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(Subサイド)
薄暗くて、 冷たい、寒い…
公衆トイレで"待て"の命令をされたオレは、少しでも凍える寒さから身を守ろうとうずくまっていた。
(なんで、こんなことになったんだっけ…)
分からない。
分かるのは平凡なNormalの家庭にうまれたオレの第二性別がSubだったことだけ。
検査通知を前に固まった。ショックだった、ショックを受けないはずがない…
屈辱的な命令であれ、Domのコマンドに喜んで従ってしまうのがSubなんだから…。
従いたくないと思っていてもDomからのご褒美がなければ存在できないのもSub。
欲求を解消しなければ体調を崩してしまい、鬱に似た症状を患ってしまうのもSub。
さらに最悪だったのは、オレには普通の抑制剤が効かなかったことだ。
『血液検査の結果、アレルギーかと思われます』
『しかしこの成分は現状ほとんどのSub抑制剤に含まれています。長く服用するより相性のいいパートナーを探すことをおススメします』
周りにいるどのSubよりも自分が底辺の人間だって、地獄に叩き落された気分だった。
けどすべてを諦めて本能に従うのは簡単で楽だった。気持ちが良かった
逆らわなければ早くプレイは終わるし、Dom達が勝手にオレを可愛がってくれるんだ。なにも難しいことは考えなくていい。
今日だってそうだった―――――…
「じゃ、あとはお前は完璧な変態を演じる。今日はそういうシチュエーションでヨロシク頼むぜ?"客"は予定だと一時には来るみたいだからよぉ」
「……あ、あのさ…本当にそれしなきゃダメ?」
指定された場所で、全裸での"待て"だ。
だけどまだ夜は冷え込む。それに公園なんて、いつ誰が来るかも分からないのに……
【は?まさか意見する気か?】
――――っ!!
ぶわッと、浴びせられたパートナーのGlareを思い出して鳥肌が立った。
大丈夫だ。なにをされても、どんな客でも‥‥ 最終的にオレを癒してくれるのはパートナーからのご褒美だけだし、今はお金が必要なんだ。
(今日が終わったら… 一人焼肉でも行こうかな。上タンと、ロース…それに)
好きなものを考える。
ふと、ちりんっと悲し気に鳴ったカラーについた鈴の音。
首輪… 貰った時は嬉しかったのに いまは――――…
『着てくんない?目のやり場に困るからさ』
上着を渡された時ようやくこの男が客じゃなく通行人で、ただの酔っ払いだったことに気づいた。
分かるはずがない、だって時間ぴったりだったし希望されていたシチュエーションは『戸惑うDomを誘惑する変態Sub』とAV企画みたいな内容だったから…。
でも、Domだ。オレは逆らえず大人しくコートを受け取った。
なんでだろコートからアルコールとは違う。ふわっと香る匂いに落ち着くのは…。
(あったかい……)
ヘンなDomだとは思った。オレの勘違いだったけどSubを前にして、コマンドを使わないDomなんて…。
実際、その風変わりなDomは優しかった。オレの言う適当な誤魔化しを本気で受け取って、真剣に心配してくれた。
間もなく来るであろう本物の客と鉢合わせしないように、この男には帰ってもらわなきゃなのに。
「いいよ、うちに来ても」
どうかしてるよ
そしてその提案に乗ったオレも
* * *
ついてきたアパートの一室はコートと同じで、優しい匂いのある 安心する所だった。
"ずっと外で寒かっただろ?"と気遣われて、家主よりも先に浴びるシャワー。
(あの人、よっぽど酒に酔ってたんだな…)
今ごろ後悔してそうだけど追い出すつもりはないらしくて安心した。それにオレだって悪意があるわけじゃないし、明日になったらちゃんと帰る。
(………、いいにおい)
タオルだけじゃない。あったかそうな服まで赤の他人に貸すなんて、今更でも下心を疑ってしまう。
あの人がDomだから無意識に求めてしまうんだろうか… すんっと柔らかいタオルを引き寄せて顔を埋めてしまう。
だけど駄目だ
ちりんっと カラーについた鈴音が オレに支配者を思い出させる。
"リン。なんで命令を守れなかった?"
「――――、ひっ!?」
喉から悲鳴が漏れた。
”彼”はいないはずなのに……どこからともなく、怒りに満ちた嫌な声が頭の中に響く。
【なんでDomを、オレに首輪をくれたパートナーを裏切った?】
バサッと落ちるタオルと服。
そうだ
―――――考えなしに来てしまったけど あの人に見捨てられたら、オレはどうなる?
だれが好き好んで、こんな底辺なSubを相手してくれる?
「っ、…‥ぁ、あぁっ‥、ご、ごめ…、っ」
ずるずると床に尻餅をついてうまくできなくなった呼吸に苦しむ。
「・…ひ、ぁ、あ゛、ごめんなさいっ」
ごめんなさいっ、ごめんなさいっ…!!
ゆるして…
手足の先がどんどん冷たくなってくるのに、オレは… 自分を拾ってくれた男の名前すら知らない。
ゔ、ぁ…、あっ…!
苦しいという負の感情が 溢れ出して声も出ない。
かなしくて、さむくて、
かなしくて、くるしくて、
オレなんか …‥
「いい子だね」
ふわっと体が浮いて、誰かの胸の中に包み込まれた。
誰か、なんて一人しかいないのに… よく判断できない。
「寒いのによく我慢した、偉かった」
「・…、っ、ゃ」
偉くなんかない。なにもできてない‥‥
なのに、そんなオレの頭をよしよしと撫でてくれる手が気持ちよくて、だんだんと心地よさにふわふわしてきた。
「いい子だ、よく出来ました」
Domに褒められている。
それだけで心の奥があったかくて、強張っていた体が柔らかくなっていく‥‥
苦しみから解放されたことに、ぽろっと熱い涙が落ちた
「こっちを見て?嫌だったら拒否していいから」
いやじゃない‥‥。
ぐっと重い頭を頑張って上げてみれば、目の前にはオレを拾ってくれたDomがいた。
オレよりずっと体格もよくて強面なのに…すごく男前で綺麗で、…
「君はいまサブドロップをしかけている。分かる?」
「……、っ、」
「十分ケアをしてもらえなかったんだね、可哀そうに。君は何も悪くないのに」
違う、悪いのはオレだ。パートナーのいうことを聞けなくて、こうして他人に迷惑をかけてしまった。
体は動きたくないって訴えるし、首輪も重くて息苦しい。
「俺と君の欲求は合わないかもしれないけど、ケアくらいはできると思うんだ。嫌じゃないなら許してくれないか?」
やっぱり変な男だ。Domのくせに、随分と聞こえのいい言葉を並べる。
ケアなんて言いつつも、本当はオレとプレイしたいだけだろ?
こんなのはよくある体調不良の一つで寝れば治るのに…
(けど、いいかな…)
この人に迷惑かけたいわけじゃない。それにオレはDomがいなきゃダメな体なんだ…
小さく頷けば男は良かったなんて嬉しそうに破顔して、名前を聞いてきた。
「………、リン…」
「リン?猫みたいでかわいい名前だ。俺は熊狩勝利」
猫って言うな
あと、フルネーム教えていいわけ?
「リン」
あぁ。いやだ……
こいつが、熊狩が喜ぶたびにゾクゾクして、体がゆっくりと熱を取り戻してくる。
「教えて。君がよく使うセーフワードは?」
「………せーふ、わーど…?」
「あるだろ?一つくらい」
知っているよ、セーフワードて概念だけなら。
だけど決めたことも使ったこともない。やめても苦しいも、主導権を握るDomにはなんの効果もないんだ…
「ね、Say」
「あっ、ない…、使ったことが、ない」
「…………そっか。いい子だ、ちゃんと言ってくれてありがとうな」
よかった、怒ってないのか
熊狩が怖い顔をしたから一瞬不安だった。
本当にどうしようもない。優しさにとことん飢えた体と心は、ちょっと褒められただけで歓喜に震えてしまう。
「セーフワードは、"助けて"、でいいか?」
「うん。はやく、支配して……なんでもするから…」
疼いて苦しい
はやく、目の前にいるDomに跪きたい。
「一つだけ約束、な。これはあくまでも応急処置だ。俺はリンの望むことしかしないし、嫌がることはしない。今だけは俺だけのSubだ」
アンタだけの、Sub……?
優しくて、甘くて、怖い――――
ぎゅっと首輪が絞まった気がしたけど、熊狩の言葉にゾクッと鳥肌が立った。
薄暗くて、 冷たい、寒い…
公衆トイレで"待て"の命令をされたオレは、少しでも凍える寒さから身を守ろうとうずくまっていた。
(なんで、こんなことになったんだっけ…)
分からない。
分かるのは平凡なNormalの家庭にうまれたオレの第二性別がSubだったことだけ。
検査通知を前に固まった。ショックだった、ショックを受けないはずがない…
屈辱的な命令であれ、Domのコマンドに喜んで従ってしまうのがSubなんだから…。
従いたくないと思っていてもDomからのご褒美がなければ存在できないのもSub。
欲求を解消しなければ体調を崩してしまい、鬱に似た症状を患ってしまうのもSub。
さらに最悪だったのは、オレには普通の抑制剤が効かなかったことだ。
『血液検査の結果、アレルギーかと思われます』
『しかしこの成分は現状ほとんどのSub抑制剤に含まれています。長く服用するより相性のいいパートナーを探すことをおススメします』
周りにいるどのSubよりも自分が底辺の人間だって、地獄に叩き落された気分だった。
けどすべてを諦めて本能に従うのは簡単で楽だった。気持ちが良かった
逆らわなければ早くプレイは終わるし、Dom達が勝手にオレを可愛がってくれるんだ。なにも難しいことは考えなくていい。
今日だってそうだった―――――…
「じゃ、あとはお前は完璧な変態を演じる。今日はそういうシチュエーションでヨロシク頼むぜ?"客"は予定だと一時には来るみたいだからよぉ」
「……あ、あのさ…本当にそれしなきゃダメ?」
指定された場所で、全裸での"待て"だ。
だけどまだ夜は冷え込む。それに公園なんて、いつ誰が来るかも分からないのに……
【は?まさか意見する気か?】
――――っ!!
ぶわッと、浴びせられたパートナーのGlareを思い出して鳥肌が立った。
大丈夫だ。なにをされても、どんな客でも‥‥ 最終的にオレを癒してくれるのはパートナーからのご褒美だけだし、今はお金が必要なんだ。
(今日が終わったら… 一人焼肉でも行こうかな。上タンと、ロース…それに)
好きなものを考える。
ふと、ちりんっと悲し気に鳴ったカラーについた鈴の音。
首輪… 貰った時は嬉しかったのに いまは――――…
『着てくんない?目のやり場に困るからさ』
上着を渡された時ようやくこの男が客じゃなく通行人で、ただの酔っ払いだったことに気づいた。
分かるはずがない、だって時間ぴったりだったし希望されていたシチュエーションは『戸惑うDomを誘惑する変態Sub』とAV企画みたいな内容だったから…。
でも、Domだ。オレは逆らえず大人しくコートを受け取った。
なんでだろコートからアルコールとは違う。ふわっと香る匂いに落ち着くのは…。
(あったかい……)
ヘンなDomだとは思った。オレの勘違いだったけどSubを前にして、コマンドを使わないDomなんて…。
実際、その風変わりなDomは優しかった。オレの言う適当な誤魔化しを本気で受け取って、真剣に心配してくれた。
間もなく来るであろう本物の客と鉢合わせしないように、この男には帰ってもらわなきゃなのに。
「いいよ、うちに来ても」
どうかしてるよ
そしてその提案に乗ったオレも
* * *
ついてきたアパートの一室はコートと同じで、優しい匂いのある 安心する所だった。
"ずっと外で寒かっただろ?"と気遣われて、家主よりも先に浴びるシャワー。
(あの人、よっぽど酒に酔ってたんだな…)
今ごろ後悔してそうだけど追い出すつもりはないらしくて安心した。それにオレだって悪意があるわけじゃないし、明日になったらちゃんと帰る。
(………、いいにおい)
タオルだけじゃない。あったかそうな服まで赤の他人に貸すなんて、今更でも下心を疑ってしまう。
あの人がDomだから無意識に求めてしまうんだろうか… すんっと柔らかいタオルを引き寄せて顔を埋めてしまう。
だけど駄目だ
ちりんっと カラーについた鈴音が オレに支配者を思い出させる。
"リン。なんで命令を守れなかった?"
「――――、ひっ!?」
喉から悲鳴が漏れた。
”彼”はいないはずなのに……どこからともなく、怒りに満ちた嫌な声が頭の中に響く。
【なんでDomを、オレに首輪をくれたパートナーを裏切った?】
バサッと落ちるタオルと服。
そうだ
―――――考えなしに来てしまったけど あの人に見捨てられたら、オレはどうなる?
だれが好き好んで、こんな底辺なSubを相手してくれる?
「っ、…‥ぁ、あぁっ‥、ご、ごめ…、っ」
ずるずると床に尻餅をついてうまくできなくなった呼吸に苦しむ。
「・…ひ、ぁ、あ゛、ごめんなさいっ」
ごめんなさいっ、ごめんなさいっ…!!
ゆるして…
手足の先がどんどん冷たくなってくるのに、オレは… 自分を拾ってくれた男の名前すら知らない。
ゔ、ぁ…、あっ…!
苦しいという負の感情が 溢れ出して声も出ない。
かなしくて、さむくて、
かなしくて、くるしくて、
オレなんか …‥
「いい子だね」
ふわっと体が浮いて、誰かの胸の中に包み込まれた。
誰か、なんて一人しかいないのに… よく判断できない。
「寒いのによく我慢した、偉かった」
「・…、っ、ゃ」
偉くなんかない。なにもできてない‥‥
なのに、そんなオレの頭をよしよしと撫でてくれる手が気持ちよくて、だんだんと心地よさにふわふわしてきた。
「いい子だ、よく出来ました」
Domに褒められている。
それだけで心の奥があったかくて、強張っていた体が柔らかくなっていく‥‥
苦しみから解放されたことに、ぽろっと熱い涙が落ちた
「こっちを見て?嫌だったら拒否していいから」
いやじゃない‥‥。
ぐっと重い頭を頑張って上げてみれば、目の前にはオレを拾ってくれたDomがいた。
オレよりずっと体格もよくて強面なのに…すごく男前で綺麗で、…
「君はいまサブドロップをしかけている。分かる?」
「……、っ、」
「十分ケアをしてもらえなかったんだね、可哀そうに。君は何も悪くないのに」
違う、悪いのはオレだ。パートナーのいうことを聞けなくて、こうして他人に迷惑をかけてしまった。
体は動きたくないって訴えるし、首輪も重くて息苦しい。
「俺と君の欲求は合わないかもしれないけど、ケアくらいはできると思うんだ。嫌じゃないなら許してくれないか?」
やっぱり変な男だ。Domのくせに、随分と聞こえのいい言葉を並べる。
ケアなんて言いつつも、本当はオレとプレイしたいだけだろ?
こんなのはよくある体調不良の一つで寝れば治るのに…
(けど、いいかな…)
この人に迷惑かけたいわけじゃない。それにオレはDomがいなきゃダメな体なんだ…
小さく頷けば男は良かったなんて嬉しそうに破顔して、名前を聞いてきた。
「………、リン…」
「リン?猫みたいでかわいい名前だ。俺は熊狩勝利」
猫って言うな
あと、フルネーム教えていいわけ?
「リン」
あぁ。いやだ……
こいつが、熊狩が喜ぶたびにゾクゾクして、体がゆっくりと熱を取り戻してくる。
「教えて。君がよく使うセーフワードは?」
「………せーふ、わーど…?」
「あるだろ?一つくらい」
知っているよ、セーフワードて概念だけなら。
だけど決めたことも使ったこともない。やめても苦しいも、主導権を握るDomにはなんの効果もないんだ…
「ね、Say」
「あっ、ない…、使ったことが、ない」
「…………そっか。いい子だ、ちゃんと言ってくれてありがとうな」
よかった、怒ってないのか
熊狩が怖い顔をしたから一瞬不安だった。
本当にどうしようもない。優しさにとことん飢えた体と心は、ちょっと褒められただけで歓喜に震えてしまう。
「セーフワードは、"助けて"、でいいか?」
「うん。はやく、支配して……なんでもするから…」
疼いて苦しい
はやく、目の前にいるDomに跪きたい。
「一つだけ約束、な。これはあくまでも応急処置だ。俺はリンの望むことしかしないし、嫌がることはしない。今だけは俺だけのSubだ」
アンタだけの、Sub……?
優しくて、甘くて、怖い――――
ぎゅっと首輪が絞まった気がしたけど、熊狩の言葉にゾクッと鳥肌が立った。
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