隠れ、塔を観察する。
それは灰色の石で作られた古い塔で、高さは30メートルほど。
窓は少なく、入口らしきものは一つしか見えない。
塔の周囲には結界が張られているようで、かすかに空気が揺らめいていた。
「クロエ、ミーシャ、偵察を頼む」
二人は頷き、それぞれ別方向から塔に近づいていった。
クロエは地面を這うように進み、ミーシャは木々を伝って高い場所へと移動する。
彼女たちが戻ってくるまでの間、残りの三人は作戦の最終確認をした。
「『封印の欠片』を手に入れたら、どうやって『森の心臓』を安定させるんだ?」
俺はエリスに尋ねた。
「『施錠の書』によれば、『究極ツール』を作り、『領界の鍵』と組み合わせて使う必要があります」
彼女は指を折りながら説明した。
「『封印の欠片』の他に、高純度の魔力結晶と星屑鋼が必要です。魔力結晶はアルカニアで入手できますが、星屑鋼は既にトオルさんが所持していますね」
「ああ、前回の準備で用意してある」
「素材が揃えば、トオルさんの『万物解錠』の力と私の魔法知識を組み合わせて『究極ツール』を制作できるはずです」
「仕組みとしては?」
「『領界の鍵』が地脈と繋がる特性を持ち、『封印の欠片』が『森の心臓』と共鳴する。それを『究極ツール』で結びつけることで、暴走した力を元に戻すことができるというわけです」
「なるほど……」
シルフィアがペンダントを握りしめた。
「私の鍵の役割は大きいようだな」
「はい。ヴァレンタイン家の『領界の鍵』が、この計画の要となります」
しばらくして、クロエとミーシャが戻ってきた。
二人とも緊張した面持ちだ。
「どうだった?」
「……まずいわね」
クロエが小声で報告した。
「入口には二人の騎士団員が立っているわ。それに、塔全体が強力な結界で覆われている。普通の方法では近づけないわ」
「ミーシャは?」
「うん、屋上から覗いてみたんだ」
彼女は少し震える声で続けた。
「最上階には大きな部屋があって、銀髪の怖い人がいたよ……」
「セラフィナ!?」
全員が緊張した。
まさか本人がここにいるとは。
「彼女が何をしていたんだ?」
「なんか……儀式みたいなことをしてたの。手には変な光る石みたいなものがあった」
「『封印の欠片』だ」
エリスが確信したように言った。
「彼女が直接持っているなら、奪うのはさらに難しくなります」
「別の方法を考えるべきでは?」
シルフィアが提案した。
「正攻法で挑めば、全滅は避けられない」
「いや……」
俺は考え込んだ。
確かに危険は大きいが、今更引き返すわけにはいかない。
「俺たちには、彼らにはない武器がある」
「何?」
「不意打ちと、万物解錠だ」
俺は作戦を練り直した。
「エリス、塔の結界を一時的にでも弱められないか?」
「完全に解除するのは不可能ですが……」
彼女は少し考えた後、頷いた。
「一点に集中して、一瞬だけ穴を開けることはできるかもしれません」
「それで十分だ。その隙に俺たちが侵入する」
「入口から入るの?」
クロエが不安そうに尋ねた。
「さすがに無理があるわ」
「いや、屋上からだ」
みんなが驚いた表情になる。
「ミーシャが見つけた屋上の窓から侵入する。エリスの魔法で上まで行けるだろう?」
「……可能です」
エリスは少し考えた後、答えた。
「ただし、短時間しか維持できません」
「それでいい。一気に最上階に乗り込み、セラフィナから『封印の欠片』を奪う」
「無謀すぎる」
シルフィアが眉をひそめた。
「セラフィナの力は尋常ではない。正面から挑んでも……」
「だからこそ、奇襲が必要なんだ」
俺は真剣な表情で説明した。
「彼女は強いが、過信もしている。自分の結界と施錠を完璧だと思っているはずだ。その思い込みにつけ込む」
「理論上は可能ですが……」
エリスも不安そうだった。
「確実に実行できる保証はありません」
「大丈夫だ」
俺は右手の紋様を見せた。
既に前よりも強く輝いている。
「ミーシャの石も使う。一瞬だけでも、セラフィナの『施錠』を破る力にはなる」
みんなは迷いながらも、他に選択肢がないことを理解していた。
「……やるしかないわね」
クロエが意を決したように頷いた。
「どうせなら、派手にやりましょ」
「ミーシャも頑張る!」
ミーシャは不安と闘いながらも、元気よく手を挙げた。
シルフィアは最後まで躊躇していたが、やがて決断した。
「分かった。だが、無理はするな。何かあれば即座に撤退だ」
「了解」
作戦が決まり、俺たちは準備を始めた。
エリスは魔法の詠唱の練習を、クロエは煙玉などの小道具を確認し、シルフィアは剣の手入れをしている。
ミーシャは近くの木に登り、塔の様子を見張っていた。
俺は、ミーシャからもらった青い石を握り、『万物解錠』の力を高めようと集中した。
石から涼しげな力が流れ込み、右手の紋様がより鮮明になっていくのを感じる。
「そろそろ夕暮れだ」
シルフィアが西に傾いた太陽を見上げた。
「日が沈んでから行動しよう」
全員が同意し、最後の準備を整えた。
緊張感が高まる中、太陽はゆっくりと地平線に沈んでいった。
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