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5.お出かけ
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『ゆうくん
カーディガン用意した?』
『まだ
新しく買いたい
サイズ アップした!成長期!』
『じゃあ土曜に買い物行ってそのままご飯行こう』
了解、と白い丸いキャラクターが敬礼のポーズをしているスタンプを送る。
俺の部屋の窓から悠斗の家を覗くと、すぐ目の前の窓が悠斗の部屋だ。
メッセージを送り合った後に、宿題の手を止めて、ちら、と窓越しに向こうを覗いてみる。カーテンをめくった向こうに、悠斗の顔が見えて、ぱちりと目が合った。
お互いに窓を開き始める。
「あははは、そこにいるならもう直接声かけた方が早いな」
「はは、ほんとにね
ゆうくん何してた?」
「宿題ー
あ、ハル微分積分って得意?」
「得意かどうかはわかんないけど、たぶん解けるよ。」
「今からそっち行くから教えて!!
全然わかんないのがある!」
「うん。玄関開けるからおいで~」
こうして、悠斗と俺は特に約束もなく、結構一緒に過ごすことが多い。
一緒に宿題して、一緒に夕飯を食べて、一緒にテレビをみて、おやすみ、といってそれぞれの家に帰っていく。
毎日充実してる。
だって、すぐ傍に大事な人がいるんだ。
この毎日が壊されるような俺の気持ちは、絶対に悠斗に知られてはいけない。
『お前こっち来るなよ!気持ち悪い』
もし、そんなことを悠斗に言われてしまったら。俺はきっと立ち直れない。
土曜。悠斗と家を出た俺は、電車で30分ほど揺られて悠斗に連れられるままにカーディガンを買いに来た。通学用の、一般的なカーディガンだ。それ以上でも以下でもない。なのに、
「なんでこんなお洒落タウンに連れてきちゃうんだよ~~~~」
地下鉄を降りて階段を登ると、そこには街路樹が青々と繁り、その周りには美しく着飾ったマネキンが並ぶガラス張りの建物や、雑誌やテレビから飛び出してきたんじゃないかと思うくらい綺麗な女性や男性が行き交っている。お洒落スポットに俺は突然連れ出された。
俺はもう半泣きである。黒縁メガネに、重たい前髪で顔を覆った、色白のひょろひょろ男子校生なんて、この街では浮くしかない。
「お洒落タウン(笑)
大丈夫だよゆうくん、ゆうくんもお洒落さんになるよ」
「何言ってんのハル……」
この街一番のお洒落さんはお前だよハル……。さっきからモデルみたいな綺麗な人たちまで、ハルのことを振り返って見てる。
今日のハルはいつもと違って、少しだけ髪を後ろに流して、より一層綺麗な顔が見える髪型になっている。オーバーサイズめの薄手のジャケットとボトムは淡いブラウンのチェック模様。インナーはシンプルなシャツを着ている。奇をてらったわけじゃない、すごくシンプルな服装なのに、それだけで輝いて見えるからすごい。
対して俺は、普通のジーンズにベージュの無地のセーターを着ただけだ。
いいのか、俺、こんな輝かしい幼馴染みの隣に立っていていいのか……っ!!!
と、葛藤したのは30秒程度だった。
「君、今一人?すごくかっこいいね!
芸能活動とかしてる?」
「してないし、興味ありません」
あぁ、とかなり残念そうにこちらを見つめるおじさんが、遠ざかっていく。
店から店へと移動するだけで、悠斗は平均3人くらいの人に呼び止められてしまう。ナンパやモデル、俳優事務所のスカウトだ。一体今日一日で、どれだけの人に声を掛けられるんだろうか。
そして、そういった人たちが目にとめるのは、悠斗だけで、俺は空気のような存在になっているので、まったく害なく、ここまで生き延びている。
「あのぉ、お一人ですか?」
また来た! ガーリーな格好の美少女だ。
出で立ちからして、スカウトの人ではないらしい。ナンパだ!!
「いえ、連れといるので、話しかけないでもらえますか」
「あ、」
悠斗が俺の手を繋いで、『これが連れだ!目に入らぬか』をしている。ごめんね、目に入らないよね。こんな地味メガネ……
「あ、じゃーあ、3人でお茶でも行きませんか?
私、いいとこ知って…」
「俺は連れと二人で買い物に来てるので邪魔しないでください」
おお……悠斗、きっぱり断るんだな。……女の子がこっちを睨みつけてくる。怖い。
「じゃあ!後で連絡ください!
あなたみたいなかっこいい人、初めて見たんです!
これもらってください!」
女の子が突然、カードみたいなものを悠斗の手に無理やり握らせようとする。悠斗が手を高いところに上げて、触れなくなったら、今度はジャケットのポケットにねじ込もうとしてきた。
はし、と思わず俺は女の子の手を取ってしまった。
「……ごめんね。君の気持ちもあるだろうけど、こいつは嫌なんだって。
申し訳ないけど、こういうことはやめて欲しい。」
「な、なによ!
触んないでよ!ちびメガネ!!!」
バシッ!と手を払いのけられたかと思うと、去り際に思い切り体当たりされて、思わずよろけてしまう。
「っ…、」
「ゆうくん!大丈夫?!
あんな無理しなくても……っ!」
「大丈夫、だいじょうぶ!
だってハル……すごく嫌そうだったし……」
悠斗が目を見開いて俺を見つめる。
やめて、その目に見つめられたら大抵の人は心臓ドキドキして卒倒しちゃうからやめて……
「手紙受け取るのは断れないのに……」
「それはごめんて!!!」
「ふ、はは、ほんとに……
ありがと」
悠斗がまるで眩しいものでも見るように、目を細めて微笑んでくれる。
「っ……うん、
喉渇いたなー、どこかで休憩しよ」
あんまり笑顔が綺麗だから、思わず目を逸らしてしまった。
お洒落なカフェで、見たことのない呪文みたいなメニューのお洒落なドリンクを、悠斗と向かい合って飲んでいる。
「ごめんね。あの人たち撒くのに、たくさん歩かせちゃった」
「ううん。全然大丈夫。
……でもスカウトもナンパもしつこい人は、ほんとしつこいのな……」
「……ほんと、この顔だけにみんなわらわら湧いてきて……気持ち悪いったら……」
心底嫌だと言う表情と声で、悠斗は呟く。そりゃあ、外に出るたびにあんな目に遭ってたら、そうもなるよな……
この流れで、気になっていたことも聞いてみる。
「……俳優とかも全然興味ないの?
ほら、……だってご家族が……」
「ああ……
ふふ、濁してくれてありがとう。外だしね。」
悠斗の母親は有名女優だ。彼女に息子がいることは公表されているが、それが悠斗だということは明かされていない。
「俳優っていう職業が天職って人は居るだろうし、尊敬もしてる。
でも僕はまったく興味を持てない。
僕が興味のない他人のために演技をするのも、僕の外見を切り売りするのも、絶対に嫌だなって思う。
だからモデルとかも興味ないんだ。
どこの誰とも知らない人が、僕の写真眺めてるとか……本当に、嫌悪感しかない。」
周囲で静かに向けられていたスマホが、何台か静かに降ろされたのを感じる。悠斗の声が届いたのだろう。……そうして欲しい。許可を得ないまま隠し撮りは怖いと思うよ、誰だって。
そう思っていたら、カシャ、とシャッターの音がする。
「……ハル、俺の写真撮るのはいいの?」
「……撮っていい?」
「もう撮ってんじゃん!!」
笑いながら悠斗のスマホを没収する。
アルバムのサムネイルには、いつの間に撮ったのか、今日の写真が何枚も記録されている。
「ええー…いつの間にこんなに、」
「優李の成長記録だからね」
「ええ?!」
「優李の幼稚園からの写真、ばあちゃんとせっせと集めてるから、家に帰ったらもっとあるよ」
「やめて!燃やして!」
身に覚えがないアルバムの存在を告げられ、頭が真っ白になる。まさか見返してないよね。
目の前の悠斗が、それはもう美しくいたずらっぽい笑みを浮かべる。あ、これ、絶対残すつもりだ。
やだ。一生でもう二度と開かないでほしい。
「ほら、優李、パンケーキきたよ!」
「うう、……ちっちゃい頃の写真、絶対見ないでね」
「優李、そっちのチョコも美味しそうだね
一口ちょうだい」
「……返事しない。絶対見るじゃん……」
泣く泣く、チョコパンケーキを一口分切って、悠斗の皿に盛り付けてやる。悠斗も苺のパンケーキを一口分切って、皿に盛り付けてくれた。艷やかな苺まで載せてくれている。
あはは、と嬉しそうに悠斗がパンケーキを食べるから、結局一緒に笑いながらパンケーキを頬張った。苺は甘くて、少しだけ酸っぱかった。
カーディガン用意した?』
『まだ
新しく買いたい
サイズ アップした!成長期!』
『じゃあ土曜に買い物行ってそのままご飯行こう』
了解、と白い丸いキャラクターが敬礼のポーズをしているスタンプを送る。
俺の部屋の窓から悠斗の家を覗くと、すぐ目の前の窓が悠斗の部屋だ。
メッセージを送り合った後に、宿題の手を止めて、ちら、と窓越しに向こうを覗いてみる。カーテンをめくった向こうに、悠斗の顔が見えて、ぱちりと目が合った。
お互いに窓を開き始める。
「あははは、そこにいるならもう直接声かけた方が早いな」
「はは、ほんとにね
ゆうくん何してた?」
「宿題ー
あ、ハル微分積分って得意?」
「得意かどうかはわかんないけど、たぶん解けるよ。」
「今からそっち行くから教えて!!
全然わかんないのがある!」
「うん。玄関開けるからおいで~」
こうして、悠斗と俺は特に約束もなく、結構一緒に過ごすことが多い。
一緒に宿題して、一緒に夕飯を食べて、一緒にテレビをみて、おやすみ、といってそれぞれの家に帰っていく。
毎日充実してる。
だって、すぐ傍に大事な人がいるんだ。
この毎日が壊されるような俺の気持ちは、絶対に悠斗に知られてはいけない。
『お前こっち来るなよ!気持ち悪い』
もし、そんなことを悠斗に言われてしまったら。俺はきっと立ち直れない。
土曜。悠斗と家を出た俺は、電車で30分ほど揺られて悠斗に連れられるままにカーディガンを買いに来た。通学用の、一般的なカーディガンだ。それ以上でも以下でもない。なのに、
「なんでこんなお洒落タウンに連れてきちゃうんだよ~~~~」
地下鉄を降りて階段を登ると、そこには街路樹が青々と繁り、その周りには美しく着飾ったマネキンが並ぶガラス張りの建物や、雑誌やテレビから飛び出してきたんじゃないかと思うくらい綺麗な女性や男性が行き交っている。お洒落スポットに俺は突然連れ出された。
俺はもう半泣きである。黒縁メガネに、重たい前髪で顔を覆った、色白のひょろひょろ男子校生なんて、この街では浮くしかない。
「お洒落タウン(笑)
大丈夫だよゆうくん、ゆうくんもお洒落さんになるよ」
「何言ってんのハル……」
この街一番のお洒落さんはお前だよハル……。さっきからモデルみたいな綺麗な人たちまで、ハルのことを振り返って見てる。
今日のハルはいつもと違って、少しだけ髪を後ろに流して、より一層綺麗な顔が見える髪型になっている。オーバーサイズめの薄手のジャケットとボトムは淡いブラウンのチェック模様。インナーはシンプルなシャツを着ている。奇をてらったわけじゃない、すごくシンプルな服装なのに、それだけで輝いて見えるからすごい。
対して俺は、普通のジーンズにベージュの無地のセーターを着ただけだ。
いいのか、俺、こんな輝かしい幼馴染みの隣に立っていていいのか……っ!!!
と、葛藤したのは30秒程度だった。
「君、今一人?すごくかっこいいね!
芸能活動とかしてる?」
「してないし、興味ありません」
あぁ、とかなり残念そうにこちらを見つめるおじさんが、遠ざかっていく。
店から店へと移動するだけで、悠斗は平均3人くらいの人に呼び止められてしまう。ナンパやモデル、俳優事務所のスカウトだ。一体今日一日で、どれだけの人に声を掛けられるんだろうか。
そして、そういった人たちが目にとめるのは、悠斗だけで、俺は空気のような存在になっているので、まったく害なく、ここまで生き延びている。
「あのぉ、お一人ですか?」
また来た! ガーリーな格好の美少女だ。
出で立ちからして、スカウトの人ではないらしい。ナンパだ!!
「いえ、連れといるので、話しかけないでもらえますか」
「あ、」
悠斗が俺の手を繋いで、『これが連れだ!目に入らぬか』をしている。ごめんね、目に入らないよね。こんな地味メガネ……
「あ、じゃーあ、3人でお茶でも行きませんか?
私、いいとこ知って…」
「俺は連れと二人で買い物に来てるので邪魔しないでください」
おお……悠斗、きっぱり断るんだな。……女の子がこっちを睨みつけてくる。怖い。
「じゃあ!後で連絡ください!
あなたみたいなかっこいい人、初めて見たんです!
これもらってください!」
女の子が突然、カードみたいなものを悠斗の手に無理やり握らせようとする。悠斗が手を高いところに上げて、触れなくなったら、今度はジャケットのポケットにねじ込もうとしてきた。
はし、と思わず俺は女の子の手を取ってしまった。
「……ごめんね。君の気持ちもあるだろうけど、こいつは嫌なんだって。
申し訳ないけど、こういうことはやめて欲しい。」
「な、なによ!
触んないでよ!ちびメガネ!!!」
バシッ!と手を払いのけられたかと思うと、去り際に思い切り体当たりされて、思わずよろけてしまう。
「っ…、」
「ゆうくん!大丈夫?!
あんな無理しなくても……っ!」
「大丈夫、だいじょうぶ!
だってハル……すごく嫌そうだったし……」
悠斗が目を見開いて俺を見つめる。
やめて、その目に見つめられたら大抵の人は心臓ドキドキして卒倒しちゃうからやめて……
「手紙受け取るのは断れないのに……」
「それはごめんて!!!」
「ふ、はは、ほんとに……
ありがと」
悠斗がまるで眩しいものでも見るように、目を細めて微笑んでくれる。
「っ……うん、
喉渇いたなー、どこかで休憩しよ」
あんまり笑顔が綺麗だから、思わず目を逸らしてしまった。
お洒落なカフェで、見たことのない呪文みたいなメニューのお洒落なドリンクを、悠斗と向かい合って飲んでいる。
「ごめんね。あの人たち撒くのに、たくさん歩かせちゃった」
「ううん。全然大丈夫。
……でもスカウトもナンパもしつこい人は、ほんとしつこいのな……」
「……ほんと、この顔だけにみんなわらわら湧いてきて……気持ち悪いったら……」
心底嫌だと言う表情と声で、悠斗は呟く。そりゃあ、外に出るたびにあんな目に遭ってたら、そうもなるよな……
この流れで、気になっていたことも聞いてみる。
「……俳優とかも全然興味ないの?
ほら、……だってご家族が……」
「ああ……
ふふ、濁してくれてありがとう。外だしね。」
悠斗の母親は有名女優だ。彼女に息子がいることは公表されているが、それが悠斗だということは明かされていない。
「俳優っていう職業が天職って人は居るだろうし、尊敬もしてる。
でも僕はまったく興味を持てない。
僕が興味のない他人のために演技をするのも、僕の外見を切り売りするのも、絶対に嫌だなって思う。
だからモデルとかも興味ないんだ。
どこの誰とも知らない人が、僕の写真眺めてるとか……本当に、嫌悪感しかない。」
周囲で静かに向けられていたスマホが、何台か静かに降ろされたのを感じる。悠斗の声が届いたのだろう。……そうして欲しい。許可を得ないまま隠し撮りは怖いと思うよ、誰だって。
そう思っていたら、カシャ、とシャッターの音がする。
「……ハル、俺の写真撮るのはいいの?」
「……撮っていい?」
「もう撮ってんじゃん!!」
笑いながら悠斗のスマホを没収する。
アルバムのサムネイルには、いつの間に撮ったのか、今日の写真が何枚も記録されている。
「ええー…いつの間にこんなに、」
「優李の成長記録だからね」
「ええ?!」
「優李の幼稚園からの写真、ばあちゃんとせっせと集めてるから、家に帰ったらもっとあるよ」
「やめて!燃やして!」
身に覚えがないアルバムの存在を告げられ、頭が真っ白になる。まさか見返してないよね。
目の前の悠斗が、それはもう美しくいたずらっぽい笑みを浮かべる。あ、これ、絶対残すつもりだ。
やだ。一生でもう二度と開かないでほしい。
「ほら、優李、パンケーキきたよ!」
「うう、……ちっちゃい頃の写真、絶対見ないでね」
「優李、そっちのチョコも美味しそうだね
一口ちょうだい」
「……返事しない。絶対見るじゃん……」
泣く泣く、チョコパンケーキを一口分切って、悠斗の皿に盛り付けてやる。悠斗も苺のパンケーキを一口分切って、皿に盛り付けてくれた。艷やかな苺まで載せてくれている。
あはは、と嬉しそうに悠斗がパンケーキを食べるから、結局一緒に笑いながらパンケーキを頬張った。苺は甘くて、少しだけ酸っぱかった。
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(^O^)
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