ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん異世界に来ました!

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イケメンさんが作ってくれた夕飯は、よくわからない野菜のスープ、何かの肉のステーキだった。パンやご飯はなかった。主食がない世界なのかな?食器はちょっと燻んだベージュのお皿、鉄?でできたナイフ、フォーク、スプーンだった。お箸はやっぱりないよね。

イケメンさんは、お皿並べて正面に座る。そして、頭のタオルを外した。そして食べる前にお祈りをしている。

髪が金髪‼︎ちょっと長めのショート。攻撃力高い!おばちゃんキュンキュンしちゃう。

いや、今はご飯。食べましょう。

「いただきます。」

手を合わせる。上げ膳据え膳なんて何年振りだよ!なんて喜んで食べ出す。

「その言葉は君の世界の食事前のお祈りかな?」

と聞かれる。

「そうですね。私の世界というより、国の礼節に近いですね。野菜もお肉も命があったものを食べて、生きる。それに作ってくれた人にもありがとうの気持ちも入っているし。だから、感謝の言葉ですね。」

「良い言葉だね。」

「国によって文化が違うので、他の国はよくわかりませんが、私の住んでいたところは、「いただきます」「ごちそうさま」って食事の挨拶を言います。」

スープは野菜を煮込んだだけで、味が薄い。塩のみかな?肉はナイフで切るが、なかなかに硬くて切りにくい。一口サイズにするのに四苦八苦していると

「ふふっ、切ってあげるよ。」

と、言ってくれた。お皿とナイフとフォークを渡す。

スーッとナイフが簡単に入り、お肉が小さくなっていく。筋肉の差?いや、慣れかな?食事はお箸が専らだから、やっぱり慣れだよね。

「ありがとうございます。えーっと、お名前聞いていませんでした。」

ここでようやく名前を聞くことができた。

「あぁ、こっちもバタバタ動いていたから、大事なこと聞かなかったね。俺はロイだよ。」

「私はアオイです。一晩お世話になります。」

やっと自己紹介ができた。イケメンさんはロイさんというのか。苗字を言わなかったから、私も名乗らなかったけど、いいかな?それに名前もハンドルネームで使っているもので本名ではない。
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