ずっとしたかった異世界転生!その夢叶いました

伏目 もももん

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一章 幼少期

雨の日の夜

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その日は雨が降る夜だったー

ガタガタ・・・

「今日は雨が凄いですわね?あなた。」

「あぁ、そうだな。この子もいるし、家でお留守番をしているあの子のためにも早く帰りたいものだ。」

「ふふっ、そうですね。私も早く帰りたいですわ。」

「そうだ、聞いてくださいよあなた。この間
リュオったら妹を守れるお兄ちゃんになるんだって張り切ってたんですよ?」

「ははっ!そうか。ならば立派な兄になれるよう鍛えてやらないとな。」

「ほどほどにしてあげてくださいね?」

「あぁ。わかって・・・」

ーガッタン!!
「キャァァ!」 「ウッ!」

行者「地面がぬかるんでっ!うわぁぁ!!馬車が倒れる!!!」

騎士達「「「「「公爵様!!」」」」」

│││││││││││││││││││││



「・・・う、!おいっ大丈夫か!?しっかりしろ!!」

「うーん、ここは?っ!あなた!!あの子がいません!!!」

「!?いったい何処に!!・・・ふぅー、一旦落ち着こう。ここは確か獣人の国境内の森だったはずだ。」

「なっ、それならあの子が危険です!早く見つけなければっっ!!」

「あぁ、わかっている。だが、我々の力だけでは危険だ。幸い屋敷からそう遠くない。急いで帰ろう。」

「ぐすっ、はい・・・」
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