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そして、現代っ子登場(現実ってこんなもの)
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そして、私はこの屋根裏部屋のディオール王女様とドライアドの王子の子孫のアン。
あれから、500年ほど経った今は、こんな素敵なお話も、ただのおとぎ話になったわ。だって、今や文明が発達しすぎて、人々は永遠の命を欲しがるようになったのだもの。
「もう、永遠の命を捨てて愛を選ぶ男なんていないのよ」
私は、祖先であるドライアドの王子とディオール王女のお墓の前に花を添えながら言った。
お墓のすぐ横にとても大きな木が生えていた。緑の葉を陽光にきらめかせて、さわさわと枝を揺らせている。
そこから、鮮やかな緑の髪と瞳の美しい男性が現れて私にこう言ったわ。
「それじゃぁ、僕は馬鹿だよね?君に一目ぼれしてドライアドの王の父親に人間にしてもらおうとしてるんだ。君は僕のような精霊は嫌かい?」
「ううん、とても素敵だしタイプだわ!でも、あなたが人間界に来るより私がそちらにいくわ。だって、永遠の命なのでしょう?精霊王の息子なら、きっと贅沢もできるだろうし‥‥」
私がいろいろとしゃべっている間に、その男性はポワンと音をたてて消えてしまった。失望の表情を浮かべて‥‥
完
あれから、500年ほど経った今は、こんな素敵なお話も、ただのおとぎ話になったわ。だって、今や文明が発達しすぎて、人々は永遠の命を欲しがるようになったのだもの。
「もう、永遠の命を捨てて愛を選ぶ男なんていないのよ」
私は、祖先であるドライアドの王子とディオール王女のお墓の前に花を添えながら言った。
お墓のすぐ横にとても大きな木が生えていた。緑の葉を陽光にきらめかせて、さわさわと枝を揺らせている。
そこから、鮮やかな緑の髪と瞳の美しい男性が現れて私にこう言ったわ。
「それじゃぁ、僕は馬鹿だよね?君に一目ぼれしてドライアドの王の父親に人間にしてもらおうとしてるんだ。君は僕のような精霊は嫌かい?」
「ううん、とても素敵だしタイプだわ!でも、あなたが人間界に来るより私がそちらにいくわ。だって、永遠の命なのでしょう?精霊王の息子なら、きっと贅沢もできるだろうし‥‥」
私がいろいろとしゃべっている間に、その男性はポワンと音をたてて消えてしまった。失望の表情を浮かべて‥‥
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最後がナイス👍😁
感想ありがとうございまぁす✨💃🏻
ふふっ
最後消えちゃうのはいいよね
だって、現代ッ子のテンポについていけなかったんだよ
この精霊王の子孫は心が綺麗なままだったからぁ😆
こちらもお読みくださってありがとうございまぁす🙇🏻♀️
懐かしい作品でしたぁ
退会済ユーザのコメントです
塩あめ様🥰コメントありがとうございまぁす😊
わぁ〜い🎶また、遊びに来てくれたのでふゅね?←すっかりあめ様に懐いている青空🐣であった
現実って、やっぱこんなもんかなって、ちょっと思って………😆
心が綺麗じゃないからね……あんまりほのぼのが書けないの…どこかオチをつけようする癖もあるしなぁー😓
あ、go to eatってすごくお得ですよねぇー
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↑
すでに、もう主婦の雑談になってるとこが、さすがポンコツ青空………トホホ😖
ま、また、来てくれると、売れぴっ😰嬉しいぃ〜〜🎶💃
今回はちゃんと、宛先、指で確認したデス(駅員さんのよーに)
途中までいいお話、からの……
このようなオチになるとはすごいです(*´ω`*)
月澄狸様
コメントいただき、ありがとうございまぁす🥰
はははー現代っ子って、こんなもんですよねぇー😓
サチマルも永遠の命がほしいですもん
あと、金銀財宝………ほしい…🥺⬅️物欲の塊