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第158話
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◆神坂冬樹 視点◆
朝からずっと休み時間は僕、ハル、美波、梅田さん、新谷君で固まって話をしていて、クラスメイトからは遠巻きにチラ見されているような状況だった。
昼休憩時間になり、僕らは法律研究部の部室へ移動して食事を摂ることにし、新谷君は食堂へ行くつもりだったみたいだけど売店で何かを買ってから部室へ行くと言って一旦別れた。
ハルから美波と梅田さんと姉さんの分を含めてお弁当を用意するようにリクエストされていて僕は5人分を用意していた。
「春華さんが今日はお昼の用意をしてこないでと仰っていたのは、冬樹さんがお弁当を用意してくださる約束をしていたからなのですね」
「そう!せっかく香織ちゃんと仲良くなったんだし、あたし達の馴染んだ味を味わってもらいたくてね」
「まったく、ハルは人使いが荒いんだから・・・まぁ、1人分も5人分もあまり変わらないから良いけどさ」
梅田さんの手前軽口を叩いているけど、ハルのことだから僕に頼むとメッセージを送ってくる時に悩んでいたと思う。
実際に送られていたメッセージも『できたら作ってもらえると嬉しい』というニュアンスの書き方だったし、僕が断ってもどうにかするつもりもあったのだろう。
「5人ですか?」
「うん、あと神坂のお姉も来るから。
香織ちゃんにも紹介するね」
「お姉様ですか。それはぜひご挨拶させていただきたいですね」
そういうやり取りをしていたら部室の扉が開きちょうど今話に出ていた姉さんが入ってきた。
それともう一人大山さんもその後ろについて入ってきた。
「冬樹、昼食の用意をしてくれてすまない。
しかし、久しぶりに冬樹の料理を食べられるのは楽しみだ。
それと、扉の前で彼女が入るか迷っていたぞ」
「すみません、生徒会長に声を掛けられて入らせていただきました」
「今の会長は春華だがな」
「すみません、クセで・・・夏菜先輩ですね」
「あたしは別に構わないのだけど。そんなことよりどうしたの、大山さん?」
「わたしもこの部活に入部させてもらえませんか?」
「だって、どう?」
ハルは最小限の言葉と目線で僕へ振ってきた・・・このやり取りには既視感がある。
「僕は良いと思うけど、みんなは?」
と言って見渡すとみんなも頷いたり賛成のような雰囲気だ。
「ここには反対する人もいないし、新谷君も反対はしないだろうけど、一応彼にも聞いてからでどうかな?」
「ありがとう神坂君。みなさんもありがとうございます」
そのタイミングで新谷君が入ってきたのでそのまま問いかけた。
「ちょうどよかった、新谷君。大山さんも入部したいっていうのだけど、良いよね?」
「もちろん、歓迎しますよ」
「じゃあ、大山さんも入部ということで・・・後は梅田さんと新谷君の分も含めて高梨先生に入部の手続きをお願いしないとね。
先生へは僕から聞いておくから・・・
と、話はそのくらいにしてお昼を食べようか」
5人分のため個別にせず重箱に詰めて用意していたのでそれらを広げて置いた。
「多めに作ってあるから、大山さんも新谷君も良かったらどうぞ」
「わたしも良いんですか?」
「もちろん。口に合うかは保証できないけど」
「いやいや、どう見ても今買ってきた購買のパンより美味しそうだよ」
「新谷君、お目が高いね。あたしの相方は料理スキルも高いんだよ。
その買ってきたパンはおやつにでも取っておいて、フユの手料理を食べるといいよ!」
「春華ちゃん、冬樹が作ったものなのに何で自分が作ったみたいに振る舞うのよ」
「そうだぞ、春華。お前は冬樹に頼んだだけだろう」
「ごめんごめん、久しぶりのフユの料理だからテンション上がっちゃってさ」
「美波も姉さんもいいよ。ハルが楽しみにしていてくれているなら作ってきた甲斐があって良かったよ」
そんな事を話しながら、各々が重箱に手を伸ばしていった。
ハルが最初に手をつけた煮物を口に入れてから左の目尻から涙が一筋通っていった。
「どうした、ハル?
その煮物、不味かったか?」
◆神坂春華 視点◆
フユに言われて自分が涙を流していたことに気付いた。
もちろん不味いなんてことはないどころか美味しい。
半年ぶりにフユのお弁当を美波ちゃんやお姉と囲んでいられることが嬉しいと思っていて、その嬉し涙だ。
聞かされた話の衝撃で混乱したまま事実の確認をせずにフユを糾弾して関係を損なってから半年も経ってしまっていたけど、ここまで関係を修復できたという事を感じられて嬉しかった・・・
「ううん、ちゃんと美味しいよ。
やっとこうやってフユのお弁当を美波ちゃんやお姉と一緒に食べられて嬉しかったんだよ」
「そうか、それは良かった。僕も久しぶりに料理を振る舞えて良かった、かな」
「そうだな、春華の言う通りだな。私もこうやって皆で冬樹の料理を食べられて嬉しく思うぞ」
「そうだね。わたしもそう思うよ」
自分からした話とは言え、事情を知らない香織ちゃんや今まであまり関わってこなかった新谷君や大山さんも置いてきぼりにしてしまっていることに気付いて強引に話題を変えることにした。
「そうだ!香織ちゃん、成り行きで食べ始めちゃって紹介できてなかったから紹介するね。
こちらはあたしとフユのお姉ちゃんの神坂夏菜。
お姉、こちらが昨日転校してきた梅田香織ちゃん、すっごい美人でしょ」
「挨拶が前後してしまったが、春華と冬樹の姉の夏菜だ。
3年なのであまり登校することもなくなるかと思うがよろしく頼む」
「こちらこそご丁寧に有難うございます。わたくし、梅田香織と申します。
春華さん達とずっと仲良くさせていただきたいと思っておりますので、卒業されてからもお付き合いをしていただければと思います」
「ああ、そうだな。私が卒業してからもよろしく頼む」
◆梅田香織 視点◆
春華さんのサプライズで用意してもらった冬樹さんの料理はびっくりするほど美味しく、感動すると同時に料理の腕前で負けたくないという気持ちも芽生えました。
わたくしは料理をすることが好きで小学生の頃からお母様と一緒に料理をしてきて腕に自信があり、中学高校とこれまで家庭科の調理実習では料理をする部活の人達よりも美味しいものを作れていると先生からもお褒めいただいていたくらいなのですけれど、冬樹さんの手料理はそんなわたくしの自信を揺るがすほどのものでした。
ただならぬ雰囲気を纏っていて気になっていたけれど、ますます気になる存在となりました。あまりにも気になってしまったので、お昼を食べ終わり春華さんにお願いして冬樹さんとふたりきりにしてもらい、思い切って質問をしてみることにしました。
「あの、冬樹さんは岸元美波さんとお付き合いをなさっているのですか?」
「付き合っていませんよ。梅田さんも少しは聞いたかもしれませんが、僕は一学期にとある女子生徒へ襲いかかったという冤罪を掛けられてしまって、その時に色々あって美波のことを恋愛対象として想っていた気持ちがなくなってしまったんです」
「そうなのですね。その割には仲睦まじく見えましたけれども・・・」
「そうですね。色々あり恋愛対象としての気持ちはなくなりましたけど、生まれた時からずっと一緒だったと言うのはあるので、冤罪事件からのあれこれが落ち着けばハルと同じ兄妹の様な感覚で見ているので、それが仲睦まじく見えたのかもしれませんね」
受け答えにまったく違和感がありませんし、今は美波さんのことを恋愛対象として見ていないと言うのは本当のことのように思えます。
今まであったどの異性よりも魅力的な冬樹さんの事をより知っていきたいという気持ちになりました。
朝からずっと休み時間は僕、ハル、美波、梅田さん、新谷君で固まって話をしていて、クラスメイトからは遠巻きにチラ見されているような状況だった。
昼休憩時間になり、僕らは法律研究部の部室へ移動して食事を摂ることにし、新谷君は食堂へ行くつもりだったみたいだけど売店で何かを買ってから部室へ行くと言って一旦別れた。
ハルから美波と梅田さんと姉さんの分を含めてお弁当を用意するようにリクエストされていて僕は5人分を用意していた。
「春華さんが今日はお昼の用意をしてこないでと仰っていたのは、冬樹さんがお弁当を用意してくださる約束をしていたからなのですね」
「そう!せっかく香織ちゃんと仲良くなったんだし、あたし達の馴染んだ味を味わってもらいたくてね」
「まったく、ハルは人使いが荒いんだから・・・まぁ、1人分も5人分もあまり変わらないから良いけどさ」
梅田さんの手前軽口を叩いているけど、ハルのことだから僕に頼むとメッセージを送ってくる時に悩んでいたと思う。
実際に送られていたメッセージも『できたら作ってもらえると嬉しい』というニュアンスの書き方だったし、僕が断ってもどうにかするつもりもあったのだろう。
「5人ですか?」
「うん、あと神坂のお姉も来るから。
香織ちゃんにも紹介するね」
「お姉様ですか。それはぜひご挨拶させていただきたいですね」
そういうやり取りをしていたら部室の扉が開きちょうど今話に出ていた姉さんが入ってきた。
それともう一人大山さんもその後ろについて入ってきた。
「冬樹、昼食の用意をしてくれてすまない。
しかし、久しぶりに冬樹の料理を食べられるのは楽しみだ。
それと、扉の前で彼女が入るか迷っていたぞ」
「すみません、生徒会長に声を掛けられて入らせていただきました」
「今の会長は春華だがな」
「すみません、クセで・・・夏菜先輩ですね」
「あたしは別に構わないのだけど。そんなことよりどうしたの、大山さん?」
「わたしもこの部活に入部させてもらえませんか?」
「だって、どう?」
ハルは最小限の言葉と目線で僕へ振ってきた・・・このやり取りには既視感がある。
「僕は良いと思うけど、みんなは?」
と言って見渡すとみんなも頷いたり賛成のような雰囲気だ。
「ここには反対する人もいないし、新谷君も反対はしないだろうけど、一応彼にも聞いてからでどうかな?」
「ありがとう神坂君。みなさんもありがとうございます」
そのタイミングで新谷君が入ってきたのでそのまま問いかけた。
「ちょうどよかった、新谷君。大山さんも入部したいっていうのだけど、良いよね?」
「もちろん、歓迎しますよ」
「じゃあ、大山さんも入部ということで・・・後は梅田さんと新谷君の分も含めて高梨先生に入部の手続きをお願いしないとね。
先生へは僕から聞いておくから・・・
と、話はそのくらいにしてお昼を食べようか」
5人分のため個別にせず重箱に詰めて用意していたのでそれらを広げて置いた。
「多めに作ってあるから、大山さんも新谷君も良かったらどうぞ」
「わたしも良いんですか?」
「もちろん。口に合うかは保証できないけど」
「いやいや、どう見ても今買ってきた購買のパンより美味しそうだよ」
「新谷君、お目が高いね。あたしの相方は料理スキルも高いんだよ。
その買ってきたパンはおやつにでも取っておいて、フユの手料理を食べるといいよ!」
「春華ちゃん、冬樹が作ったものなのに何で自分が作ったみたいに振る舞うのよ」
「そうだぞ、春華。お前は冬樹に頼んだだけだろう」
「ごめんごめん、久しぶりのフユの料理だからテンション上がっちゃってさ」
「美波も姉さんもいいよ。ハルが楽しみにしていてくれているなら作ってきた甲斐があって良かったよ」
そんな事を話しながら、各々が重箱に手を伸ばしていった。
ハルが最初に手をつけた煮物を口に入れてから左の目尻から涙が一筋通っていった。
「どうした、ハル?
その煮物、不味かったか?」
◆神坂春華 視点◆
フユに言われて自分が涙を流していたことに気付いた。
もちろん不味いなんてことはないどころか美味しい。
半年ぶりにフユのお弁当を美波ちゃんやお姉と囲んでいられることが嬉しいと思っていて、その嬉し涙だ。
聞かされた話の衝撃で混乱したまま事実の確認をせずにフユを糾弾して関係を損なってから半年も経ってしまっていたけど、ここまで関係を修復できたという事を感じられて嬉しかった・・・
「ううん、ちゃんと美味しいよ。
やっとこうやってフユのお弁当を美波ちゃんやお姉と一緒に食べられて嬉しかったんだよ」
「そうか、それは良かった。僕も久しぶりに料理を振る舞えて良かった、かな」
「そうだな、春華の言う通りだな。私もこうやって皆で冬樹の料理を食べられて嬉しく思うぞ」
「そうだね。わたしもそう思うよ」
自分からした話とは言え、事情を知らない香織ちゃんや今まであまり関わってこなかった新谷君や大山さんも置いてきぼりにしてしまっていることに気付いて強引に話題を変えることにした。
「そうだ!香織ちゃん、成り行きで食べ始めちゃって紹介できてなかったから紹介するね。
こちらはあたしとフユのお姉ちゃんの神坂夏菜。
お姉、こちらが昨日転校してきた梅田香織ちゃん、すっごい美人でしょ」
「挨拶が前後してしまったが、春華と冬樹の姉の夏菜だ。
3年なのであまり登校することもなくなるかと思うがよろしく頼む」
「こちらこそご丁寧に有難うございます。わたくし、梅田香織と申します。
春華さん達とずっと仲良くさせていただきたいと思っておりますので、卒業されてからもお付き合いをしていただければと思います」
「ああ、そうだな。私が卒業してからもよろしく頼む」
◆梅田香織 視点◆
春華さんのサプライズで用意してもらった冬樹さんの料理はびっくりするほど美味しく、感動すると同時に料理の腕前で負けたくないという気持ちも芽生えました。
わたくしは料理をすることが好きで小学生の頃からお母様と一緒に料理をしてきて腕に自信があり、中学高校とこれまで家庭科の調理実習では料理をする部活の人達よりも美味しいものを作れていると先生からもお褒めいただいていたくらいなのですけれど、冬樹さんの手料理はそんなわたくしの自信を揺るがすほどのものでした。
ただならぬ雰囲気を纏っていて気になっていたけれど、ますます気になる存在となりました。あまりにも気になってしまったので、お昼を食べ終わり春華さんにお願いして冬樹さんとふたりきりにしてもらい、思い切って質問をしてみることにしました。
「あの、冬樹さんは岸元美波さんとお付き合いをなさっているのですか?」
「付き合っていませんよ。梅田さんも少しは聞いたかもしれませんが、僕は一学期にとある女子生徒へ襲いかかったという冤罪を掛けられてしまって、その時に色々あって美波のことを恋愛対象として想っていた気持ちがなくなってしまったんです」
「そうなのですね。その割には仲睦まじく見えましたけれども・・・」
「そうですね。色々あり恋愛対象としての気持ちはなくなりましたけど、生まれた時からずっと一緒だったと言うのはあるので、冤罪事件からのあれこれが落ち着けばハルと同じ兄妹の様な感覚で見ているので、それが仲睦まじく見えたのかもしれませんね」
受け答えにまったく違和感がありませんし、今は美波さんのことを恋愛対象として見ていないと言うのは本当のことのように思えます。
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