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第四幕 荒天岩鬼二位クラマ三位ナナハ一位ナルメ
しおりを挟む「このクソが!オークの分際で!」
グチャグチャに踏み潰らされたオークの頭。首から先は屑ゴミのようになっていて、元の形すら分からないものになっていた。
「クラマお父様、そんなことより中の人たちを助けなければ」
「そうだな!こんな!ゴミに!構っている!暇は!ない!」
地面が音を立てて凹むほどに踏みつけたクラマは、ナルメの言葉通りようやく行動する。
「ナナハはどうした?」
「既に中へ、カイおじさんとアサメおばさんを心配しているんですよ、ゲンマおじい様は酷い有様でしたからね、お二人もどうなっているか」
視線を落とすナルメにクラマは、オークに唾を吐き捨てて中へと向かう。
中へ入るなり悪臭が漂い、ナルメは足を止めた。
「この悪臭、何の臭いですか?」
「オークの臭いと精液の臭いだろ?なんだナルメ、お前もしかして処女なのか?」
「処女じゃありません……嘘です、見栄を張りました」
クラマは足を止めるナルメを追い抜いて奥へと進むと、そこには部屋の戸の前で立ち尽くすナナハがいて、「どうした?」と声をかける。
しかしナナハは、その視線を向けた位置から変えずに頬を赤らめて凝視し続けていた。
「一体どうしたってんだ」
そうしてクラマが戸を更に開いて目にしたのは、妹アサメが知らない女と激しくまぐわっている光景だった。
「……アサメ、何してやがる」
「……あ?どうして兄様が……嘘だ」
アサメは目を見開いて立ち上がると、一瞬で二人の脇を駆け抜けてナルメの頭上を飛び越えると、その瞬間に白い液体がナルメの顔や頭や服にかかる。
「なっなんですかこれ……臭い」
そうして出ていったアサメの悲鳴が神楽堂に響くと、カイやキヨネや他の者たちも目を覚ます。
「アサメの奴どうしたんだ?」
「分かりません、ですが、どうやらあのオークのことを悲しんでいるようですね」
ナナハがそう言うのは、アサメが叫ぶ言葉が、「オーク様!オーク様!」とオークを呼ぶものだったからだ。
その言葉が止むと、アサメはクラマとナナハとアルメの前に移動して声を絞り出す。
「三人が……オーク様を?」
クラマは警戒したままそのアサメの言葉に答えた。
「俺たちでオークを殺した、お前たちを救うために」
その言葉に、カイやキヨネ、キハサ、キユネ、リュイ、アノイ、シュナイ、リノア、メノア、リャヒア、それぞれが何とも言えない表情を浮かべた。
「オーク様を殺した?嘘だ、僕のオーク様は強いんだぞ……嘘だ!」
クラマに飛びかかろうとするカイを、アサメは素早く飛び付いて止めた。
「ダメよ、カイ、あなたの体はオーク様の子を成すためのものよ」
「でも姉さん!こいつが!こいつが!」
アサメがカイと呼ぶと、クラマは眉を顰めてその全裸のフタナリ少女を観察する。
「お前……カイなのか?まさか、そんなわけがない、だって、胸だってあるし、だが顔に面影がなくはない」
「クラマ様、私もあれはカイくんだと思います、女体化させられたのでしょうか……」
「女体化だと?」
そう言うクラマの足元にゴツと音が鳴ると、鬼天人の女が足を殴っていた。
「お前、キヨネか?」
「……せ、……返せ、オーク様を返せ」
「……オークは俺が殺した、頭を何度もグチャグチャにしてやった、もう再生することもないだろうさ」
復讐心よりも怒りよりも、何よりも、その場にいる者たちは喪失感が勝り、誰が合図するわけでもなく、カイがまず外へと歩き出し、オークの死体を確認する。
次から次に女たちが外へ出て行き、オークの死体の前で膝を突いて涙を流して体に触れた。
「昨日、あんなに楽しかったのに、気持ちよかったのに……オーク様……起きてよ」
オークに声をかけるカイの肩に触れたクラマは言う。
「カイ、もうよせ、女になってもお前は俺の弟だ、ちゃんと面倒みてやるから」
カイの身体つき、女の性器と小さい男の性器を見たクラマは股間を膨らます。
元男を抱く欲望をクラマはおそらくは抑えきれはしない。
その指が少し撫でる用にカイの肩に触れると、カイは腕を振り払って声を荒げた。
「触れるな!この体はオーク様だけのものだ!」
可愛らしい声で威嚇するカイに、ますます興奮するクラマ。
だがその時、カイの声に反応したのはクラマだけではなかった。
クラマがもう一度カイに手を伸ばすと、その視界に影が迫ってきた。
「バ……カな」
その影に視界が包まれ、ギシギシと締め上げられると、クラマは意識を無くしてしまう。
そうして次にクラマが意識を取り戻した時には、神楽堂の中へと入っていて、女たちの歓喜の言葉が響いていた。
「よかったです!オーク様!」
「どれくらい嬉しいのだカイ」
「もう、何人でもオーク様の子ども産みたいくらいです!」
「はははは!ブヒっ」
クラマは、一体何が起きたのか分かっていなかった。
「まさか蘇生魔法をおかけになっていらしたなんて、オーク様最強ですね」
「だろう?キハサ、俺は最強のオークなのさ」
「オーク様は最強です!」
「ありがとうキユネ!」
視界に映る光景は、殺したはずの豚面が元気に女たちに囲まれている姿だった。
「本当に全て無くなってしまうかと思いました……愛も快感も恐怖も畏怖も何もかもを」
「だが、もう安心だキヨネ、俺はこうして生き返ったのだからな!」
「強い強いとは思っていましたけど、これほどとは」
「頭を下げなくてもいい、アノイもリュイもシュナイもリノアもリャヒアもメノアも、みんな心配したのか?」
「心配ではありません、絶望しました」
「オーク様を失ったら、私たちの人生は終わりです」
「オーク様あっての私たちなんです」
蘇生魔法?あの状態から生き返っただと?
体を動かそうとするクラマはその身が裸で縛られている上に、口も利けない状況で、無理矢理に男根を立たされていることに気付く。
「ところで、アサメ、ナナハの様子はどうだ?」
「あんっオーク様~まだまだ耐えてますよ~」
クラマは自身の後ろを見ると、ナナハが全裸で目隠しされアサメに天使の羽で擽られている姿だった。
「絶えられなければ俺の子を孕むことになるぞ~お前の大事な娘がな~」
オークの言葉にクラマは視線を豚顔へと向けると、女たちの影に裸のナルメの姿が現れる。
「お母様!絶対に負けないで!私の初めてがオークとなんてあんまりよ!」
必死にそう言う彼女の表情は初めてクラマも見る。いつも無感情で敗北も知らないはずのナルメの頬には傷跡があり、オークとの戦闘で負けたことを察することができた。
「ごめんなさい、ナルメ、母さん……耐えられない!」
ビクビクと体を痙攣させるナナハは、口元に笑みを浮かべて潮を噴いた。
「さて、リーチか……ナルメ、後はお前の父が耐えられるかだ」
オークは視線をクラマに向けると言う。
「クラマ、貴様が絶頂すれば負け、その時点でナルメの処女膜が俺のもので貫かれる。お前が耐えきれたなら、その時はナルメとお前を解放してやる」
「ん~ん!」
「キヨネ、例の二人を連れて来い」
「は~いオーク様」
キヨネが走って出て行くと、数分後に見覚えのある二人をクラマは目にする。
一人は月天人の長アーデで、もう一人は娘のリーフ。本来自分が妻として迎えるはずだった女が、裸で連れて来られてきたことで、クラマは怒りを露にする。
「今からお前に女の扱いを教えてやろう……」
俺はナルメをカイに任せて、アーデとリーフに近づく。
二人はスローによりゆっくりと口や目を動かしているが、アーデは瞬きの開ける途中で、リーフは閉じたばかりだった。
「二人には今時間をゆっくりにする魔法をかけてある」
そんな話をされてもクラマは怒りで聞く気もない。
「そして、魔法で超振動、速く震えるように性感帯そのものへ魔法をかけ、さらに尻の穴にも超振動する玉を大量に入れている」
俺はアーデの体をクラマの前に移動させると、よく見えるように準備して魔法を唱えた。
「クイック」
その瞬間、アーデの表情は普通の速度に戻り、感覚だけが加速されて体中に快楽が溢れる。
「な!むぅあ!あああああぁぁぁっぁああぁぁっぁあああああぁああっぁぁぁあっぁあ!」
何もしていないのに叫び体をビクビクと痙攣させ、股の間から潮を噴いて白目を向く。
クラマは見たこと無いアーデの絶頂に、男根をビクビクと反応させて視線を釘付けにする。
「やあああああああぁぁっぁぁぁっぁっぁぁっぁぁぁぁぁぁああああ」
気絶からも快楽が引き戻し、その快楽でまた気絶す状況。
俺の腕にがっつりしがみ付いて、反り返ったり泣き喚いたり、そんな風に数十分の快楽が終わると、まるで子どものように泣き始める。
「うぁぁぁぁぁぁあああ!」
そんなアーデにクラマの男根は過敏に反応する。
「お父様!我慢して!私の為に我慢して!」
裸で泣いて懇願する娘に、クラマは必死に精神力で抵抗する。
「では、次の段階を見せようか?」
俺はアーデの尻の栓に触れると、アーデもそれに反応するように泣くのを止める。
会話もなく、唐突に快楽の地獄を味わっているアーデは、栓をゆっくり引っ張ると何が起こるのか察して、大きく体を動かして抵抗し始めた。
「ん~ぁあ!嫌!いやぁああ!」
もう引き抜ける寸前で、クラマによく見えるようにアーデの体を抱き上げる。
栓を抜くと、その瞬間に魔法の超振動するビー玉台の玉が次々に発射されて、アーデはその感覚に大口を開けて声にならない声を上げると、気を失ってうな垂れた。
そして、クラマもアーデのその様子で絶頂に達していた。だが、出そうとしたものが出ないため、違和感を抱えたままオークを見た。
「ほ~これを耐えたのは中々にやるではないか」
アーデの体を持ち上げて、ゆっくりまたの穴に根塊を押し当てると、まるで処女のような反応のアーデに、再び絶頂が押し寄せるクラマは、アーデの小さな体を根塊が串刺しにした時に絶頂へと達して出そうとした。
アーデが人形のように力を抜くと、「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と絶え間なく声を出し始め、涙も鼻水もヨダレも垂れ流しながら白目を向いた。
「はっはっはっは!どうだ!面白いものだろう?な~クラマ?」
確かに出したはずのクラマは、出せない事実を理解してオークを睨む。
すると、オークはアーデに体を抱えながらクラマに顔を寄せて囁くように言う。
「どうだ……イキたいのにイケないのは……うん?苦しいだろ?だが、おかげで娘は助けられているぞ」
わざと男根の根本を魔法で塞いでいるため、出した感覚が一瞬終わると、すぐに出したくて仕方がない感覚が押し寄せて、ずっと出したい感覚が残り続ける。
「では、次は処女のリーフの反応を見ようか?クラマ~」
不敵な笑みに豚鼻がブヒブヒと鳴るオークを睨むクラマは、既に体がピクピクと振るえて男根も一層反応していた。
アーデをカイに渡すと、カイはアーデに小さな男根を挿入して何度も子種を出していた。
「は~処女で今度はこんなに大きな胸と綺麗な容姿の持ち主だ……一体どんな反応をするんだろうな~クラマ~」
自身が抱くはずだった女が、どんな風に反応するのか、それを想像するよりも早く見たい気持ちで彼は目を見開く。
アーデの時と同じように魔法の言葉を囁くと、リーフは叫び出したが、その反応をクラマが見ることは叶わなかった。
クラマが見えたのはリーフの背中だけで、オークがその様子を正面で堪能していた。
「むぁあああんぁあぁあぁぁっぁあくぁぁっぁぁぁああ!」
思考だけが追い付かないまま、快楽を感じて声を出すこと以外には、オークであると理解しながらも体を密着させてしがみ付くことしかリーフはできない。
数分間続いてそれが終わる頃には口を開けて吐息を吐きながら、涙とヨダレをオークの体に垂らしていた。
そんな彼女も、尻の栓に触れられ、少し引っ張ると。
「いや、嫌!いやいやいや!」
何が来るのか分からないが、耐えられない事だけは理解している反応で。
待てよ、俺にも見せてくれよ、どんな表情でどんな風に泣いているのか!
そんなクラマの懇願は一切置き去りに、リーフの栓は引き抜かれ、発狂し痙攣するリーフの口にオークの舌をゆっくり侵入させると、彼女は咽ながら白目を向いて気を失った。
「ん~ん~ん~あ~リーフ、彼女は良い反応だ、後で気を取り戻したら、ゆっくり処女を頂くとしよう、な~クラマ~」
俺はクラマがもう既に何度も負けていることを理解しつつ、勝負を続けることを言うと、クラマの表情が絶望し出す。
「なら、次のに耐えられるかな?」
呼び出すのはカイで、その姿に一層クラマの男根は反応する。
「オーク様~誰ですこいつ」
「ん~!ん~!」
カイに根塊をねじ込み、反り立つ小さな男根をクラマの男根に押し当てる。
カワイイ声で喘ぐカイに、ますますクラマは出す感覚を何度も味わいながら、出せないという苦しみを味わう。
数時間ほどそれを続けると、クラマは気が狂い始めて、必死に腰を振ってカイの男根に擦り付け始める。
そして、クラマはその視線に気が付く、見下すようなカイの視線に、軽蔑するナルメの視線に、悲しそうに哀れむナナハの視線を。
だが、腰を止めることはできない、出したい、出したい、クラマは腰を振り続けた。
「降参して娘の処女をくれるというのなら、尻の穴を差し出せ」
俺の言葉にクラマは腰を止めた。
「嘘でしょ?お父様……お願い、止めてよ、娘の処女と自分のお尻を差し出すの!」
仰向けになったクラマは涙を流しながら思う。
降参する、と、全てを差し出す、と。
カイを退かせた俺は、仰向けに尻を差し出すクラマに魔法をかける。
「リフォーム」
カイを女体化させた時とまったく同じリフォーム。
胸が大きく突き出し、男根が縮むとその根本の下に豆が現れ、さらに豆と尻穴の間に女性器が出来上がる。
だが、クラマは出したいを止められたままで、小さな男根がヒクヒク動く。
そんな女になったクラマの膜を舌を入れて確かめると、間違いなく膜が作られていた。
「処女膜があるぞクラマ~」
「ん~ん~」
出したい出したい出したい出したい。
それしかもう頭にないクラマに、俺は処女膜を破るため根塊をゆっくりねじ入れていく。
「ん~ん~!」
痛みよりも出したい、何よりも出したい。
そう思っていたクラマは、中を動き出した根塊に、脳全体が震える感覚を感じてしまう。
赤色の髪を撫でながら、口を塞いでいた紐を外し、その変化した声帯を聞く。
「出したい!出したい!出したい!」
「カワイイ声だなクラマ~」
クラマの口に舌を一気に押し込むと、根塊をギュウギュウと締め付け血が滴り落ちる。
魔法で作られた処女膜は普通の処女膜よりも血が多く出て、突く度に血が垂れ始めた。
そんな痛みよりも出したいがクラマの脳を支配して、舌を引き抜くと再び言う。
「出したい!出したい!」
「そうか、なら、俺に媚びてみろ」
「媚?オ、オーク様出したい」
俺はカイを呼び、クラマに媚びるのかを教えた。
「カイ~」
「は~い、オーク様だ~い好き!」
その愛らしさに、カイに豚鼻でキスすると、クラマの口元に耳を近付ける。
悪臭が漂い鼻を突く中で、クラマは精一杯の媚を見せる。
「オーク様、だいだいだ~い好き」
「……クラマ~可愛いぞ~」
俺はクラマを何度も突き上げた後、頃合いを見て魔法を解除する。
かけていたストップの魔法が指を弾いて解けると、小さな男根から大量の子種が溢れ出し、クラマは同時に中でもイキ、カワイイ声で叫んだ。
「イグ!イグゥゥゥう!イグ!イグ!オーク様!好き!好きぃぃぃぃぃいいいい!」
もうクラマという男はどこにもいない、いるのはオークに媚び、性欲にまみれるだけの、クラマという女だけだ。
「嘘でしょ?お父様が?私より女になってオークと子作りすることを選んだの?」
ナルメはそう言うと、母に視線を送った。
ナナハは、オークに犯さるクラマの姿を見ながら、羨ましそうに腰を振っていた。
この場にいて女はオークに犯される運命である事実に、彼女は悲観して舌を噛み切った。
彼女の意識はそこで途絶え、次に気が付いた時は、噛み切った舌は元に戻っていて、オークの根塊が尻の穴を貫いていた。
一つの布団にオークと自分と、母と元父がいるのを見て、また絶望するも舌を噛み切ることはなく、次にオークが起きた時、処女を奪って欲しいと懇願した。
「もう抱いて下さい、私もみんなのように、あなたを好きになれば」
「……お前は処女だ、ずっと、調教も使わない、舌を噛み切ろうが魔法で治す、どんな死を迎えようが魔法で生き返らせる」
「……何で?何で私だけ?」
「楽しいからだ」
単純にナルメは今まで敗北もなく、欲しいものは持っていた。そんな生き方をしてきたことは、カイとアサメに聞いている。
「お前が苦しむ姿、それでも俺を受け入れなければ壊れそうになる、そんなお前が本当に俺を愛した時、お前は処女を失うのだ」
だが、処女を失わないだけで、尻で感じさせ、胸で感じさせ、舌で口で耳で目で感じさせて堕とす。ナルメが処女を失う時、彼女は自身からこの俺を欲したと勘違いするように、ゆっくりゆっくりと犯していく。
「の、脳が震える」
「……そのまま死んでしまえばいいのに」
ギュウギュウと締め付けながら、俺の舌をその口で受け入れるナルメは、何度も小さな絶頂を感じつつ眠りについた。
「俺が来なくて寂しかったか?ユーミ」
「誰が、寂しくなんてありません」
「そうだ、今日は一緒に楽しむ女を連れて来たんだ、入れ」
ユーミのいる最上階の一間に、初めて俺以外に人が入ってくる。
その姿にユーミは一瞬ドキっとする。
「お呼びですか~オーク様」
「ユーミ、この子はクラマだ」
「……クラマ……」
似ている、でも女、クラマ様の血縁の方かしら。
そんなことを考えながら、ユーミはクラマと俺のまぐわいをジッと見続けた。
股を濡らしながら、クラマのことを羨ましい気持ちを隠しつつ。
「どうだクラマ、男だった時と比べて!」
「最高です!女の体!オーク様も最高!」
その言葉にユーミは俺に声をかけてくる。
「男だった……クラマという名前……こ、この方は、私の夫だった方なのですか?」
「どうしたユーミ、元男だった頃のこいつはもういないぞ、今は俺の可愛いオナホドールだ」
「おなほどーる?……言葉の意味は解りませんが、私の愛したクラマ様が……こんな」
ユーミがクラマを見る視線に、クラマは睨み返して言う。
「オーク様は僕のだからね、オーク様だ~い好き」
勇ましかった頃の姿はもう見る影もなく。
今ではオークに抱き付いて、腰を激しく振り続けるだけの雌と化していた。
そんなクラマを見ていると、次第に少女の体にもうずきが湧きだしてくる。
それからも、毎晩ただただオークと誰かしらのまぐわいを見るだけで、オークの相手がナルメだった日、彼女はついに思ってしまう。
口では嫌がって拒絶しているが、体は必死に快楽を得ようとオークに媚びているナルメに、自分もこんな風なのかと思ってしまった。
ただ、まだどの穴もオークに触れられてすらいない、そう思うと少しづつ、目の前でオークとまぐわうナルメに嫉妬する気持ちが芽生え始める。
「私はもうお前に興味なんてない、だから、さっさと死なせて」
「……ナルメ、お前は嘘つきだ」
「嘘じゃない!私はお前などに!」
行動と言動の矛盾に嫉妬が燻るユーミは、口出しせずにはいられなかった。
「私が見てる限り……あなたはもうオークと愛し合ってるように見えるわ」
「……私がオークを?まさか、そんなのあり得ない、だって、こんなにも醜悪な豚だぞ?」
「なら、どうしてあなたはオークとの行為に、そんなに喜んでいるの?」
俺の計算は完璧だった。
これまで心で耐えていたナルメの、その心をユーミに折らせる。と同時に、ユーミ自身の心も揺らして崩れやすくする。
「私が……だって、こんな、気持ちいい、お尻もキスも、胸を揉まれるのも」
笑みを浮かべてそう呟くナルメは、もう引き返せないほどにオークを受け入れていて、自ら尻に刺さる根塊を引き抜くと、処女膜の残る穴にその腕よりも太い物体を押し当てた。
「もう、もういい、もう私はオークのものだ、オーク様にオーク様に捧げる」
ゆっくりとその腰を下ろしていくと、まだ狭いその穴はミリミリ、ミチミチと音を立てて広がって、最終的に待ち構える膜の壁に到着すると、ナルメはオークに舌を出して言う。
「私の全てを捧げます、オーク様に、奪って欲しいです」
「……ブヒブヒ」
豚鼻をブヒブヒとひくつかせるオークの鼻先を舐めるナルメは、舌で苦みと臭みを感じながら、咽返るほどの悪臭に耐えつつ、鼻をハムハムし始める。
「いいだろう、ナルメ、お前の処女を貰うぞ」
最後の一歩をオークが踏み越えると、ナルメは初めて味わう痛みに加え、肉壁をまんべんなく擦られる気持ちいい感覚に豚鼻に噛みついた。
甘噛みのようなそれに、ゆっくりと根塊を動かす速度が加速していく。
女が堕ちる様子を見ていたユーミは、自分でも気が付かないまま、その場で自慰行為を始めていて、ナルメが絶頂するのと同時に自身も絶頂していた。
一度受け入れれば、もうナルメは躊躇などしない。
オークに愛してもらうため、永遠に腰を振り、鼻水さえも啜り、悪臭放つ唾さえも舐めとった。その行動がすべて自身の決断だという思いで、だが、それらは俺によって仕組まれていたもので、魔法で感覚を研ぎ澄まさせ、脳で考えさせないために寝ている間に超振動や時間差を使って十二分に眠姦しておいた。
「オーク様、オーク様、オーク様、オーク様、オーク様」
「ナルメ~ナルメ~いいぞ~」
その瞬間、ユーミは生唾を呑んだ自分に気が付いて、自身の股をはみ出すオークの根塊にゆっくりと押し付けて、快楽を味わってしまう。
「……くっいく……」
それに気付きつつも、気付いていない振りをして、ユーミがイってもナルメとは朝まで休みなくまぐわい続けていた。
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