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1 初恋?は砕け散る・・・・・・
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ここは王都から遠く離れた辺境の地。一年の半分は雪に覆われ空には幻想的な虹のカーテンが降りる厳寒の地である。
だが7歳のソラにとって雪は天空から舞い降りてくる神秘的な白い花びらであった。積もった雪で作る雪兎や雪だるまは貴重な友人であり遊び相手なのだ。雪や氷を操る魔法は水魔法の上位に位置するが、その魔法が使えるのはソラだけの秘密であった。
ピョンピョンと跳ねる雪兎はソラから命をもらいまるで生きているように軽快に動く。それを笑いながら追い回すのが日課であった。
ある日のこと、ソラは小さな蛇を助けた。雪に埋もれて動かない虹色に輝くそれはぐったりとしており死んでいるようにも見えた。両手でそっと包んで持ち帰った蛇とその夜は柔らかなベッドで一緒に寝た。
怖くはなかった。美しいとさえ思いその虹色の体をそっと撫でて話しかける。
「綺麗な色ね。こんなに小さいのだもの、まだほんの子供なんでしょう? 死なないで。あなたが大きくなったところを見たいわ。元気になったら一緒に遊びましょう。美しい私の虹色の蛇さん」
ソラが撫でるたびにその体がぼおっと光り輝いたことにソラは気づきもしないのだった。蛇をいつのまにか抱きしめて寝ていたソラが目覚めた朝には、蛇の姿はどこにもなかったのである。
「きっと元気になって自分のおうちに帰ったのね。それならとても嬉しいことだわ」
ソラは残念な思いを胸の奥に押し込みそう呟いたのだった。
自然のなかで自由に生きる生物をてなづけてペットにすること自体が間違っているのだ。あの子はいるべき場所に帰ったのよ、そう思うことにしたのだった。
今日もソラは雪兎と雪だるまを5体づつ作りそれに向かって話しかける。
「あなたたちは私のお友達よ。今日はね、丘まで行ってソリで滑って遊ぼうと思うのよ。一緒について来てね」
ソラには一緒に遊ぶ同じような年頃の友人はいない。マディソン子爵家領を取り囲む貴族達で一番近い場所に屋敷を構え住んでいるのは北側に面するスノーホワイト辺境伯家だけだし、そこには一人息子のベントレーしかいないのである。彼とは一度しかあったことがないのだ。
(寂しくなんかない。同じ年頃の友人なんて欲しくないもん)
強がって心のなかでつぶやいたソラに男の子の声が背後から聞こえてきたのだった。
「ねぇ、そのソリに僕も乗せてよ」
黄金に煌めく髪を靡かせ人懐っこいエメラルド色の瞳に笑いを湛えているのはベントレーであった。彼にそう言われて嬉しくて思わずにっこりと微笑んだソラ。
(やっぱり遊び相手はいた方が絶対楽しい!)
ソラはやはり寂しかったのである。
ソラはマディソン子爵家の令嬢である。その容姿は雪の妖精のようであり、プラチナブロンドとバラ色の頬にスミレ色の瞳は宝石のようにきらめき、愛らしい唇は熟れたチェリーのように瑞々しく赤い。容姿に恵まれたソラだがその家庭は寒々しいものだった。
母親のマディソン子爵夫人は、ダンスの先生である量産型イケメンの薄っぺらい雰囲気の男とすぐに自室に引き籠もってしまうし、父親のマディソン子爵は侍女長でやたらに色っぽい妙齢な女と書斎に籠もりっぱなしであったのだ。
お互いが政略結婚の貴族夫妻は同じ屋敷にいても思い人が他におり、夫婦が義務的に子を為した後は堂々と不倫関係を楽しむことはこの異世界ではありふれた話なのであった。
まだ子供のソラにはそのあたりの事情はわからない。けれど両親の愛が脆く砕けてしまう薄氷よりも希薄なことはわかった。怪我をした時に急いで駆けつけてくれるのも、病気になった時に部屋を訪れて額に手をかざし心配そうに顔を覗き込んでくれるのも専属侍女のアニタ一人だけだったのだから。
次の日も、その次の日もベントレーと一緒に午後のひとときを過ごした。手を繋いで見上がる空は曇っていて相変わらずの鉛色だったけれど、心には燦々と降り注ぐ太陽がいた。この三日間でソラはベントレーが大好きになったのである。ソラの話を熱心に聞いてくれてときおり朗らかに笑うベントレーはどこまでも優しい。
「君はとても優しくてすごく綺麗だね! 妖精のようだよ。ずっと一緒にいられたらいいなぁ」
「うん。私も優しいあなたが大好き」
「そうしたら僕は君を妻に迎えようと思う。待っていて。永遠に君だけを大事にすると誓うよ」
それから何年もベントレーに会うことはなかった。だが、彼は約束を守ってくれた。
その5年後に二人はめでたく婚約者同士になったのである。
ソラとベントレーはお似合いのカップルだった。ベントレーは整った顔立ちをしており二人で並んだ姿は美しい一対の人形のようだった。永遠の幸せが約束されていたはずであった。しかし・・・・・・
「婚約破棄? なぜですか? 私のどこがいけなかったのでしょう?」
ソラは悲痛な問いかけをマディソン家のサロンでしていた。目の前にはお互いの両親とベントレーがいる。ソラが17歳の冬のことである。
「君にはなんの落ち度もないよ。ただね、第3王女殿下ワガママーナ様が息子のベントレーの美貌にすっかり惚れ込んでしまってなぁ。王家からの申し出には断れないのだよ。辺境伯だとは言っても王家の臣であることに変わりはないからね」
ベントレーの父親であるスノーホワイト辺境伯が申し訳なさそうにそう言ったが、その言い方には得意げな自慢じみた思いが透けて見えるようであった。
「そんな・・・・・・。」
王女からの好意を無下にすることなどできないのはわかっている。理解はできても心は哀しみで溢れかえっていた。泣くまいと必死に堪えた頬をベントレーの長い指が撫でた。
「そんなに悲しい顔をしないで。僕と離れる必要はないから。ソラはワガママーナ王女の侍女になればいいよ。辺境伯家で雇ってあげるから一生、僕の側にいてくれてかまわない」
思わず息を飲みしげしげとベントレーを見つめれば、あの幼い頃と変わらず穏やかな笑みを浮かべ、当然のような表情をしていた。そこに悪びれた様子は微塵もない。
「・・・・・・私にベントレー様の奥方になる第3王女殿下の侍女になれと言うのですか? 私にお二人の仲良く暮らす様子を見せるおつもりなのですか?」
悲痛な声を出すソラ。
「そんなに深刻に考えてはいけないわ。王女殿下の侍女になれるのですよ? 光栄なことではありませんか? 支度金もたっぷりいただけるようですし大出世です! 断ることは許されませんよ!」
ソラの母親であるマディソン子爵夫人は満足気に微笑を浮かべたのである。
(なぜこんな残酷な事が言えるのだろう? 私の気持ちはどうなるの?)
ソラは唇を噛みしめてじっと床を見つめることしかできなかった。
「ふふふ。これでソラはずっと僕のものだよね?」
大好きだと思ったエメラルド色の瞳は底なし沼のように濁って見えた。
だが7歳のソラにとって雪は天空から舞い降りてくる神秘的な白い花びらであった。積もった雪で作る雪兎や雪だるまは貴重な友人であり遊び相手なのだ。雪や氷を操る魔法は水魔法の上位に位置するが、その魔法が使えるのはソラだけの秘密であった。
ピョンピョンと跳ねる雪兎はソラから命をもらいまるで生きているように軽快に動く。それを笑いながら追い回すのが日課であった。
ある日のこと、ソラは小さな蛇を助けた。雪に埋もれて動かない虹色に輝くそれはぐったりとしており死んでいるようにも見えた。両手でそっと包んで持ち帰った蛇とその夜は柔らかなベッドで一緒に寝た。
怖くはなかった。美しいとさえ思いその虹色の体をそっと撫でて話しかける。
「綺麗な色ね。こんなに小さいのだもの、まだほんの子供なんでしょう? 死なないで。あなたが大きくなったところを見たいわ。元気になったら一緒に遊びましょう。美しい私の虹色の蛇さん」
ソラが撫でるたびにその体がぼおっと光り輝いたことにソラは気づきもしないのだった。蛇をいつのまにか抱きしめて寝ていたソラが目覚めた朝には、蛇の姿はどこにもなかったのである。
「きっと元気になって自分のおうちに帰ったのね。それならとても嬉しいことだわ」
ソラは残念な思いを胸の奥に押し込みそう呟いたのだった。
自然のなかで自由に生きる生物をてなづけてペットにすること自体が間違っているのだ。あの子はいるべき場所に帰ったのよ、そう思うことにしたのだった。
今日もソラは雪兎と雪だるまを5体づつ作りそれに向かって話しかける。
「あなたたちは私のお友達よ。今日はね、丘まで行ってソリで滑って遊ぼうと思うのよ。一緒について来てね」
ソラには一緒に遊ぶ同じような年頃の友人はいない。マディソン子爵家領を取り囲む貴族達で一番近い場所に屋敷を構え住んでいるのは北側に面するスノーホワイト辺境伯家だけだし、そこには一人息子のベントレーしかいないのである。彼とは一度しかあったことがないのだ。
(寂しくなんかない。同じ年頃の友人なんて欲しくないもん)
強がって心のなかでつぶやいたソラに男の子の声が背後から聞こえてきたのだった。
「ねぇ、そのソリに僕も乗せてよ」
黄金に煌めく髪を靡かせ人懐っこいエメラルド色の瞳に笑いを湛えているのはベントレーであった。彼にそう言われて嬉しくて思わずにっこりと微笑んだソラ。
(やっぱり遊び相手はいた方が絶対楽しい!)
ソラはやはり寂しかったのである。
ソラはマディソン子爵家の令嬢である。その容姿は雪の妖精のようであり、プラチナブロンドとバラ色の頬にスミレ色の瞳は宝石のようにきらめき、愛らしい唇は熟れたチェリーのように瑞々しく赤い。容姿に恵まれたソラだがその家庭は寒々しいものだった。
母親のマディソン子爵夫人は、ダンスの先生である量産型イケメンの薄っぺらい雰囲気の男とすぐに自室に引き籠もってしまうし、父親のマディソン子爵は侍女長でやたらに色っぽい妙齢な女と書斎に籠もりっぱなしであったのだ。
お互いが政略結婚の貴族夫妻は同じ屋敷にいても思い人が他におり、夫婦が義務的に子を為した後は堂々と不倫関係を楽しむことはこの異世界ではありふれた話なのであった。
まだ子供のソラにはそのあたりの事情はわからない。けれど両親の愛が脆く砕けてしまう薄氷よりも希薄なことはわかった。怪我をした時に急いで駆けつけてくれるのも、病気になった時に部屋を訪れて額に手をかざし心配そうに顔を覗き込んでくれるのも専属侍女のアニタ一人だけだったのだから。
次の日も、その次の日もベントレーと一緒に午後のひとときを過ごした。手を繋いで見上がる空は曇っていて相変わらずの鉛色だったけれど、心には燦々と降り注ぐ太陽がいた。この三日間でソラはベントレーが大好きになったのである。ソラの話を熱心に聞いてくれてときおり朗らかに笑うベントレーはどこまでも優しい。
「君はとても優しくてすごく綺麗だね! 妖精のようだよ。ずっと一緒にいられたらいいなぁ」
「うん。私も優しいあなたが大好き」
「そうしたら僕は君を妻に迎えようと思う。待っていて。永遠に君だけを大事にすると誓うよ」
それから何年もベントレーに会うことはなかった。だが、彼は約束を守ってくれた。
その5年後に二人はめでたく婚約者同士になったのである。
ソラとベントレーはお似合いのカップルだった。ベントレーは整った顔立ちをしており二人で並んだ姿は美しい一対の人形のようだった。永遠の幸せが約束されていたはずであった。しかし・・・・・・
「婚約破棄? なぜですか? 私のどこがいけなかったのでしょう?」
ソラは悲痛な問いかけをマディソン家のサロンでしていた。目の前にはお互いの両親とベントレーがいる。ソラが17歳の冬のことである。
「君にはなんの落ち度もないよ。ただね、第3王女殿下ワガママーナ様が息子のベントレーの美貌にすっかり惚れ込んでしまってなぁ。王家からの申し出には断れないのだよ。辺境伯だとは言っても王家の臣であることに変わりはないからね」
ベントレーの父親であるスノーホワイト辺境伯が申し訳なさそうにそう言ったが、その言い方には得意げな自慢じみた思いが透けて見えるようであった。
「そんな・・・・・・。」
王女からの好意を無下にすることなどできないのはわかっている。理解はできても心は哀しみで溢れかえっていた。泣くまいと必死に堪えた頬をベントレーの長い指が撫でた。
「そんなに悲しい顔をしないで。僕と離れる必要はないから。ソラはワガママーナ王女の侍女になればいいよ。辺境伯家で雇ってあげるから一生、僕の側にいてくれてかまわない」
思わず息を飲みしげしげとベントレーを見つめれば、あの幼い頃と変わらず穏やかな笑みを浮かべ、当然のような表情をしていた。そこに悪びれた様子は微塵もない。
「・・・・・・私にベントレー様の奥方になる第3王女殿下の侍女になれと言うのですか? 私にお二人の仲良く暮らす様子を見せるおつもりなのですか?」
悲痛な声を出すソラ。
「そんなに深刻に考えてはいけないわ。王女殿下の侍女になれるのですよ? 光栄なことではありませんか? 支度金もたっぷりいただけるようですし大出世です! 断ることは許されませんよ!」
ソラの母親であるマディソン子爵夫人は満足気に微笑を浮かべたのである。
(なぜこんな残酷な事が言えるのだろう? 私の気持ちはどうなるの?)
ソラは唇を噛みしめてじっと床を見つめることしかできなかった。
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