5 / 8
5話
しおりを挟む
はじめに、数点お知らせがあります。
☆お茶会の作法について。
この世界では、お茶会のマナーを厳してくしてます。ご了承ください(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
☆公爵家ですが、かなりの無能っぷりで書いてます。思う所はあると思いますが、物語として受け取って頂ければ幸いです。
ちゃんと理由もありますので。
☆1話~5話までのクロードの心の声?を丁寧にしていましたが、ティアとの区別がつきにくいとの意見があり、普通に戻そうと思います。少しずつ戻して行きますので、ご了承くださいm(_ _)m
では、本編をお楽しみ下さいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
━━━━━━
両親が来たことにより、席に大幅な変更が余儀なくされた。
元々は、上座に王妃様の席、私達公爵家、侯爵家、伯爵家と身分で続くのですけど……
シェリアが両親を伴ってきた事によって、席がありませんでした。
公爵夫妻の席を確保するため、私とクロード様が王妃様のテーブルに着くことになりました。
本来であれば、こんな好待遇はしないのですが……
公爵夫妻がこの場にいる事で、色々と好都合な理由があり王妃様も両親の参加を許可して下さいました。
両親とシェリアは、クロード様と私が座る予定だったテーブルに座りました。
今回のお茶会のメンバーは、三大公爵家の令嬢2人と2人の公爵夫人。
侯爵家は6家全ての侯爵夫人が参加し、伯爵家は7家の内、伯爵夫人が4人が参加しています。皆様、王家に忠誠を誓った有力貴族です。
「お母様、王妃様のお茶会なのに、おばさんばかりですわ。何だか装いも地味ですし…私が王妃だったら、もっと若い子を呼びますのに」
「本当にねぇ。ミューティアも地味ですし、公爵家の名を汚す気かしら?」
……と、ボソッとお母様に話しているシェリア。
……聞こえてますわよ……
私にも、……もちろん私が聞こえているのですから王妃様やクロード様にも……あなた達の席と近い公爵家の夫人達も。
彼女達は一瞬眉を顰めたけど、私と目が合うと凄くいい笑顔で笑って下さいました。……目が笑ってませんけど。
「皆さん、お集まり頂きありがとうございますわ。イレギュラーな事が起きましたが、この時間が有意義になるよう楽しんで頂戴ね」
王妃様のお言葉でお茶会は始まった。
そして、本来ならここで私が王妃様やクロード様に挨拶をして、公爵家、侯爵家、伯爵家と続いてく予定だった。
だけど、私は王妃様達と同じテーブルについているので、……公爵家筆頭であるマグナリア家が挨拶をしなければ後が続かない。
……のだが、シェリアも両親もお喋りに夢中で誰一人動こうとしなかった。マーシェル公爵家令嬢マーシェリーがチラチラとシェリアを見ていますが気付かない。
マーシェル公爵夫人が扇子を閉じマーシェリーの前に持っていき首を振った。
「動くな」という意思表示。
王妃様が笑顔のまま、母の名を呼びました。
「アリステラ。貴方、私に挨拶もせずに何をしてますの?ただでさえ招待もされてませんのに、基本の挨拶も満足に出来ませんの?それでも貴方、本当に公爵夫人なの?」
指摘され、顔を真っ赤に染めた母は立ち上がり、父とシェリアと共に王妃様のテーブルにやってきた。
「本日はお招き頂きありがとうございますわ」
「公爵夫妻は、招待しておりませんけどもね」
「シェリア1人で参加させる訳には行きませんので」
「シェリアは子供ではないでしょう。デビュタントを済ませたならば、それはもう大人の仲間入りですわ。違いますか?」
言葉に詰まった母は、一礼し父とシェリアを連れて席に戻った。
その後は公爵家、侯爵家、伯爵家の順に挨拶を済ませ、王妃様が全テーブルを回り紅茶を注ぐ。
「シェイミー王妃様、とても良い香りですわね。これはなんと言う紅茶なんですの?」
「こちらの紅茶は、ティアから頂きましたのよ。ダージリンのマスカテルフレーバーですって。セカンドフラッシュと呼ばれるもので紅茶の女王と呼ばれているそうよ」
「まぁ素敵」
「美味しいですわ」
紅茶を褒める言葉がそこかしこから聞こえてきて、和やかに会話が進んで行く。
それぞれの領地の特産品を持ち寄ったり、商売の話をしたり、領地の経営の相談をしたりしていた。
みな自分達の領地にいる民の暮らしをより良くするために、他者の話に耳を傾け意見を聞き対策をしていく。
そんな中、1人の伯爵夫人が立ち上がった。
「そうですわ、私の領地で薔薇の品種改良をしており、先日遂に綺麗な青薔薇を咲かせることが出来ましたの」
「まぁ、青薔薇ですの?!」
「今日は王妃様にプレゼントしようと思いまして、持ってきたましたの。少々お待ちになって」
「凄いですわね、クロード様。カリナ様の努力の賜物ですわ」
「そうだね。私も楽しみだな」
そう言って自ら連れてきた使用人の元に歩いていく伯爵夫人カリナ様。
カリナ様は、
19歳と若いですが伯爵夫人として旦那様であるイェルガ伯爵を支え、特産品である薔薇を研究し品種改良を重ねた人物。
その研究の成果が現れたのが今回の青薔薇でしょう。お2人はとても仲が良く、他社の入る隙が無いとか…ちょっと羨ましいですわね。
クロード様と王妃様と3人で彼女に注目していた。
それを憎々しげに見つめるシェリアと母。
私達は、カリナ様に注視していたので2人の視線には気付きませんでした。
☆お茶会の作法について。
この世界では、お茶会のマナーを厳してくしてます。ご了承ください(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
☆公爵家ですが、かなりの無能っぷりで書いてます。思う所はあると思いますが、物語として受け取って頂ければ幸いです。
ちゃんと理由もありますので。
☆1話~5話までのクロードの心の声?を丁寧にしていましたが、ティアとの区別がつきにくいとの意見があり、普通に戻そうと思います。少しずつ戻して行きますので、ご了承くださいm(_ _)m
では、本編をお楽しみ下さいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
━━━━━━
両親が来たことにより、席に大幅な変更が余儀なくされた。
元々は、上座に王妃様の席、私達公爵家、侯爵家、伯爵家と身分で続くのですけど……
シェリアが両親を伴ってきた事によって、席がありませんでした。
公爵夫妻の席を確保するため、私とクロード様が王妃様のテーブルに着くことになりました。
本来であれば、こんな好待遇はしないのですが……
公爵夫妻がこの場にいる事で、色々と好都合な理由があり王妃様も両親の参加を許可して下さいました。
両親とシェリアは、クロード様と私が座る予定だったテーブルに座りました。
今回のお茶会のメンバーは、三大公爵家の令嬢2人と2人の公爵夫人。
侯爵家は6家全ての侯爵夫人が参加し、伯爵家は7家の内、伯爵夫人が4人が参加しています。皆様、王家に忠誠を誓った有力貴族です。
「お母様、王妃様のお茶会なのに、おばさんばかりですわ。何だか装いも地味ですし…私が王妃だったら、もっと若い子を呼びますのに」
「本当にねぇ。ミューティアも地味ですし、公爵家の名を汚す気かしら?」
……と、ボソッとお母様に話しているシェリア。
……聞こえてますわよ……
私にも、……もちろん私が聞こえているのですから王妃様やクロード様にも……あなた達の席と近い公爵家の夫人達も。
彼女達は一瞬眉を顰めたけど、私と目が合うと凄くいい笑顔で笑って下さいました。……目が笑ってませんけど。
「皆さん、お集まり頂きありがとうございますわ。イレギュラーな事が起きましたが、この時間が有意義になるよう楽しんで頂戴ね」
王妃様のお言葉でお茶会は始まった。
そして、本来ならここで私が王妃様やクロード様に挨拶をして、公爵家、侯爵家、伯爵家と続いてく予定だった。
だけど、私は王妃様達と同じテーブルについているので、……公爵家筆頭であるマグナリア家が挨拶をしなければ後が続かない。
……のだが、シェリアも両親もお喋りに夢中で誰一人動こうとしなかった。マーシェル公爵家令嬢マーシェリーがチラチラとシェリアを見ていますが気付かない。
マーシェル公爵夫人が扇子を閉じマーシェリーの前に持っていき首を振った。
「動くな」という意思表示。
王妃様が笑顔のまま、母の名を呼びました。
「アリステラ。貴方、私に挨拶もせずに何をしてますの?ただでさえ招待もされてませんのに、基本の挨拶も満足に出来ませんの?それでも貴方、本当に公爵夫人なの?」
指摘され、顔を真っ赤に染めた母は立ち上がり、父とシェリアと共に王妃様のテーブルにやってきた。
「本日はお招き頂きありがとうございますわ」
「公爵夫妻は、招待しておりませんけどもね」
「シェリア1人で参加させる訳には行きませんので」
「シェリアは子供ではないでしょう。デビュタントを済ませたならば、それはもう大人の仲間入りですわ。違いますか?」
言葉に詰まった母は、一礼し父とシェリアを連れて席に戻った。
その後は公爵家、侯爵家、伯爵家の順に挨拶を済ませ、王妃様が全テーブルを回り紅茶を注ぐ。
「シェイミー王妃様、とても良い香りですわね。これはなんと言う紅茶なんですの?」
「こちらの紅茶は、ティアから頂きましたのよ。ダージリンのマスカテルフレーバーですって。セカンドフラッシュと呼ばれるもので紅茶の女王と呼ばれているそうよ」
「まぁ素敵」
「美味しいですわ」
紅茶を褒める言葉がそこかしこから聞こえてきて、和やかに会話が進んで行く。
それぞれの領地の特産品を持ち寄ったり、商売の話をしたり、領地の経営の相談をしたりしていた。
みな自分達の領地にいる民の暮らしをより良くするために、他者の話に耳を傾け意見を聞き対策をしていく。
そんな中、1人の伯爵夫人が立ち上がった。
「そうですわ、私の領地で薔薇の品種改良をしており、先日遂に綺麗な青薔薇を咲かせることが出来ましたの」
「まぁ、青薔薇ですの?!」
「今日は王妃様にプレゼントしようと思いまして、持ってきたましたの。少々お待ちになって」
「凄いですわね、クロード様。カリナ様の努力の賜物ですわ」
「そうだね。私も楽しみだな」
そう言って自ら連れてきた使用人の元に歩いていく伯爵夫人カリナ様。
カリナ様は、
19歳と若いですが伯爵夫人として旦那様であるイェルガ伯爵を支え、特産品である薔薇を研究し品種改良を重ねた人物。
その研究の成果が現れたのが今回の青薔薇でしょう。お2人はとても仲が良く、他社の入る隙が無いとか…ちょっと羨ましいですわね。
クロード様と王妃様と3人で彼女に注目していた。
それを憎々しげに見つめるシェリアと母。
私達は、カリナ様に注視していたので2人の視線には気付きませんでした。
103
あなたにおすすめの小説
姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました
饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。
わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。
しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。
末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。
そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。
それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は――
n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。
全15話。
※カクヨムでも公開しています
そちらから縁を切ったのですから、今更頼らないでください。
木山楽斗
恋愛
伯爵家の令嬢であるアルシエラは、高慢な妹とそんな妹ばかり溺愛する両親に嫌気が差していた。
ある時、彼女は父親から縁を切ることを言い渡される。アルシエラのとある行動が気に食わなかった妹が、父親にそう進言したのだ。
不安はあったが、アルシエラはそれを受け入れた。
ある程度の年齢に達した時から、彼女は実家に見切りをつけるべきだと思っていた。丁度いい機会だったので、それを実行することにしたのだ。
伯爵家を追い出された彼女は、商人としての生活を送っていた。
偶然にも人脈に恵まれた彼女は、着々と力を付けていき、見事成功を収めたのである。
そんな彼女の元に、実家から申し出があった。
事情があって窮地に立たされた伯爵家が、支援を求めてきたのだ。
しかしながら、そんな義理がある訳がなかった。
アルシエラは、両親や妹からの申し出をきっぱりと断ったのである。
※8話からの登場人物の名前を変更しました。1話の登場人物とは別人です。(バーキントン→ラナキンス)
【全4話】私の婚約者を欲しいと妹が言ってきた。私は醜いから相応しくないんだそうです
リオール
恋愛
私の婚約者を欲しいと妹が言ってきた。
私は醜いから相応しくないんだそうです。
お姉様は醜いから全て私が貰うわね。
そう言って妹は──
※全4話
あっさりスッキリ短いです
私は家のことにはもう関わりませんから、どうか可愛い妹の面倒を見てあげてください。
木山楽斗
恋愛
侯爵家の令嬢であるアルティアは、家で冷遇されていた。
彼女の父親は、妾とその娘である妹に熱を上げており、アルティアのことは邪魔とさえ思っていたのである。
しかし妾の子である妹を婿に迎える立場にすることは、父親も躊躇っていた。周囲からの体裁を気にした結果、アルティアがその立場となったのだ。
だが、彼女は婚約者から拒絶されることになった。彼曰くアルティアは面白味がなく、多少わがままな妹の方が可愛げがあるそうなのだ。
父親もその判断を支持したことによって、アルティアは家に居場所がないことを悟った。
そこで彼女は、母親が懇意にしている伯爵家を頼り、新たな生活をすることを選んだ。それはアルティアにとって、悪いことという訳ではなかった。家の呪縛から解放された彼女は、伸び伸びと暮らすことにするのだった。
程なくして彼女の元に、婚約者が訪ねて来た。
彼はアルティアの妹のわがままさに辟易としており、さらには社交界において侯爵家が厳しい立場となったことを伝えてきた。妾の子であるということを差し引いても、甘やかされて育ってきた妹の評価というものは、高いものではなかったのだ。
戻って来て欲しいと懇願する婚約者だったが、アルティアはそれを拒絶する。
彼女にとって、婚約者も侯爵家も既に助ける義理はないものだったのだ。
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
【完結】あなたが妹を選んだのです…後悔しても遅いですよ?
なか
恋愛
「ローザ!!お前との結婚は取り消しさせてもらう!!」
結婚式の前日に彼は大きな声でそう言った
「なぜでしょうか?ライアン様」
尋ねる私に彼は勝ち誇ったような笑みを浮かべ
私の妹マリアの名前を呼んだ
「ごめんなさいお姉様~」
「俺は真実の愛を見つけたのだ!」
真実の愛?
妹の大きな胸を見ながら言うあなたに説得力の欠片も
理性も感じられません
怒りで拳を握る
明日に控える結婚式がキャンセルとなればどれだけの方々に迷惑がかかるか
けど息を吐いて冷静さを取り戻す
落ち着いて
これでいい……ようやく終わるのだ
「本当によろしいのですね?」
私の問いかけに彼は頷く
では離縁いたしまししょう
後悔しても遅いですよ?
これは全てあなたが選んだ選択なのですから
【完結】「妹が欲しがるのだから与えるべきだ」と貴方は言うけれど……
小笠原 ゆか
恋愛
私の婚約者、アシュフォード侯爵家のエヴァンジェリンは、後妻の産んだ義妹ダルシニアを虐げている――そんな噂があった。次期王子妃として、ひいては次期王妃となるに相応しい振る舞いをするよう毎日叱責するが、エヴァンジェリンは聞き入れない。最後の手段として『婚約解消』を仄めかしても動じることなく彼女は私の下を去っていった。
この作品は『小説家になろう』でも公開中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる