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理想の王妃様
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公爵令嬢イライザとフィリップ第一王子はうまれたときから、婚約者だった。
5歳の春
「イライザ!魔法の勉強が面倒だ、どうしたらいい?」
「私が代わりにやっておきましょうか?」
「そうか?ありがとう」
10歳の春
「イライザ!政治の勉強が難しすぎる!」
「はい、やっておきましょう」
15歳の春
「イライザ!経済の勉強は苦手だ!いつものようにやっておけ!」
「かしこまりました」
◆◆☆
18歳の春、王妃になった。
「イライザ!もう面倒なことは全部おまえがやれ!俺は側妃のアイリスとオペラを見に行く」
「かしこまりました。いってらっしゃいませ」ふわりとイライザは微笑む。
「イライザ様は天使のよう。いつも、春のような微笑みを浮かべていらっしゃる。」
「陛下に仕事を全部押しつけられても文句ひとつ言わない」
召使いたちは噂する。
◆◆☆
「イライザ様、私、新しいドレスと宝石がほしいですわ」アイリスが言う。
「わかりました。すぐに御用達商人を呼びますわ」
アイリスは商人が並べた宝石の中でひときわ大きなダイヤを選ぶ。
「これにするわ!」
「まぁーとてもお似合いです。アイリス様の可愛いお顔立ちがさらに映えますわね!」
春のように朗らかにイライザは微笑む。
「イライザ様もいかがですか?」商人が勧める。
「いいえ、私は今もっているもので充分です」
アイリスが宝石をちりばめた鮮やかなブルーの、レースやフリルをふんだんにあしらったドレスを選べば、イライザ
は宝石もなにもないクリーム色のシンプルなドレスを選ぶ。
「アイリス様はいつも高価な宝石を買ってばかり!」
「アイリス様はいつも高価なドレスを買ってばかり!」
商人たちは噂する。
「イライザ!アイリスと夜会に行く」
「イライザ!アイリスと観劇に行く」
フィリップとアイリスはいつもたくさんお金を使い遊びほうけているばかり。
聖女のはずのアイリスは祈ることも少なくなり
「今日も教会に行かなくていいわよねぇーイライザ様、代わりにあなたが行って?」
「わかりました。」春の暖かな微笑みでイライザが答える。
「あんな王と側妃って必要?」
「いらなくないか?」
噂は広まり、人々は激怒する。
「俺は、愛するアイリスのために、宮殿を建てる!」王が国民に宣言すると
ついに、国民の怒りが爆発した。
革命がおき、王と側妃は処刑された。
イライザは民の怒りをかうこともなく、処刑もされなかった。
それどころか、理想の王妃、聖女とも呼ばれ歴史上に残る人物となった。
が、残念なことに革命の後に、どのような人生をたどったかは誰も知らないのだった。
◆◆☆
まばゆいシャンデリアが怪しくきらめき
血のように赤いじゅうたんが敷き詰められた大広間。
黒い翼をもったお仕着せの執事服を着た美青年が嬉しそうに微笑む。
「サタン様。お早いお帰りで。お楽しみになられましたか?」
「いいえ、賢王と聖女の堕落は、あっけなさすぎましたわ」
クリーム色のドレスを着たサタンと呼ばれた女性は春の暖かな微笑みをふわりと浮かべた。
完
5歳の春
「イライザ!魔法の勉強が面倒だ、どうしたらいい?」
「私が代わりにやっておきましょうか?」
「そうか?ありがとう」
10歳の春
「イライザ!政治の勉強が難しすぎる!」
「はい、やっておきましょう」
15歳の春
「イライザ!経済の勉強は苦手だ!いつものようにやっておけ!」
「かしこまりました」
◆◆☆
18歳の春、王妃になった。
「イライザ!もう面倒なことは全部おまえがやれ!俺は側妃のアイリスとオペラを見に行く」
「かしこまりました。いってらっしゃいませ」ふわりとイライザは微笑む。
「イライザ様は天使のよう。いつも、春のような微笑みを浮かべていらっしゃる。」
「陛下に仕事を全部押しつけられても文句ひとつ言わない」
召使いたちは噂する。
◆◆☆
「イライザ様、私、新しいドレスと宝石がほしいですわ」アイリスが言う。
「わかりました。すぐに御用達商人を呼びますわ」
アイリスは商人が並べた宝石の中でひときわ大きなダイヤを選ぶ。
「これにするわ!」
「まぁーとてもお似合いです。アイリス様の可愛いお顔立ちがさらに映えますわね!」
春のように朗らかにイライザは微笑む。
「イライザ様もいかがですか?」商人が勧める。
「いいえ、私は今もっているもので充分です」
アイリスが宝石をちりばめた鮮やかなブルーの、レースやフリルをふんだんにあしらったドレスを選べば、イライザ
は宝石もなにもないクリーム色のシンプルなドレスを選ぶ。
「アイリス様はいつも高価な宝石を買ってばかり!」
「アイリス様はいつも高価なドレスを買ってばかり!」
商人たちは噂する。
「イライザ!アイリスと夜会に行く」
「イライザ!アイリスと観劇に行く」
フィリップとアイリスはいつもたくさんお金を使い遊びほうけているばかり。
聖女のはずのアイリスは祈ることも少なくなり
「今日も教会に行かなくていいわよねぇーイライザ様、代わりにあなたが行って?」
「わかりました。」春の暖かな微笑みでイライザが答える。
「あんな王と側妃って必要?」
「いらなくないか?」
噂は広まり、人々は激怒する。
「俺は、愛するアイリスのために、宮殿を建てる!」王が国民に宣言すると
ついに、国民の怒りが爆発した。
革命がおき、王と側妃は処刑された。
イライザは民の怒りをかうこともなく、処刑もされなかった。
それどころか、理想の王妃、聖女とも呼ばれ歴史上に残る人物となった。
が、残念なことに革命の後に、どのような人生をたどったかは誰も知らないのだった。
◆◆☆
まばゆいシャンデリアが怪しくきらめき
血のように赤いじゅうたんが敷き詰められた大広間。
黒い翼をもったお仕着せの執事服を着た美青年が嬉しそうに微笑む。
「サタン様。お早いお帰りで。お楽しみになられましたか?」
「いいえ、賢王と聖女の堕落は、あっけなさすぎましたわ」
クリーム色のドレスを着たサタンと呼ばれた女性は春の暖かな微笑みをふわりと浮かべた。
完
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ふむふむ
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お読みくださりありがとうございます!
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😨
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そうそう
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教訓めいたお話になっております😁
コメントをお寄せくださり感謝💐です🎶☺️