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ドリアン子爵夫妻の場合
断罪4 オリバーの場合
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私は、それほどのお咎めもなく自宅に帰れた。もちろん、有り難いカトレーネ・トマス前々公爵夫人の、お説教はいただいた。
やはり、女達から金を貢がせる時に、借用書などを一切、書いていないことは幸いした。
証拠がないから、私はいつだって安全だよ。
それから、数日後、素晴らしい美女が貴族用フィットネスクラブにやって来た。スタイルも抜群で、女性実業家のサキュパス伯爵未亡人だった。彼女が流し目をすると、そこにいる全ての男性は顔を赤らめた。まさに、ゴージャスな美女だ。
ブロンドの髪を緩やかにカールし、瞳は鮮やかな蒼で宝石のように輝いていた。唇は魅惑的でぷっくりとしている。あぁ、なんて、見ているだけで下半身が熱くなる女なんだ!
憧れたよ・・・・・・美の女神に!
つい、じっと見つめているとその視線を感じて、彼女が振り向き微笑みかけてくるようになった。話しかけることは自分からはできないでいた。恋愛には上下関係がある。自分より明らかに格上で、あまりにもタイプだと人間は卑屈になって自分からは誘えないようだ。こんなことは、初めての経験だった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
「ねぇ、貴方はいつ私を誘ってくれるのかしら? 貴方は、きっと、この私が大好きなはずでしょう?」
こんな芝居がかったセリフも、サキュパス伯爵未亡人の魅惑的な唇が紡ぎ出すと、極上の音楽のようなんだ。
私は、この女性に溺れた。そのうち、彼女は私に抱かれながらお金の話を持ちかけてきた。
「私に投資してくれれば、50倍にしてあげるわ。ほら、これが、私の事業の純利益増減分析表よ。とても、儲かっているでしょう? 貴方は、三ヶ月で億万長者になれるわよ?」
なんて素晴らしい提案なんだ! 私は、有り金の全部を彼女に預けた。そして、彼女は・・・・・・目の前から消えた。
お金が、すっかりなくなってつい闇金に手を出した私は、奈落の底に落ちていくのだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
「この男は顔も身体もいいから、売れますねぇーー」
「本当だなぁーー。あぁ、また媚薬を嗅がせよう。今夜も、5人は客をとってもらわないとな」
「あっはは。男にも女にも人気があるから、素晴らしい金のなる木ですねぇ。あぁ、それ以上は嗅がせてはいけない。壊れちゃうよ」
「あ? 壊れる? くくく、こいつの頭はすでに壊れてるだろう? あぁ、でも容姿に影響がでるとまずい。ヨダレ垂れっぱなしのイケメンは、売り物にならん」
これって、もしかして、私が女にしてきたことと同じ気がした。・・・・・・あぁ、あのサキュパス伯爵未亡人は・・・・・・必殺お仕置き人の一人か・・・・・・
あのとき、土下座してお金も返すようにしていれば、こんなことにならなかったのかな・・・・・・
ここは、地獄だ・・・・・・逃がしてくれ・・・・・・二度と悪いことはしないよ・・・・・・
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
カトレーネ・トマス前々公爵夫人はサド候爵未亡人と会話をしていた。
「今回は、うまくいきそうですか?」
「そうですねぇーー。あら、あら、オリバーさんが号泣し始めましたね。きっと、夢の中で相当辛い目に・・・・・・」
サド候爵未亡人が言いかけると、カトレーネ・トマス前々公爵夫人は、慌てて阻止した。
「サド医師! それ以上は結構ですよ。聞かなくていいことが、世の中にはあります。私は、ごめんです」
隣にいた、マリアンヌとバーミュレは、サド候爵未亡人からその続きを聞いて、大笑いしていた。
「なにが、おかしいのですか?」
「お婆様は知らなくていいことですわ。夢のなかにサキュパスが出てくるなんて・・・・・・どこまでも下劣な男ね・・・・・・」
マリアンヌが吐き捨てるように言うと、
「淫夢の悪魔か・・・・・・絶世の美女らしいわよ。あっははは」
と、バーミュレが笑い続けるのだった。
※サド候爵未亡人は精神科医で、臨床試験を行っているだけです。人体実験ではありません。
やはり、女達から金を貢がせる時に、借用書などを一切、書いていないことは幸いした。
証拠がないから、私はいつだって安全だよ。
それから、数日後、素晴らしい美女が貴族用フィットネスクラブにやって来た。スタイルも抜群で、女性実業家のサキュパス伯爵未亡人だった。彼女が流し目をすると、そこにいる全ての男性は顔を赤らめた。まさに、ゴージャスな美女だ。
ブロンドの髪を緩やかにカールし、瞳は鮮やかな蒼で宝石のように輝いていた。唇は魅惑的でぷっくりとしている。あぁ、なんて、見ているだけで下半身が熱くなる女なんだ!
憧れたよ・・・・・・美の女神に!
つい、じっと見つめているとその視線を感じて、彼女が振り向き微笑みかけてくるようになった。話しかけることは自分からはできないでいた。恋愛には上下関係がある。自分より明らかに格上で、あまりにもタイプだと人間は卑屈になって自分からは誘えないようだ。こんなことは、初めての経験だった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
「ねぇ、貴方はいつ私を誘ってくれるのかしら? 貴方は、きっと、この私が大好きなはずでしょう?」
こんな芝居がかったセリフも、サキュパス伯爵未亡人の魅惑的な唇が紡ぎ出すと、極上の音楽のようなんだ。
私は、この女性に溺れた。そのうち、彼女は私に抱かれながらお金の話を持ちかけてきた。
「私に投資してくれれば、50倍にしてあげるわ。ほら、これが、私の事業の純利益増減分析表よ。とても、儲かっているでしょう? 貴方は、三ヶ月で億万長者になれるわよ?」
なんて素晴らしい提案なんだ! 私は、有り金の全部を彼女に預けた。そして、彼女は・・・・・・目の前から消えた。
お金が、すっかりなくなってつい闇金に手を出した私は、奈落の底に落ちていくのだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
「この男は顔も身体もいいから、売れますねぇーー」
「本当だなぁーー。あぁ、また媚薬を嗅がせよう。今夜も、5人は客をとってもらわないとな」
「あっはは。男にも女にも人気があるから、素晴らしい金のなる木ですねぇ。あぁ、それ以上は嗅がせてはいけない。壊れちゃうよ」
「あ? 壊れる? くくく、こいつの頭はすでに壊れてるだろう? あぁ、でも容姿に影響がでるとまずい。ヨダレ垂れっぱなしのイケメンは、売り物にならん」
これって、もしかして、私が女にしてきたことと同じ気がした。・・・・・・あぁ、あのサキュパス伯爵未亡人は・・・・・・必殺お仕置き人の一人か・・・・・・
あのとき、土下座してお金も返すようにしていれば、こんなことにならなかったのかな・・・・・・
ここは、地獄だ・・・・・・逃がしてくれ・・・・・・二度と悪いことはしないよ・・・・・・
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
カトレーネ・トマス前々公爵夫人はサド候爵未亡人と会話をしていた。
「今回は、うまくいきそうですか?」
「そうですねぇーー。あら、あら、オリバーさんが号泣し始めましたね。きっと、夢の中で相当辛い目に・・・・・・」
サド候爵未亡人が言いかけると、カトレーネ・トマス前々公爵夫人は、慌てて阻止した。
「サド医師! それ以上は結構ですよ。聞かなくていいことが、世の中にはあります。私は、ごめんです」
隣にいた、マリアンヌとバーミュレは、サド候爵未亡人からその続きを聞いて、大笑いしていた。
「なにが、おかしいのですか?」
「お婆様は知らなくていいことですわ。夢のなかにサキュパスが出てくるなんて・・・・・・どこまでも下劣な男ね・・・・・・」
マリアンヌが吐き捨てるように言うと、
「淫夢の悪魔か・・・・・・絶世の美女らしいわよ。あっははは」
と、バーミュレが笑い続けるのだった。
※サド候爵未亡人は精神科医で、臨床試験を行っているだけです。人体実験ではありません。
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