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18話 一応、着地点
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「久し振りだねえ、こっち来てたんだ。と言うか来れたんだ」
「必死でした、よ! お久し振りです! 」
突然現れた魔物と風変わりな女性。
理解に手間取るが、歴戦の勇士アークライト・シーザーは何とか敵の増援であると当たりをつける。
新たに参入し、今こうしてアークライトに槍を向けるケンタウロスは油断ならない相手であろう。
殺すのに何秒か手間取りそうでは、ある。
それよりも奇妙な出で立ちの娘に注意が向く。
明らかに戦いには向いていない服装に、完全な丸腰、魔力も無い。
無防備にも晒す背からは武の気配、と言うより舞踊らしき気配を少々感じるが、脅威を感じる様な種類では無かった。
「飴持ってきてくれた? 助かるー丁度切らしてたの」
カズヤの様な違和感を伴う異能も、少なくともアークライトには感じられない。
「何者だ、娘」
「お初にお目にかぁかる! 私はケンタウロス、春の息吹! 魔王様一の臣で、あるるるぅ!! 」
「お前では無い」
「むむむ、ふん! このお方は魔王様の妹君であらせられる! 今から暴走気味な魔王様を鎮めて下さるのだ! そして私はその時間稼ぎである!! ……あっ言って良かったのかなこれ! 」
「何……」
ケンタウロスに対して注意を向けつつ、意識の何割かを娘へと分ける。
娘は跪き、恭しくカズヤに相対していた。
「……進藤流第3代目縛り手、和也様。通例に則り、血縁深きこの愛歌がお鎮めを執り行わさせて頂きます」
「苦しゅうないぞ」
「此度、お与えになられた死の数は」
「あー……40……41だ。此処の人は耐性が強いな」
「承知いたしました。お奪いになられる気は」
「してもいいんだけど、取引がしたいんだよ出来れば。この砦に繋がれてるドラゴン、鋭く睨む者と交換だ」
ここで初めて、愛歌がアークライトを見た。
責任者らしい壮年の男、アークライトに視線を注ぎ、冷や汗を一筋流した後に向き直る。
「お初にお目にかかります。進藤和也様が鎮め手、進藤愛歌と申します。敵方の責任者とお見受け致しますが、如何に」
「相違ない」
「先程進藤和也様が申された条件。どらごん、鋭く睨む者の身柄との交換。お受けいただけますでしょうか」
「受けぬ、それはその男にも言った」
「……」
言葉に重みが有るのを感じ取った愛歌が唾を飲む。
所詮部外者である自分が交渉を理由に突っ込んではいけない、そう思った。
「しかし、加えて鋭く睨む者が安全線より東へ来ぬと、今後西から出ないと言うのであれば考えよう。当然保険はかけるぞ、対価にお前の命を預けると言うのであれば……」
実の所、アークライトは落とし所を探してもいた。
先程突っぱねたのはカズヤの得体の知れなさに警戒心をMAXへと引き上げていたからだ。
今、愛歌という手綱に成りうる存在が現れた事で事態がまた動き出す。
「難しかろう、しかしこの条件が呑めるのであれば……」
「良いよ、今度言っとくし」
あんまりにもあっさりとし過ぎた返事。
「……契約を交じわす、反故には出来ぬ絶対の物だ」
「俺、この状態だと嘘付けないんだけどな。分かった」
「部下に準備させる。少し、待てるか」
「いいよ、じゃその間に戻しとこか」
「ん……? そう、か」
契約の前に条件の1つである蘇生を行うというカズヤに、アークライトは頭痛を覚えて眉間を揉む。
馬鹿なのか、善性を信じているのか。
「……よし、与えた分奪ったぞ。この辺り涼しいし、まだ影響はあんまり無いでしょ多分。その契約? とかはどうすればいいの? 」
「少し待て……」
「あ、そう」
交渉は予期せぬ方向に着地し、要望を完全に叶える事の出来たアークライトは喜んで良いのやら悩んでいいのやら。
少し、緩んでしまった空気を張り直す様に愛歌がまた和也に向き直って喋り出す。
「それではお鎮めの儀を執り行います。縁浅き、慣れぬ地での儀で御座いますが何卒、御容赦を」
「仕方ないよね、あっちに戻れるならその方がいいけど」
再度、恭しく頭を下げた後に愛歌が立ち上がる。
裾の中から取り出した祭具、鈴と紙を併せた楽器の様な物を取り出し、シャン……と軽く鳴らした。
ピリ……と空気が音に合わせて張り詰る。
厳かな式典の様であった。
薄汚く、狭くて湿っぽい、そんな地下であるのに此処が帝国首都最深部、神殿であるかのような錯覚にアークライトは頭を振る。
「帝国十二勇士……!!! これから何かよく分からない儀式が始まる……!!! 我らは邪魔なので地上に出るぞ……!!! 」
「小声のつもりか貴様」
十二分に地下牢に響き渡る声で喚くケンタウロスに背中を押され、アークライトが渋々砦の地上へと出た。
いつの間にか日が暮れ、少し欠けた月が夜空に浮かんでいる。
田舎、しかし前線故に施設の多いこの辺りは夜があまり暗くない。
星を探すのに手間取っていると、ケンタウロスが走り出す。
敵意が無いので放置していると、どうやら砦の廊下やら中庭やらを疾走している。
「……馬鹿か」
起き出し、生き返り状況を呑み込めていない兵士らがケンタウロスに驚き声を上げているが戦闘が起きそうでもない。
故に、また放置した。
とにかく疲れ、適当に腰を下ろす。
「うっひゃっほー! 捕まえて見れるものなら捕まえてみなさーい!! 」
「お、追えー! 」
「……馬鹿だな」
アークライト・シーザー。
長い長い人生、呆れるほどの修羅場を潜った男にとっても呑み込み難い複雑な状況であった。
疲れた。
血相を変えて報告と指示を仰ぎに来た部下をあしらい、眉間を揉む。
疲れた。
が、少し懐かしい。
40年前、十二勇士と呼ばれるより前。
馬鹿な勇者に仲間共々振り回された日々を、少しだけ思い出す。
「クク……」
アークライト・シーザー。
戦の鬼と恐れられ、守護神と崇められた老人の久し振りの笑みが闇に消えた。
リン……リン……
小さな鈴から鳴る音は意外な程によく響く。
慣れた儀式であるのに、和也は慣れぬ感覚に苛まれ続けていた。
「愛歌ちゃん」
「如何なさいました……か」
静かで、厳かな舞を愛歌が舞い続ける。
舞の運動量は決して少ないとは言えない。
休み無しの乗馬からの鎮めの舞は、幼い彼女の体力を容赦なく奪い続ける。
しかし、舞を止める事は出来ない。
「落ち着いては来た、属性の天秤も戻りつつある。でも変だ、やけに騒がしい」
「はい……」
滝のように流れる汗を拭う事もせず、目に入れば乾かず開き続けていられると開き直り、舞い続ける愛歌。
建築技術は高いが、年季の入った地下牢故に廊下は平面とは言い難い。
疲労は普段の何倍か。
そしてなにより、肝心の呪詛神が鎮まりきらない。
当然、鎮まるまで舞は続けられる。
愛歌の負担も増していく。
感性が人間のそれに戻りつつある和也はこの状況に居た堪らない。
「愛歌ちゃん、とりあえず1回止めよ? ね? ちょっと休も? 」
「12時間通しの舞を出来なければ鎮め手にはなれません……! この、ていど! 」
いやいや万全な状態と今とでは雲泥の差だ、そう言った所でこの頑固な妹は決して舞をやめないだろう。
疲労はとっくにピークを迎え、しかし舞は一分の隙もなく。
これじゃあ鎮めが完遂出来たとしても愛歌が潰れてしまう。
むむむと唸るも、良い手が思い付かない。
思い付かない……
「……」
自らの掌を見詰める。
あの謎の光ならば愛歌を癒せるのでは。
何の因果か、運命の嫌がらせか、元から備わっていた忌まわしき力と正反対の新たな力。
「愛歌ちゃんや」
「はい……! 何でしょ……ウォ!? お兄様!? めちゃくちゃ光ってますがそれは!? 」
「うんめっちゃ光るよね、眩しい」
舞を続ける愛歌に向けて手を翳し、光を伸ばして包み込ませた。
困惑する表情とは裏腹に、愛歌の呼吸は整い汗が引いていく。
損なった栄養さえも補っている。
「こ、これは? 何なんのですか? 身体が楽に」
「わがんね」
「えぇー」
まぁこの兄だからな。
と早々に諦め、尽きぬ体力で舞を続ける。
2人が地下牢から出てきたのは、これから5時間後の事であった。
「必死でした、よ! お久し振りです! 」
突然現れた魔物と風変わりな女性。
理解に手間取るが、歴戦の勇士アークライト・シーザーは何とか敵の増援であると当たりをつける。
新たに参入し、今こうしてアークライトに槍を向けるケンタウロスは油断ならない相手であろう。
殺すのに何秒か手間取りそうでは、ある。
それよりも奇妙な出で立ちの娘に注意が向く。
明らかに戦いには向いていない服装に、完全な丸腰、魔力も無い。
無防備にも晒す背からは武の気配、と言うより舞踊らしき気配を少々感じるが、脅威を感じる様な種類では無かった。
「飴持ってきてくれた? 助かるー丁度切らしてたの」
カズヤの様な違和感を伴う異能も、少なくともアークライトには感じられない。
「何者だ、娘」
「お初にお目にかぁかる! 私はケンタウロス、春の息吹! 魔王様一の臣で、あるるるぅ!! 」
「お前では無い」
「むむむ、ふん! このお方は魔王様の妹君であらせられる! 今から暴走気味な魔王様を鎮めて下さるのだ! そして私はその時間稼ぎである!! ……あっ言って良かったのかなこれ! 」
「何……」
ケンタウロスに対して注意を向けつつ、意識の何割かを娘へと分ける。
娘は跪き、恭しくカズヤに相対していた。
「……進藤流第3代目縛り手、和也様。通例に則り、血縁深きこの愛歌がお鎮めを執り行わさせて頂きます」
「苦しゅうないぞ」
「此度、お与えになられた死の数は」
「あー……40……41だ。此処の人は耐性が強いな」
「承知いたしました。お奪いになられる気は」
「してもいいんだけど、取引がしたいんだよ出来れば。この砦に繋がれてるドラゴン、鋭く睨む者と交換だ」
ここで初めて、愛歌がアークライトを見た。
責任者らしい壮年の男、アークライトに視線を注ぎ、冷や汗を一筋流した後に向き直る。
「お初にお目にかかります。進藤和也様が鎮め手、進藤愛歌と申します。敵方の責任者とお見受け致しますが、如何に」
「相違ない」
「先程進藤和也様が申された条件。どらごん、鋭く睨む者の身柄との交換。お受けいただけますでしょうか」
「受けぬ、それはその男にも言った」
「……」
言葉に重みが有るのを感じ取った愛歌が唾を飲む。
所詮部外者である自分が交渉を理由に突っ込んではいけない、そう思った。
「しかし、加えて鋭く睨む者が安全線より東へ来ぬと、今後西から出ないと言うのであれば考えよう。当然保険はかけるぞ、対価にお前の命を預けると言うのであれば……」
実の所、アークライトは落とし所を探してもいた。
先程突っぱねたのはカズヤの得体の知れなさに警戒心をMAXへと引き上げていたからだ。
今、愛歌という手綱に成りうる存在が現れた事で事態がまた動き出す。
「難しかろう、しかしこの条件が呑めるのであれば……」
「良いよ、今度言っとくし」
あんまりにもあっさりとし過ぎた返事。
「……契約を交じわす、反故には出来ぬ絶対の物だ」
「俺、この状態だと嘘付けないんだけどな。分かった」
「部下に準備させる。少し、待てるか」
「いいよ、じゃその間に戻しとこか」
「ん……? そう、か」
契約の前に条件の1つである蘇生を行うというカズヤに、アークライトは頭痛を覚えて眉間を揉む。
馬鹿なのか、善性を信じているのか。
「……よし、与えた分奪ったぞ。この辺り涼しいし、まだ影響はあんまり無いでしょ多分。その契約? とかはどうすればいいの? 」
「少し待て……」
「あ、そう」
交渉は予期せぬ方向に着地し、要望を完全に叶える事の出来たアークライトは喜んで良いのやら悩んでいいのやら。
少し、緩んでしまった空気を張り直す様に愛歌がまた和也に向き直って喋り出す。
「それではお鎮めの儀を執り行います。縁浅き、慣れぬ地での儀で御座いますが何卒、御容赦を」
「仕方ないよね、あっちに戻れるならその方がいいけど」
再度、恭しく頭を下げた後に愛歌が立ち上がる。
裾の中から取り出した祭具、鈴と紙を併せた楽器の様な物を取り出し、シャン……と軽く鳴らした。
ピリ……と空気が音に合わせて張り詰る。
厳かな式典の様であった。
薄汚く、狭くて湿っぽい、そんな地下であるのに此処が帝国首都最深部、神殿であるかのような錯覚にアークライトは頭を振る。
「帝国十二勇士……!!! これから何かよく分からない儀式が始まる……!!! 我らは邪魔なので地上に出るぞ……!!! 」
「小声のつもりか貴様」
十二分に地下牢に響き渡る声で喚くケンタウロスに背中を押され、アークライトが渋々砦の地上へと出た。
いつの間にか日が暮れ、少し欠けた月が夜空に浮かんでいる。
田舎、しかし前線故に施設の多いこの辺りは夜があまり暗くない。
星を探すのに手間取っていると、ケンタウロスが走り出す。
敵意が無いので放置していると、どうやら砦の廊下やら中庭やらを疾走している。
「……馬鹿か」
起き出し、生き返り状況を呑み込めていない兵士らがケンタウロスに驚き声を上げているが戦闘が起きそうでもない。
故に、また放置した。
とにかく疲れ、適当に腰を下ろす。
「うっひゃっほー! 捕まえて見れるものなら捕まえてみなさーい!! 」
「お、追えー! 」
「……馬鹿だな」
アークライト・シーザー。
長い長い人生、呆れるほどの修羅場を潜った男にとっても呑み込み難い複雑な状況であった。
疲れた。
血相を変えて報告と指示を仰ぎに来た部下をあしらい、眉間を揉む。
疲れた。
が、少し懐かしい。
40年前、十二勇士と呼ばれるより前。
馬鹿な勇者に仲間共々振り回された日々を、少しだけ思い出す。
「クク……」
アークライト・シーザー。
戦の鬼と恐れられ、守護神と崇められた老人の久し振りの笑みが闇に消えた。
リン……リン……
小さな鈴から鳴る音は意外な程によく響く。
慣れた儀式であるのに、和也は慣れぬ感覚に苛まれ続けていた。
「愛歌ちゃん」
「如何なさいました……か」
静かで、厳かな舞を愛歌が舞い続ける。
舞の運動量は決して少ないとは言えない。
休み無しの乗馬からの鎮めの舞は、幼い彼女の体力を容赦なく奪い続ける。
しかし、舞を止める事は出来ない。
「落ち着いては来た、属性の天秤も戻りつつある。でも変だ、やけに騒がしい」
「はい……」
滝のように流れる汗を拭う事もせず、目に入れば乾かず開き続けていられると開き直り、舞い続ける愛歌。
建築技術は高いが、年季の入った地下牢故に廊下は平面とは言い難い。
疲労は普段の何倍か。
そしてなにより、肝心の呪詛神が鎮まりきらない。
当然、鎮まるまで舞は続けられる。
愛歌の負担も増していく。
感性が人間のそれに戻りつつある和也はこの状況に居た堪らない。
「愛歌ちゃん、とりあえず1回止めよ? ね? ちょっと休も? 」
「12時間通しの舞を出来なければ鎮め手にはなれません……! この、ていど! 」
いやいや万全な状態と今とでは雲泥の差だ、そう言った所でこの頑固な妹は決して舞をやめないだろう。
疲労はとっくにピークを迎え、しかし舞は一分の隙もなく。
これじゃあ鎮めが完遂出来たとしても愛歌が潰れてしまう。
むむむと唸るも、良い手が思い付かない。
思い付かない……
「……」
自らの掌を見詰める。
あの謎の光ならば愛歌を癒せるのでは。
何の因果か、運命の嫌がらせか、元から備わっていた忌まわしき力と正反対の新たな力。
「愛歌ちゃんや」
「はい……! 何でしょ……ウォ!? お兄様!? めちゃくちゃ光ってますがそれは!? 」
「うんめっちゃ光るよね、眩しい」
舞を続ける愛歌に向けて手を翳し、光を伸ばして包み込ませた。
困惑する表情とは裏腹に、愛歌の呼吸は整い汗が引いていく。
損なった栄養さえも補っている。
「こ、これは? 何なんのですか? 身体が楽に」
「わがんね」
「えぇー」
まぁこの兄だからな。
と早々に諦め、尽きぬ体力で舞を続ける。
2人が地下牢から出てきたのは、これから5時間後の事であった。
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