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いろいろあったけど、みんなでホームセンター冨士山を盛り上げよう!
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ディラン様からもらったハンカチとその倉庫に落ちていた布は、照らし合わせてみたら、やはりそっくりだった。
私は、高級警察に連絡して、調べてもらった。
「間違いないですね。しかも、これは国内には出回ってませんからね。しかし、バカな男だ。なぜ、こんな珍しい布を使ったんだろう?」
「兄は、虚栄心が強くて目立ちたがり屋なんですよ。放火をするにしても、他の人とは違う特別な感じを持たせたかったのかもしれませんね」
それにしても、愚かなことをしたものだ。放火は大罪人だ。なぜなら、火は次々と燃え移り、周りの商店街を巻き込む大火事に繋がる。人も負傷し、死人も多数でる大惨事になる。この世界では、極刑・・・・・・
「あんな、ろくでなしでも、死刑になるって思うと、いい気はしないわね?」
私は、お父様に呟いた。
「全くだなぁ。しかし、したことが放火じゃぁ仕方なかろう。もし、大火事になれば、甚大な被害がでるからね」
幸い、ボヤで済んだものの、罪の重さに変わりはない・・・・・・はずだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
しかし、ここは、なんでもお金が、物を言う世界だったようだ。
アシュレ家は爵位と全財産を、差し出して、ディラン様の命だけは助けてもらった。
誰に、差し出したか? 国王様なのか? 官僚さん達なのか? 上級警察のお偉いさんなのかは、私も聞いてないから、わからない・・・・・・
それで・・・・・・どうなったかというと・・・・・・
「ほら、ディランさん! そこの陳列、おかしいよ。その洗剤は下の段だからね!」
ディランはホームセンター冨士山で働き、今日も、うちの従業員に注意されていた。
元アシュレ男爵は、シニア向けの売り場で老眼鏡とステッキを売っている。
「これね、結構、便利なのですよ。ほら、手元がよく見えて拡大されて・・・・・・」
熱心にお客様に説明している様子は、昔では想像できない。
私は、イライジャ様と結婚して、幸せ、いっぱいで、さっきも倉庫でキスしちゃった!
新婚だから、そのぐらい、いいわよね?
さて、今日も、私は実演販売には手を抜かないわよっ!
「さぁーー。見ていって! そこのあなたも! 今日の洗剤は新発売よ! ホームセンター冨士山の開発商品。・・・・・・寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい。見たら、絶対欲しくなりまぁす!・・・・・・」
完
私は、高級警察に連絡して、調べてもらった。
「間違いないですね。しかも、これは国内には出回ってませんからね。しかし、バカな男だ。なぜ、こんな珍しい布を使ったんだろう?」
「兄は、虚栄心が強くて目立ちたがり屋なんですよ。放火をするにしても、他の人とは違う特別な感じを持たせたかったのかもしれませんね」
それにしても、愚かなことをしたものだ。放火は大罪人だ。なぜなら、火は次々と燃え移り、周りの商店街を巻き込む大火事に繋がる。人も負傷し、死人も多数でる大惨事になる。この世界では、極刑・・・・・・
「あんな、ろくでなしでも、死刑になるって思うと、いい気はしないわね?」
私は、お父様に呟いた。
「全くだなぁ。しかし、したことが放火じゃぁ仕方なかろう。もし、大火事になれば、甚大な被害がでるからね」
幸い、ボヤで済んだものの、罪の重さに変わりはない・・・・・・はずだった。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
しかし、ここは、なんでもお金が、物を言う世界だったようだ。
アシュレ家は爵位と全財産を、差し出して、ディラン様の命だけは助けてもらった。
誰に、差し出したか? 国王様なのか? 官僚さん達なのか? 上級警察のお偉いさんなのかは、私も聞いてないから、わからない・・・・・・
それで・・・・・・どうなったかというと・・・・・・
「ほら、ディランさん! そこの陳列、おかしいよ。その洗剤は下の段だからね!」
ディランはホームセンター冨士山で働き、今日も、うちの従業員に注意されていた。
元アシュレ男爵は、シニア向けの売り場で老眼鏡とステッキを売っている。
「これね、結構、便利なのですよ。ほら、手元がよく見えて拡大されて・・・・・・」
熱心にお客様に説明している様子は、昔では想像できない。
私は、イライジャ様と結婚して、幸せ、いっぱいで、さっきも倉庫でキスしちゃった!
新婚だから、そのぐらい、いいわよね?
さて、今日も、私は実演販売には手を抜かないわよっ!
「さぁーー。見ていって! そこのあなたも! 今日の洗剤は新発売よ! ホームセンター冨士山の開発商品。・・・・・・寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい。見たら、絶対欲しくなりまぁす!・・・・・・」
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