ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん異世界に来ました!

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鏡を見れば、見るほど自分でない気がしてきた。本当に誰?私が私でないように思える。

ロイさんはチベスナじゃないの雄叫びで驚いて、固まってしまった。

そんなロイさんを気にせず、私は私自身を確認していく。鏡を置いて、プヨプヨの二の腕を触ると、10代の時のように細くなっている。服の上から胸、お腹、お尻、太腿と触っていくが、産後に身についた贅肉がないのだ。ちなみに胸はもともとあるようでなかったから変わりはない。ジーンズの緩さもベルトで気づかなかったが、贅肉がない。10代の頃の薄いお腹だ。

「ア、アオイ?」

私の行動がおかしいので、ロイさんが声をかけてくれたが、私は確認に忙しかった。

席を立ち、その場でジーンズを脱ぎ出す。

「アっ、アオイ!?」

お腹の贅肉が本当にないと視覚で確認する。お尻も垂れていたはずが、プリッと上がっているし、腿も細くなっていた。

「身体が若返っている。お腹のお肉がない。あっ、手術跡は残っている。お尻はプリケツだぁぁ。腿が細い!セルライトがなーーい!」

なんて感動していると、ロイさんに、

「アオイ!!服着て!!」

と、怒鳴られた。

手で目を隠しているけど、顔のみならず、耳まで真っ赤になっていた。

はい、私が悪いです。会ったその日にいきなり服を脱ぎ出すなんて、もっての外ですから。でも、パンツは脱いでいないよ。だからセーフだよね。いや、完全アウトか。おばちゃんの裸なんて需要も供給もないないっていうのに。でも、若返ってしまったから、需要はあるか?供給はしないけど。

でも、ロイさん、これだけで顔が赤くなるなんて可愛いなぁ、イケメンなのに女性慣れしてないんだなぁ、なんて思ってしまう。

ジーンズを履き直して、ベルトを締めて、席に座る。

「ロイさんすみませんでした。」

頭を下げて謝罪する。
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