6 / 24
6.罪づくりな男
しおりを挟む
「無理だって!こんなの俺着こなせない」
「お客様は細身でいらっしゃいますから、きっとお似合いだと思いますよ~」
店員さんが胡散臭い笑顔で商品を勧めてくる。
俺はカーディガンを…、通学用の何の変哲もないカーディガンを見に来ただけなのに、なんでこんな上下一式×5着くらい?の服を持たされて、試着室に詰め込まれようとしてるんだ。
「ハル……っ!」
「僕の見立てだから、間違いないと思うよ」
にっこりと穏やかに美しく微笑む幼馴染みは、揺るがない。
「うう……全部着替えてみるけど、別に見せないからね
そのまま着替えるだけだからね」
「え、僕がゆうくんのために選んだのに、見せてもらえないの……?」
今度は、悲しいBGMが流れてきそうなほど、悲壮感漂う表情に変わる。やだ、こんな絶対に似合わないやばい姿を、誰にも見せたくない!!
「じゃあ僕も入ったげる」
「ええ?!」
「あの、着方とか教えるので、一緒に入っていいですよね?」
「ええ!もちろんです!」
悠斗は有無を言わさず、俺と服を試着室に押し込み、ドアを閉めてしまう。
このショップの試着室は比較的広めなんだと思う。男二人が入っても、まだ荷物置き場や脱いだ服を置ける棚が余裕で使える広さになっている。
ドアの対面の壁がすべて鏡になっていて、おろおろと服を抱える俺と、嬉しそうに微笑む悠斗が見える。
「なんでハルまで一緒に入るんだ……っ」
「……勢いで?」
「ぐっ……うぅ……
はぁ……最初はどれ着ればいいの」
もう観念した。知ってる。こうなった悠斗は絶対に諦めない。小学校の時の水泳大会もそうだった。金色のメダルが欲しいって言って、絶対に諦めずに毎日練習して、金メダルを取っていた。
悠斗はこうと決めたら、絶対に諦めない。
「ふふ、ありがと。
ゆうくんが俺の選んだ服着てくれるの、嬉しいな~」
鼻歌交じりに、これとこれ着てみて、と服をピックアップしてくれる。それを受け取り、着替えて……え?
「いや、この距離で一人だけ着替えは、恥ずかしいよ?!」
「体育の授業と一緒じゃん」
「やだ!ハルは着替えてない!」
「はい、じゃあこうやって目隠すから。
さぁどうぞ!」
悠斗が両手を顔の前に覆い被せて、目隠しをする。……うん。なら、仕方ない。いいだろう。
いそいそと着替え始める。
「はぁ、こんなん似合うわけない……」
オーバーサイズのブラウンのノーカラージャケットに、オフホワイトのシャツ、ボトムは緩めのシルエットのパンツだ。今日のハルの格好と、リンクするような出で立ちになっている。
「かわいい。ゆうくん、すごく似合ってる。」
パチパチと手を叩きながら、悠斗が感想を述べる。
「どこが……!豚に真珠ってこういうことを言うんだよ……!もさもさの俺が着て、服にも申し訳ないよ……」
俺は普通のグレーの通学用のカーディガンを買いたい。それはきっとこの店にはない……っ!
「ゆうくん、次はこれだよ!」
悠斗は嬉々として次から次へと服を寄越してくる。
うう……これ、何が楽しいの悠斗。どんどんとHPを削られていく俺に対して、どんどんと悠斗の笑顔は深まっていった。
「お疲れ様でした!
いかがでしたか?」
「これと、これと、これ、すごく似合ってたよ。
着回しもしやすいと思うし、どうかな?」
本当に疲れた。本音を言うとどれも自分に似合ってるかなんてわからない。わからないけど、悠斗はこんなことで嘘を言うやつではないし、きっと悠斗の中では俺に似合っているのだろう。悠斗の中では。
「じゃあ、……これと、これと、…これ?は買います。
お会計お願いします……」
「え!僕が出すよ、僕が選んだのに……」
「何言ってんだよ。ただの幼馴染みの男友達に、服買うなんて!
彼女できたら、お前どうなっちゃうんだよ」
「……彼女なんて、できない……」
「「んなわけないだろ」」
俺と声を揃えて店員さんまでがツッコミを入れてしまう。
「……失礼しました。」
店員さんはお詫びを入れた後は、冷静にお会計を進めてくれる。店員さんの気持ちはよくわかる。そんなわけない。悠斗がその気になれば、すぐにでも彼女はできるのだ。
こんな男友達にまで、服を買ってる場合じゃない。
きっと。
高校でもし恋人ができなくても、大学でできるかもしれない。社会人になったら、きっと結婚を前提にお付き合いだってするんだろう。
そうしたら、
今日みたいにショップを見て回って、カフェでパンケーキを分け合って、服を着せ替えあって、そうやってデートするんだろうな。
その時は、今よりもっと甘い顔を、彼女に見せるのかも──……
「ゆうくん?」
「あ、悪い」
考え事をしながら、悠斗の顔を見つめてしまった。不思議そうな顔をする悠斗から、急いで視線を外す。
逸らした先の空は、すっかり日が暮れている。定期的に道を照らしてくれる街灯は、眩しいほどに輝いて俺の影を黒く伸ばしている。
夕飯も終えて、無事にカーディガンも買えて、肩にはショップの紙袋が揺れている。もう家への帰り道だ。悠斗もいくつか買って、お揃いのショップバッグを肩に提げている。
「今日買った服着てさ、今度映画行こう
前に見たカーアクションの映画、続編やるんだって」
「そうなんだ!次回はどこ走るんだろうな」
「……ホラーじゃないから見やすいよね」
「やめて、恥ずかしい過去を掘り返さないで」
穏やかに微笑みながら歩く悠斗を、片手で柔らかく押してやる。悠斗はよろけながらも、まだ笑っている。
前にアクション映画だと思って観に行った映画は、思い切りスプラッターなホラー映画で、俺は終始悠斗の上着を頭から被って、震えていたのだ。忘れて欲しい。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
もう家に着いてしまった。
「じゃ、また明日。
どうする?明日朝メシ食いに来る?」
「昨日ばあちゃんからお漬物届いたから、ゆうくんうちにおいでよ。白ご飯と食べよ」
「じゃあ明日はそっち行って味噌汁作るわ。
煮干しまだあったっけ?」
「前に置いてってくれたの、減ってないよ」
「ははっ、ハル全然料理しない」
「出汁取らないだけだよ」
じゃあね、おやすみ、と言い合って家に入っていく。この瞬間が、毎回苦手だ。
閉じた玄関ドアの向こうに、悠斗と過ごした時間の余韻が漂っている。
「ただいまー」
誰もいない家に向かって、今日も唱える。
目の前には暗い廊下だけが静かに伸びている。
隣の家の中では、悠斗はさっさと部屋に上がってるんだろうな。きっと一人きりの家に向かって、悠斗はただいまなんて言わないだろう。
「はぁーーでも緊張した。
なんで、あんな……狭いところで…二人きり……」
うう、試着室でのことを思い出しただけで、顔に熱が集まってしまう。
……今日はそれを思い出したら、寂しさなんて感じずに済みそうだ。
いつからカーディガンを降ろそう。寒くなるのが楽しみだな。今日買った服を着て、映画にも行けるんだな。
買ってきた服を整理しながら、とめどなく妄想をしてしまう。
新しく買ってきた服をクローゼットに大切に仕舞った。クローゼットの中の服は、ほとんど悠斗が選んでくれたものだ。
……俺にはファッションセンスなんてものはないからね。放っておいたら毎日ジーンズとヨレヨレのTシャツでウロウロするので、見かねた悠斗が定期的に一緒に服を買いに行ってくれる。
悠斗の中では男友達とのただの買い出しなんだろう、と理解している。
悠斗との時間は俺の中だけで、きらきらと瞬いているのだ。
この時間が少しでも長く続けばいい。
少しでも、長く続けたい。
「気持ち悪がられないように気をつけなきゃ……」
『気持ち悪い!こっち来んなよ』
『げぇ、なんだよその顔、気持ち悪ぃ』
耳の奥に、子どもたちの鋭い言葉がよみがえる。
その言葉ごと閉じ込めるみたいに、クローゼットの扉を閉じた。
「お客様は細身でいらっしゃいますから、きっとお似合いだと思いますよ~」
店員さんが胡散臭い笑顔で商品を勧めてくる。
俺はカーディガンを…、通学用の何の変哲もないカーディガンを見に来ただけなのに、なんでこんな上下一式×5着くらい?の服を持たされて、試着室に詰め込まれようとしてるんだ。
「ハル……っ!」
「僕の見立てだから、間違いないと思うよ」
にっこりと穏やかに美しく微笑む幼馴染みは、揺るがない。
「うう……全部着替えてみるけど、別に見せないからね
そのまま着替えるだけだからね」
「え、僕がゆうくんのために選んだのに、見せてもらえないの……?」
今度は、悲しいBGMが流れてきそうなほど、悲壮感漂う表情に変わる。やだ、こんな絶対に似合わないやばい姿を、誰にも見せたくない!!
「じゃあ僕も入ったげる」
「ええ?!」
「あの、着方とか教えるので、一緒に入っていいですよね?」
「ええ!もちろんです!」
悠斗は有無を言わさず、俺と服を試着室に押し込み、ドアを閉めてしまう。
このショップの試着室は比較的広めなんだと思う。男二人が入っても、まだ荷物置き場や脱いだ服を置ける棚が余裕で使える広さになっている。
ドアの対面の壁がすべて鏡になっていて、おろおろと服を抱える俺と、嬉しそうに微笑む悠斗が見える。
「なんでハルまで一緒に入るんだ……っ」
「……勢いで?」
「ぐっ……うぅ……
はぁ……最初はどれ着ればいいの」
もう観念した。知ってる。こうなった悠斗は絶対に諦めない。小学校の時の水泳大会もそうだった。金色のメダルが欲しいって言って、絶対に諦めずに毎日練習して、金メダルを取っていた。
悠斗はこうと決めたら、絶対に諦めない。
「ふふ、ありがと。
ゆうくんが俺の選んだ服着てくれるの、嬉しいな~」
鼻歌交じりに、これとこれ着てみて、と服をピックアップしてくれる。それを受け取り、着替えて……え?
「いや、この距離で一人だけ着替えは、恥ずかしいよ?!」
「体育の授業と一緒じゃん」
「やだ!ハルは着替えてない!」
「はい、じゃあこうやって目隠すから。
さぁどうぞ!」
悠斗が両手を顔の前に覆い被せて、目隠しをする。……うん。なら、仕方ない。いいだろう。
いそいそと着替え始める。
「はぁ、こんなん似合うわけない……」
オーバーサイズのブラウンのノーカラージャケットに、オフホワイトのシャツ、ボトムは緩めのシルエットのパンツだ。今日のハルの格好と、リンクするような出で立ちになっている。
「かわいい。ゆうくん、すごく似合ってる。」
パチパチと手を叩きながら、悠斗が感想を述べる。
「どこが……!豚に真珠ってこういうことを言うんだよ……!もさもさの俺が着て、服にも申し訳ないよ……」
俺は普通のグレーの通学用のカーディガンを買いたい。それはきっとこの店にはない……っ!
「ゆうくん、次はこれだよ!」
悠斗は嬉々として次から次へと服を寄越してくる。
うう……これ、何が楽しいの悠斗。どんどんとHPを削られていく俺に対して、どんどんと悠斗の笑顔は深まっていった。
「お疲れ様でした!
いかがでしたか?」
「これと、これと、これ、すごく似合ってたよ。
着回しもしやすいと思うし、どうかな?」
本当に疲れた。本音を言うとどれも自分に似合ってるかなんてわからない。わからないけど、悠斗はこんなことで嘘を言うやつではないし、きっと悠斗の中では俺に似合っているのだろう。悠斗の中では。
「じゃあ、……これと、これと、…これ?は買います。
お会計お願いします……」
「え!僕が出すよ、僕が選んだのに……」
「何言ってんだよ。ただの幼馴染みの男友達に、服買うなんて!
彼女できたら、お前どうなっちゃうんだよ」
「……彼女なんて、できない……」
「「んなわけないだろ」」
俺と声を揃えて店員さんまでがツッコミを入れてしまう。
「……失礼しました。」
店員さんはお詫びを入れた後は、冷静にお会計を進めてくれる。店員さんの気持ちはよくわかる。そんなわけない。悠斗がその気になれば、すぐにでも彼女はできるのだ。
こんな男友達にまで、服を買ってる場合じゃない。
きっと。
高校でもし恋人ができなくても、大学でできるかもしれない。社会人になったら、きっと結婚を前提にお付き合いだってするんだろう。
そうしたら、
今日みたいにショップを見て回って、カフェでパンケーキを分け合って、服を着せ替えあって、そうやってデートするんだろうな。
その時は、今よりもっと甘い顔を、彼女に見せるのかも──……
「ゆうくん?」
「あ、悪い」
考え事をしながら、悠斗の顔を見つめてしまった。不思議そうな顔をする悠斗から、急いで視線を外す。
逸らした先の空は、すっかり日が暮れている。定期的に道を照らしてくれる街灯は、眩しいほどに輝いて俺の影を黒く伸ばしている。
夕飯も終えて、無事にカーディガンも買えて、肩にはショップの紙袋が揺れている。もう家への帰り道だ。悠斗もいくつか買って、お揃いのショップバッグを肩に提げている。
「今日買った服着てさ、今度映画行こう
前に見たカーアクションの映画、続編やるんだって」
「そうなんだ!次回はどこ走るんだろうな」
「……ホラーじゃないから見やすいよね」
「やめて、恥ずかしい過去を掘り返さないで」
穏やかに微笑みながら歩く悠斗を、片手で柔らかく押してやる。悠斗はよろけながらも、まだ笑っている。
前にアクション映画だと思って観に行った映画は、思い切りスプラッターなホラー映画で、俺は終始悠斗の上着を頭から被って、震えていたのだ。忘れて欲しい。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
もう家に着いてしまった。
「じゃ、また明日。
どうする?明日朝メシ食いに来る?」
「昨日ばあちゃんからお漬物届いたから、ゆうくんうちにおいでよ。白ご飯と食べよ」
「じゃあ明日はそっち行って味噌汁作るわ。
煮干しまだあったっけ?」
「前に置いてってくれたの、減ってないよ」
「ははっ、ハル全然料理しない」
「出汁取らないだけだよ」
じゃあね、おやすみ、と言い合って家に入っていく。この瞬間が、毎回苦手だ。
閉じた玄関ドアの向こうに、悠斗と過ごした時間の余韻が漂っている。
「ただいまー」
誰もいない家に向かって、今日も唱える。
目の前には暗い廊下だけが静かに伸びている。
隣の家の中では、悠斗はさっさと部屋に上がってるんだろうな。きっと一人きりの家に向かって、悠斗はただいまなんて言わないだろう。
「はぁーーでも緊張した。
なんで、あんな……狭いところで…二人きり……」
うう、試着室でのことを思い出しただけで、顔に熱が集まってしまう。
……今日はそれを思い出したら、寂しさなんて感じずに済みそうだ。
いつからカーディガンを降ろそう。寒くなるのが楽しみだな。今日買った服を着て、映画にも行けるんだな。
買ってきた服を整理しながら、とめどなく妄想をしてしまう。
新しく買ってきた服をクローゼットに大切に仕舞った。クローゼットの中の服は、ほとんど悠斗が選んでくれたものだ。
……俺にはファッションセンスなんてものはないからね。放っておいたら毎日ジーンズとヨレヨレのTシャツでウロウロするので、見かねた悠斗が定期的に一緒に服を買いに行ってくれる。
悠斗の中では男友達とのただの買い出しなんだろう、と理解している。
悠斗との時間は俺の中だけで、きらきらと瞬いているのだ。
この時間が少しでも長く続けばいい。
少しでも、長く続けたい。
「気持ち悪がられないように気をつけなきゃ……」
『気持ち悪い!こっち来んなよ』
『げぇ、なんだよその顔、気持ち悪ぃ』
耳の奥に、子どもたちの鋭い言葉がよみがえる。
その言葉ごと閉じ込めるみたいに、クローゼットの扉を閉じた。
8
あなたにおすすめの小説
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
姉の婚約者の心を読んだら俺への愛で溢れてました
天埜鳩愛
BL
魔法学校の卒業を控えたユーディアは、親友で姉の婚約者であるエドゥアルドとの関係がある日を境に疎遠になったことに悩んでいた。
そんな折、我儘な姉から、魔法を使ってそっけないエドゥアルドの心を読み、卒業の舞踏会に自分を誘うように仕向けろと命令される。
はじめは気が進まなかったユーディアだが、エドゥアルドの心を読めばなぜ距離をとられたのか理由がわかると思いなおして……。
優秀だけど不器用な、両片思いの二人と魔法が織りなすモダキュン物語。
「許されざる恋BLアンソロジー 」収録作品。
悪役令嬢のモブ兄に転生したら、攻略対象から溺愛されてしまいました
藍沢真啓/庚あき
BL
俺──ルシアン・イベリスは学園の卒業パーティで起こった、妹ルシアが我が国の王子で婚約者で友人でもあるジュリアンから断罪される光景を見て思い出す。
(あ、これ乙女ゲームの悪役令嬢断罪シーンだ)と。
ちなみに、普通だったら攻略対象の立ち位置にあるべき筈なのに、予算の関係かモブ兄の俺。
しかし、うちの可愛い妹は、ゲームとは別の展開をして、会場から立ち去るのを追いかけようとしたら、攻略対象の一人で親友のリュカ・チューベローズに引き止められ、そして……。
気づけば、親友にでろっでろに溺愛されてしまったモブ兄の運命は──
異世界転生ラブラブコメディです。
ご都合主義な展開が多いので、苦手な方はお気を付けください。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん
315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。
が、案の定…
対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。
そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…
三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。
そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…
表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。
【完結】執着系幼馴染みが、大好きな彼を手に入れるために叶えたい6つの願い事。
髙槻 壬黎
BL
ヤンデレ執着攻め×鈍感強気受け
ユハン・イーグラントには、幼い頃から共に過ごしてきた幼馴染みがいる。それは、天使のような美貌を持つミカイル・アイフォスターという男。
彼は公爵家の嫡男として、いつも穏やかな微笑みを浮かべ、凛とした立ち振舞いをしているが、ユハンの前では違う。というのも、ミカイルは実のところ我が儘で、傲慢な一面を併せ持ち、さらには時々様子がおかしくなって頬を赤らめたり、ユハンの行動を制限してこようとするときがあるのだ。
けれども、ユハンにとってミカイルは大切な友達。
だから彼のことを憎らしく思うときがあっても、なんだかんだこれまで許してきた。
だというのに、どうやらミカイルの気持ちはユハンとは違うようで‥‥‥‥?
そんな中、偶然出会った第二王子や、学園の生徒達を巻き込んで、ミカイルの想いは暴走していく────
※旧題「執着系幼馴染みの、絶対に叶えたい6つの願い事。」
【チェンジ!】本編完結 -双子の弟の体で、幼馴染に抱かれるとか意味分かんない-
星井 悠里
BL
双子の弟と中身が入れ替わってしまった。
弟が約束してる幼馴染の所に、弟として行くことになった。
幼馴染とオレは、中学から疎遠になってる。
すぐ帰るつもりだったのに、幼馴染はオレ(外見は弟)をベッドに押し倒した。
……は? 何で???
(表紙のイラストは、ミカスケさまのフリー素材よりお借りしています)
※大分改稿しての再投稿です。その内番外編を書きます✨
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる