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第26話
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◆高梨百合恵 視点◆
みゆきの家へ行くと決めた後、タクシーで最寄り駅まで行き電車に乗ってみゆきの自宅最寄り駅まで向かっている。
時間はかかるものの乗り換えせずに川越から横浜まで行くことができるのは、乗り換えが苦手な私にはありがたいことだ。
みゆきの自宅最寄り駅まで着いて改札を出たらみゆきが待っていてくれた。
目安として到着予定時刻をメッセージで伝えてはいたけど、迎えに来るとは連絡がなかった・・・情が深いみゆきのことだから心配してくれていたのだろうと思う。わたしの味方がいると思えて気持ちがいっぱいになり、みゆきに思い切り抱きついて大泣きしてしまった。
身長はわたしの方がみゆきより10cm以上高いし、今日は高めのヒールの靴を履いていたので大きな大人がこどもに抱きついてしまっている様な不格好になってしまっていたと思うけど、今はそんなことを気にしている余裕がなかった。
「ほらほら百合恵、いい子だから落ち着いて」
こどもをあやす様にわたしの背中を擦りながら落ち着かせようとしてくれるみゆきの声にだんだん冷静さを取り戻し、羞恥心がムクムク暴れ出してきた。
「あっ、ありがとう、みゆき。もう大丈夫だから」
「ほんとにぃ?いいんだよ、百合恵ちゃんは頑張ったんだから泣いても、みゆきお姉ちゃんが全部受け止めてあげるから」
「もうっ、わたしから抱き付いたからだけど、お姉ちゃんは調子乗りすぎでしょ。わたしの方が2つも年上なんだから」
「なに言ってるの百合恵。アラサーの2、3歳なんて誤差みたいなものよ」
などといつもの調子で軽口をたたきながら落ち着きを取り戻して行き、途中スーパーに寄って買い物をしつつみゆきの家へお邪魔した。
「みゆき、今日はご両親はご在宅ではないの?」
「うん。今日はふたりだけで温泉旅館でデートだってさ。なんでも夏で観光客が少ないから連休でも安くなってるんだって言ってた」
「そうなの。ご両親には申し訳ないけど、やっぱり気を使ってしまうからお留守で良かったわ」
「そうだよねー」
他愛のない話から始まったものの、鬱憤が溜まっていた影響でだんだん悠一さんや春日の家の人達の愚痴に話が発展していった。
「少し前に埼玉をバカにしたような映画があったじゃない。その中で『埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!』ってセリフがあるけど、春日の家ではお義母さんが散歩のついでに山菜みたいな食べられる草を採ってきて食卓に上がるのよ。本当にそこら辺の草を食べている埼玉県人なの、おかしいでしょ」
「埼玉県人って本当にそこら辺の草を食べてるのね!おっかしー」
「別に貧しいわけではなくて、山菜が好きだからみたいだけど初めて挨拶に行った時に食卓に出されて内心びっくりしたものだわ」
愚痴も一巡して落ち着いてきた頃にみゆきが尋ねてきた。
「百合恵はこれからどうするつもりなの?
やっぱり旦那とは別れるの?」
「そうね。正直、悠一さんへの愛情はなくなってしまったわね。
あるのは世間体とか親の目とかそんなところかしら?」
「どちらにしても、今すぐはどこかに落ち着けないとダメじゃない?
うちで良かったらきっとお母さん達も百合恵に居て良いって言ってくれると思うんだけどどうかな?」
「さすがに、それは悪いわよ。それに、ここからだと学校へ通うのも大変だし、学校の近くでマンスリーマンションでも借りてしばらくはそこで暮らすわ」
「そう、よね。ごめん、変なこと言った」
「え?なにも変なことは言っていないと思うわよ。むしろ住むところを気にしてくれて嬉しいわ」
そこまで話すと、みゆきが急に黙って何かを考えるように目を瞑った。
邪魔してはいけないと思って黙ってみゆきを見ていたら、
「あっ、あのねっ、百合恵!
私ね!百合恵のことが好きなの!」
「え?あ、もちろん、わたしもみゆきのことが大好きよ?」
「違うの!そうじゃなくて、百合恵のことが男の人を好きになるみたいに好きなの!」
「え!」
「ごめん、ほんとはこんなこと言うつもりなんかなかったんだけど、今の百合恵を見てたら言わずに入られなかったの。
気持ち悪いよね。女が女を愛して・・・それで、セックスもしたいと思ってるんだ」
「想像もしてなかったから驚いたけど、みゆきがわたしのことを思ってくれているのは嬉しいわ。
それに今の言い方、どことなくわたしの学校の生徒を思い出させる言い方で、微笑ましかったわよ」
「え?百合恵に言い寄っている不埒な生徒がいるの?」
「言い寄るというのとは違うけど、まっすぐないい子がね、悪い生徒のせいで冤罪に巻き込まれて孤立してたの。
その子を音楽室用準備室で匿ってあげていたのだけど、話をしている内に懐かれた感じかしら」
「なにその羨ましい生徒!今の言い方からして男よね!」
「まぁ、男の子ね」
「許せないわ!今度学校へ行ってその男にちゃんと注意してやるわよ!」
「何バカなことを言っているのよ。わたし33歳よ。高校生からしたら立派なおばさんよ」
「熟女好きの拗らせた学生って意外に多いって聞くわよ。
それに百合恵はものすごい美人なのだから、男子高校生の100人や200人に好きになってもおかしくないわよ!」
「ふふっ」
「なにがおかしいの!」
「さっき言った男の子、神坂君っていう子なんだけど、今のみゆきがどことなく似ていたの」
「やっぱり、百合恵のこと狙ってるじゃない!
わたしは百合恵のこと狙っているわよ!
結婚した時なんか悔しくて悔しくてボクシングしてたくらいよ!」
「それであの頃ボクシングジムに通ってたのね。
『太ったからダイエットするんだ』って言うからそうだと思ってたわよ。おかしいわね」
「おかしくなんかないわよ!
とにかく、その神坂って男には注意してね!」
など、くだらないやり取りをしている内に少しだけど気持ちが元気になって、就寝する頃には昼間の苦しさが薄らいでいた。
同性愛のことはわからないけど、わたしがみゆきを嫌いになることなんかない。それはたしかなこと。
翌日、学校の近くのマンスリーマンションを調べに行くと言ったらみゆきも付いてくるというので、ふたりで学校まで行き周辺の物件を調べたりしたが良い物件が見つからず、作戦タイムを兼ねて遅めのランチを摂ることにし、学校近くの評判の良いカフェへ・・・注文を終え、みゆきがお手洗いに行っていたタイミングで偶然の出会いが有った。
みゆきの家へ行くと決めた後、タクシーで最寄り駅まで行き電車に乗ってみゆきの自宅最寄り駅まで向かっている。
時間はかかるものの乗り換えせずに川越から横浜まで行くことができるのは、乗り換えが苦手な私にはありがたいことだ。
みゆきの自宅最寄り駅まで着いて改札を出たらみゆきが待っていてくれた。
目安として到着予定時刻をメッセージで伝えてはいたけど、迎えに来るとは連絡がなかった・・・情が深いみゆきのことだから心配してくれていたのだろうと思う。わたしの味方がいると思えて気持ちがいっぱいになり、みゆきに思い切り抱きついて大泣きしてしまった。
身長はわたしの方がみゆきより10cm以上高いし、今日は高めのヒールの靴を履いていたので大きな大人がこどもに抱きついてしまっている様な不格好になってしまっていたと思うけど、今はそんなことを気にしている余裕がなかった。
「ほらほら百合恵、いい子だから落ち着いて」
こどもをあやす様にわたしの背中を擦りながら落ち着かせようとしてくれるみゆきの声にだんだん冷静さを取り戻し、羞恥心がムクムク暴れ出してきた。
「あっ、ありがとう、みゆき。もう大丈夫だから」
「ほんとにぃ?いいんだよ、百合恵ちゃんは頑張ったんだから泣いても、みゆきお姉ちゃんが全部受け止めてあげるから」
「もうっ、わたしから抱き付いたからだけど、お姉ちゃんは調子乗りすぎでしょ。わたしの方が2つも年上なんだから」
「なに言ってるの百合恵。アラサーの2、3歳なんて誤差みたいなものよ」
などといつもの調子で軽口をたたきながら落ち着きを取り戻して行き、途中スーパーに寄って買い物をしつつみゆきの家へお邪魔した。
「みゆき、今日はご両親はご在宅ではないの?」
「うん。今日はふたりだけで温泉旅館でデートだってさ。なんでも夏で観光客が少ないから連休でも安くなってるんだって言ってた」
「そうなの。ご両親には申し訳ないけど、やっぱり気を使ってしまうからお留守で良かったわ」
「そうだよねー」
他愛のない話から始まったものの、鬱憤が溜まっていた影響でだんだん悠一さんや春日の家の人達の愚痴に話が発展していった。
「少し前に埼玉をバカにしたような映画があったじゃない。その中で『埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておけ!』ってセリフがあるけど、春日の家ではお義母さんが散歩のついでに山菜みたいな食べられる草を採ってきて食卓に上がるのよ。本当にそこら辺の草を食べている埼玉県人なの、おかしいでしょ」
「埼玉県人って本当にそこら辺の草を食べてるのね!おっかしー」
「別に貧しいわけではなくて、山菜が好きだからみたいだけど初めて挨拶に行った時に食卓に出されて内心びっくりしたものだわ」
愚痴も一巡して落ち着いてきた頃にみゆきが尋ねてきた。
「百合恵はこれからどうするつもりなの?
やっぱり旦那とは別れるの?」
「そうね。正直、悠一さんへの愛情はなくなってしまったわね。
あるのは世間体とか親の目とかそんなところかしら?」
「どちらにしても、今すぐはどこかに落ち着けないとダメじゃない?
うちで良かったらきっとお母さん達も百合恵に居て良いって言ってくれると思うんだけどどうかな?」
「さすがに、それは悪いわよ。それに、ここからだと学校へ通うのも大変だし、学校の近くでマンスリーマンションでも借りてしばらくはそこで暮らすわ」
「そう、よね。ごめん、変なこと言った」
「え?なにも変なことは言っていないと思うわよ。むしろ住むところを気にしてくれて嬉しいわ」
そこまで話すと、みゆきが急に黙って何かを考えるように目を瞑った。
邪魔してはいけないと思って黙ってみゆきを見ていたら、
「あっ、あのねっ、百合恵!
私ね!百合恵のことが好きなの!」
「え?あ、もちろん、わたしもみゆきのことが大好きよ?」
「違うの!そうじゃなくて、百合恵のことが男の人を好きになるみたいに好きなの!」
「え!」
「ごめん、ほんとはこんなこと言うつもりなんかなかったんだけど、今の百合恵を見てたら言わずに入られなかったの。
気持ち悪いよね。女が女を愛して・・・それで、セックスもしたいと思ってるんだ」
「想像もしてなかったから驚いたけど、みゆきがわたしのことを思ってくれているのは嬉しいわ。
それに今の言い方、どことなくわたしの学校の生徒を思い出させる言い方で、微笑ましかったわよ」
「え?百合恵に言い寄っている不埒な生徒がいるの?」
「言い寄るというのとは違うけど、まっすぐないい子がね、悪い生徒のせいで冤罪に巻き込まれて孤立してたの。
その子を音楽室用準備室で匿ってあげていたのだけど、話をしている内に懐かれた感じかしら」
「なにその羨ましい生徒!今の言い方からして男よね!」
「まぁ、男の子ね」
「許せないわ!今度学校へ行ってその男にちゃんと注意してやるわよ!」
「何バカなことを言っているのよ。わたし33歳よ。高校生からしたら立派なおばさんよ」
「熟女好きの拗らせた学生って意外に多いって聞くわよ。
それに百合恵はものすごい美人なのだから、男子高校生の100人や200人に好きになってもおかしくないわよ!」
「ふふっ」
「なにがおかしいの!」
「さっき言った男の子、神坂君っていう子なんだけど、今のみゆきがどことなく似ていたの」
「やっぱり、百合恵のこと狙ってるじゃない!
わたしは百合恵のこと狙っているわよ!
結婚した時なんか悔しくて悔しくてボクシングしてたくらいよ!」
「それであの頃ボクシングジムに通ってたのね。
『太ったからダイエットするんだ』って言うからそうだと思ってたわよ。おかしいわね」
「おかしくなんかないわよ!
とにかく、その神坂って男には注意してね!」
など、くだらないやり取りをしている内に少しだけど気持ちが元気になって、就寝する頃には昼間の苦しさが薄らいでいた。
同性愛のことはわからないけど、わたしがみゆきを嫌いになることなんかない。それはたしかなこと。
翌日、学校の近くのマンスリーマンションを調べに行くと言ったらみゆきも付いてくるというので、ふたりで学校まで行き周辺の物件を調べたりしたが良い物件が見つからず、作戦タイムを兼ねて遅めのランチを摂ることにし、学校近くの評判の良いカフェへ・・・注文を終え、みゆきがお手洗いに行っていたタイミングで偶然の出会いが有った。
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