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傾向と対策のパズル
第12話
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「やっぱり、狸寝入りして聞いてやがったな。
ま、いいけどよ。
そう、テレスもハーフちなみに双子。
顔は全くの金髪青い目のイギリス人。
なのに、性格はイタリア人並みのテンション高い奴だ。
他にもハーフは何人かいる。
けど、みんな華京院側に籍を置いてる。
そうだなぁ…外国籍の奴は1人もいないな。」
「ふーん。
王国みたい。
沢山の人と色んな人種がいて。」
「ちっちゃな華京院王国か?
確かに、そんなイメージかな。
じゃあ、俺は下っ端の一兵士だなぁ。
王様の紘さんには会わせても貰えてねぇ。」
奈落がガクッと肩を落とした。
「そんな事ないよ!
奈落はえっと…近衛隊長…じゃなくて…ん…勇者!勇者奈落!」
「バカにしてるだろ…俺は壺割り職人か?レアメタルハンターか?」
「あ…っとゴメン。」
「ま、自分でもまだまだ力不足ってのは、わかってるけどね。
槇ちゃんだって、ああ見えてハードな仕事をこなして来てる。
俺より全然格上だよ。」
「そういえば…槇さんも若いよね。
高卒?大学は行ってないよね。」
「ああ?んん…。色々あんだよ。
そこは華京院独自のルートがあるんだよ。」
「華京院独自のルート?」
「突っ込んで聞くな!
極秘事項なんだよ、そこんとこ。
俺は嘘が下手な方だから聞くな!」
奈落は膨れっ面を見せた。
確かに…嘘は下手な方かも…顔に出やすそう。
でも…単なる高卒とか中卒とかじゃないって事かな…通信とかネットとか。
それとも、華京院の経営する学校があって、そこら辺を自由に出来るとか…。
やっぱり、謎が多いな…不思議な家族。
ピロリロリーン。
奈落のスマホにメッセージが入った。
「おっ!?樹の奴…近くまで来てるから、合流して来るってよ。」
「さっき、メッセージ送った人?」
「ああ、華京院 樹。
外部に独立した情報調査の個人事務所に今年からヘルプで移籍配属になった。
機械系統が得意分野の変わった奴。
引っ込み思案なとこあるけど…。」
「へぇ…。」
「こいつはチビだぞ。
俺の脇にすっぽりハマる。」
「脇に…ハメた事あるの…?」
「ン?あるよ。
ってか、親族集まったらマーキングしまくりだぞ!うちの家族、親族。
スキンシップだーとか何とか言って直ぐに、ベタベタして来るんだよ。」
「…そういえば…。」
槇さんも、結構奈落にベタベタしてたかな。
でもマーキングって…猿かな。
少し、奈落が猿山のボスの姿を想像した。
ぷっ!似合う!
「あン?何笑いこらえてんだよ!
変な想像してんな~。
ったく!」
「ゴメン…奈落や槇さんの親族に逢えるの楽しみで。
樹さん…か。」
「昔は泣き虫でよく、女どもに取っ捕まってたんだよなぁ。
樹は逃げ足も遅いから。
槇ちゃんと樹を交互に担いで逃げた事もあったなぁ。
おかげで一時期、女性恐怖症で動物のメスにさえ警戒してたかなぁ。」
「トラウマ…。
それ、トラウマだよね。」
僕は想像して、思わずブルっと身体を震わせた。
僕も…女性の恐さは知ってる。
「かもな…でもちゃんと、克服したぜ!
しかも自力でな…。
あいつも、ちゃんと男だったんだ。」
「へぇ…。」
奈落はそう言って誇らしげに、樹さんを褒めた。
相手の尊厳をちゃんと認めてあげてるんだ。
奈落のそういうところが凄いと思う…さりげなく相手を立てて話す。
自分で気が付いていないのかもしれないけど…
それって誰もが出来る事じゃない。
凄いよ…本当に…。
『次は新桜坂~。』
そうこうしているうちに、電車は繁華街に着いた。
ま、いいけどよ。
そう、テレスもハーフちなみに双子。
顔は全くの金髪青い目のイギリス人。
なのに、性格はイタリア人並みのテンション高い奴だ。
他にもハーフは何人かいる。
けど、みんな華京院側に籍を置いてる。
そうだなぁ…外国籍の奴は1人もいないな。」
「ふーん。
王国みたい。
沢山の人と色んな人種がいて。」
「ちっちゃな華京院王国か?
確かに、そんなイメージかな。
じゃあ、俺は下っ端の一兵士だなぁ。
王様の紘さんには会わせても貰えてねぇ。」
奈落がガクッと肩を落とした。
「そんな事ないよ!
奈落はえっと…近衛隊長…じゃなくて…ん…勇者!勇者奈落!」
「バカにしてるだろ…俺は壺割り職人か?レアメタルハンターか?」
「あ…っとゴメン。」
「ま、自分でもまだまだ力不足ってのは、わかってるけどね。
槇ちゃんだって、ああ見えてハードな仕事をこなして来てる。
俺より全然格上だよ。」
「そういえば…槇さんも若いよね。
高卒?大学は行ってないよね。」
「ああ?んん…。色々あんだよ。
そこは華京院独自のルートがあるんだよ。」
「華京院独自のルート?」
「突っ込んで聞くな!
極秘事項なんだよ、そこんとこ。
俺は嘘が下手な方だから聞くな!」
奈落は膨れっ面を見せた。
確かに…嘘は下手な方かも…顔に出やすそう。
でも…単なる高卒とか中卒とかじゃないって事かな…通信とかネットとか。
それとも、華京院の経営する学校があって、そこら辺を自由に出来るとか…。
やっぱり、謎が多いな…不思議な家族。
ピロリロリーン。
奈落のスマホにメッセージが入った。
「おっ!?樹の奴…近くまで来てるから、合流して来るってよ。」
「さっき、メッセージ送った人?」
「ああ、華京院 樹。
外部に独立した情報調査の個人事務所に今年からヘルプで移籍配属になった。
機械系統が得意分野の変わった奴。
引っ込み思案なとこあるけど…。」
「へぇ…。」
「こいつはチビだぞ。
俺の脇にすっぽりハマる。」
「脇に…ハメた事あるの…?」
「ン?あるよ。
ってか、親族集まったらマーキングしまくりだぞ!うちの家族、親族。
スキンシップだーとか何とか言って直ぐに、ベタベタして来るんだよ。」
「…そういえば…。」
槇さんも、結構奈落にベタベタしてたかな。
でもマーキングって…猿かな。
少し、奈落が猿山のボスの姿を想像した。
ぷっ!似合う!
「あン?何笑いこらえてんだよ!
変な想像してんな~。
ったく!」
「ゴメン…奈落や槇さんの親族に逢えるの楽しみで。
樹さん…か。」
「昔は泣き虫でよく、女どもに取っ捕まってたんだよなぁ。
樹は逃げ足も遅いから。
槇ちゃんと樹を交互に担いで逃げた事もあったなぁ。
おかげで一時期、女性恐怖症で動物のメスにさえ警戒してたかなぁ。」
「トラウマ…。
それ、トラウマだよね。」
僕は想像して、思わずブルっと身体を震わせた。
僕も…女性の恐さは知ってる。
「かもな…でもちゃんと、克服したぜ!
しかも自力でな…。
あいつも、ちゃんと男だったんだ。」
「へぇ…。」
奈落はそう言って誇らしげに、樹さんを褒めた。
相手の尊厳をちゃんと認めてあげてるんだ。
奈落のそういうところが凄いと思う…さりげなく相手を立てて話す。
自分で気が付いていないのかもしれないけど…
それって誰もが出来る事じゃない。
凄いよ…本当に…。
『次は新桜坂~。』
そうこうしているうちに、電車は繁華街に着いた。
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