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憤怒
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菜摘はカッターナイフの刃を自身の手の親指ほど突出させ、赤いランドセルを切り裂き始めた。
四年と三か月の間使い続けてきた通学鞄が、見る見る傷ついていく。
『辻、あんた、何回言ったら分かるの』
今朝、ホームルームの時間に、担任の濱田結衣から浴びせられた言葉が、一語一句違わず、本人の声で、脳内で繰り返し再生される。
『いつまでも駄々をこねてないで、いい加減、ランドセルで学校に来なさい。三歳や四歳の子供じゃないんだから』
菜摘は体が小さい。初対面の人間に年齢を当てるクイズを出題すれば、大抵の者は実年齢よりも小さな数字を答えたし、クラスの児童が背の低い順に整列したとき、先頭を務めなかったことは一度もなかった。小学校の入学祝いに両親から贈られた赤いランドセルは、小学五年生になった今でも、身体的な苦痛なく肩にかけることができる。
菜摘が通う小学校の校則では、体の成長に伴い、ベルトがきつくなってかけられなくなった、などの事情が生じない限り、通学鞄としてランドセルを使用することが義務づけられている。
濱田結衣はそれを根拠に、三日連続でオレンジ色のトートバッグで登校した菜摘を、叱りつけた。
菜摘はランドセルを背負うのが嫌だった。
なぜならば、ださいからだ。
ランドセルを背負って人目のある場所を歩くと、プラスチックの食材と調理器具で調理実習をさせられているような気分になる。屈辱的だとさえ感じる。
同じ苦痛なのに、肉体的な苦痛はランドセルでの登校を免除される理由になって、精神的な苦痛は免除される理由にならないのは、どう考えてもおかしい。不公平だ。差別だ。
心の中で、実際に声に出して、何度そう叫んだだろう。
今になって思えば、ランドセルで登校することによって受ける精神的苦痛がいかほどかを訴えれば、譲歩を引き出せたのではないか、という気がする。
濱田結衣と言い合いをした当時、菜摘は冷静さを著しく欠いていた。トートバッグを通学鞄として認めるよう、感情的に主張するばかりで、論理的に相手をねじ伏せる努力を怠った。
その結果、本来ならば浴びずに済んだ不愉快な言葉の数々を浴びただけではなく、明日以降、正当な理由もなくランドセル以外の鞄で登校した場合、なんらかの処分が下されることになってしまった。
己の迂闊さと、それが招いた結果を思うと、腹立たしいやら、情けないやらで、顔が熱くなった。カッターナイフを操る右手の動きは荒々しさを増し、ランドセルに傷が刻まれるペースは加速する。
濱田結衣は口が悪い。同僚に対しては丁寧な口の利き方をするが、児童、特に自らが受け持つクラスの児童と話すとき、別人のように言葉遣いが乱暴になる。それが菜摘は気に食わない。
気に食わないのは、陰湿なやり口で児童を叱ることもそうだ。
声を荒らげたり、相手の人格を否定するような言葉を吐いたりすることは殆どない。冷ややかな態度を取りながらも攻撃的な口振りで、相手に的確にダメージを与える言葉を切れ目なく並べ立てる。時間が許す限り、あるいは気が済むまでそれを続けた上で、締め括りに辛辣な一言を吐き捨てる。
トドメの一言は、相手の心を悪戯に傷つけるだけの、論点のずれた指摘であることも珍しくない。しかし大抵の者は、執拗なボディブローによって痛めつけられたために、反論する気力を失っている。反発心はあってもなにも言い返せない。
かくして叱られた児童は、反省の念ではなく屈辱感を胸に、濱田結衣の前からすごすごと退散する。
ゴールデンウィーク直前の掃除時間、教室でふざけていた男子の一人が、不注意で花瓶を割ったことがあった。その場に居合わせた濱田結衣は、加害者の男子と、彼と一緒になってふざけていた男子全員を黒板の前に横一列に整列させ、お得意のボディブローで痛めつけてからトドメを刺すやり方で叩きのめした。
その一部始終を見ていた菜摘は、言い様のない不快感を覚え、心の中で呟いた。サイテーの女、と。
その後、菜摘自身が濱田結衣から叱られたことで、サイテーの女、という思いを深めた。毎日のように叱り叱られる関係ではないが、濱田結衣のことを密かに仇敵と見なしていた。
菜摘とは異なり、クラスメイトの大半は濱田結衣に好感を抱いていた。聞き取り調査を実施したわけではないが、担任教師に相対した際の表情や言葉遣いや身振り、休み時間の無駄話の内容などから総合的に判断した限り、それが現実らしい。
女子は、口の悪さに起因するあけすけさを好意的に解釈し、気の置けない、それでいて尊敬に値する、いわば姉のような存在だと認識しているらしかった。濱田結衣が授業やホームルームを始める前や、終えたあとの休み時間に、彼女を取り囲んで世間話の輪に巻き込むことを、学校生活における楽しみの一つにしているグループさえ存在した。
一方の男子は、濱田結衣からどれほど厳しい言葉を浴びせられても、口角に薄ら笑いを浮かべて無抵抗に叱られた。授業中は、黒板の字をノートに書き写すのもそっちのけで、彼女の顔を、胸を、尻を、熱心に目で追った。
濱田結衣は現在二十四歳。きつい印象を受ける目鼻立ちをしていて、ショートヘアを明るい茶色に染めている。中背で、ほどほどに痩せていて、衣服越しにも豊かさがありありと見て取れる胸の持ち主だ。
女子からは、かわいい、かわいいとよく言われているが、菜摘はそう思ったことは一度もない。他の教師からは、若い、若いと持て囃されているが、二十四歳など、来月でやっと十一歳になる菜摘からすればオバサンだ。男子が陰でしきりに賞賛している大きな胸だって、羨ましいとは全然思わない。
あんな口が悪い、性格の悪い女の、どこがいいんだろう。なにがいいんだろう。女子はキャーキャー言って、男子はニヤニヤして、バカじゃないの。
それが菜摘の率直な感想だった。
濱田結衣は嫌われるようなことをしているのに、クラスの児童から好かれている。自分は正当な理由があってトートバッグを通学鞄にしているのに、ランドセルで登校するよう強要されている。
その差異を噛み締めると、怒りは加速度をつけて膨れ上がる。菜摘は最早、なんの目的でそうしているのかも忘れて、闇雲にカッターナイフを振るった。
やがて手が止まった。腕が疲れてしまい、これ以上動かせなくなったのだ。
肩で息をしながらランドセルを眺める。至るところに切創が刻まれ、無傷の部分の方が少ないくらいだ。手で確かめてみると、素材に厚みがあるため、貫通するほど深い傷はない。そこが不満といえば不満だったが、見栄えには合格点を与えてもいい。
呼吸が落ち着くのを待って、机上のスマートフォンを手にとり、満身創痍のランドセルを撮影する。スマートフォン、カッターナイフ、五千円少々が入った財布。その全てをジーパンのポケットに押し込み、ランドセルのベルトを引っ掴み、自室を出て一階に下りる。
キッチンで母親が料理をしていた。俎に相対し、胡瓜を小口切りに刻んでいる。作業に集中しているらしく、娘が降りてきたことに気がついていない。
菜摘はいきなりランドセルを床に投げつけた。
物音に反応して、母親が振り向く。床に転がった傷だらけのランドセルを目の当たりにした瞬間、双眸を見開いた。眉をひそめて娘の顔を凝視する。
「ランドセル、壊れた」
母親が第一声を発するのに先んじて、菜摘はぶっきらぼうに言う。
「明日からはトートバッグで行くから。オレンジ色のやつ」
「壊れたって、なにがあったの? 傷がこんなに……」
声がやや上擦っている。動揺している証拠だ。
「色々あったの。とにかく、こんなボロボロのランドセルを使うわけにはいかないから、明日からは違う鞄で学校に行くね。じゃあ、ちょっと出かけるから」
あれこれ追求される前に退散しようと、玄関に向かって駆け出す。大声が追いすがってくる。
「菜摘! 出かけるって、どこへなにしに行くの? 晩ご飯まで一時間もないわよ」
「もしかしたら、どこかで食べてくるかも」
「どこかでって、どこ? 友達の家?」
質問を無視し、玄関のドアを勢いよく開けて外に飛び出す。
母親の相手をしている暇などない。三橋さんと顔を合わせる機会は一日に一回しかないのだから、そちらが優先だ。
四年と三か月の間使い続けてきた通学鞄が、見る見る傷ついていく。
『辻、あんた、何回言ったら分かるの』
今朝、ホームルームの時間に、担任の濱田結衣から浴びせられた言葉が、一語一句違わず、本人の声で、脳内で繰り返し再生される。
『いつまでも駄々をこねてないで、いい加減、ランドセルで学校に来なさい。三歳や四歳の子供じゃないんだから』
菜摘は体が小さい。初対面の人間に年齢を当てるクイズを出題すれば、大抵の者は実年齢よりも小さな数字を答えたし、クラスの児童が背の低い順に整列したとき、先頭を務めなかったことは一度もなかった。小学校の入学祝いに両親から贈られた赤いランドセルは、小学五年生になった今でも、身体的な苦痛なく肩にかけることができる。
菜摘が通う小学校の校則では、体の成長に伴い、ベルトがきつくなってかけられなくなった、などの事情が生じない限り、通学鞄としてランドセルを使用することが義務づけられている。
濱田結衣はそれを根拠に、三日連続でオレンジ色のトートバッグで登校した菜摘を、叱りつけた。
菜摘はランドセルを背負うのが嫌だった。
なぜならば、ださいからだ。
ランドセルを背負って人目のある場所を歩くと、プラスチックの食材と調理器具で調理実習をさせられているような気分になる。屈辱的だとさえ感じる。
同じ苦痛なのに、肉体的な苦痛はランドセルでの登校を免除される理由になって、精神的な苦痛は免除される理由にならないのは、どう考えてもおかしい。不公平だ。差別だ。
心の中で、実際に声に出して、何度そう叫んだだろう。
今になって思えば、ランドセルで登校することによって受ける精神的苦痛がいかほどかを訴えれば、譲歩を引き出せたのではないか、という気がする。
濱田結衣と言い合いをした当時、菜摘は冷静さを著しく欠いていた。トートバッグを通学鞄として認めるよう、感情的に主張するばかりで、論理的に相手をねじ伏せる努力を怠った。
その結果、本来ならば浴びずに済んだ不愉快な言葉の数々を浴びただけではなく、明日以降、正当な理由もなくランドセル以外の鞄で登校した場合、なんらかの処分が下されることになってしまった。
己の迂闊さと、それが招いた結果を思うと、腹立たしいやら、情けないやらで、顔が熱くなった。カッターナイフを操る右手の動きは荒々しさを増し、ランドセルに傷が刻まれるペースは加速する。
濱田結衣は口が悪い。同僚に対しては丁寧な口の利き方をするが、児童、特に自らが受け持つクラスの児童と話すとき、別人のように言葉遣いが乱暴になる。それが菜摘は気に食わない。
気に食わないのは、陰湿なやり口で児童を叱ることもそうだ。
声を荒らげたり、相手の人格を否定するような言葉を吐いたりすることは殆どない。冷ややかな態度を取りながらも攻撃的な口振りで、相手に的確にダメージを与える言葉を切れ目なく並べ立てる。時間が許す限り、あるいは気が済むまでそれを続けた上で、締め括りに辛辣な一言を吐き捨てる。
トドメの一言は、相手の心を悪戯に傷つけるだけの、論点のずれた指摘であることも珍しくない。しかし大抵の者は、執拗なボディブローによって痛めつけられたために、反論する気力を失っている。反発心はあってもなにも言い返せない。
かくして叱られた児童は、反省の念ではなく屈辱感を胸に、濱田結衣の前からすごすごと退散する。
ゴールデンウィーク直前の掃除時間、教室でふざけていた男子の一人が、不注意で花瓶を割ったことがあった。その場に居合わせた濱田結衣は、加害者の男子と、彼と一緒になってふざけていた男子全員を黒板の前に横一列に整列させ、お得意のボディブローで痛めつけてからトドメを刺すやり方で叩きのめした。
その一部始終を見ていた菜摘は、言い様のない不快感を覚え、心の中で呟いた。サイテーの女、と。
その後、菜摘自身が濱田結衣から叱られたことで、サイテーの女、という思いを深めた。毎日のように叱り叱られる関係ではないが、濱田結衣のことを密かに仇敵と見なしていた。
菜摘とは異なり、クラスメイトの大半は濱田結衣に好感を抱いていた。聞き取り調査を実施したわけではないが、担任教師に相対した際の表情や言葉遣いや身振り、休み時間の無駄話の内容などから総合的に判断した限り、それが現実らしい。
女子は、口の悪さに起因するあけすけさを好意的に解釈し、気の置けない、それでいて尊敬に値する、いわば姉のような存在だと認識しているらしかった。濱田結衣が授業やホームルームを始める前や、終えたあとの休み時間に、彼女を取り囲んで世間話の輪に巻き込むことを、学校生活における楽しみの一つにしているグループさえ存在した。
一方の男子は、濱田結衣からどれほど厳しい言葉を浴びせられても、口角に薄ら笑いを浮かべて無抵抗に叱られた。授業中は、黒板の字をノートに書き写すのもそっちのけで、彼女の顔を、胸を、尻を、熱心に目で追った。
濱田結衣は現在二十四歳。きつい印象を受ける目鼻立ちをしていて、ショートヘアを明るい茶色に染めている。中背で、ほどほどに痩せていて、衣服越しにも豊かさがありありと見て取れる胸の持ち主だ。
女子からは、かわいい、かわいいとよく言われているが、菜摘はそう思ったことは一度もない。他の教師からは、若い、若いと持て囃されているが、二十四歳など、来月でやっと十一歳になる菜摘からすればオバサンだ。男子が陰でしきりに賞賛している大きな胸だって、羨ましいとは全然思わない。
あんな口が悪い、性格の悪い女の、どこがいいんだろう。なにがいいんだろう。女子はキャーキャー言って、男子はニヤニヤして、バカじゃないの。
それが菜摘の率直な感想だった。
濱田結衣は嫌われるようなことをしているのに、クラスの児童から好かれている。自分は正当な理由があってトートバッグを通学鞄にしているのに、ランドセルで登校するよう強要されている。
その差異を噛み締めると、怒りは加速度をつけて膨れ上がる。菜摘は最早、なんの目的でそうしているのかも忘れて、闇雲にカッターナイフを振るった。
やがて手が止まった。腕が疲れてしまい、これ以上動かせなくなったのだ。
肩で息をしながらランドセルを眺める。至るところに切創が刻まれ、無傷の部分の方が少ないくらいだ。手で確かめてみると、素材に厚みがあるため、貫通するほど深い傷はない。そこが不満といえば不満だったが、見栄えには合格点を与えてもいい。
呼吸が落ち着くのを待って、机上のスマートフォンを手にとり、満身創痍のランドセルを撮影する。スマートフォン、カッターナイフ、五千円少々が入った財布。その全てをジーパンのポケットに押し込み、ランドセルのベルトを引っ掴み、自室を出て一階に下りる。
キッチンで母親が料理をしていた。俎に相対し、胡瓜を小口切りに刻んでいる。作業に集中しているらしく、娘が降りてきたことに気がついていない。
菜摘はいきなりランドセルを床に投げつけた。
物音に反応して、母親が振り向く。床に転がった傷だらけのランドセルを目の当たりにした瞬間、双眸を見開いた。眉をひそめて娘の顔を凝視する。
「ランドセル、壊れた」
母親が第一声を発するのに先んじて、菜摘はぶっきらぼうに言う。
「明日からはトートバッグで行くから。オレンジ色のやつ」
「壊れたって、なにがあったの? 傷がこんなに……」
声がやや上擦っている。動揺している証拠だ。
「色々あったの。とにかく、こんなボロボロのランドセルを使うわけにはいかないから、明日からは違う鞄で学校に行くね。じゃあ、ちょっと出かけるから」
あれこれ追求される前に退散しようと、玄関に向かって駆け出す。大声が追いすがってくる。
「菜摘! 出かけるって、どこへなにしに行くの? 晩ご飯まで一時間もないわよ」
「もしかしたら、どこかで食べてくるかも」
「どこかでって、どこ? 友達の家?」
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