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飯島 了
逃がさない。
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夢の中で飯島さんに弄ばれていても
彼女はこっちを見て必死に何か言っている。
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
彼女の声はどんどん大きくなる。
飯島さんはそれに痺れを切らしたのか
彼女の方に振り返る。
「しつこいなぁ…」
彼が振り返った瞬間、コツコツさんは
ゴボッと大きな音を立てて吐血した。
続けて眼と口から信じられないくらい大量に血が流しながら手を伸ばしこちらへ近づいてくる。
『…に…て……い…か…ら…』
「ひっゃあああっ!!!?」
私は胸を抑えて飛び起き、悲鳴をあげる。
なんとか息を整えて周りを見渡す。
飯島さんもコツコツさんもいない…
昨日、眠りについた
なんの変哲もない見慣れない部屋だ…。
「良かった…」
ホッと一息つくと
カーテンから漏れる朝日に気がつき
枕元のデジタル時計を確認した。
11時45分。
時間を見て一気に現実に引き戻された。
変な夢なんてどうでもいい!!
「ヤバっっ!!!
大学の授業遅刻する!!!」
私はベットから飛び起きて
横に置いてあった私の鞄を取る。
飯島さんの部屋とは言え、
同じマンション内で同じ間取り、
まるで我が家の様に玄関に向えた。
飯島さんへのお礼はまた明日言おう!
早くいかなきゃ!!
玄関扉を開けて走り出すと
ドンっ何かにぶつかった。
「いたっ」と口にする前に
その何かに抱き寄せられた。
「…楓さん?どこに行くんですか?」
聞き覚えのある声。
顔を上げると飯島さんの綺麗な顔が
少し不機嫌そうにこちらを見下ろしている。
さっきの夢の事もあるし…
ちょっと気まずい…。
「あ…えっと飯島さん!今日大学の授業で!
もう行かなきゃなんです!」
遅刻するわけに行かない私は
飯島さんの腕の中から逃れて横をすり抜けようとした。
すると、彼に手首を強く掴まれる。
「え…!?」
「ちょっと。待ちなさい。楓さん。
どこ行くんです?俺から逃げる気ですか??」
「えっ…別に逃げてるわけじゃ…」
飯島さんは言い終わるのも待たず
手首を掴んだまま、私を部屋に引きずり戻し
そのままソファの上に私の身体を放った。
「うぁっ!!?
えっえっ…ちょっと…飯島さん?
遅刻しちゃっ…」
彼は薄暗い部屋の中をツカツカ歩いてきて
私の額に人差し指を置いた。
「良いですか?楓さん。
もう彼女はこのマンションの前まで来てるんですよ?暫くは不用意に出掛けたりしないで下さい。」
「…は…はぁ…」
飯島さんの圧に負けて私は生返事をした。
…もう昼なのにそんなに警戒しなきゃいけないのかな…でも、授業より命が大事だよね…。
「…けど…単位落としたら困ります…
暫くって…
どのくらいここにいれば良いんですか…?」
飯島さんは暫く考え込んで
困った様な顔をして私を見下ろす。
「そうですね…1週間有れば…
足りるかと思います。」
「1週間かぁ…なるほど…ひとまず家に戻…」
同じマンションみたいだし籠るなら
私の部屋でも一緒だろう。
そう思って立ち上がると彼が退路を塞ぐ様に立った。
「なので今日から1週間
俺の部屋から出ないで下さいね。」
「え、でも、ここ私の家と同じマンション内ですよね…。自分の家の方が落ち着くんですが…」
そこまで言うと飯島さんは私の両肩を強く掴んだ。
「ダメです。必要なものは何もかも全部用意してますから俺の部屋で過ごしてください。
ね?その方が安全なんですよ。」
「でも…」
私が言い終えるより早く飯島さんが
有無を言わさないトーンで声をかぶせる。
「楓さん。わかりましたか?」
「は、はい。」
…まぁ、心配してくれてるんだよね…多分。知り合ったばかりの男の人の家に泊まり込むのは抵抗があるけど…
緊急事態だし…しょうがないか。
「では、俺はやることがありますから
また明日、ちゃんと良い子にお留守番しててくださいね?」
飯島さんは薄く微笑むと
私に背を向けて玄関扉から出て行く。
「はぁ…」
私は胸を撫で下ろした。なぜか
彼が去った事にホッとしている自分がいる。
が、すぐにその安堵は吹き飛ぶ。
ガチャリと音がして玄関扉が再び開いて
その隙間から、彼が私を見た。
「うぁ!?…えっと…飯島さん…?
忘れ物…??」
彼はその質問に返さず
私の眼をじぃっと見続けている。
「ああ、そうそう‥楓さん。
一つ約束してくれますか?
絶対に‥
俺から逃げないでくださいね。
‥次、逃げたら許しません。」
そう言った彼の目は
なぜか酷く冷たく、恐ろしかった。
ーーーーーーーーーーーーーー
結局あの日から6日間。
私は飯島さんの部屋でお世話になっている。
本当になんでも揃えてくれていて快適だ。
食事から歯ブラシから化粧品…衣類に至るまで。
正直、明日出て行くのが惜しくなるくらい。
飯島さんも何やら動いてくれてるみたいで
部屋にあまりいないし気も使わずに済む。
今日も部屋でダラダラしながら
スマホをつけると、ある事に気がついた。
「あっ!!今日水曜日じゃん!!バイト!!」
しかも時刻は夜の11時半、シフトギリギリ。
大学はひとまずいいとして、
バイトは行かないとヤバイ!!
私は急いでベット脇にあった自分のカバンを取ると、バタバタと飯島さんの家を出る。
コツコツさんの事は気になったけど…
もうほぼ大体1週間経ってるし
この6日間見なかったし…大丈夫だよね!!
「それよりやばい!!
ワンオペなんだから急がないと!!めっちゃ怒られる!!」
私は猛ダッシュで
バイト先のコンビニに向かった。
着いたあとはいつも通りに、
制服を着替えて棚の整理をしたり
レジ打ちをしたりしながら、
コツコツさんや飯島さんの事を考えていた。
そういえば…最近毎日飯島さんの夢見るなぁ…なんで私、あんな夢みるんだろ…
しかもエッチなやつ…。
飯島さん、見た目は恰好いいけど
別に私の好みって訳じゃないしなー。
深層心理‥?いやぁ‥ないな。
なんかあの人、雰囲気怖いんだよね。
なんか…たまに話しててゾッとする時があった。もしかしたらコツコツさんよりも怖いかも。
そんな事を考えながら菓子パンを
並べていく。
深夜のコンビニには私以外誰もいない。
酷く静かな店内に小さくコンビニ限定のラジオが流れ、知らない芸人が話し続けている。
「…はぁ…」
それを聴きながらバックヤードに
追加の菓子パンを取りに戻ろうとした時、
急に後ろから腕を掴まれた。
あざの残りそうなくらい強い力で。
「っ!!?」
ゾッと鳥肌が立って、振り返ると
私の腕を掴んでいたのは飯島さんだった。
全く音もしなかったのにいつの間にか
後ろに立ち、黙ったまま私を見下ろしている。
彼を見た途端、私の血は引き、
冷たくて気持ちの悪い汗がダラダラと首元をつたった。
「えっ…ぁ…飯島さん…??」
飯島さんは見たこともないような、
正気とは思えない恐ろしい形相をしている。
彼の顔は大きく歪み、私を睨んでいる。
まるで、私を憎悪しているかのように。
それは軽蔑し、蔑むような表情にみえた。
いや‥実際にそうかもしれない、
私を掴む腕は更に力強く、
腕がミシミシと音をたてる。
「いだっ‥!!」
私が声をあげても、飯島さんは黙ったまま、
徐々に私の腕に力を加えていく。
‥怖い‥痛い‥なんなの?!‥誰か助けて‥!!
「いたいっ!痛いですっ!飯島さん!?
なんですか???!離して‥!」
涙目になる私を見て、
ようやく飯島さんは口を開く。
「ねぇ‥楓さん。
俺、逃げたら許さないって
言いませんでしたか?」
彼女はこっちを見て必死に何か言っている。
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
"い‥から‥に‥‥て‥‥‥"
彼女の声はどんどん大きくなる。
飯島さんはそれに痺れを切らしたのか
彼女の方に振り返る。
「しつこいなぁ…」
彼が振り返った瞬間、コツコツさんは
ゴボッと大きな音を立てて吐血した。
続けて眼と口から信じられないくらい大量に血が流しながら手を伸ばしこちらへ近づいてくる。
『…に…て……い…か…ら…』
「ひっゃあああっ!!!?」
私は胸を抑えて飛び起き、悲鳴をあげる。
なんとか息を整えて周りを見渡す。
飯島さんもコツコツさんもいない…
昨日、眠りについた
なんの変哲もない見慣れない部屋だ…。
「良かった…」
ホッと一息つくと
カーテンから漏れる朝日に気がつき
枕元のデジタル時計を確認した。
11時45分。
時間を見て一気に現実に引き戻された。
変な夢なんてどうでもいい!!
「ヤバっっ!!!
大学の授業遅刻する!!!」
私はベットから飛び起きて
横に置いてあった私の鞄を取る。
飯島さんの部屋とは言え、
同じマンション内で同じ間取り、
まるで我が家の様に玄関に向えた。
飯島さんへのお礼はまた明日言おう!
早くいかなきゃ!!
玄関扉を開けて走り出すと
ドンっ何かにぶつかった。
「いたっ」と口にする前に
その何かに抱き寄せられた。
「…楓さん?どこに行くんですか?」
聞き覚えのある声。
顔を上げると飯島さんの綺麗な顔が
少し不機嫌そうにこちらを見下ろしている。
さっきの夢の事もあるし…
ちょっと気まずい…。
「あ…えっと飯島さん!今日大学の授業で!
もう行かなきゃなんです!」
遅刻するわけに行かない私は
飯島さんの腕の中から逃れて横をすり抜けようとした。
すると、彼に手首を強く掴まれる。
「え…!?」
「ちょっと。待ちなさい。楓さん。
どこ行くんです?俺から逃げる気ですか??」
「えっ…別に逃げてるわけじゃ…」
飯島さんは言い終わるのも待たず
手首を掴んだまま、私を部屋に引きずり戻し
そのままソファの上に私の身体を放った。
「うぁっ!!?
えっえっ…ちょっと…飯島さん?
遅刻しちゃっ…」
彼は薄暗い部屋の中をツカツカ歩いてきて
私の額に人差し指を置いた。
「良いですか?楓さん。
もう彼女はこのマンションの前まで来てるんですよ?暫くは不用意に出掛けたりしないで下さい。」
「…は…はぁ…」
飯島さんの圧に負けて私は生返事をした。
…もう昼なのにそんなに警戒しなきゃいけないのかな…でも、授業より命が大事だよね…。
「…けど…単位落としたら困ります…
暫くって…
どのくらいここにいれば良いんですか…?」
飯島さんは暫く考え込んで
困った様な顔をして私を見下ろす。
「そうですね…1週間有れば…
足りるかと思います。」
「1週間かぁ…なるほど…ひとまず家に戻…」
同じマンションみたいだし籠るなら
私の部屋でも一緒だろう。
そう思って立ち上がると彼が退路を塞ぐ様に立った。
「なので今日から1週間
俺の部屋から出ないで下さいね。」
「え、でも、ここ私の家と同じマンション内ですよね…。自分の家の方が落ち着くんですが…」
そこまで言うと飯島さんは私の両肩を強く掴んだ。
「ダメです。必要なものは何もかも全部用意してますから俺の部屋で過ごしてください。
ね?その方が安全なんですよ。」
「でも…」
私が言い終えるより早く飯島さんが
有無を言わさないトーンで声をかぶせる。
「楓さん。わかりましたか?」
「は、はい。」
…まぁ、心配してくれてるんだよね…多分。知り合ったばかりの男の人の家に泊まり込むのは抵抗があるけど…
緊急事態だし…しょうがないか。
「では、俺はやることがありますから
また明日、ちゃんと良い子にお留守番しててくださいね?」
飯島さんは薄く微笑むと
私に背を向けて玄関扉から出て行く。
「はぁ…」
私は胸を撫で下ろした。なぜか
彼が去った事にホッとしている自分がいる。
が、すぐにその安堵は吹き飛ぶ。
ガチャリと音がして玄関扉が再び開いて
その隙間から、彼が私を見た。
「うぁ!?…えっと…飯島さん…?
忘れ物…??」
彼はその質問に返さず
私の眼をじぃっと見続けている。
「ああ、そうそう‥楓さん。
一つ約束してくれますか?
絶対に‥
俺から逃げないでくださいね。
‥次、逃げたら許しません。」
そう言った彼の目は
なぜか酷く冷たく、恐ろしかった。
ーーーーーーーーーーーーーー
結局あの日から6日間。
私は飯島さんの部屋でお世話になっている。
本当になんでも揃えてくれていて快適だ。
食事から歯ブラシから化粧品…衣類に至るまで。
正直、明日出て行くのが惜しくなるくらい。
飯島さんも何やら動いてくれてるみたいで
部屋にあまりいないし気も使わずに済む。
今日も部屋でダラダラしながら
スマホをつけると、ある事に気がついた。
「あっ!!今日水曜日じゃん!!バイト!!」
しかも時刻は夜の11時半、シフトギリギリ。
大学はひとまずいいとして、
バイトは行かないとヤバイ!!
私は急いでベット脇にあった自分のカバンを取ると、バタバタと飯島さんの家を出る。
コツコツさんの事は気になったけど…
もうほぼ大体1週間経ってるし
この6日間見なかったし…大丈夫だよね!!
「それよりやばい!!
ワンオペなんだから急がないと!!めっちゃ怒られる!!」
私は猛ダッシュで
バイト先のコンビニに向かった。
着いたあとはいつも通りに、
制服を着替えて棚の整理をしたり
レジ打ちをしたりしながら、
コツコツさんや飯島さんの事を考えていた。
そういえば…最近毎日飯島さんの夢見るなぁ…なんで私、あんな夢みるんだろ…
しかもエッチなやつ…。
飯島さん、見た目は恰好いいけど
別に私の好みって訳じゃないしなー。
深層心理‥?いやぁ‥ないな。
なんかあの人、雰囲気怖いんだよね。
なんか…たまに話しててゾッとする時があった。もしかしたらコツコツさんよりも怖いかも。
そんな事を考えながら菓子パンを
並べていく。
深夜のコンビニには私以外誰もいない。
酷く静かな店内に小さくコンビニ限定のラジオが流れ、知らない芸人が話し続けている。
「…はぁ…」
それを聴きながらバックヤードに
追加の菓子パンを取りに戻ろうとした時、
急に後ろから腕を掴まれた。
あざの残りそうなくらい強い力で。
「っ!!?」
ゾッと鳥肌が立って、振り返ると
私の腕を掴んでいたのは飯島さんだった。
全く音もしなかったのにいつの間にか
後ろに立ち、黙ったまま私を見下ろしている。
彼を見た途端、私の血は引き、
冷たくて気持ちの悪い汗がダラダラと首元をつたった。
「えっ…ぁ…飯島さん…??」
飯島さんは見たこともないような、
正気とは思えない恐ろしい形相をしている。
彼の顔は大きく歪み、私を睨んでいる。
まるで、私を憎悪しているかのように。
それは軽蔑し、蔑むような表情にみえた。
いや‥実際にそうかもしれない、
私を掴む腕は更に力強く、
腕がミシミシと音をたてる。
「いだっ‥!!」
私が声をあげても、飯島さんは黙ったまま、
徐々に私の腕に力を加えていく。
‥怖い‥痛い‥なんなの?!‥誰か助けて‥!!
「いたいっ!痛いですっ!飯島さん!?
なんですか???!離して‥!」
涙目になる私を見て、
ようやく飯島さんは口を開く。
「ねぇ‥楓さん。
俺、逃げたら許さないって
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