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親兄弟でも保証人になっちゃダメ!
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ギルド長が出て行ってから2時間ほで俺の部屋に再度訪れた。
用件としては荷物の件の謝罪とA級冒険者の件だった。
「すまない、こちらの譲歩としてはA級冒険者試験に出てくれれば成績に関係なくA級を与えることを確約することしかできない」
A級はB級とは違い国際ライセンスだそうで無試験でと言うわけにはいかないらしい。それにA級になるためにはB級を3年勤めあげ、A級昇格試験で好成績を修める必要がある。
だが、それを免除して成績に関係なく試験を受ければA級をくれると言う。
3年間を短縮できるなら折れ所かとも思うが。
「他に特典があるんだろ? まさか人をハメようとして言われた要求分の物しか持ってこないなんてことは無いよな?」
そう、俺は仕事をやらなくてもいいのだ、魔窟最奥のエミリの部屋はマーキングしてあるのでいつでも転移できるし、古代龍を倒して大金を持っている今、お金が特に必要と言うわけではない。
「まってくれ、それならすべてのギルドがある街でAランク宿を保証しよう」
Aランク宿か、一泊1万G以上で日本円で10万くらいの宿か。
悪くはない。だが、まだ足りない。
「人数は何人まで止まれるんだ? これからパーティーも組むだろうし、そこも考慮してもらいたい」
「分かった、最大人数まで泊まれるようにしよう」
通常パーティーは最大5人と決められている(魔物は除く)。これは一つのパーティーが冒険者を独占するのを防ぐためだ。
まあ、その理由は表向きのものだろう。
有力な冒険者が集まってギルドに変わるものを立ち上げないようにするための処置だと言う話だ。
「荷物の紛失や破損に関して、誰が責任を持つかと言うことはどうなった?」
普通なら運ぶ俺が責任をもつのだが、正直こんな民度が低い異世界で責任を負いたくない。
できるだけリスクは避けるべきだ。
「うむ、それもギルドが責任を持とう」
「分かった、ではそれを書面に書いたものを用意してもらおうか?」
「これが、契約書だ。宿屋もこれを見せればすべてフリーパスになる」
二部用意された契約書を受け取ると一通り読んだ。特に問題はないようだがケバ子に契約書を渡し再チェックさせた。
元ギルド職員なら俺が分からないことも分かるだろう。
ゴブリンが文字を読めるのかと馬鹿にするギルド長を無視してケバ子は淡々と契約に目を通す。
ケバ子は書類を読み上げると問題はないと言う、ただひとつを除いては。
「なあ、ギルド長さんよ。何度も言わせるなよ? いい加減切れるぜ」
「しょ、書類は完璧きなはずだが?」
俺の恫喝に吃りつつも冷静に振る舞う。
「契約師がいないようだが?」
ケバ子が言うには契約時には必ず契約師が必要で、呪術的に契約をするので破ることができなくなると言う。
つまりこの世界では呪術師がいなければ契約は無かったことと同じなのだ。
商人じゃない俺はそれを知らないと思われていたようだ。なめやがって。
「ああ、すまない外に待たせてあるんだ」
そう言うと外から老女を中へと導く。契約の呪術を知っていれば最初に出すつもりだったわけだ。
俺が何も言わないから知らないと踏んだのだな。
「おい、いい加減にしろよギルド長。俺をハメたいならこの契約は無しだ」
「いや本当に騙すつもりはなかった」
「嘘をつくなよ、契約には契約師を同席させるのが常識だろうが!」
突然ギルド長は土下座をして謝り出す。
「すまなかった、本部に言われて隙があればハメろと言われて、仕方なかったんだ」
本部がやらせたと言うのなら、これ以上こいつからは譲歩は引き出せない。
ご破算になったとしても本部は良いと言う判断をしたのだろうからな。
契約を破棄してもいいのだが俺をハメようとした連中にはちゃんと罰を受けてもらわないとな。
そのためにもギルドに残らないといけない。
だが、このギルド長には今、罰を受けてもらう。
「わかった。これはあんたに貸しだ。その貸しも契約書で作れ」
「分かった、分かったよ。だから騙したことは許してくれ」
契約できなくても構わない方針だろうが、やはり契約できなければギルド長にマイナス評価でもつくのだろう。
貸しを作ってまで俺を引き留めたいとなると本部からの命令が嘘の可能性もあるな。
まあ、今は分からないし、こいつが悪いと言うことにしておくか。
俺は契約師の元、運搬業務うを請け負う契約をした、期間は1年だけとした。
この世界では契約期間と言う概念がないらしく、一度契約すれば生涯にわたって契約に縛られる。
だから商人どうしの契約は戦争なのだ。相手を生かすも殺すも契約次第。
まさに、親兄弟でも保証人になっちゃダメ! だな
終身雇用はまともな会社なら良いがどう考えても冒険者ギルドはブラックだ。
ならできるだけ解約しやすい契約の方が良い。
そしてギルド長には罰として俺の言うことを未来永劫聞くように契約をした。
もちろんハメさせてもらった。こちらをハメたのがバレたせいで焦っていたのだろう。
俺の言うことを鵜呑みにして契約してしまったのだ。
文句を言っていたが後の祭りだ。
そしてこの件の首謀者はやはりギルド本部で、冒険者ギルド副総長ギルガムナと言う奴の命令らしい。
そいつはそのうち仕返しをしてやる。
用件がすむとギルド長はほうほうの体で逃げ帰っていった。
後で明日の荷物を取りに来てくれと言い残して。
それと入れ替わるようにメリリとクリリが俺の部屋に入ってきた。
「カオス、私達をあなたのパーティーに入れて欲しいの!」
「です」
藪からスティックに何を言い出すんだこいつら。
「いや、俺は一人でやりたいんだけど」
その言葉を遮るように、二人はいかに自分が有用かを説明する。
料理ができるし、荷物運びでもなんでもするからと言う。
何でもって言われても、全部ケバ子で事足りるんだよな。
正直、弱い奴入れても足手まといだしと言うと、すごすごと自分の部屋に逃げ帰った。
足手まといと言った時、メリリとクリリは顔を青くしていたので、なにか地雷を踏みぬいたのかもしれない。
まあ、あいつらの事などどうでも良いのだが。
用件としては荷物の件の謝罪とA級冒険者の件だった。
「すまない、こちらの譲歩としてはA級冒険者試験に出てくれれば成績に関係なくA級を与えることを確約することしかできない」
A級はB級とは違い国際ライセンスだそうで無試験でと言うわけにはいかないらしい。それにA級になるためにはB級を3年勤めあげ、A級昇格試験で好成績を修める必要がある。
だが、それを免除して成績に関係なく試験を受ければA級をくれると言う。
3年間を短縮できるなら折れ所かとも思うが。
「他に特典があるんだろ? まさか人をハメようとして言われた要求分の物しか持ってこないなんてことは無いよな?」
そう、俺は仕事をやらなくてもいいのだ、魔窟最奥のエミリの部屋はマーキングしてあるのでいつでも転移できるし、古代龍を倒して大金を持っている今、お金が特に必要と言うわけではない。
「まってくれ、それならすべてのギルドがある街でAランク宿を保証しよう」
Aランク宿か、一泊1万G以上で日本円で10万くらいの宿か。
悪くはない。だが、まだ足りない。
「人数は何人まで止まれるんだ? これからパーティーも組むだろうし、そこも考慮してもらいたい」
「分かった、最大人数まで泊まれるようにしよう」
通常パーティーは最大5人と決められている(魔物は除く)。これは一つのパーティーが冒険者を独占するのを防ぐためだ。
まあ、その理由は表向きのものだろう。
有力な冒険者が集まってギルドに変わるものを立ち上げないようにするための処置だと言う話だ。
「荷物の紛失や破損に関して、誰が責任を持つかと言うことはどうなった?」
普通なら運ぶ俺が責任をもつのだが、正直こんな民度が低い異世界で責任を負いたくない。
できるだけリスクは避けるべきだ。
「うむ、それもギルドが責任を持とう」
「分かった、ではそれを書面に書いたものを用意してもらおうか?」
「これが、契約書だ。宿屋もこれを見せればすべてフリーパスになる」
二部用意された契約書を受け取ると一通り読んだ。特に問題はないようだがケバ子に契約書を渡し再チェックさせた。
元ギルド職員なら俺が分からないことも分かるだろう。
ゴブリンが文字を読めるのかと馬鹿にするギルド長を無視してケバ子は淡々と契約に目を通す。
ケバ子は書類を読み上げると問題はないと言う、ただひとつを除いては。
「なあ、ギルド長さんよ。何度も言わせるなよ? いい加減切れるぜ」
「しょ、書類は完璧きなはずだが?」
俺の恫喝に吃りつつも冷静に振る舞う。
「契約師がいないようだが?」
ケバ子が言うには契約時には必ず契約師が必要で、呪術的に契約をするので破ることができなくなると言う。
つまりこの世界では呪術師がいなければ契約は無かったことと同じなのだ。
商人じゃない俺はそれを知らないと思われていたようだ。なめやがって。
「ああ、すまない外に待たせてあるんだ」
そう言うと外から老女を中へと導く。契約の呪術を知っていれば最初に出すつもりだったわけだ。
俺が何も言わないから知らないと踏んだのだな。
「おい、いい加減にしろよギルド長。俺をハメたいならこの契約は無しだ」
「いや本当に騙すつもりはなかった」
「嘘をつくなよ、契約には契約師を同席させるのが常識だろうが!」
突然ギルド長は土下座をして謝り出す。
「すまなかった、本部に言われて隙があればハメろと言われて、仕方なかったんだ」
本部がやらせたと言うのなら、これ以上こいつからは譲歩は引き出せない。
ご破算になったとしても本部は良いと言う判断をしたのだろうからな。
契約を破棄してもいいのだが俺をハメようとした連中にはちゃんと罰を受けてもらわないとな。
そのためにもギルドに残らないといけない。
だが、このギルド長には今、罰を受けてもらう。
「わかった。これはあんたに貸しだ。その貸しも契約書で作れ」
「分かった、分かったよ。だから騙したことは許してくれ」
契約できなくても構わない方針だろうが、やはり契約できなければギルド長にマイナス評価でもつくのだろう。
貸しを作ってまで俺を引き留めたいとなると本部からの命令が嘘の可能性もあるな。
まあ、今は分からないし、こいつが悪いと言うことにしておくか。
俺は契約師の元、運搬業務うを請け負う契約をした、期間は1年だけとした。
この世界では契約期間と言う概念がないらしく、一度契約すれば生涯にわたって契約に縛られる。
だから商人どうしの契約は戦争なのだ。相手を生かすも殺すも契約次第。
まさに、親兄弟でも保証人になっちゃダメ! だな
終身雇用はまともな会社なら良いがどう考えても冒険者ギルドはブラックだ。
ならできるだけ解約しやすい契約の方が良い。
そしてギルド長には罰として俺の言うことを未来永劫聞くように契約をした。
もちろんハメさせてもらった。こちらをハメたのがバレたせいで焦っていたのだろう。
俺の言うことを鵜呑みにして契約してしまったのだ。
文句を言っていたが後の祭りだ。
そしてこの件の首謀者はやはりギルド本部で、冒険者ギルド副総長ギルガムナと言う奴の命令らしい。
そいつはそのうち仕返しをしてやる。
用件がすむとギルド長はほうほうの体で逃げ帰っていった。
後で明日の荷物を取りに来てくれと言い残して。
それと入れ替わるようにメリリとクリリが俺の部屋に入ってきた。
「カオス、私達をあなたのパーティーに入れて欲しいの!」
「です」
藪からスティックに何を言い出すんだこいつら。
「いや、俺は一人でやりたいんだけど」
その言葉を遮るように、二人はいかに自分が有用かを説明する。
料理ができるし、荷物運びでもなんでもするからと言う。
何でもって言われても、全部ケバ子で事足りるんだよな。
正直、弱い奴入れても足手まといだしと言うと、すごすごと自分の部屋に逃げ帰った。
足手まといと言った時、メリリとクリリは顔を青くしていたので、なにか地雷を踏みぬいたのかもしれない。
まあ、あいつらの事などどうでも良いのだが。
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