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7 邪悪な魔法や呪術はすべて当人にかえっていく(人を呪わば穴二つ)最終話
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オースティン第2王子殿下を捕らえようとした騎士達は、オースティン殿下が風魔法で吹き飛ばし、壁に激突し気絶した。
「王妃殿下。ご安心を! 今世紀最強の魔女のこのダイアナが、あの第2王子殿下を火あぶりにしますわ。ちょっと、勿体ないけれど仕方ありませんわ。ファイアー!」
「防御! 子供の火遊びは禁止よ! 炎よ、消滅せよ!」
私はオースティン第2王子殿下の周りに、目に見えない壁を築いて防御し炎を消し去る。
「な、なによ・・・・・・お姉様、魔法はできないはずじゃぁ?」
「あぁ、属性にしばられないのよ、私。魔法局が無能すぎて測れなかっただけなの。あんな機関はあるだけ税金の無駄遣いよね? 解体してあげないとねぇ」
「こ、この小娘が! この場にいる呪術や魔法を使える者よ! このクリスティアーナを始末しなさい! 早く! こいつをやっつけたら、爵位をひとつ上げてやるわ!」
王妃陛下が忌々しい表情を浮かべ叫んだ。
「ならば、私が!」「いいえ、私が!」「どけどけ、わしが!」
5,6人が束になって、呪文を唱えはじめた。
「ばっかばかしい。私やオースティン第2王子殿下は、どんな呪文も魔法にも拘束されず影響をうけない! そして、今唱えている者達よ。その呪いや魔法は、お前達にかえってくる」
ぎゃぁーー! きゃぁーー! ぐはっつ!
呪い返しや魔法返しに、その術を行った者が次々に倒れていった。
「欲にまみれた者達。お前達は当然の報いを受けただけよ」
私がそう言うと、王妃殿下と王太子が這いつくばって、許しをこうのだった。
ꕤ୭*
それから私は国王陛下のもとに、ゆっくりと宙に浮きながら近づいた。
「お加減が良くなさそうですわ。顔色も悪く、それは多分毒のせいでしょう」
「あぁ、貴女こそは今世紀最強の魔女様か? わしの願いを聞いてくれまいか? あの王太子は国王にしたくはない。王の器はオースティンだ。頼む、オースティンに・・・・・・」
段々と目の前で弱っていく命・・・・・・この方は善良な国民を思いやる国王だったはず・・・・・・元気すぎる邪悪な王妃と王太子は国民の為にはならない。
「国王陛下に毒を盛った者、それを指図した者、加担した者はすべて報いを受けよ! すべての国王陛下にかけた魔法、呪術、毒は全て無効化され、かけた者にかえりなさい!」
王妃や王太子、宰相、とりまきの高位貴族が次々と、血は吐き倒れ崩れた。
ダイアナはそれを見て驚愕し青ざめ、私に命ごいをした。
「お願いです。お姉様! 二人きりの姉妹ではありませんか? 私にお慈悲をください」
「あぁ、貴女は死なせませんわ。貴女は、私の代わりにその老人の後妻になって幸せになりなさい。ダイアナの魔法をとりあげます。今度は貴女が魔力ゼロになるのです」
「えぇーー。嫌です! 私はこんなに美しいのに、なんで・・・・・・というかこの髪もお姉様の仕業でしたのね?酷いです!」
「あぁ、髪は元通りにしてあげるわ。でもドレスに散りばめられた宝石の数をやたら自慢し、農民は死んでもいいと言った罰として、あの宝石の数だけダイアナにはニキビをプレゼントしてあげるわ。今後、贅沢しすぎて平民を虐げる者には、罪の数だけニキビとおできができるでしょう」
私は周りにいる貴族達に向かってにっこりした。
周りの貴族達は、私に次々とカーテシーをし始め、すっかり元気になった国王陛下が宣言した。
「オースティンを王太子とし、この大魔女様を王太子妃とする! 異議のある者は前に出ろ」
誰一人前に出る者はいない。でも、王太子妃って・・・・・・私はオースティン第2王子殿下を友人として好きなだけなんだけどなぁ。
「クリスティアーナ様。どうか、私の妃になってください!」
オースティン第2王子殿下にひざまずかれた私は困った表情でつぶやいた。
「ま、いっか。オースティン第2王子殿下といると楽しいしね」
🌷おまけ(読者様の案採用)
オースティンが立太子になってから最初の事業は、魔法局局員の整理であった。
「そもそも魔力ゼロってのがおかしいんだよね。男性はともかく、女性にとって魔力=生命力なんだから。
水晶が壊れたのなら、
①ダイアナの時に壊れた
⇒クリスティアーナは計測できなかったから再計測
②クリスティアーナの時に壊れた
⇒クリスティアーナが水晶を壊すほどの魔力量
③経年劣化
⇒クリスティアーナが、またはダイアナも正常に計測できていない可能性
……のいずれであっても、再計測をすべきなんだから、それを思いあたらない時点で無能じゃない」
オースティンの言葉にクリスティアーナもうなづいた。
「そうね。無能のくせに年間数億ルピも予算とっていたなんて泥棒と同じよね。全員、解雇ぉーー!!」
局長を含め、多数の局員が解雇され田畑を耕す農民になったとさ。
「農民は1番偉いのよ! 毎日、みんなの為に田畑を耕し作物を植え育て収穫する。これこそ、素晴らしい仕事よね!」
クリスティアーナは農業問題に関する政策を多数考案し、この国の農業は革新的な発展を遂げたのだった。オースティンは商業の発展に努め、この国は黄金時代を迎えた。
ただオースティンは、クリスティアーナから恋人としての好意を得られるのに数年かかったらしい。
🌷おまけーーある農民の会話ーー
「うわぁ、今年も日照り続きらしいぜ。農作物がまた全滅だよ。また税金が納められねーーかも」
「え? 知らないの? もう今年の天気は全部決まってるよ? 新しい王太子の妃様が天気予報の紙を各家庭に配らせたじゃん」
「なに、それ? 王太子妃殿下って何者?」
「んーー。わかんない。大魔女様でなんでもできるんだって」
「なんでも? そんじゃ、それって神様じゃん?」
「あっはははは! 違いねぇーー」
完
❦ஐ*:.٭ ٭:.*ஐೄ❦ஐ*:.٭ ٭:.*ஐೄ
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
これはコメディですので、突っ込みどころ満載だとは思いますが、広い心でお読みいただけると嬉しいです。
以下宣伝です。
ライト文芸
「愛を教えてくれた人」
なにとぞ、よろしくお願いしまぁす。(#^.^#)
長編に挑戦しているので応援していただけると泣いて(( ⁎′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ ))喜びます😄♫
「王妃殿下。ご安心を! 今世紀最強の魔女のこのダイアナが、あの第2王子殿下を火あぶりにしますわ。ちょっと、勿体ないけれど仕方ありませんわ。ファイアー!」
「防御! 子供の火遊びは禁止よ! 炎よ、消滅せよ!」
私はオースティン第2王子殿下の周りに、目に見えない壁を築いて防御し炎を消し去る。
「な、なによ・・・・・・お姉様、魔法はできないはずじゃぁ?」
「あぁ、属性にしばられないのよ、私。魔法局が無能すぎて測れなかっただけなの。あんな機関はあるだけ税金の無駄遣いよね? 解体してあげないとねぇ」
「こ、この小娘が! この場にいる呪術や魔法を使える者よ! このクリスティアーナを始末しなさい! 早く! こいつをやっつけたら、爵位をひとつ上げてやるわ!」
王妃陛下が忌々しい表情を浮かべ叫んだ。
「ならば、私が!」「いいえ、私が!」「どけどけ、わしが!」
5,6人が束になって、呪文を唱えはじめた。
「ばっかばかしい。私やオースティン第2王子殿下は、どんな呪文も魔法にも拘束されず影響をうけない! そして、今唱えている者達よ。その呪いや魔法は、お前達にかえってくる」
ぎゃぁーー! きゃぁーー! ぐはっつ!
呪い返しや魔法返しに、その術を行った者が次々に倒れていった。
「欲にまみれた者達。お前達は当然の報いを受けただけよ」
私がそう言うと、王妃殿下と王太子が這いつくばって、許しをこうのだった。
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それから私は国王陛下のもとに、ゆっくりと宙に浮きながら近づいた。
「お加減が良くなさそうですわ。顔色も悪く、それは多分毒のせいでしょう」
「あぁ、貴女こそは今世紀最強の魔女様か? わしの願いを聞いてくれまいか? あの王太子は国王にしたくはない。王の器はオースティンだ。頼む、オースティンに・・・・・・」
段々と目の前で弱っていく命・・・・・・この方は善良な国民を思いやる国王だったはず・・・・・・元気すぎる邪悪な王妃と王太子は国民の為にはならない。
「国王陛下に毒を盛った者、それを指図した者、加担した者はすべて報いを受けよ! すべての国王陛下にかけた魔法、呪術、毒は全て無効化され、かけた者にかえりなさい!」
王妃や王太子、宰相、とりまきの高位貴族が次々と、血は吐き倒れ崩れた。
ダイアナはそれを見て驚愕し青ざめ、私に命ごいをした。
「お願いです。お姉様! 二人きりの姉妹ではありませんか? 私にお慈悲をください」
「あぁ、貴女は死なせませんわ。貴女は、私の代わりにその老人の後妻になって幸せになりなさい。ダイアナの魔法をとりあげます。今度は貴女が魔力ゼロになるのです」
「えぇーー。嫌です! 私はこんなに美しいのに、なんで・・・・・・というかこの髪もお姉様の仕業でしたのね?酷いです!」
「あぁ、髪は元通りにしてあげるわ。でもドレスに散りばめられた宝石の数をやたら自慢し、農民は死んでもいいと言った罰として、あの宝石の数だけダイアナにはニキビをプレゼントしてあげるわ。今後、贅沢しすぎて平民を虐げる者には、罪の数だけニキビとおできができるでしょう」
私は周りにいる貴族達に向かってにっこりした。
周りの貴族達は、私に次々とカーテシーをし始め、すっかり元気になった国王陛下が宣言した。
「オースティンを王太子とし、この大魔女様を王太子妃とする! 異議のある者は前に出ろ」
誰一人前に出る者はいない。でも、王太子妃って・・・・・・私はオースティン第2王子殿下を友人として好きなだけなんだけどなぁ。
「クリスティアーナ様。どうか、私の妃になってください!」
オースティン第2王子殿下にひざまずかれた私は困った表情でつぶやいた。
「ま、いっか。オースティン第2王子殿下といると楽しいしね」
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オースティンが立太子になってから最初の事業は、魔法局局員の整理であった。
「そもそも魔力ゼロってのがおかしいんだよね。男性はともかく、女性にとって魔力=生命力なんだから。
水晶が壊れたのなら、
①ダイアナの時に壊れた
⇒クリスティアーナは計測できなかったから再計測
②クリスティアーナの時に壊れた
⇒クリスティアーナが水晶を壊すほどの魔力量
③経年劣化
⇒クリスティアーナが、またはダイアナも正常に計測できていない可能性
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クリスティアーナは農業問題に関する政策を多数考案し、この国の農業は革新的な発展を遂げたのだった。オースティンは商業の発展に努め、この国は黄金時代を迎えた。
ただオースティンは、クリスティアーナから恋人としての好意を得られるのに数年かかったらしい。
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「うわぁ、今年も日照り続きらしいぜ。農作物がまた全滅だよ。また税金が納められねーーかも」
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「なに、それ? 王太子妃殿下って何者?」
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