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同の章
勝負師の切り札 後編
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麻綾(SYBILLA CLUB(シビラクラブ)は午町にあり、また隣接する辰巳町と共に、異世界香天の名称で呼ばれている。)
麻綾(その背景に、山海四神港の1つの朱雀港を基点に絢爛豪華な街並だが、実態はスラムであり、闇市場、違法賭博場、娼館等、反社会勢力が跋扈する欲望の町。)
麻綾(その中には、人間を捕食した妖魔が、その妖魔を更に捕食することで進化を遂げた人外の棲家でもある。人外は人間の知能と、妖魔の実力を備えた脅威の存在であり、対応は宿曜師3人掛かりが原則だが、見た目が人間のため、判別が困難なのが現状。)
麻綾(外国人や異邦人・・・特に、異邦人の行方不明はほぼ人外の仕業と言っても過言では無い。底宿曜星(ともぼし)の宿曜師の鋭気の部下である龍王会が注意を呼び掛けているが、被害者は続出する一方。)
麻綾(そんな彼ら人外を上手くまとめ上げたのが、箕宿曜星(みぼし)の宿曜師の真悟と香天商会で、香天以外の大和の都市に進出しないことと、一定の貢金を条件に、香天での生活を許可した。)
麻綾(これにより、真悟は人外を香天商会の傘下に加えることに成功し、香天の反社会勢力も次々と香天商会の傘下に入り、真悟は香天のカリスマとして君臨し、巨万の富を得ることとなる。)
麻綾(香天商会の中に、大和転覆を勧めた者がいたが、真悟はその者を処断した上で、ただ今日を面白可笑しく過ごせれば良いと、その旨を伝える。彼もまた、月神(シャトラ)の眷属だった。)
亜矢「ふぅ・・・お前の家の中庭のプールは最高だな。海も見えるし、香天の夜景も楽しめる。」
桃矢「程々にしとけよ反面教師。もう何日も帰って無いだろ?松下先生に怒られても知らねえぞ。」
真悟「HAHAHA。そいつはおっかねえな。だが、あれでも昂宿曜星(すばるぼし)の系譜を受け継ぐ宿曜師。いざって時には、やる女性だから、これくらいは大目に見てやれ。」
亜矢「そう言うことだ桃矢。お前達も水着に着替えて泳ごうじゃないか。」
真悟「Oh。そろそろ開店の時間だ。今宵は、満月。お前達もこいよ。」
麻綾(真悟は、亜矢と桃矢と共に、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)に向かう。一方、叡知と一樹は、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)を目指していた。)
叡知「亜里沙の言う通り、安全な時間帯を選んできたけど、どうも落ち着かんな。」
一樹「香天に限らず、陰の刻・・・中でも百鬼夜行の刻(1:00から6:00)の時間帯は、特に妖魔が凶暴化する。まして、ここは人外の巣窟の上に、今宵は満月。それに、魔界や異界への入り口もあるみたいだしな。」
叡知「香天の薄暗い路地裏とかにありそうやな。真悟は、外国人、異邦人、果ては人外の女性を愛人にして、その数120人。香天の1つの区を丸々押えて、養っているらしい。」
一樹「120人って・・・幾ら、大和が一夫多妻とは言え、巨万の富でも無いとな。これは、完全に黒ですな。」
麻綾(120人の愛人を養う真悟に驚愕しつつ、叡知と一樹はSYBILLA CLUB(シビラクラブ)を目指す。そうこうしていると、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)に到着し、亜矢、桃矢、真悟と合流する。)
真悟「叡知じゃねえか。真面目なお前もこう言う所に来るんだな。うん?一樹も一緒か?」
叡知「まあ、水晶堂に立ち寄った時にちょっとな・・・。」
桃矢「おい叡知!お前ま・・・。」
叡知「うん?」
亜矢「いや何でも無い。久し振りだな叡知。星空学園でもお前の活躍ぶりは有名だぞ。」
叡知「星空学園・・・あんまり嬉しくないな。」
真悟「まあ積もる話もあるだろうが、先ずは此奴で遊んで行け。七並べか?神経衰弱か?」
叡知「5人おるし、大富豪で。」
真悟「良いね。それじゃあ、早速始めようか。」
麻綾(真悟の誘いと叡知の提案で、大富豪を始める。勝負の結果、大富豪は真悟、富豪は一樹、平民は叡知、貧民は亜矢、大貧民は桃矢という結果となった。)
桃矢「だぁ!くそぉ!!」
真悟「HAHAHA。ゲームでも貧乏かよ桃矢。」
桃矢「煩え!」
亜矢「桃矢あくまでゲームの話だ。そこまでムキになることも無いだろ?」
一樹「星空学園の教官で、それなり給料かつ御霊神宮のお布施でそれなりに儲かっているのに、カジノですってしまうから、ある意味当たってね?」
亜矢「なっ!」
真悟「そう言えば、一樹は国際都市山海の一角に構える吉祥和柄で有名な四葉庵で働いているもんな。叡知は、金持ちでもなく、貧乏でも無い平民だな。国際都市山海で、やって行く上で、亜樹や鋭気と親交があるから、望めば富豪くらいはなれるのによ」
叡知「普通が一番や。貧乏やと、相手を気遣う余裕は無いし、かと言って、変に金持ちやと、金目当ての奴がよってきて面倒やろ?衣食住と身の安全を確保出来たらええね。」
亜矢「尚且つ、釈家がいる酉町も近いもんな。。」
真悟「平民が、釈家の女性を愛人とか。ただ者じゃねえな。で?叡知は、最後に何のカードで上がった?」
叡知「ハートのエースやけど?」
真悟「ハートのエースは輪になって談笑する人々。近い内に、新しい人脈が出来たり喜ばしいオファーが来たり、人と会話を討議したりする機会があるぜ。」
真悟「それと、お前の人物像は、プリンセスのカップで、無限の愛らしさがある水と地の伝達。水地比で、互いに親しみ助け合うとも共通しているな。」
叡知「まさに今の状況そのものやな。」
真悟「まあ、朱雀に憑依された亜樹をどうにかしての話だろうが、このまま行けば天帝の座も思いのままって訳だが、お前さんはそれを持って如何したい?」
叡知「聡明叡知。」
桃矢「聡明叡知?」
亜矢「聖人の持つ四つの徳のことだ。」
亜矢「聡は、全てを聞き分けること。明は、全てを見分けること。叡は、全てに通じること。知は、全てを知っていること。」
叡知「僕はそれを持って、次世代の芽を導く。星空学園を脱走して今日まで挑んで来た異変の元凶は、全て上層部に無能で害悪な連中が幅を利かせてたこと。」
叡知「これまでは、政府の行政機関が機能してて、どうにもならんかったけど、勇樹の暴走で機能不全な状況はまさに好機やけど、真悟の言うように、朱雀に憑依された亜樹をどうにかせなあかん。」
叡知「その上で、背後を脅かす白虎に憑依された美里をどうにかせんとあかんけど・・・」
真悟(此奴なら、鈴夜の目を覚ましてくれるかもな。)
叡知「真悟?」
真悟「久し振りに命を賭けるに値するじゃねえか!その話、乗った!」
叡知「真悟。」
桃矢「ちっ・・・白虎に憑依された美里の件・・・引き受けてやるよ!」
叡知「桃矢。」
亜矢「その代わり、私の昂宿曜星(すばるぼし)の系譜を刻む時には星空学園に来てもらう。お前にとっては、悪いイメージしか無いだろうが、今の星空学園を見て欲しい。」
叡知「亜矢。」
一樹「俺達は御霊神宮に向かう。次に会う時は、四葉庵で畢宿曜星(あめふりぼし)を刻む時だな。その時は、叡知の剣を所持したあんたと全力で手合わせ願いたいもんだ。」
叡知「一樹。」
真悟「本気の話はここまでだ。続きは俺様の家で遊ぶとしよう。暫くは、俺様に家で過ごすと良いぜ叡知。」
叡知「ありがとうな真悟。」
麻綾(こうして叡知は箕宿曜星(みぼし)の紋章を刻み、真悟達(桃矢、亜矢、一樹)と共に、真悟の家に移動して、夜を明かす。そして、7月18日(木)の陽の刻。一樹達(亜矢と桃矢)は、御霊神宮へと向かう。)
麻綾(その背景に、山海四神港の1つの朱雀港を基点に絢爛豪華な街並だが、実態はスラムであり、闇市場、違法賭博場、娼館等、反社会勢力が跋扈する欲望の町。)
麻綾(その中には、人間を捕食した妖魔が、その妖魔を更に捕食することで進化を遂げた人外の棲家でもある。人外は人間の知能と、妖魔の実力を備えた脅威の存在であり、対応は宿曜師3人掛かりが原則だが、見た目が人間のため、判別が困難なのが現状。)
麻綾(外国人や異邦人・・・特に、異邦人の行方不明はほぼ人外の仕業と言っても過言では無い。底宿曜星(ともぼし)の宿曜師の鋭気の部下である龍王会が注意を呼び掛けているが、被害者は続出する一方。)
麻綾(そんな彼ら人外を上手くまとめ上げたのが、箕宿曜星(みぼし)の宿曜師の真悟と香天商会で、香天以外の大和の都市に進出しないことと、一定の貢金を条件に、香天での生活を許可した。)
麻綾(これにより、真悟は人外を香天商会の傘下に加えることに成功し、香天の反社会勢力も次々と香天商会の傘下に入り、真悟は香天のカリスマとして君臨し、巨万の富を得ることとなる。)
麻綾(香天商会の中に、大和転覆を勧めた者がいたが、真悟はその者を処断した上で、ただ今日を面白可笑しく過ごせれば良いと、その旨を伝える。彼もまた、月神(シャトラ)の眷属だった。)
亜矢「ふぅ・・・お前の家の中庭のプールは最高だな。海も見えるし、香天の夜景も楽しめる。」
桃矢「程々にしとけよ反面教師。もう何日も帰って無いだろ?松下先生に怒られても知らねえぞ。」
真悟「HAHAHA。そいつはおっかねえな。だが、あれでも昂宿曜星(すばるぼし)の系譜を受け継ぐ宿曜師。いざって時には、やる女性だから、これくらいは大目に見てやれ。」
亜矢「そう言うことだ桃矢。お前達も水着に着替えて泳ごうじゃないか。」
真悟「Oh。そろそろ開店の時間だ。今宵は、満月。お前達もこいよ。」
麻綾(真悟は、亜矢と桃矢と共に、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)に向かう。一方、叡知と一樹は、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)を目指していた。)
叡知「亜里沙の言う通り、安全な時間帯を選んできたけど、どうも落ち着かんな。」
一樹「香天に限らず、陰の刻・・・中でも百鬼夜行の刻(1:00から6:00)の時間帯は、特に妖魔が凶暴化する。まして、ここは人外の巣窟の上に、今宵は満月。それに、魔界や異界への入り口もあるみたいだしな。」
叡知「香天の薄暗い路地裏とかにありそうやな。真悟は、外国人、異邦人、果ては人外の女性を愛人にして、その数120人。香天の1つの区を丸々押えて、養っているらしい。」
一樹「120人って・・・幾ら、大和が一夫多妻とは言え、巨万の富でも無いとな。これは、完全に黒ですな。」
麻綾(120人の愛人を養う真悟に驚愕しつつ、叡知と一樹はSYBILLA CLUB(シビラクラブ)を目指す。そうこうしていると、SYBILLA CLUB(シビラクラブ)に到着し、亜矢、桃矢、真悟と合流する。)
真悟「叡知じゃねえか。真面目なお前もこう言う所に来るんだな。うん?一樹も一緒か?」
叡知「まあ、水晶堂に立ち寄った時にちょっとな・・・。」
桃矢「おい叡知!お前ま・・・。」
叡知「うん?」
亜矢「いや何でも無い。久し振りだな叡知。星空学園でもお前の活躍ぶりは有名だぞ。」
叡知「星空学園・・・あんまり嬉しくないな。」
真悟「まあ積もる話もあるだろうが、先ずは此奴で遊んで行け。七並べか?神経衰弱か?」
叡知「5人おるし、大富豪で。」
真悟「良いね。それじゃあ、早速始めようか。」
麻綾(真悟の誘いと叡知の提案で、大富豪を始める。勝負の結果、大富豪は真悟、富豪は一樹、平民は叡知、貧民は亜矢、大貧民は桃矢という結果となった。)
桃矢「だぁ!くそぉ!!」
真悟「HAHAHA。ゲームでも貧乏かよ桃矢。」
桃矢「煩え!」
亜矢「桃矢あくまでゲームの話だ。そこまでムキになることも無いだろ?」
一樹「星空学園の教官で、それなり給料かつ御霊神宮のお布施でそれなりに儲かっているのに、カジノですってしまうから、ある意味当たってね?」
亜矢「なっ!」
真悟「そう言えば、一樹は国際都市山海の一角に構える吉祥和柄で有名な四葉庵で働いているもんな。叡知は、金持ちでもなく、貧乏でも無い平民だな。国際都市山海で、やって行く上で、亜樹や鋭気と親交があるから、望めば富豪くらいはなれるのによ」
叡知「普通が一番や。貧乏やと、相手を気遣う余裕は無いし、かと言って、変に金持ちやと、金目当ての奴がよってきて面倒やろ?衣食住と身の安全を確保出来たらええね。」
亜矢「尚且つ、釈家がいる酉町も近いもんな。。」
真悟「平民が、釈家の女性を愛人とか。ただ者じゃねえな。で?叡知は、最後に何のカードで上がった?」
叡知「ハートのエースやけど?」
真悟「ハートのエースは輪になって談笑する人々。近い内に、新しい人脈が出来たり喜ばしいオファーが来たり、人と会話を討議したりする機会があるぜ。」
真悟「それと、お前の人物像は、プリンセスのカップで、無限の愛らしさがある水と地の伝達。水地比で、互いに親しみ助け合うとも共通しているな。」
叡知「まさに今の状況そのものやな。」
真悟「まあ、朱雀に憑依された亜樹をどうにかしての話だろうが、このまま行けば天帝の座も思いのままって訳だが、お前さんはそれを持って如何したい?」
叡知「聡明叡知。」
桃矢「聡明叡知?」
亜矢「聖人の持つ四つの徳のことだ。」
亜矢「聡は、全てを聞き分けること。明は、全てを見分けること。叡は、全てに通じること。知は、全てを知っていること。」
叡知「僕はそれを持って、次世代の芽を導く。星空学園を脱走して今日まで挑んで来た異変の元凶は、全て上層部に無能で害悪な連中が幅を利かせてたこと。」
叡知「これまでは、政府の行政機関が機能してて、どうにもならんかったけど、勇樹の暴走で機能不全な状況はまさに好機やけど、真悟の言うように、朱雀に憑依された亜樹をどうにかせなあかん。」
叡知「その上で、背後を脅かす白虎に憑依された美里をどうにかせんとあかんけど・・・」
真悟(此奴なら、鈴夜の目を覚ましてくれるかもな。)
叡知「真悟?」
真悟「久し振りに命を賭けるに値するじゃねえか!その話、乗った!」
叡知「真悟。」
桃矢「ちっ・・・白虎に憑依された美里の件・・・引き受けてやるよ!」
叡知「桃矢。」
亜矢「その代わり、私の昂宿曜星(すばるぼし)の系譜を刻む時には星空学園に来てもらう。お前にとっては、悪いイメージしか無いだろうが、今の星空学園を見て欲しい。」
叡知「亜矢。」
一樹「俺達は御霊神宮に向かう。次に会う時は、四葉庵で畢宿曜星(あめふりぼし)を刻む時だな。その時は、叡知の剣を所持したあんたと全力で手合わせ願いたいもんだ。」
叡知「一樹。」
真悟「本気の話はここまでだ。続きは俺様の家で遊ぶとしよう。暫くは、俺様に家で過ごすと良いぜ叡知。」
叡知「ありがとうな真悟。」
麻綾(こうして叡知は箕宿曜星(みぼし)の紋章を刻み、真悟達(桃矢、亜矢、一樹)と共に、真悟の家に移動して、夜を明かす。そして、7月18日(木)の陽の刻。一樹達(亜矢と桃矢)は、御霊神宮へと向かう。)
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