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同の章
月に願いを 後編
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麻綾(SAIVIAN(サビアン)天文科学館。子午線の位置にして、香天の町と、中宮府の中間地点にあるこの施設は、巨大水晶を設置したプラネタリウムであり、ホロスコープを作成する占いの館である。)
麻綾(館長の心宿曜星(なかこぼし)の宿曜師の天野恕が、月の民の波動科学者と言うこともあって、月のオーバーテクノロジーによって、天体(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)の運行を観測することが可能としている。)
麻綾(これにより、凌犯期間の発生の異変やその2ヶ月の前兆を予知することが出来、惑星の逆行と照らし合わせた後、異変に備える。)
麻綾(さらに、叡知が20年前に起動させた古代人の遺産の天鳥船と言うUFOをSAIVIAN(サビアン)天文科学館上空に配置することで、月の位置によっては、月への転移も可能の上、月の波動(マナ)を大和各地に伝達に成功する。)
麻綾(これによって、水晶盤が使用可能になったのは言うまでもなく、人々の移動手段や通信手段は便利となったのは勿論、何より大和の十二の霊場に設置した転移装置によっての任意での移動を可能となった。)
麻綾(しかし、今回の異変によって、マザーボードの役割を担っていた月の裏側のルナティックシティーが勇樹によって壊滅。また、六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)を召喚したことで、その陰の波動(マナ)の妨害によって、転移装置は使用不能となる。)
麻綾(また、それを差し引いても、SAIVIAN(サビアン)天文科学館には、月神(シャトラ)の眷属は元より、利用者の個人情報が厳重に保管されており、万一敵の手に落ちようものなら、それを悪用されて大きな混乱を招くことだろう。)
麻綾(幸い、彩夏の活躍によって、SAIVIAN(サビアン)天文科学館の陥落は免れ、また朱雀に憑依された亜樹に操られていた恕を正気に戻すことに成功していた。それでも、叡知は妙な胸騒ぎを感じており、SAIVIAN(サビアン)天文科学館へと急行する。)
鈴夜「叡知、何を慌てているの?SAIVIAN(サビアン)天文科学館周辺に、敵の波動(マナ)は感じないし、彩夏や恕の波動(マナ)もちゃんと感じるわよ?」
叡知「そこに関しては心配無い。彩夏に限って戦闘で負けたりはせんやろうけど、ここ最近逆位置状態やったし、どうも嫌な予感がする・・・。」
鈴夜「確かに、彩夏の波動(マナ)がピークを迎えているわね。満月の日でも無いのに、これは落ち詰められて発揮する火事場の馬鹿力のような・・・確かに急いだ方がよさそうね。」
麻綾(鈴夜も彩夏の異変を理解すると、2人は、SAIVIAN(サビアン)天文科学館に急行する。一方、朱雀に憑依された亜樹の洗脳が解けた恕は、これまで激しく動いていた彩夏が鬼気迫る表情で立ち立ち尽くす彩夏に困惑する。)
恕(あれ?俺は一体何を?目の前にいる彩夏がいるけど、龍蛇の矛を構えたまま、ピクリとも動かないし・・・。)
彩夏(恕に勝ったのは良いけど、思いの他激しく動いたから・・・ヤバい・・・吐きそう・・・。)
???「おーい。彩夏。」
恕「おっ叡知じゃん。ルナティックシティー以来だね。」
鈴夜「恕は、大丈夫そうね。彩夏は・・・。」
彩夏「・・・オロロロ・・・。」
一同「彩夏!!!」
麻綾(なんと悪酔いした彩夏はリバース!辺り一面、彩夏の吐瀉物による地獄絵図は、妖魔との戦いを遥かに凌駕する。叡知達(鈴夜と恕)は彩夏が一通り吐ききった所で、SAIVIAN(サビアン)天文科学館の休憩室に運び込んで休ませる。)
鈴夜「何とか落ち着いたわ・・・懲りずに向かい酒を飲もうとしたから取り上げて来たわ。」
恕「いつか酒が原因で死にそうだね。で?彩夏の状態は?」
鈴夜「妖精さんがどうとか訳の分からないことを言ってたけど、木曜日生まれ特有の髪の色が青、目の色が橙の正位置の状態だったから戦えないことは無いわね。」
恕「となると、現実(リアル)の領域(第1から第5チャクラ)まで落ち込んでいる叡知の方が重傷ってことか・・・。」
叡知「でも、ここに至るまで、順調に宿曜星の紋章を刻みつつ、彩夏を始めみんなの良い所を採り入れているし、三尸を駆除する呪文を駆使すれば・・・。」
恕「鈴夜に憑依していたのは低級霊の類だから、その状態でも成功したけど、朱雀は邪神。超化状態で試みても、成功する見込みは殆ど無いのに、その状態じゃあ、自殺行為だよ。」
叡知「じゃあ、如何すれば?」
鈴夜「焦らないで叡知。確かに戦闘では勝てる見込みは無いけど、交渉なら?幸い、まだ憑依してそれ程時間は経過していないから、根気良く対話を続けば、朱雀と亜樹の波長が合わなくなって分離するよ。」
恕「それに今日は新月。その前に君の、ホロスコープは・・・。」
麻綾(恕は、叡知の生年月日、出征時間、出世地を入力する。)
鈴夜「太陽星座は蟹座(活動の水)で、月星座は魚座(柔軟の水)ね。月星座を元に、満月の日と新月の日に、願い事をすれば、細やかな幸運が舞い降りるとか降りないとか・・・。」
叡知「星に願いをならぬ月に願いをやな。」
恕「大和の秩序崩壊までの期間が、2019年7月8日(月)から2020年7月7日(火)。その期間内の満月の日と新月の日は・・・。」
恕「満月の日だけど、2019年7月17日(水)は山羊座、8月15日(木)は水瓶座、9月14(土)は魚座、10月14日(月)は牡羊座、11月12日(火)は牡牛座、12月12日(木)は双子座。」
恕「2020年1月11日(土)は蟹座、2月9日(日)は獅子座、3月10日(火)は乙女座、4月8日(水)は天秤座、5月7日(木)は蠍座、6月6日(土)は射手座、7月5日(日)は山羊座。」
恕「新月の日は、2019年 8月1日(木)は獅子座、8月30日(金)は乙女座、9月29日(日)は天秤座、10月28日(月)は蠍座、11月27日(水)、12月26日(木)は山羊座。」
恕「2020年1月25日(土)は水瓶座、2月24日(月)は魚座、3月24日(火)は牡羊座、4月23日(木)は牡牛座、5月23日(土)は双子座、6月21日(日)は蟹座。」
恕「また、惑星の逆行は・・・。」
恕「水星の逆行期間は、2019年7月8日(月)から2019年8月1日(木)、2019年11月1日(金)から2019年11月20日(水)。2020年2月17日(月)から2020年3月10日(火)。2020年6月18日(木)から2020年7月12日(日)。」
恕「木星の逆行期間は、2019年4月11日(木)から2019年8月11日(日)。」
恕「土星の逆行期間は、2019年4月30日(火)から2019年9月18日(水)。2020年5月11日(月)から2020年9月29日(火)。」
恕「天王星の逆行期間は、2018年から2019年1月6日(日)。」
恕「海王星の逆行期間は、2019年6月21日(金)から2019年11月27日(水)。2020年6月23日(火)から2020年11月29日(木)。」
恕「冥王星の逆行期間は、2019年4月26日(日)から2019年10月4日(日)。」
???「叡知・・・何処?」
恕「彩夏も目覚めた事だし、心宿曜星(なかこぼし)を刻んであげるよ。」
叡知「ありがとうな恕。」
麻綾(こうして叡知は、同時に心宿曜星(なかこぼし)の紋章を刻む。)
麻綾(館長の心宿曜星(なかこぼし)の宿曜師の天野恕が、月の民の波動科学者と言うこともあって、月のオーバーテクノロジーによって、天体(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)の運行を観測することが可能としている。)
麻綾(これにより、凌犯期間の発生の異変やその2ヶ月の前兆を予知することが出来、惑星の逆行と照らし合わせた後、異変に備える。)
麻綾(さらに、叡知が20年前に起動させた古代人の遺産の天鳥船と言うUFOをSAIVIAN(サビアン)天文科学館上空に配置することで、月の位置によっては、月への転移も可能の上、月の波動(マナ)を大和各地に伝達に成功する。)
麻綾(これによって、水晶盤が使用可能になったのは言うまでもなく、人々の移動手段や通信手段は便利となったのは勿論、何より大和の十二の霊場に設置した転移装置によっての任意での移動を可能となった。)
麻綾(しかし、今回の異変によって、マザーボードの役割を担っていた月の裏側のルナティックシティーが勇樹によって壊滅。また、六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)を召喚したことで、その陰の波動(マナ)の妨害によって、転移装置は使用不能となる。)
麻綾(また、それを差し引いても、SAIVIAN(サビアン)天文科学館には、月神(シャトラ)の眷属は元より、利用者の個人情報が厳重に保管されており、万一敵の手に落ちようものなら、それを悪用されて大きな混乱を招くことだろう。)
麻綾(幸い、彩夏の活躍によって、SAIVIAN(サビアン)天文科学館の陥落は免れ、また朱雀に憑依された亜樹に操られていた恕を正気に戻すことに成功していた。それでも、叡知は妙な胸騒ぎを感じており、SAIVIAN(サビアン)天文科学館へと急行する。)
鈴夜「叡知、何を慌てているの?SAIVIAN(サビアン)天文科学館周辺に、敵の波動(マナ)は感じないし、彩夏や恕の波動(マナ)もちゃんと感じるわよ?」
叡知「そこに関しては心配無い。彩夏に限って戦闘で負けたりはせんやろうけど、ここ最近逆位置状態やったし、どうも嫌な予感がする・・・。」
鈴夜「確かに、彩夏の波動(マナ)がピークを迎えているわね。満月の日でも無いのに、これは落ち詰められて発揮する火事場の馬鹿力のような・・・確かに急いだ方がよさそうね。」
麻綾(鈴夜も彩夏の異変を理解すると、2人は、SAIVIAN(サビアン)天文科学館に急行する。一方、朱雀に憑依された亜樹の洗脳が解けた恕は、これまで激しく動いていた彩夏が鬼気迫る表情で立ち立ち尽くす彩夏に困惑する。)
恕(あれ?俺は一体何を?目の前にいる彩夏がいるけど、龍蛇の矛を構えたまま、ピクリとも動かないし・・・。)
彩夏(恕に勝ったのは良いけど、思いの他激しく動いたから・・・ヤバい・・・吐きそう・・・。)
???「おーい。彩夏。」
恕「おっ叡知じゃん。ルナティックシティー以来だね。」
鈴夜「恕は、大丈夫そうね。彩夏は・・・。」
彩夏「・・・オロロロ・・・。」
一同「彩夏!!!」
麻綾(なんと悪酔いした彩夏はリバース!辺り一面、彩夏の吐瀉物による地獄絵図は、妖魔との戦いを遥かに凌駕する。叡知達(鈴夜と恕)は彩夏が一通り吐ききった所で、SAIVIAN(サビアン)天文科学館の休憩室に運び込んで休ませる。)
鈴夜「何とか落ち着いたわ・・・懲りずに向かい酒を飲もうとしたから取り上げて来たわ。」
恕「いつか酒が原因で死にそうだね。で?彩夏の状態は?」
鈴夜「妖精さんがどうとか訳の分からないことを言ってたけど、木曜日生まれ特有の髪の色が青、目の色が橙の正位置の状態だったから戦えないことは無いわね。」
恕「となると、現実(リアル)の領域(第1から第5チャクラ)まで落ち込んでいる叡知の方が重傷ってことか・・・。」
叡知「でも、ここに至るまで、順調に宿曜星の紋章を刻みつつ、彩夏を始めみんなの良い所を採り入れているし、三尸を駆除する呪文を駆使すれば・・・。」
恕「鈴夜に憑依していたのは低級霊の類だから、その状態でも成功したけど、朱雀は邪神。超化状態で試みても、成功する見込みは殆ど無いのに、その状態じゃあ、自殺行為だよ。」
叡知「じゃあ、如何すれば?」
鈴夜「焦らないで叡知。確かに戦闘では勝てる見込みは無いけど、交渉なら?幸い、まだ憑依してそれ程時間は経過していないから、根気良く対話を続けば、朱雀と亜樹の波長が合わなくなって分離するよ。」
恕「それに今日は新月。その前に君の、ホロスコープは・・・。」
麻綾(恕は、叡知の生年月日、出征時間、出世地を入力する。)
鈴夜「太陽星座は蟹座(活動の水)で、月星座は魚座(柔軟の水)ね。月星座を元に、満月の日と新月の日に、願い事をすれば、細やかな幸運が舞い降りるとか降りないとか・・・。」
叡知「星に願いをならぬ月に願いをやな。」
恕「大和の秩序崩壊までの期間が、2019年7月8日(月)から2020年7月7日(火)。その期間内の満月の日と新月の日は・・・。」
恕「満月の日だけど、2019年7月17日(水)は山羊座、8月15日(木)は水瓶座、9月14(土)は魚座、10月14日(月)は牡羊座、11月12日(火)は牡牛座、12月12日(木)は双子座。」
恕「2020年1月11日(土)は蟹座、2月9日(日)は獅子座、3月10日(火)は乙女座、4月8日(水)は天秤座、5月7日(木)は蠍座、6月6日(土)は射手座、7月5日(日)は山羊座。」
恕「新月の日は、2019年 8月1日(木)は獅子座、8月30日(金)は乙女座、9月29日(日)は天秤座、10月28日(月)は蠍座、11月27日(水)、12月26日(木)は山羊座。」
恕「2020年1月25日(土)は水瓶座、2月24日(月)は魚座、3月24日(火)は牡羊座、4月23日(木)は牡牛座、5月23日(土)は双子座、6月21日(日)は蟹座。」
恕「また、惑星の逆行は・・・。」
恕「水星の逆行期間は、2019年7月8日(月)から2019年8月1日(木)、2019年11月1日(金)から2019年11月20日(水)。2020年2月17日(月)から2020年3月10日(火)。2020年6月18日(木)から2020年7月12日(日)。」
恕「木星の逆行期間は、2019年4月11日(木)から2019年8月11日(日)。」
恕「土星の逆行期間は、2019年4月30日(火)から2019年9月18日(水)。2020年5月11日(月)から2020年9月29日(火)。」
恕「天王星の逆行期間は、2018年から2019年1月6日(日)。」
恕「海王星の逆行期間は、2019年6月21日(金)から2019年11月27日(水)。2020年6月23日(火)から2020年11月29日(木)。」
恕「冥王星の逆行期間は、2019年4月26日(日)から2019年10月4日(日)。」
???「叡知・・・何処?」
恕「彩夏も目覚めた事だし、心宿曜星(なかこぼし)を刻んであげるよ。」
叡知「ありがとうな恕。」
麻綾(こうして叡知は、同時に心宿曜星(なかこぼし)の紋章を刻む。)
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