7 / 19
このエロ狼!!
しおりを挟む
子犬が実は、子狼だと知った私は驚きに声を上げていた。
だって、狼なんて、近くで見ることなんて絶対にないじゃない?
さらに言うと、抱っこなんて考えられないじゃないのよ?
だからこそ、レアな子狼との触れ合いに私は……。
うん。全力でもふるよ!!
顎の下、お腹、尻尾。
全身を余すことなくナデナデ、モフモフ!!
あっ……。
「ジオラルドは、男の子なんだね? まぁ、名前からしてそうか……。でも、可愛いからなんでもオッケイ!」
そんなことを言って、ジオラルドをもふっていたけど、当の本人は嫌がるように私の手を抜け出していた。
そして、前足で地面をタシタシってするのよ。
何が言いたいのか分からずに首を傾げていると、ジオラルドは、地面の文字を力強く叩いて何かを訴えるのだ。
「えっと……。ぼ・く・の・あ・そ・こ・を・ま・じ・ま・じ・と・み・る・な・ん・て・え・つ・ち・な・ひ・と……。僕のあそこをまじまじと見るなんて、エッチな人……。はっ! はあーーー!! なななな、何言ってんのよ!! 子犬、じゃなくて、子狼が何言ってるのよ!!」
ジオラルドの言いたいことを知った私は、慌てるように言い訳の言葉を口にする。
「ななな、何よ! 男の人の局部を見たわけじゃないし! 私が見たのは、子狼のちっちゃいおち―――」
「わんわんわんわん!!!」
「なっ、なんだって言うのよ! 自意識過剰! このエロ狼!!」
「わんわんわんわん!!!」
心が通じ合ったと思った次の瞬間には、よくわからないことで私とジオラルドは、喧嘩をすることになったのだった。
だけど、すぐに私たちは仲直りをすることになるのだ。
それは、周囲に響き渡る「ぐ~~~~~」「きゅる~~~」っていう、ジオラルドと私のお腹の音でだ。
私たちは、お互いに疲れたように地面に座り込んでいた。
「怒鳴ると……。お腹がすくのね……。ここは、休戦と行こうじゃないの」
「くぅ~ん」
「でも、こんなところで食事だなんて……。そう言えば、魔物って……食べられるのかな?」
なんかもうね、疲れるし、お腹すくしで、私の思考は駄目な方にと進んでいたのよ。
でも、そんな私を止める人もいない今、私は、食べられるなら何でもいいやって方向に向かっていたのよね。
そして、ジオラルドもまた、そうとうお腹が空いていたみたいで……。
地面の文字をタシタシって指し示すのよ。
「えっと……。ぼ・く・か・り・い・く・お・う・え・ん・た・の・む……。僕、狩行く。応援頼む……。なるほど。うん。ジオラルド、頼んだわ! 私たちのご飯を獲ってきて!! 頑張るのよジオラルド!!」
「わふん!!」
こうして、ジオラルドは、勇ましく安全エリアを飛び出していったのだった。
って、えーーーーー!!
待って待って待ってったら!!
ダメダメダメよ!!
魔物なんて獲ってきても、捌けないし!!!
だって、狼なんて、近くで見ることなんて絶対にないじゃない?
さらに言うと、抱っこなんて考えられないじゃないのよ?
だからこそ、レアな子狼との触れ合いに私は……。
うん。全力でもふるよ!!
顎の下、お腹、尻尾。
全身を余すことなくナデナデ、モフモフ!!
あっ……。
「ジオラルドは、男の子なんだね? まぁ、名前からしてそうか……。でも、可愛いからなんでもオッケイ!」
そんなことを言って、ジオラルドをもふっていたけど、当の本人は嫌がるように私の手を抜け出していた。
そして、前足で地面をタシタシってするのよ。
何が言いたいのか分からずに首を傾げていると、ジオラルドは、地面の文字を力強く叩いて何かを訴えるのだ。
「えっと……。ぼ・く・の・あ・そ・こ・を・ま・じ・ま・じ・と・み・る・な・ん・て・え・つ・ち・な・ひ・と……。僕のあそこをまじまじと見るなんて、エッチな人……。はっ! はあーーー!! なななな、何言ってんのよ!! 子犬、じゃなくて、子狼が何言ってるのよ!!」
ジオラルドの言いたいことを知った私は、慌てるように言い訳の言葉を口にする。
「ななな、何よ! 男の人の局部を見たわけじゃないし! 私が見たのは、子狼のちっちゃいおち―――」
「わんわんわんわん!!!」
「なっ、なんだって言うのよ! 自意識過剰! このエロ狼!!」
「わんわんわんわん!!!」
心が通じ合ったと思った次の瞬間には、よくわからないことで私とジオラルドは、喧嘩をすることになったのだった。
だけど、すぐに私たちは仲直りをすることになるのだ。
それは、周囲に響き渡る「ぐ~~~~~」「きゅる~~~」っていう、ジオラルドと私のお腹の音でだ。
私たちは、お互いに疲れたように地面に座り込んでいた。
「怒鳴ると……。お腹がすくのね……。ここは、休戦と行こうじゃないの」
「くぅ~ん」
「でも、こんなところで食事だなんて……。そう言えば、魔物って……食べられるのかな?」
なんかもうね、疲れるし、お腹すくしで、私の思考は駄目な方にと進んでいたのよ。
でも、そんな私を止める人もいない今、私は、食べられるなら何でもいいやって方向に向かっていたのよね。
そして、ジオラルドもまた、そうとうお腹が空いていたみたいで……。
地面の文字をタシタシって指し示すのよ。
「えっと……。ぼ・く・か・り・い・く・お・う・え・ん・た・の・む……。僕、狩行く。応援頼む……。なるほど。うん。ジオラルド、頼んだわ! 私たちのご飯を獲ってきて!! 頑張るのよジオラルド!!」
「わふん!!」
こうして、ジオラルドは、勇ましく安全エリアを飛び出していったのだった。
って、えーーーーー!!
待って待って待ってったら!!
ダメダメダメよ!!
魔物なんて獲ってきても、捌けないし!!!
10
あなたにおすすめの小説
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
『異世界転生してカフェを開いたら、庭が王宮より人気になってしまいました』
ヤオサカ
恋愛
申し訳ありません、物語の内容を確認しているため、一部非公開にしています
この物語は完結しました。
前世では小さな庭付きカフェを営んでいた主人公。事故により命を落とし、気がつけば異世界の貧しい村に転生していた。
「何もないなら、自分で作ればいいじゃない」
そう言って始めたのは、イングリッシュガーデン風の庭とカフェづくり。花々に囲まれた癒しの空間は次第に評判を呼び、貴族や騎士まで足を運ぶように。
そんな中、無愛想な青年が何度も訪れるようになり――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる