ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

閑話

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グランダル領への4日間の道中の話です。


1日目 夜 宿にて

「部屋ですが、部屋数があまりないので、3人ずつでよろしいでしょうか?」

「ああ。グランダル令息、それでよろしいか?」

「はい、構いません。」

「やったぁ!マリアさん、メイさん、パジャマパーティーしよ!」

「パジャマパーティー、ですか?」

「そう、眠くなるまでお菓子食べながら、ずっとお話するの!」

「楽しそうですね。ちなみにどんな話をするんですか?」

「恋バナとか、エロネタとか?」

「「すぐ寝ろぉ!!」」

ロイさんとダンさんに怒られた。エロネタは禁止になった。






2日目 馬車の中にて

「シュバルツバルト嬢、昨日話されたカイリさんとは、どんな方なんですか?他国語を学ばれるとは、留学とかされているんですか?」

「いやいや、そんな立派じゃないよ?心理カウンセラーを目指していて、学校の単位の必須科目だったと思う。カウンセラーって、相談員の人のことで、悩みとかを聞いてくれて、助言してくれる職業なの。」

「そんな職業があるんですね。」

「私の国は、心を病んでいる人が多い国だから、必要な職業なのかもね。」

「立派ですね。」

「いや、ただ単に面白そうっていう動機だから、成れたかどうかは知らないんだけどね。」

「おもしろそう…。」

「アイツはたまに余計な一言を言うから、相談者を怒らせなければいいけど。」


やっぱりアオイ似だ。と、ロイさんとダンさんが確信したのは、言うまでなかった。





2日目 夜 宿にて

「今夜はロイ様、アオイ様、グランダル令息はお一人部屋になります。」

「わかった。」

「はい、ありがとうございます。」

「1人かぁ。」

「アオイ、寂しいなら一緒に寝るか?」

「ロイさん、…今夜はマリアさん達とパジャマパーティーしてもいい?」

「「1人で寝ろ!」」

やっぱり、ロイさんとダンさんに怒られた。





3日目 夜 野宿にて

「テントは、2人用を5つ張ります。騎士2人ずつ3交代で夜間見張りをします。ロイ様とアオイ様、私とグランダル令息、侍女2人、騎士は交代でテントを使いますが、よろしいでしょうか。」

「俺は、それでいい。グランダル令息は?」

「はい、構いません。」

「ロイ様、くれぐれも、」

「わかっている。」

「グランダル先輩、ダンさんに襲われないようにしてください!」

「「へっ?」」

「ア、アオイ?それは2人に失礼では?」

「ロイさんは、グランダル先輩がダンさんを襲うと思いですか?…それもありですね。」

「「えっ?」」

「年下攻め!いいですね!流石ロイさん、着眼点が違いますね?」

「そ、そうか?」

「そうですよ。ダンエドだと思っていましたが、エドダンもありですね。今夜はいい夢が見れそうです。」

「…アルカード様、…シュバルツバルト嬢が怖いです。」

「私も…同意見です。」

「アオイの妄想は、どうなっているんだ?」

知りたくもないけど、と心の中で3人付け足した。
アオイが貴腐人なのは、誰も知らない。




4日目 馬車の中にて アオイ昼寝中

「シュバルツバルト公もアルカード様も大変ですね。学園では、コンラッド殿下に思わず同情してしまいましたが。」

「私は見ているだけなので、そんなに被害受けていないですよ。」

「まだ言えば止まるから、俺もそこまでではない。」

「……コンラッド殿下が一番の被害者ですか。私も授業の時は、教える立場だったのでよく知らなかったのですが、今回同行して彼女の言動には驚かされっぱなしです。」

「でも、面白いし、楽しいんですよね。」

「本当それなんですよね。次何するかわからないから、期待する自分がいるんですよね。」

「やらんぞ。」

「そんなつもりはないです。私の技量では手に余ります。シュバルツバルト公だから、受け止められるんでしょう。」

「ふっ。」

「おや、珍しくロイ様が照れています。」

「うるさい。」


シュバルツバルト公は令嬢を膝枕して、優しく頭を撫でている。
エドワードには、『私はロイさんじゃないとダメで、ロイさんも私じゃないとダメなんです。それだけなんです。』の意味がわかった4日間だった。


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