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※残酷注意です。暴力シーンありです。胸くそ夫がヒロインに殴る蹴るして、ヒロインが死にます。苦手な方はこの説明だけで次の更新からお読みくださいね。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
あぁ、お金なのか。そういうことなんだ・・・・・・愛されていると思っていた私がバカだった。
ヒューゴ様は屋敷にも戻らずお金だけを湯水のように使う。マケラ公爵家の資産がどんどん減っていく。お父様が手がけていた事業は、金に替える為にヒューゴ様が勝手に他公爵家に譲渡し、屋敷にあった調度品までが次々になくなる。
使用人のお給金さえ払えなくなっていき・・・・・・一人二人と減らしていくうちに、屋敷のなかからほとんどの使用人達が消えていった。
「お前さぁ、娼館に働きに行けよ! 俺達やってないからお前処女だろう? そんな冴えない容姿でもさ、公爵令嬢じゃん? 高く売れるよ。買ってもらえよ」
「え? 嫌です。そんなことはできません!」
「いいから行くんだよ!!お前なんて、何にもできねーだろうがよぉ!! これから男達が迎えに来るから元気でな!! 実はもうお前、売っぱらちまって金も前払いして貰ってる。もう少し器量が良ければもっと高く売れたのによぉ。まぁ、しようがないか・・・・・・」
「まさか・・・・・・嘘でしょう? ・・・・・・ なんでこんなことに・・・・・・お父様が生きてらしたら、あんたなんかの思い通りにはならなかったのに・・・・・・」
「あっははは! 親不孝娘が何言ってんだよ? お前が馬車置き場の鍵をくれたから、お前の両親は死んだのさ。あれが事故だと思っていたのかよ? 全く阿呆な女だ。お前は親を殺したんだよ」
「どういう意味ですか?」
「とろいな。頭に脳みそ詰まってるかよ? 馬車に細工をして事故を引き起こさせたのは俺だよ。バカ女め!」
「まさか・・・・・・そんなつもりでは・・・・・・」
「そんなつもりじゃなかったのなら、どんなつもりだった? 空っぽな女、俺の見た目だけに惑わされる愚かな女さ」
私のなかに突如として芽生えた殺意。この男を殺したい・・・・・・愚かな私が一番悪いけれど、それでもこの男だけは許せない。護身用のナイフを持ち彼の心臓めがけて突進したが、逆にみぞおちに強烈なパンチをくらう。
男性の力には敵わないし、ここには守ってくれる人は一人もいない。長年仕えてくれた家令はとっくに辞めていったし、子供の頃からいた侍女長もメイド長も今はいない。私がこの男に騙されて貢いだ為に、マケラ公爵家の全てが崩れ去る。
(愚か者は私。なぜこんな男に騙されたの? 私がもっとしっかりしていれば・・・・・・)
腹を何度も蹴られ、血を吐き倒れる。
「あっはははは。ほら、許しを請えよぉーー。申し訳ございませんでした。ってよぉ。床に頭を擦りつけて謝れ! 夫にナイフを突きつけやがって、この不細工女がぁーー!!」
そう叫びながらますます逆上していくヒューゴ様は、もう完全に壊れており歯止めがきかない。私を殴ることが楽しくて堪らないのだ。
肋骨が折れて、内蔵が損傷していく感覚がわかる気がする。
「がはっ・・・・・・、ぐっはっ・・・・・・」声にならない悲鳴を上げて助けを求める。
(お父様、お母様、私がバカでした。こんなろくでなしに騙されてごめんなさい・・・・・・神様、お願い。この男に天罰を!!)
「あっははは。お前には多額の保険金がかけてあるからさぁ。このまま死んでも困らねぇよ。市井にお買い物に行った俺の奥様は、怪しい裏通りに連れ込まれ暴行を受けて死んだのさ。地下に死体を隠して明日あたりに裏通りでみつけたふりでもするか。娼館の奴らには金を返さなくちゃなんねーけどさ。ちっ! お前は本当は娼館で5年ほど働かせて殺すつもりだったのによぉ」
「私は・・・・・・絶対、あなたを許さないんだから・・・・・・」
「うっせえよ! くたばれや! 幽霊にでもなって出てこいよ! 返り討ちにしてやるよ」
痛みはもう感じない・・・・・・私は・・・・・・
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あぁ、お金なのか。そういうことなんだ・・・・・・愛されていると思っていた私がバカだった。
ヒューゴ様は屋敷にも戻らずお金だけを湯水のように使う。マケラ公爵家の資産がどんどん減っていく。お父様が手がけていた事業は、金に替える為にヒューゴ様が勝手に他公爵家に譲渡し、屋敷にあった調度品までが次々になくなる。
使用人のお給金さえ払えなくなっていき・・・・・・一人二人と減らしていくうちに、屋敷のなかからほとんどの使用人達が消えていった。
「お前さぁ、娼館に働きに行けよ! 俺達やってないからお前処女だろう? そんな冴えない容姿でもさ、公爵令嬢じゃん? 高く売れるよ。買ってもらえよ」
「え? 嫌です。そんなことはできません!」
「いいから行くんだよ!!お前なんて、何にもできねーだろうがよぉ!! これから男達が迎えに来るから元気でな!! 実はもうお前、売っぱらちまって金も前払いして貰ってる。もう少し器量が良ければもっと高く売れたのによぉ。まぁ、しようがないか・・・・・・」
「まさか・・・・・・嘘でしょう? ・・・・・・ なんでこんなことに・・・・・・お父様が生きてらしたら、あんたなんかの思い通りにはならなかったのに・・・・・・」
「あっははは! 親不孝娘が何言ってんだよ? お前が馬車置き場の鍵をくれたから、お前の両親は死んだのさ。あれが事故だと思っていたのかよ? 全く阿呆な女だ。お前は親を殺したんだよ」
「どういう意味ですか?」
「とろいな。頭に脳みそ詰まってるかよ? 馬車に細工をして事故を引き起こさせたのは俺だよ。バカ女め!」
「まさか・・・・・・そんなつもりでは・・・・・・」
「そんなつもりじゃなかったのなら、どんなつもりだった? 空っぽな女、俺の見た目だけに惑わされる愚かな女さ」
私のなかに突如として芽生えた殺意。この男を殺したい・・・・・・愚かな私が一番悪いけれど、それでもこの男だけは許せない。護身用のナイフを持ち彼の心臓めがけて突進したが、逆にみぞおちに強烈なパンチをくらう。
男性の力には敵わないし、ここには守ってくれる人は一人もいない。長年仕えてくれた家令はとっくに辞めていったし、子供の頃からいた侍女長もメイド長も今はいない。私がこの男に騙されて貢いだ為に、マケラ公爵家の全てが崩れ去る。
(愚か者は私。なぜこんな男に騙されたの? 私がもっとしっかりしていれば・・・・・・)
腹を何度も蹴られ、血を吐き倒れる。
「あっはははは。ほら、許しを請えよぉーー。申し訳ございませんでした。ってよぉ。床に頭を擦りつけて謝れ! 夫にナイフを突きつけやがって、この不細工女がぁーー!!」
そう叫びながらますます逆上していくヒューゴ様は、もう完全に壊れており歯止めがきかない。私を殴ることが楽しくて堪らないのだ。
肋骨が折れて、内蔵が損傷していく感覚がわかる気がする。
「がはっ・・・・・・、ぐっはっ・・・・・・」声にならない悲鳴を上げて助けを求める。
(お父様、お母様、私がバカでした。こんなろくでなしに騙されてごめんなさい・・・・・・神様、お願い。この男に天罰を!!)
「あっははは。お前には多額の保険金がかけてあるからさぁ。このまま死んでも困らねぇよ。市井にお買い物に行った俺の奥様は、怪しい裏通りに連れ込まれ暴行を受けて死んだのさ。地下に死体を隠して明日あたりに裏通りでみつけたふりでもするか。娼館の奴らには金を返さなくちゃなんねーけどさ。ちっ! お前は本当は娼館で5年ほど働かせて殺すつもりだったのによぉ」
「私は・・・・・・絶対、あなたを許さないんだから・・・・・・」
「うっせえよ! くたばれや! 幽霊にでもなって出てこいよ! 返り討ちにしてやるよ」
痛みはもう感じない・・・・・・私は・・・・・・
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