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2 ポピーはアイリスから虐待されていたようです
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――そういうことね・・・・・・つまり、アイリスとマイクはそういう仲ということか・・・・・・
そして私は仕事ばかりにかまけてこの屋敷や離れでおこっている出来事を見ようとしていなかったことに反省した。どんなに信頼していた夫であっても、血が繋がった妹であっても心をすっかり許してしまうのは危険なんだ。
皆で揃って食べるディナーにポピーの姿が見えなくなったのはいつからだったかしら? このところ私自身もホテルを買収するのに忙しくて、家族と一緒に食事をとるのは三日に一回ほどだった。私は新たな事業を手がけており、それはリゾートホテル経営だった。
「アイリス! 最近ポピーの姿が見えないようだけれど、なぜ離れから出てこないの? 庭で遊んでいるのもみかけないわよ」
「あぁ、ポピーはオークリー伯爵家の子供じゃないから離れで食事をさせています。だって、ここはシャーロットの屋敷じゃありませんか? あの子は仕方なく連れてきただけですし・・・・・・」
アイリスが私から目を逸らせた表情に私は嫌な予感がしたのだった。
急いで侍女に離れに向かわせポピーを連れて来させると・・・・・・ポピーの身体はすっかり痩せ細って腕や足には痣が見てとれた。
「これはなんなの? どうしてこれほど痩せて怪我だらけなのよ?」
「あっははは。お母様、ポピーお姉様はそそっかしいからよく転ぶだけです。おまけに好き嫌いが激しくて偏食なのよ。ただ、それだけだわ!」
シャーロットが笑いながら説明をするが、なぜ実の姉がこんな姿になっているのに笑えるのかがわからない。
私はポピーを隣に座らせて消化の良い物を与えようとするがアイリスはそれを迷惑そうにしていた。
「好き嫌いの激しい子なんです。構わなくていいと思いますわ。どうせ、このオークリー伯爵家では厄介者でしょう」
そう言いながら、シャーロットの世話だけを細々としようとする。そしてそれを嬉しそうに見ている夫。
――気持ち悪い・・・・・・吐き気がするわ・・・・・・このままにはしておけないわ!
「アイリス、いつもシャーロットをお世話してくれてありがとう! 明日はシャーロットのお誕生日だけれど私は仕事で忙しいのよ。だから私の代わりにシャーロットとどこかに遊びに行ったらどうかしら?」
さりげなく話題を変えてリゾートホテルに行くように仕向けた私だ。
「わぁ~~、ママとお出かけできるなんて嬉しい! マイク伯父様も一緒にお出かけしましょうよ! お母様、いいでしょう? 将来の女伯爵の私が乗るのに相応しい馬車と遊ぶお金をたっぷりちょうだいよ!」
「そうね、仲良く3人でお出かけするといいわね。少し前にオープンしたテーマパークは宿泊施設もあるのですって。泊まってくればいいわ」
「うわぁ~~! やったぁ~~。お母様にしては気が利くのね! お姉様のポピーは置いていくわ。邪魔だもの」
シャーロットは自分の意見がいつだって通ると思っており、オークリー女伯爵に自分がなることを信じて疑わない。
「テーマパークの一番いいホテルの特別室を予約してあげるわ。誕生日にはぴったりのプレゼントよね?」
私はにっこりと微笑み彼らはニンマリと顔を歪ませて笑った。
翌日、一番いい馬車を用意させお金をたっぷりと与えて送り出してあげると、ポピーを病院に入れた。かなり衰弱しており、これは虐待以外のなにものでもないからだ。
ポピーは私に抱きつき泣きじゃくって言った言葉は「悪魔から助けて」だった。
――そうね、悪魔か・・・・・・あいつらが悪魔ならば証拠を捕らえそれ相応の結末を用意しなければね・・・・・・
私も出かける準備をすると向かった先は彼らと同じホテルだけれど入り口は全く違う。地下のホテル関係者駐車場に馬車を止めると最上階の1室に入る。扉に書かれた文字はここの最高責任者を指す言葉。私はこのホテルの実質的オーナーなのだった。
最近買収したホテルで従業員も全て私の配下の者だ。私を出迎えた男性の支配人に私は命令した。
「私に合うサイズの客室係の制服を持って来てちょうだい」
そして私は仕事ばかりにかまけてこの屋敷や離れでおこっている出来事を見ようとしていなかったことに反省した。どんなに信頼していた夫であっても、血が繋がった妹であっても心をすっかり許してしまうのは危険なんだ。
皆で揃って食べるディナーにポピーの姿が見えなくなったのはいつからだったかしら? このところ私自身もホテルを買収するのに忙しくて、家族と一緒に食事をとるのは三日に一回ほどだった。私は新たな事業を手がけており、それはリゾートホテル経営だった。
「アイリス! 最近ポピーの姿が見えないようだけれど、なぜ離れから出てこないの? 庭で遊んでいるのもみかけないわよ」
「あぁ、ポピーはオークリー伯爵家の子供じゃないから離れで食事をさせています。だって、ここはシャーロットの屋敷じゃありませんか? あの子は仕方なく連れてきただけですし・・・・・・」
アイリスが私から目を逸らせた表情に私は嫌な予感がしたのだった。
急いで侍女に離れに向かわせポピーを連れて来させると・・・・・・ポピーの身体はすっかり痩せ細って腕や足には痣が見てとれた。
「これはなんなの? どうしてこれほど痩せて怪我だらけなのよ?」
「あっははは。お母様、ポピーお姉様はそそっかしいからよく転ぶだけです。おまけに好き嫌いが激しくて偏食なのよ。ただ、それだけだわ!」
シャーロットが笑いながら説明をするが、なぜ実の姉がこんな姿になっているのに笑えるのかがわからない。
私はポピーを隣に座らせて消化の良い物を与えようとするがアイリスはそれを迷惑そうにしていた。
「好き嫌いの激しい子なんです。構わなくていいと思いますわ。どうせ、このオークリー伯爵家では厄介者でしょう」
そう言いながら、シャーロットの世話だけを細々としようとする。そしてそれを嬉しそうに見ている夫。
――気持ち悪い・・・・・・吐き気がするわ・・・・・・このままにはしておけないわ!
「アイリス、いつもシャーロットをお世話してくれてありがとう! 明日はシャーロットのお誕生日だけれど私は仕事で忙しいのよ。だから私の代わりにシャーロットとどこかに遊びに行ったらどうかしら?」
さりげなく話題を変えてリゾートホテルに行くように仕向けた私だ。
「わぁ~~、ママとお出かけできるなんて嬉しい! マイク伯父様も一緒にお出かけしましょうよ! お母様、いいでしょう? 将来の女伯爵の私が乗るのに相応しい馬車と遊ぶお金をたっぷりちょうだいよ!」
「そうね、仲良く3人でお出かけするといいわね。少し前にオープンしたテーマパークは宿泊施設もあるのですって。泊まってくればいいわ」
「うわぁ~~! やったぁ~~。お母様にしては気が利くのね! お姉様のポピーは置いていくわ。邪魔だもの」
シャーロットは自分の意見がいつだって通ると思っており、オークリー女伯爵に自分がなることを信じて疑わない。
「テーマパークの一番いいホテルの特別室を予約してあげるわ。誕生日にはぴったりのプレゼントよね?」
私はにっこりと微笑み彼らはニンマリと顔を歪ませて笑った。
翌日、一番いい馬車を用意させお金をたっぷりと与えて送り出してあげると、ポピーを病院に入れた。かなり衰弱しており、これは虐待以外のなにものでもないからだ。
ポピーは私に抱きつき泣きじゃくって言った言葉は「悪魔から助けて」だった。
――そうね、悪魔か・・・・・・あいつらが悪魔ならば証拠を捕らえそれ相応の結末を用意しなければね・・・・・・
私も出かける準備をすると向かった先は彼らと同じホテルだけれど入り口は全く違う。地下のホテル関係者駐車場に馬車を止めると最上階の1室に入る。扉に書かれた文字はここの最高責任者を指す言葉。私はこのホテルの実質的オーナーなのだった。
最近買収したホテルで従業員も全て私の配下の者だ。私を出迎えた男性の支配人に私は命令した。
「私に合うサイズの客室係の制服を持って来てちょうだい」
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