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しゅごい……。

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 宿に戻った私は、ジオラルドの指示で何故か二人部屋を取っていた。
 まぁ、子狼と一緒だから、二人部屋で間違ってはいないけど……?
 
 ジオラルドの勧めで、宿屋自慢の温泉に入った私は上機嫌で部屋に戻っていた。
 
「すごく広い温泉で気持ちよかった!! ジオラルドも入れればよかったんだけど……」

『大丈夫。きっと、夜には入れるようになると思う』

「??」

 ジオラルドの言葉に私が首を傾げていると、私の膝の上に座っていたジオラルドがじっと私のことを見上げてきたの。
 うん。可愛いわ。
 
『チヤ、実は僕……。本当は人間なんだ』

「ふえ?」

『呪いで狼の姿にされてしまったんだ。チヤの力なら、僕を元の姿にできると思うんだ。お願い! 力を貸して!!』

 切実な声と視線でそう言われた私は、口をあんぐりと開けて固まっていた。
 だって、ジオラルドが人間?
 まぁ、考えてみれば、子狼にしては頭が良すぎる気もした……。
 よし、ここまで一緒に苦楽を共にした仲だ。
 私が出来ることがあれば力になりたいってものよね。
 
「うん。分かった。でも、どうしたらいいの? 私の加護って、応援することだけしかできないんだけど?」

 私がどういうと、ジオラルドは、尻尾をぶんぶんって振って、本当に可愛いなぁ。
 
『それじゃ、僕が呪いに打ち勝てるように応援してくれるかな?』

 それ位ならと、私は頷いてジオラルドを全力で応援することにした。
 
「ジオラルド! そんな呪いになんて負けないで! 人間に戻って!」

 効果があると信じて、ジオラルドを応援し続ける。
 少しして、驚くことにジオラルドの小さな体が光りだしていた。
 
「おおぅ!! …………ん!!!!!」

 光が徐々に大きくなっていって、人の形になっていって、私は感動していたけど、光が収まったところで悲鳴を飲み込む羽目になっていた。
 だって、その場にいたのは可愛い子狼のジオラルドじゃなくて、長身、全裸のイケメンがいたんだもん!!
 
 ぬわーーーーーー!!
 全裸でもイケメンはイケメンだけど、見てはいけないところまで見てしまった!!
 しゅごい……。
 指の隙間から、ジオラルドのしゅごいものを見ていた私に気が付いたみたいで……。
 
「チヤは、えっちだね。僕が子狼の時にも僕のあれ見たよね?」

「にゃ! ちが、違うから!!」

「へ~。でも、今も僕のあそこちらちら見てるよね?」

「ひぎゃーーー!!」

「あはは!! チヤ、責任取ってくれるよね?」

 そう言ったジオラルドは、全裸のまま堂々とした振る舞いで、私のこと抱きしめるのよ。
 銀色の髪と優しい眼差しをした紅い瞳。
 整った顔立ちは、漫画やアニメの中の主人公のようで……。
 胸がドキドキする……。
 って、これは全裸のイケメンに抱きしめられているからで!!
 そんなことを思っていたら、ジオラルドが楽しそうに言うのよね。
 
「僕は、チヤが好き。一目ぼれだよ。だから、チヤを誰にも渡さない。さっきの男にも、これから出会う誰にも、渡さない。チヤ、僕を好きになって?」

 そう言って、うるうるって紅い瞳を潤ませるのよ。
 なんていうか、美形なのに可愛いって思わせる、ジオラルドって反則過ぎるよ。
 でも、もう限界よぉ……。
 ジオラルドのジオラルドがしゅごくて…………。
 
 
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